科学世紀以前に建てられたビル。
既に劣化が激しいものがほとんどであり、逐次新しいビルに置き換えられている。
東京の東部に行くほど古いビルは多くなる。
メリーは蓮子の帰省に伴い、東京の地へとやって来る。
京都に比べ何もかも雑然とした都市に戸惑うメリーに、蓮子はある提案を持ちかける。それはかつての災厄で折れながら未だ健在な「塔」の謎を解き明かそうというものだった。
だが、そんな二人に、記憶を侵す不気味な影が迫る。
科学世紀以後、自動都市建築群(ビルダー)によって建てられたビル。
東京の西部はほぼ新しいビルに置き換えられており、東部でも10年以内には作業が完了するとされているのだが……。
かつての東京の象徴であり、2062年に起きた現象によって先端がへし折れてしまった。
電波塔としての機能は喪われたが精神的支柱の役目を果たしており、都市の方針から逸脱したものたちの縁となっている。
自動都市建築群が解体対象として認識できないオカルトスポットの一つでもある。
宇佐見蓮子とマエリベリー・ハーンの二人からなる、オカルトサークル。
蓮子はある思惑からスカイツリーの探索にメリーを巻き込もうとするのだが、知らず知らずのうちに存在するはずのない記憶を獲得していく。
それは存在するはずのマエリベリー・ハーンが存在しないという、奇妙な記憶であった。
二人はその謎の答えに辿り着くことができるのか!
両親に疎外された結果、こちらの蓮子は非常に物静かです。
学園の生徒はアクの強い娘ばかり、だから始終ひっかき回されてしまいます。
でも、いざという時にはやる子なんです!
境界視にまつわる使命を持たないため、こちらのメリーはとても活発です。
蓮子にもどんどんアタックしちゃいますが、最後の一歩で押しが弱いのはこちらも同じ。
彼女は蓮子の心をつかむことができるのか?
ママに嫌われ、パパに疎まれ、全寮制の学園にやってきた宇佐見蓮子。
彼女は良き友、愛すべき人と出会うが、そのことが彼女を破局的な事象に導いていく。
東京の精神的支柱にして、災厄の中心地、蓬莱の杜。
ここで二つの物語が一つに交わり、真実が姿を現す。
表と裏、両シナリオを読了後、お読みください。
永遠の零細文章系サークルの名前です。
ちなみにら・もーる・るーじゅと読みます。
よく見つけたな!(まあ、ソースを見れば一発ですが)