少し遅くなりましたが、博麗神社例大祭7の新刊情報です。[2010-03-08 追記] サークルスペースの記載を忘れていました。新刊情報にも書きましたが、し-24bとなります。
以前から予告していた通り『アリスのための物語』という題名のSS本を出します。全四章+αからなる内容で、総ページ数596ページとなっております。原稿用紙約1000枚からなる、当サークル最大の頒布物となります。ちなみに頒布価格は1,500円となる予定です。
内容は題名のようにシンプルで、アリスの生い立ちからその半生までを、つらつらと綴ったものです。詳しくは下記の各CHAPTERのあらすじをご覧になって頂ければ。例によってサンプル用の文章も用意しております。
[2010-08-23 追記] アリスのための物語・覚書をアップロードしました。あとがきの巻末にあった、ネタバレの強いバージョンのあとがきです。といっても私的備忘録の意味合いが強く、引用や元ネタの解説がメインとなっています。読了済みでそういったものに興味のある方がいましたら読んで頂けるとありがたいです。
表紙、及び挿絵はRUINONのフカヒレさんにお願いしました。9月始めに構想が決まってから、お話のイメージに合うアリスを描かれる方をずっと探していたのですが、偶然訪れたサイトであるアリスを見てしまい、ぞっこんに惚れ込んでしまったのでした。今回はわたしの考えていた世界を、素敵な表紙と挿絵として表現して頂き、本当に感謝の言葉もありません。
わたしは語る。
騒がしくも平穏な日々を。
わたしは語る。
継ぎ直されていく想いを。
わたしは語る。
終わりゆく幸福な日々を。
わたしは語る。
全てが壊れてしまうほどの愛を。
わたしは語る。
楽園を懐疑するために。
わたしは語る。
わたしはわたしのことを語る。

春雪異変の最中、魔理沙と二人目の邂逅を果たしたアリスは、その強引さとマイペースできりきりさせられる日々を過ごしていた。もっともそのために紅魔館の魔法使いと友誼を結ぶことができ、人形研究もより一層捗るかと思われた。そんなある日、アリスは唐突に過去を思い出す。あまりのおぞましさゆえ、それらを悪夢と捉えた彼女は良い夢を見る薬を求めて、竹林の薬師を訪うのだった。(本文サンプル)
四季の花が咲き乱れる異変の最中、アリスは無名の丘に毒を操る人形がいるという噂を聞きつける。在りし日の夢は予兆であったのかもしれないと、そんな思いに突き動かされ、訪れた丘の鈴蘭畑でアリスが見かけたのは、旧い時代に作られた新しい時代の妖怪であった。過去と現在をかわしながら、孤児たちの物語が語られていく。(本文サンプル)
(Chapter3はChapter2の後半部となります)
アリスはもはや、己の中にある過去、そして想いに無自覚ではいられなくなっていた。それは彼女の中で徐々に募っていき、そしてある夜の過ちをきっかけに、破壊的な一つの感情に結実していく……。