例大祭のコピー誌のSSをアップしました

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少し遅れましたが、先に予告した通り、今年の例大祭で出した東方の二次創作小説を公開します。だが、その前にいくつか言い訳めいた説明をさせてください。

サークルの出し物にしておいて何ですが、凄く変態的な話です。といっても色々なものが露出するわけではなく、なんと言えば良いのでしょうか。SFネタをふんだんに盛り込んだ、二次創作設定を許容できるような人間ですら、余裕で裸足で逃げ出すようなものとなっています。

それでも良いのであれば、読んでくださると幸いです。でも数段落読んで、嫌な予感がしたら回避して全然問題はありません。

読み終えた人はきっと、コピー誌だからと無茶やった結果がこれだよ! という忸怩たる思いを感じて頂けると思います。半年前の自分はどうしてこんな話を書こうと考えたんだ、そして書いてしまったんだ……。

『時司の短剣』(81,914バイト)

以下、SSを読んでくださった方へ向けてのネタバレっぽいもの。本当に、本当にありがとうございますの気持ちを込めてだけれど、多分伝わらない気がします。

読み終えた方がおそらく疑問に思ったことを、出来る範囲でまとめてみました。

屋敷の空間を弄っているのって咲夜さんじゃなかったっけ?
明確に言及はされていなかったのをいいことに、かなりの独自解釈を行っています。ぱっちゅんさんも咲夜も空間を弄っているのはお嬢様だと考えていますが、実際は屋敷が自動的に成長している。多少仄めかしましたが、空間は時間連続体であり、空間を不安定にすることで時間的な揺らぎを発生しにくくするとか、そんな理屈。
ぱっちゅんさんの呪文の意味って何?
ニグレド(黒化)、アルベド(白化)、シトリン(黄化)、ルベド(赤化)は賢者の石の精製過程。新たなる実在を生み出すための手順だそうです。ゼノサーガを思い出した人もいるかもしれませんが、元ネタは同じだと思われます。
レーヴァティンって杖じゃなかったっけ?
本体は彼女の核であり、だから形状云々はあまり関係ありませんということで。それに妹様は剣としてぶん回しているようにしか見えませんし。
はてしない物語って何?
ミヒャエル・エンデの書いた児童文学の大傑作。一度は読んでおくべき小説の一つと胸を張って言えます。
高次元生命ってつおいの?
私たちが漫画を黒で塗り潰してしまうように、高次元生命はそれを私たちが住む空間に実行できるはずです。宇宙は終了します。詳しくはゼノギアスってゲームをプレイしてください。
レミリアと『レミリア様』の関係って?
全てのエンマを集めきった彼女が地球を旅立つとき、この星に残した思い出の残滓がレミリアとフランという感じで捉えてもらえれば。ちなみに吸血鬼のプロトタイプである彼女たちは、造物主(それが何か、どのような生命形態をしているかは想像に任せます)によって作られた惑星改造生命体。赤い核は秩序や生命、黒い核は破壊や死を象徴し、常に一対で行動する。宇宙を休眠状態で放浪し、生命の生まれる可能性のある星に着陸。惑星を造物主の意図したように改造し、生まれた生物のデータを体液として取得、別の星に飛び立ちます。簡単に言えば惑星を滅ぼさないラヴォス。
作品の時間軸が分からない
『レミリア様』は過去から未来、未来から過去へ、両方向に時間を進ませることができる。空間を歪めることで時間の進み方を操作し、特定の人物を任意の時間軸に登場させることができる。またその移動によるパラドックスを解消するよう、事象を再配置することもできる。ただし時間的に遠くなりすぎると、再配置に齟齬を来す場合がある(カレンダーの時間がずれていたのはそういうこと)ため、人間のように複雑な生命は最大でも数千年程度しか移動させられない。だから使い勝手の良い咲夜さんは何度も使い回しされている、という設定。
エンマの出現条件って何なの?
時間移動に伴う再配置によって過剰秩序が形成されると、その反存在としての特性が活性化され、あらゆる時間軸からぞろぞろと沸いてきます。その数はほぼ無限に等しく、だから咲夜さんは無限に近い回数、同様のことを繰り返していることになります。正に終わりのないのが終わり、というやつです。
欠片集めが完了していないのに、どうしてその結果であるレミリアが存在できるの?
この作品で描かれている時間操作の特性上、としか言いようがありません。作業が完了していなくても、その結果が存在することはあり得ます。
元ネタはヴァンパイア十字界ですか?
寧ろ、それを読んだから思いついた話。ちなみに現時点で城平京が関わった作品の仲では最高の出来。スパイラルを途中で投げ出した方も、こちらは最後まで読むことができると思います。
お前の言ってることが分からん!
ごめんなさいとしか言えません。
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