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2002年4月の活動報告


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四月三十日 雨

『くたばれ!! 悪魔の子め!!』
(BY PANIPONI)

鬱屈とした気分なのでこの言葉はもう一日保存です(笑

さて、矢のように四月が過ぎて行きました。明日は、
メイデイですが私には全然関係がなかったりします。私
の場合、黄金週間ではなく黄金分割週刊のような気がす
るのですが――それはそれで美しいような気がするのは
私の頭がショート気味だからでしょうか――?

今日は『キノの旅』の第二巻、第三巻をゲット。後半
は電車移動が何かと多そうなので、その間に読んでやるこ
とにします。ただ、帰りの電車では疲れていたので半睡眠
の傍ら『Pain』を聴いていたのですが(お

昨日はネタに使ったこの曲ですが、いやマジで子守唄
代わりに丁度良し――というのも冗談で、ゲームの挿入歌
は軒並みレベルが高いのですが、その中でも相当なお気に
いりの曲です、これは。

優しさではなく傷みを共有することで、あなたを強く
感じていられる――こういうのって割と私にとって理想の
恋愛感だったりします。お互いを見ないでも好き合ってい
られる時よりも、お互いが向き合わざるを得ない状況で、
如何に相手を包んであげられるか(理解――というのとは
少し違うような気がします)というのは、大事だと思いま
す。愛が壊れそうになる時に、得てして本当に愛している
のかというものは分かったりします――多分。

私自身は余り優しくない人間だと自覚しているので、
余計にそういうものが羨ましかったりします。そう言えば
来月の五日は従兄弟の結婚式な訳で――他人事であるのを
承知で言えば、楽しい時も苦しい時も優しい笑顔で寄り添
っていられるような夫婦になって欲しいです。まあ、昔か
ら面倒見のよく優しい従兄弟殿でしたから、私が心配など
しなくても大丈夫なのでしょうが。

まあ、湿っぽい話はこれくらいにして。月末定番となる
読了本のリストアップです。今月はオイディプス症候群に
かかりきりだったのもあるのですが、余り本を読んでない
です。先月の反動かもしれませんが。

★★★『オイディプス症候群』(笠井潔著:光文社)
★『鋼鉄番長の密室』(城平京著:エニックス)
★★『3000年の密室』(柄刀一著:光文社文庫)
『こわれもの』(浦賀和宏著:徳間ノベルス)
★★『キノの旅』(時雨沢恵一著:電撃文庫)
★『姑獲鳥の夏』(京極夏彦著:講談社文庫)
★★『『クロック城』殺人事件』(北山猛邦著:講談社ノベルス)

7冊か――ただミステリィ・コミックは大量に読んだ
気がします。スパイラルにQEDにロケットマン――ただQED
以外のものをミステリィと断言して良いかは疑問です。

今月は一も二もなく『オイディプス症候群』でした。
重厚な作風、乱れ飛ぶ哲学、古代ギリシアに装飾された
館での連続殺人事件――本格ミステリィの直系として、
震えが来るほどの傑作でした。哲学者の密室までの矢吹
駆シリーズを読破してでもミステリィファンなら読んどく
べき。マヂで凄いっす。

後は同じく本格ミステリィとしての秀作『3000年の密室』
に独特の連作短編風味が心地良く切ない『キノの旅』に世紀末
を巧みに彩る謎と物語が胸を打った『『クロック城』殺人事件』
などが、大当たりでした。個人的に贔屓したいのは『クロック
城』――』でしょうか。私のはまる作品の常としてやっぱり、
好き嫌いが別れそうな作品なのですが、個人的にはこれからも
応援したい作家さんになりそうです。

てな感じで、2002年4月期の読了本リストでした。


四月二十九日 晴

『くたばれ!! 悪魔の子め!!』
(BY PANIPONI)

悪魔の子ってもしかして――元ネタは御神楽少女探偵団?

ま、まあそれは良いとして――。

今日は、Xenosagaのサントラより『Albedo』をエンド
レスで流している今日この頃です。音楽だけでも、あの、
ガッチャマンもどきのはっちゃけぶりが目に浮かぶようで
す――怖い怖い怖い(震

さて、今日はBS12でした。約4ヶ月振りのサークル参加
だったのですが、一言で済ませば基本的には始終、ぽえーん
としてました。どのくらいぽえーんとしていたかというと、
らあやさんから頼まれた極秘資料の添削だったり、同じく、
らあやさんから借りた『Newton―相対性理論特集―』を雑読
したり、会社で懸案となっているSQLについての宿題をメモ
用紙に書き連ね、アイデアを捻出したりしてました。要は仕事
や趣味に没頭していても差し支えなかったということです。

個人的に相対性理論は――何れ形にしようと思っている
オリジナルの構想に必要なので少しばかり資料を集めておき
たいと考えていたのですが、図解で分かり易くてよい感じで
した。学生時代はほぼ毎号、生協で立ち読みしていたことも
相俟って、一寸大学時代に戻った気になりました。勿論、指
摘されなくてもそれが錯覚であることは私が一番良く知って
おります。これ以上、敢えて指摘するな(命令形

ただ、流石に後半になると息切れ。宇宙の成り立ちや、
極小の世界等の最先端科学を一日漬けで学ぼうとするのは、
虫が良すぎたようです。ただ、一番知りたいと思っていた
超ひも理論については、これだけでも結構得るものがあり
ました。まあ、まだ浅い解説書なのかもしれませんが、な
かなか面白そうな分野ではあるので、今度参考になる書籍
でも手に入れてみようかと密かに思ったのでした。

――何か、話が脱線したようなので元に戻します。で、
その書籍を私に貸して下さったらあやさんなのですが、自宅
のPCが壊れてしまったという話を聞きました。

というわけで、ここを見られるのはまだ凄く先のことか
もしれませんが、Newtonの特集号、個人的には凄く参考にな
りました。ありがとうございます。

で、後はとある資料の添削をしたり(何故かここでオイ
ディプス症候群を読んでたのが何故か役立った(汗 ちなみ
に役立ったのは一望監視施設の成り立ちの件云々)りして、
おおミステリィはやっぱ雑学に効くクスリなのだなと改めて
認識。ただ――中毒患者を生み易いクスリですが。例えば、
私のように(笑

で、二時四十五分頃に一箇所だけ欲しい本があったので
そこで購入した後、前回の即売会でダルシム話で盛り上がっ
たカゲロウさんに挨拶をしに。

ただ――。
訪れたのは良いですが、隣にいる方の存在に動転して、
逃げるように自分のサークルに帰って首を捻りました。

あれ、今時分は妹系の同人即売会にいる筈の碧郎さんが
隣にいたような――何故。疑問になってもう一度尋ねてみる
ことに――。

で、もう一度尋ねてみて「一人じゃなかったんですか?」
と尋ねてすぐ、思い切り人違いをしていたことに気付きました。
うわやば、思い切り勘違いしてる――というか何で、前回
あんなに話をしといて間違えるんだよ馬鹿だ自分ーーっ!

私は人の顔を覚えるのが激しく苦手で、他人の顔を覚えて
いないことが多々あるのですが――こんな恥ずかしい間違いを
したのは初めてです。というか、恥です。

弁の乗らない、人の顔を覚えるのがとことん苦手な自分に嫌悪
感を抱きながら、秋葉原へ。そこでぱにぽにの第二巻を購入し、
帰りの切符を買ったところでお金を落としてしまいました。それ
を拾ってくれたのが外人の方だったのですが、私は――緊張して
深く頭を下げることしかできなかったのでした。

馬鹿か自分はっ! 何故、センキュの一言も言えないお前は
石岡和己かいや寧ろ私は石岡和己だっ!(訳の分からない人は、
島田荘司著:水晶のピラミッド参照のこと)

何か、即売会とは全然関係ないところで異常に喜怒哀楽が
激しいような気がした、今日のイベントだったのでした。

うー、恥ずかしい――恥ずかしいですっ(大泣

で、電車の中でXenosagaのサントラより『Pain』を聴き
ながら、帰路についたのでした。

ちなみに、その『Pain』の日本語訳の一部です。

『傷みはココロを、埋めてくれますか?』

埋めないっ!
埋めないぞ、畜生っ!


四月二十八日 晴

『おしまいの瞬間、私たちは一緒にいられるのかな』
(BY CLOCK END)

来るべき終焉――そう言えば、世界最後の日に何を
食べる? という有名な質問がありましたっけ。私は、
何はともあれ死ぬ時は世界一上手いカレーを食べてから
死にたいですね。あ、これには別に深い意味はないです。
某先輩とか某先輩とか某正義の味方とは関係なしです。

さて、現在私の隣ではプリンタがガッショガッショと
動いています。で、PCからはXenosagaのサントラより、
『Green Sleeves』がエンドレスで。騒がしいのか癒しを
求めているのか分からない状況です。

ちなみに本編はあと少しでガッチャマンもどき――
もとい、アルベド御大のところまで。にしてもここまで
来て未だに新しい伏線がガシガシ出てくるのですが、1
の時点で何処まで解消されるか――楽しみです。

さて――。次に読む本ですが『キノの旅』の続きを、
明日本屋で見つけられたならそっちを。見つからない時
は『五輪の薔薇』を良い加減に読んでしまおうかと。四
千円もかけて買ったのにずっと読まないのでは勿体ない
ですし。

では、今日は少し脳が湯だっているので、この辺で。


四月二十七日 晴

『何もかもが失われた世界に、最後に残るのが愛だったとしても――
私はとにかく、飢え死にだけはしたくないな』
(BY CLOCK END)

今晩和、三日振りの更新となりました――。
ゲシュタルトの欠片、仮面の男です。

さて――。

私は自宅から会社まで片道一時間半ほどの場所に住んで
いるので、少し遅い帰宅だと直ぐに日を超えてしまいます。
更には高額定期のお陰で何故か税金算定が他の同僚より高い
し、最近は何時でも引っ越せるようにと体勢を整えている、
今日この頃です。寮費が安くても、距離とその税金の加算分
を鑑みると引っ越してもそんなに金額的負担は増えないと、
判断したからです。四月は引越しシーズンと重なり、私的に
うんざりとしたことがあるので、一月ずらして五月中に、即
居可能な物件を探すつもりです。

幸い、私は建物の古さも周囲の環境も殆ど気にしないの
で、安い物件も割と楽に探せます。問題は新住居に移る際の
手続きですが――まあ、何とかなるでしょう(お

で、住居と会社が遠くて更新できなかったという言い訳
はたったと思うので本題に。

昨日(一昨日かな?)で『『クロック城』殺人事件』を
読了しました。掲示板でも書いたとおり、これはかなり凄い
です。タイトルから時間や時計に関するものが深く関わって
来ることは容易に想像できるのですが、兎に角見事の一言。
話的には少し弱いですが、トリックについては特筆すべきも
のありです。個人的にはトリックだけ言えば、かの綾辻氏の
名作に並ぶ――といっても過言ではないでしょう。

流石、帯にまで言明しているだけのことはあります――。

名前に惹かれて買ったのですが、これは相当の大当たり。
雰囲気的にも終末的な退廃した感覚や、常識のずれた世界感覚
が私の好みにあたるものがあって、良い感じ。時にはタイトル
買い、衝動買いも良い結果を及ぼすようです。

で、先日読んだ『姑獲鳥の夏』は妖怪博士版?矢吹駆です。
悪い意味に思われた方もいるかもしれませんが、これは私的
にペタントリィの語りに対して与える最大級の賛辞です。まさか
彼と同格に、あそこまで長々とした語りを面白く聞かせてくれる
作品があるとは――。

ただ、一ページ一行とも見逃せないというのは――というか、
あんな面白い話をたるいから飛ばすという人間の精神が私には
理解できません。もしかしたら、周りから見ればあの語りを心底
楽しそうに読む私の方が理解できないのかもしれませんが。

ともあれ、二作品とも別々の印象ではありますが、随分と
魂に得るものがありました。

トップを見ると、昨日と同じペースくらいで来客があります。
何で更新してない時の方が、カウンタが上がるのか――多分、どこ
かからリンクされてるのではと推測できるのですが。何処かの観察
対象になっていたりは――しないよな(不安


四月二十四日 晴

『今までさんざん私を利用しといて無関係とはなんですか!! 
いらなくなったらポイですか! 女の子を使い捨てですか!?』
(BY SPIRAL)

あまりにぐっと来た台詞なので、もう一日保存しておきます。

今日は『姑獲鳥の夏』(京極夏彦著:講談社文庫)を読了
しました。詳しい感想は週末にして、先ず思ったのは良くも
悪くも『矢吹駆』シリーズの直系だなということでした。

で、この方の後書で丁度、私が昨日、引き合いに出そうと
しているミステリィの著者について出していたので、綺麗に
話が繋がります。さて、とか閑話休題とか使わずに。これは
ある意味、奇跡ではないかと(お

麻耶雄嵩というミステリィ作家をご存知でしょうか?

毎回、人をくったような作品を書いて下さる、素敵な
方です。絶対に好みが分かれるので皆には言いませんが、
『夏と冬の協奏曲』という作品は、そっと薦めておきたい
作品ではあります。否定的な意見が多いのが怖いですが。

ただ、同氏の作品で『木製の王子』という作品がある
のですが――これの書評を見てると否定的な人間は皆一様
に同じことを書いているような気がします。

アレには一分刻みの凄まじいタイムテーブルが存在す
るのですが、あれは意味ないとか卑怯とか、駄目とか――
あんなの分かるかとか――。

そういう人の反感を敢えて買うような書き方をします
が、その書評は余りにアレの本質を射抜いてなく、また、
負け惜しみが酷すぎて苦笑が思わずもれてしまいます。

あの作品は――ネタバレになるので書きませんが、最後
で明らかになるとある構図が主題です。それも見抜けずに、
アリバイばかりに目をむけ、あまつさえアンフェアだの意味
がないだの、アリバイなんて下らないだのというのは馬鹿げ
ている――と私は思います。

もし、あの作品を読んでアリバイ云々で文句を抱いている
人がいれば、改めてこの場で言いたいです。他の作品について
はこんなことはしないですが、絶対にアレはアリバイに拘って
ばかりというのは間違いだと思うので。

それは、貴方の、単なる負け惜しみです。

ここに来ている人であの作品を読んだ人はいないような
気がしますが――まあ、かなり奇跡的な確率でこの話題にの
れるような方がいたら、掲示板ではなくメールの方限定で、
こっそりとお願いします。

以上、長年溜め込んでいた愚痴でした。


四月二十三日 晴

『今までさんざん私を利用しといて無関係とはなんですか!! 
いらなくなったらポイですか! 女の子を使い捨てですか!?』
(BY SPIRAL)

口を開く度に面白いことを口走る彼女に乾杯。
いや、しかしやっぱりひよひよは良いです。可愛いし、
肝は据わってるし、企業秘密だし(笑

今日はストックしていた本が無くなったので、その
辺りに放ってあった本で目に付いたやつを一冊拾い上げ
て読書。というわけで『姑獲鳥の夏』を250ページほど。
序文が古文調だったので敬遠していたのですが、中身を
見ると全然現代風の文章――畜生、騙されたッ!

で、途中まで読んでの感想は『矢吹駆』のドッペル
ゲンガーかッ! いや、私は彼の息子がぐれた挙句赤派
運動に手を出して観念の魔物に憑りつかれてチベットに
渡り導師とあってその後、ニコライ=イリイチと闘うた
めにフランスに降り立ったという裏設定があったとして
も、絶対に驚きません。

ちゅうわけで、もう普通の人だったら嫌になるくらい
の薀蓄が、私には面白くて面白くて堪りませんでした。ま
さか、こういう語りをさせて矢吹駆とタメを張るキャラが
いるとは――世は広いです。

今日は時間が無いので、ここで述べる内容は明日に回す
ことにします。予告だけいえば、とあるミステリィにおいて
余りに的外れな書評がまかり通っているのでその愚痴という
か、何というか。多分、余り有名な作品じゃないので、つい
ていける人は殆どいないと思いますが、それは何時だって、
一緒なので気にはならないでしょう――多分。


四月二十二日 晴

『ほら、せっかくだからッ――「ふたまた」ってのをやってみよう!!』
(BY SPIRAL ALIVE)

あははははははははははははははははは(乾いた笑い
雑誌を読んだ時もそうですが、やはり思い切り笑えました。
しかし、この作品もかなり知名度は高くなってきたよう
な気がします。私が呼んだ頃は確かまだ1巻と2巻だけ、
案内でも端の方だった気がしますから、感慨も一入です。

そういや『Q.E.D.―証明終了』も2巻を買った時位は
岡山中に1巻を求めてさ迷ったくらい部数が少なかった
ですからねえ――今は何処の本屋でも大抵、全巻を置いて
ますけど。私は大学の時に一度、1巻を取り寄せてくださ
いと頼んだのですが、もう重刷予定はないと出版社の方か
ら連絡があって嘆いた覚えがあります。偶然寄った近所の
デパートであれを発見した時にどれほど喜んだか――。

それが3巻は割と並んでいて、その頃か少し後になって
1巻と2巻にあっさりと重刷が掛かってうおのれ講談社
と密かに唸る変な人間が発生したという噂ですが、本当か
どうかは保証しません。

それからは巻を重ねる毎に刷数も増え、掲載されてる
雑誌よりも売れてるんじゃないかというくらい、有名にな
り、金田一少年や名探偵コナンの後追いだという人も次第
に少なくなって来たような気がします。『ヤコブの階段』
『1st April 1999』『Serial John Doe』『凍れる鉄槌』
『魔女の手の中に』――特にこの辺りは絶対に上記二作で
は書けません。例えコナンのメインキャラの一人に弁護士
がいるとしても『魔女の手の中に』のようなリーガル系の
サスペンスは絶対に描けない筈――と私は確信してます。

で、何故こんなことをいちいち言い出したかというと、
某作品の後書で面白いミステリィ漫画は『金田一少年の事件
簿』と『名探偵コナン』しか紹介されなかったからです。
畜生、てめえの目は節穴かっ!!

まあ、本気でそんなことを葉書にしたためて送る訳には
いかないにしても、やっぱ一線のミステリィ作家も知らない
くらいに『Q.E.D.―証明終了―』を知る人間は少ないという
ことか――何だか悲しいです。

さて、今日は『世界は密室でてきている―ALL IS MADE
OUT OF LOCKED ROOMS―』(舞城王太郎著:講談社ノベルス)
を読了しました。読み終えて――ますますこの方の作品が
分からなくなりました。

というか今までで一番良いじゃないですかッ! 駆ける
ようにすべるように進んであれだけ色々な要素をごちゃまぜ
にしているのに不思議と違和感がなく読み終えた時に凄く
良い感じの読了感が残って――。

正直、布団に投げつけた前作が信じられないくらい、
面白かったです。何で作風が全く同じなのに作品ごとで
こうも評価が極端に違うのか全く理解できないのですが、
『世界――』は読んでみて損はないと思う――多分。

多分というのは恐らく、この人の作品の評価ほどあて
にならないものはないと個人的に考えるからということで。

あとはBS12用の荷物を抱えて最寄のコンビニに。例に
よって腕が死にそうです。というか半分死んでます。明日
は筋肉痛が現れるかと思うと、微妙に憂鬱です。ちなみに
サークル案内は今日、届きました。届かなかったらどうや
って身の証しを立てようか怯えていたところだったので、
一安心。ちなみにスペースはA-46――配置図をもって算出
するに、目標はどちらも割と近くにいるようです。

というか、私の両隣になる方はいつも、何故かサイト
がないので事前に確かめることができないのですが――呪い?

それと――やはりアレで一番はっちゃけてるのはアノ
お方なのだと某御大の雑記帳を見て、改めて確信。いや、
これは極めて個人的な感想なので、訳の分からない人は、
受け流して貰って結構です、結構ですとも。


四月二十一日 晴

『も、燃えた! そして消えた!』
(BY GASH OF GOLD)

ガッシュ5巻の迷台詞、第二弾。目の錯覚とか言って
ましたが真偽の程はどうなのでしょうか。ちなみに明日は
第三弾に決定しています、拒否権なし。

今日はソフトウェア開発技術者試験でした。ええ、
まあ試験だったんですが――。

遅刻しました(お

まさか、千葉発総武線下りの本数があそこまで少ないとは(汗
まあ、遅刻したといっても五分くらいでしたし、午前中の試験
は目一杯見直してもおつりがくるくらいの問題数だったので、
さして支障はありませんでしたが――都会だから列車の発射時
刻を調べない癖がついていたのが災いしました。次からは少し
気を付けねば――。

結果の方は――基本技術者の時と同じで午後のペース配分を
かなり間違って逼迫という、学習能力のなさを露呈――通ってい
るかどうかは五分五分といったところ。さて、どうなることか。

で、帰りの列車と自宅とで『私立霧舎学園ミステリ白書 四月
は霧の(以下略)』(霧舎巧著:講談社ノベルス)を読了しました。
誰があんなこっぱずかしい題名を二度とフルで書くものか。

感想は――内容的には3000年前のラヴコメでしたが、トリック
なんかは元々強引だけど上手い作者故、結構良かったです。良かっ
たんですけど――ええ、一言だけ言いたいんです、本当に。

この作品はミステリィコミックの金字塔『金田一少年の事件簿』
をライバルと定めているみたいですが、言ってること(金田一少年の
事件簿がライバルになるような作品にしたい)とやってること(作
品の内容)が違います。絶対に、違いますっ(力を込めて

まあ、その、ごにょごにょ――熱心な霧舎氏作品のファン
なら、一応――その、ごにょごにょ。

個人的には、カケルとユイのレベルで留めておけば良かったの
にと思うこと頻りだったりするのですが――って言いたいんです。
はっきり言って恋愛描写、私には痒いです、痒いんですよぉ(大泣

しかし、本格系のミステリィって何で恋愛に行くかいかないか
の微妙な関係が多いのでしょうか? 金田一一と七瀬美雪といい、
工藤新一と毛利蘭といい、服部平次と遠山和葉といい、毛利小五郎
と妃英里といい、燈馬想と水原可奈といい、ロキとエバといい、ア
リスとマリアといい――語りだすと枚挙に暇がありません。いや、
無論微妙な関係だけではないにしてもパターン的に多いです。

二時間サスペンスなんかで異常にどろどろとした肉体関係が多い
ことへの反動だったり――なんてことはないのでしょうか? 間口が
違うとここまで恋愛傾向が違うという点からしても、ミステリィとい
うジャンルは不思議だなあと思ってしまうのは私だけでしょうか?

まあ、それはさておき――。次はこっちも読むのが怖い『世界
は密室でできている』の方を。

あと、明日は『スパイラル―推理の絆―』の第六巻の方が発売
になる筈。楽しみですね――雑誌の方では偉いことになってますが。
まあ、それはコミックス派の方々のために伏せで。


四月二十日 晴

『どんな災難も目の前に現れた方が現実なのさ』
(BY ROCKET MAN)

今日はPC――というか情報系周りに祟り目な日でした。

妹のPC設定の指導をして色々と電話で対応していたら、
彼女はハード的に殺しちゃったみたいです――。

火、噴いたって――(大泣

私なんてPCを何度もばらしたり組み立てたりで良い加減
に慣れてるのですが、まだ初心者にPC組み立ては敷居が高す
ぎることを再確認。自力でプロバイダと契約、接続ができな
い知識では、ウイルスとかアップデートとかに気を遣うのは
尚更、無理なんだろうなあ。

今日、立ち寄ったPC店では『IEの最新版』はありませんか
と、レジに駆け込んだ人がいましたし。この人のように、MS社
は最新版のIEの雑誌への配布を禁止しており、サイトからのDL
か有償CDを購入しないことには最新版をインストールできない
ということを、知らない人は思いの外、多いのでしょうね。と
いうことは、セキュリティ・ホールが出る度にパッチを当てる
ことも、よもや『戻る』ボタンを押しただけで攻撃される可能
性があることも、知識としてあるとは思えません。

私だって、実際に攻撃を間近に見るまでは、こうもセキュ
リティに気を払うようにはなりませんでしたし――。しつこい
と思われようが、こういうことは気付いた人、意識を強く持っ
ている人間が、何度でも何度でも繰り返し、セキュリティに、
啓蒙をもたらすことは、絶対に必要なのでしょう。

自分ができるから、他人はどうでも良い――という甘い考
えでは、本当にすませられないですし――。まだ、ユビキタス
・コンピューティングなんて夢のまた夢か――。

それで昨日のウイルスの件ですが、ウイルス感染者がサイト
を訪れると、mailto情報を元にランダムにウイルス添付した
メールを流すようなしち厄介な機能がついているせいであっ
て、メアドの持ち主自体には問題はなかった様子。思い切り
無実の人間に疑いを――これは早急に謝っておこうかと思っ
ています。私もまだ、勉強不足だなあ。

というか、つまりコンピュータ・ウイルスのキャリアが、
それに気付かず堂々とネットサーフィンを繰り返していると
いうことか――やっぱPCウイルスというのは厄介だ――。

話は変わり、今日は名探偵コナンの映画第六弾『ベイカー
街の亡霊』を見に行きました。

結果から言えば、出来は多分(というのも、私は第五作目
を見ていないので)シリーズの中で最低でした。アクションも
推理も、その過程も全てが尻切れトンボ。明らかに、内容を
詰め込みすぎて失敗しています。

というか中身は? と聞かれると『クリス・クロス』と、
『記憶の果て』を足して二で割ったと簡潔に表現できてしまい
ます。『人工知能』による『仮想現実ゲーム世界のジャック』
――なんだ、それは(苦笑

いや、別にアイデアが同じだから駄目と某推理作家のよう
に、牽強付会と言うわけじゃないですよ。というか根本的に、
違うアイデアを出すこと自体、ミステリィでは不可能なのです
し、描き方次第だということは理解しているつもりです。

ただ――。
『クリス・クロス』も『記憶の果て』もあんなに良い作品
なのに、同じアイデアを使って、何故こうも駄目な推理作品が
できるのか――映画を見終わって、思わず脱力。

やはり作品的には第一弾、ミステリィ的には第二弾という
のは、永遠に覆せ得ないのか――。そしてやっぱり、あの『赤
い糸』のエピソードは映画版で屈指の演出だったのだなあと、
思わず溜息をつきました。

さて、明日はソフトウェア開発技術者試験を受けにいき
ます。一応、ちょくちょくと少しずつ勉強はしていたのです
が――どうなることか。ただ半年とはいえ、かなりとびとび
で学習していたので――微妙なところっぽいのですが。


四月十九日 晴

『どんな災難も目の前に現れた方が現実なのさ』
(BY ROCKET MAN)

電車の中で急に腹が痛くなったり、夜行バスに乗って
いる時に急に腹が痛くなったり、飛行機に(以下略

まあ、災難というのは現実に対面してみて初めてその
重みが分かるということなのでしょう。或いは百聞は一見
に如かず――少し違うか?

今日も今日とて本屋を散策。なんだか今月はノベルス
版が異様に多い月でないかい? 光文社から本格ミステリィ
よりの新しいレーベルが発表されていたし、他社もいつも
よりラインナップが多い。店の人も棚繰りに困るらしく、
お陰で早い時期に出た講談社のノベルスが既に端っこの方
に。基本的には一ヶ月、平積みを保っていられるのですか
ら、ここからしても量が多いことが伺えます。私もPS2
を買っていなかったら、もう1、2冊買っていたかも。

というわけで今日は『こわれもの』(浦賀和宏著:徳間
ノベルス)を読了。相変わらず露骨に嫌な奴、壊れた奴、我
侭な奴、卑小な奴のオンパレードです。やっぱり、嫌な人間
を書かせたら、この方の右に出る人間はいません――故に、
好き嫌いが極限まで分かれるのでしょうが。

『眠りの――』や『学園祭――』に比べたら、読んでて
も大体、ここがああなるかなあと分かっていたのですが、や
っぱり最後で騙された駄目人間な私です。読む前にあまり、
先入観を与えたくないので詳しくは述べませんが、ここと同
系等のサイトを好んで回っている人に取ってはかなり痛い、
表現がありました。嗚呼、痛かったなあ、私には(苦笑

浦賀氏の作品にしては、普通の感じでしたが――最後の
ぶち壊れた人間の繰り広げるザマは、やはり――凄絶です。

続いて『霧舎学園――』(霧舎巧:講談社ノベルス)の
方を読み始めたのですが――30ページほど読んでの感想。

コレワ、サンゼンネンマエノ、ラヴコメデスカ(血涙

恋愛展開が考古学級。
まじで、やヴぁいです。
電車の中で笑い転げそうになりました。

その後、学年ごとによるリボンの色分けの決まりの説明
のところで大爆笑しかけましたが、それはまた別の機会。

まだ、15%しか読んでないのにこの斜め具合。はっきり
いって、私は舐めていました。心構えが足りなかったのです。
この小説は、ネタです――しかもQクラス並みの(汗

感想はまあ、最後まで読んで時に詳しく。

で、今日、会社の先輩が見つけていたとんでもない情報。

[IE「戻る」ボタンに問題?]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020418-00000001-wir-sci

勘弁してください、MS様(大泣

こんな穴があるんじゃ、いくらパッチを当てても原則
的に無駄ですね。というかエラーページから戻る時って、
ほぼ確実に[戻る]ボタンを使うような――

まあ、穴があるのは分かったとして、一番の問題は、
当のMS社がセキュリティ的には殆ど問題がないといって
パッチも出す気なしでずっと放置してきたということ。
いや、私でもこれを悪用する方法なんてほんの1、2分
もあれば楽に考え付くんですけど――。

ちなみにNNやOperaではこの穴は存在しないので、少く
とも何らかの対策が施されるまではIEの使用を控えられる
ことをお薦めします。まあ、一応の回避策というものは、
あるようですけど、一見したところ面倒臭そうですしね。

また、この件で改めて思ったのは、IEに極度に依存
した、或いはIEでしか見られない――IEで確認していれ
ばそれで良いという広くはびこっている『常識』は、や
っぱり根源的に見直されないといけないのだなあと改め
て実感しました。

『デファクト・スタンダード』だからと思考を硬直
させるのは、人間の脳細胞にも良くない気がしますし。
さて、私もNNやOperaで見られないページがないか、改
めて再確認しておかねば――。

あとはKletz.Eというウイルスが最近、ちょくちょく
と届くようになってます。まあ、以前ほど酷くないので
すし、添付ファイルは原則的に事前報告があるものしか
開かないです(そうでないものは、出所がはっきりして
いても破棄してます――念の為に申しておくと)し、プ
レビュしただけでウイルスに感染するような杜撰なメー
ラは使ってないですし、問題は今のところないのですが、
気になるのは同一メアドで3通届いているということ。

明らかに感染していても気付いていないか、或いは
故意にうちに対してウイルスメールを送りつけているか、
または知らずにアドレスを利用されているか――この三
つのどれかです。一期一会なら別に報告もしないのです
が、流石にこれは黙ってられないので、今日か明日付け
でそのメアドの方にメールを出そうかと考えています。

で、そんなこと言ってる私が感染してたらやだなあ。
一応、ウイルスチェキは割と頻繁にやってるつもりなの
ですが――絶対ということは決してないのがセキュリテ
ィと反セキュリティの暗闘。これからも気をつけねば。


四月十八日 晴

『ツチノコにかまれると8秒で死ぬんだぞ!!!』
(BY Gash Of Gold)

はっちゃけたーーーーーーーーーーーっ(興奮気味

エクスクラメーション・マーク三つは伊達ではありません。
相変わらず、無駄すぎる強烈なハイテンションが面白過ぎ
です。予告通り『金色のガッシュ』の5巻を購入しました。
それと、本誌では『ARMS』が終わり――嗚呼、アニメ版で
は妙に尻切れトンボで尚且つ最終回に総集編をやるという
恐ろしい荒業を披露していたので、どうなることかと思って
いたのですが、こちらはきっちり最後まで〆てました。

ラスト一週前の話は、柳が炎になるシーンほどではない
にしろ、やっぱり凄いなあと思いましたし――最後まで読み
終えたところで、良い話だったなあということを再認識です。
ちなみに『烈火の炎』のあのシーン見たさに最終巻に手を
伸ばしかけたのは、できればここだけの秘密に(お

それにしても『烈火の炎』といい『トガリ』といい今回の
『ARMS』といい、サンデーで好きな作品がどんどん終わって行
くのを見ていると、切ないものがあります。『名探偵コナン』
は最近、完全に流し読みですし、隅からきっちりと読んでいる
のは『金色のガッシュ』と『からくりサーカス』くらいになっ
て来た気が――最近始まった連載はどれもこれも私の感覚には
合わない話ばかりですし。

寧ろ掲載誌は違うのですが超サンデーに連載中の『ツヴァイ』
という漫画が、隠し所としてかなり面白かったりします。本誌に
前後編で掲載された読み切りの続編(というか、明らかに続編を
意識して書かれたものではあったのですが)で、こちらもかなり
熱い話です。最近の私の一押し作品――こちらも読みきり掲載分
が早く単行本にならないかなと首を長くして待っているとこです。

後は、本屋をぶらぶらとしていて浦賀和宏氏の新著を発見。
興奮気味にレジまで持っていき、ガッシュの5巻と一緒に購入。
というわけで『こわれもの』(浦賀和宏著:徳間ノベルス)を
手に入れました。意表を突いて徳間ノベルスの新刊――完璧に
ノーマークでしたが、思わぬ幸運でした。浦賀氏の作品のファン
の方は要チェキです。

しかし、浦賀氏のファンって名前を出してはいないけど、
本当に特定の個人に絞った言い方だなあ(汗汗

とにかく、例の霧舎氏の新著は後にして、先ずは何が何でもこ
ちらを読みにかかります。更には講談社の密室本企画でももう
一作出るんですよね。嗚呼、楽しみだ楽しみだ。

話は変わり『キノの旅―the Beautiful World―』を読了しま
した。むむ、これは率直に感想をつけるのが凄く難しいのですが、
かなり私好みのお話でした。短編連作というジャンルなのですが、
どれも、一言で語れるような内容ではありません。そんな内容を、
軽妙にするりと心の中に潜り込ませる――そんな書き口が非常に、
上手い作者さんだと思いました。

一般で良しとされている、望まれている美徳、能力。その意志
は全くないのでしょうが、主人公のキノがひょこりとこちらを振り
返り、少し無邪気に尋ねているような気がしました。

『それって、本当に正しいの?』

と――。

さて、今日は妙に斜めな話題を個人的興味の為、尋ねてみました。
ここに来られる方なら、一度は悩む類のものです。

『ロリコンの最高限度って、どの年代――?』

それはとある夕食の席だったのですが、ほぼ満場一致した結論と
して――『高校生はまだ良い、中学生はまずい』というものでした。
私がおもうところ、大体の人間は高校生は良くて中学生は駄目という
結論を出すのですが――その線引きってどこにあるのかなと、帰りが
け、ふと思ったりしました。

私が思いついた境界線は、この三つでした。

  1. 16で結婚できるという女性の法慣習の影響。
  2. 女性の成長期は中学期まででほぼ終了し、
    大人とほぼ変わりない肉体条件に到達する為。
  3. 女子高校生が好きな世の男性達の、自己弁護。

小生、私、嘘は吐きますが、自分を騙すようなことだけ
はなるべくしたくないなと、常日頃から思っています。ええ、
私は思いました、思いましたよ。

 

3だっ! 
間違いなく、
3だあっ!!!

 

QUOD ERAT DEMONSTRANDUM


四月十七日 曇

『宇宙はその意志のある奴が・・・・自分の力でいくトコだ』
(BY Rocket Man)

――私、微妙に似たような台詞を少し前に聞いたことが
あるのですが(汗

今日は『3000年の密室』に『Q.E.D.―証明終了』の12巻、
『ロケットマン』の1巻を読み終えました。

『3000年――』の方は、淡々と話が進むけどよく練り込ま
れていて、何よりも世界最古の密室事件という発想が凄げえ、
と素直に唸りました。導入と解決も齟齬なく結びついているし、
涙が出るほど本格派。少し地味だけど、良い作品でした。

『Q.E.D.―証明終了』の12巻は――うわあ、ここじゃ言えね
えっす。反転しても良いけど、下手に検索エンジンに引っ掛かっ
て大勢の人にネタバレするのが勿体無いので、敢えて黙秘。あそ
こで、あれとああ結びつくのか――。

ただ、私の手紙の主に対する推理はまるきり見当違いだとい
うことがはっきりしました。うーん、これも真相に辿り着きうる
情報は『魔女――』まででは提供されていなかったものの、ヒン
トはあったんだよなあ、手紙の役割については気付いても良かっ
た。まあ、ここでいくら言っても負け犬の遠吠えですが。

というわけで二ヶ月も煩悶状態だった魔女の手の中に・完結編
『虹の鏡』を読めました。単体同士でも傑作ですが、この二つが
結びつくことで更に世界が広がります。特に魔女の手の中にを読
んだ方は絶対に絶対に読んで下さい。

そして最後が『ロケットマン』です。これを読んで思ったの
は、Rが一番格好良いのは1、2話だったんだなということ(暴言
その後は少しヘタレが入って、しかし今月号の話では、またまた
格好良いところを見せてくれてます。

内容はQ.E.D.のような学術博学系のみではなく、現代時事とか
まだ普通の人にも分かる話題。黒いダイヤ、RSA暗号――どちらも
ニュースに深く目を通していれば伺い知ることのできる話題です。
特にRSA暗号は、妙に思い入れがあったりするのですが、こちらも
こちらで面白いことを再確認しました。

ちなみに上記とは全く関係ない余談ですが――というか、計算
すれば簡単に分かるのですが、よくブラウザの機能で見る128ビット
暗号化というのは恐らく、政府やその直轄機関、大企業、大規模
学術機関のバックボーンがあれば簡単に解かれてしまうはずです。
個人で破るのは基本的に無理なのかもしれませんが、本当に情報を
隠蔽しておきたいと一般人が願う機関からの情報秘匿化なんて、ブ
ラウザ固有の暗号化機能ではとてもではないが、成されてなさそう
だなあと、思うのです。個人的には、確信してます。

根拠といえば、IEやNNなどを開発、配布している国先、米国が
暗号大嫌い国家だからです。現在のRSA暗号にしても、秘密鍵を何と
かして国家でまとめて保持しておきたいと暗に陽に活躍しています
(だから前年のテロは暗号ソフト封じの格好の動機を米国に与えて
しまったことにもなります)し、暗号は兵器として厳重に管理され
ています。その米国自体が、今のところ世に並ぶ二大ウェブブラウ
ザに128ビットの暗号化を許可すると言ったからこその現状があり
ます。この事実だけでも、ブラウザの暗号化機能に絶対的な安全性
があるなんて、口が裂けても言えそうにないではないですか。

(ちなみに余談の余談ですが、128ビットで作れる自然数の最大値
は2の128乗に対数を10で取れば簡単に桁数が出せると思います。
そして1993年には129桁のRSA暗号が解かれています――)

基本は初等数学ですので、興味を持たれた方は計算してみるの
も、また一興かと。

ちなみに対数計算の方法など習っていないかもう忘れたという
方のために一応、反転で答えも。

約40桁です。

こういう雑学や他分野との繋がりも交えてくれれば、私ももう
少し数学に興味を持っていたかもと思う、この頃です。ただ、これ
からますます数理の価値が高まっていく中で、数学や算数を簡単に
更に簡単にしようとしている日本のトップの教育認識は、少々おか
しいとしか思えません。豊かになったせいで、資源も土地も恒常に
不足している日本にとって高等教育をうけた人的資源の育成こそが
国を更に繁栄させる道だということも忘れているのかもしれません。

故に、最近の私の脳内目標として――。
『知識を得、知恵を絞り、情報には少し禁欲』だったりします。

真面目なことをずっと述べていて、結局、最後は浦賀和宏ネタ
でおとすのかという突っ込みは、基本的に歓迎の意向です(お

あとはBS12と――少し気が早いのですが、夏コミの情報です。
BS12の方は、最近、私が好んでやるはっちゃけた感じのギャグです。
表紙からして文字だけ

夏コミの方は、私にしては珍しく――とても珍しく、この時期で
表紙絵を描いて頂ける方が決定したし、大体の方向が決まったので。
こちらはサークル情報のページにて。

何か、最後は思い切り宣伝になった気がしますが――取り合えず、
『Q.E.D.―証明終了―』はマジで読んでおきましょう(脈絡なし


四月十六日 晴のち曇

『お前らに考える頭があると思うな、マシーンになれ』
(BY Xenosaga)

バッテン軍人(名前忘れた)のお言葉です。いや、最初に
この台詞を聞いた時にはかなり笑ってたんですが――。

先日、会社の研修会で同じようなことを言われて――。
私のようにまだコード書きが精一杯の人間には、すわ笑えな
い言葉だと気付いたのでした。実は何気に泣ける話です。

まあ、それはさておきようやく何とかの歌声とかいう所
まで行ったのですが、やっと、あの作品は登場人物ではなく
『重厚な物語』と『イっちゃった人の毀誉変貌』を楽しむも
のであることに、気付きました。特に後者は重要です。

誤解を招くことを覚悟で言うのですが『Xenosaga』で最
も輝いているのは『アルベド』という登場人物です。兎に角、
この人のはっちゃけぶりは凄まじいの一語に尽きます――。

これからプレイする方がいるのであれば、そのことを重々と
心の中に刻み付けておいてください。

さて――。
今日は『3000年の密室』を200頁くらいまで。丁度キリよく、
半分くらいまで進んだことになります。

今日、auの請求書が来て、中に会報誌みたいなのが入って
いたのでパラパラめくってみるとテレビ局系携帯サイトの着メ
ロに『六ツ墓村手毬唄』が見事に入ってました(汗

私の知る限りでは、このメロディを入れている人物は私の
他に一人くらいしか思い当たらないのですが、流行ってる――
というか、他に入れてる方はいるのでしょうか。

私は勤め先にTrick2を見ている人がいないので、宝の持ち
腐れみたいなものがあるのですが――どうなのだろうか。まあ、
ああいうのは鳴らしたもの勝ちみたいなものですよね(暴言

では、最後に明日は『Q.E.D.―証明終了―』の12巻と『ロ
ケットマン』の1巻が出るということを心に刻み付けて、今日の
この場は〆です。というか、ようやく『虹の鏡』の続きが見
られるのか――ああ、明日世界が滅びませんように。


四月十五日 晴のち曇

ごふっ、ごふっ――(喀血

 

初っ端から妙なテンションで申し訳ありません。
ようやく長い旅路を終えたものですから――。

というわけで今日、ようやく『オイディプス症候群』
(笠井潔著:光文社)を読了しました。

孤島、館、装飾された連続殺人――本格推理小説を主眼
とした重厚な物語、哲理、論理。難解な議論に満ち溢れてい
るのに、こうも興奮し、夢中で読み下せる爽快感。

最近は奇を衒ったものが多いけど、やはり私にとって
ミステリィと呼べるものは、こういう読み物なのだと実感
します。古式に則った、ペダントリィ溢れる謎。願わくば
ミステリィを冠した物語から、こういった真っ向からの謎
に挑む本格のスタイルが永遠に消えぬように(願

にしても前作『哲学者の密室』はあれ全てで一作品――
矢吹駆シリーズは本編であと五作出す予定のようですね。
あのシリーズをあと5作も読めるのかという歓喜と、全部
本当に出るんだろうかという危惧が、私の頭の中でシーソ
ゲームです。隆慶一郎氏みたいに未完の作品を沢山残した
まま、亡くなられたら――私は物語に対する希望を一つ、
失ってしまいます。

きっと、矢吹駆シリーズの愛好者は同じことを考えて
いるに違いないでしょう――。

さて――。

次は、とある理由から『三千年の密室』(柄刀一著:
光文社文庫)を読みます。次が『キノの旅』で、その次が
――『ラブラブ密室』でも読もうかな(お

なんだか、読みたい本が多過ぎてとても追い付かない
です。私の読書速度が遅いこともあって、以前にお薦めに
預かった作品も目を通せずにいるものが多いです。

自分から募っておいてこの体たらく――ああ、私にも
直観画像記憶保持能力があればなあ(遠い目

とか、ちょとだけ思ったりしました。

最後に事務報告。どうやらBS12の方には受かっていた
ようです。いつもあそこは返事が遅いので、私的にはドキ
ドキものです。何気に前回、前々回の際にお世話となった
サークルの方も揃って参加なさるようなので、個人的には
色々な意味で楽しみだったりします、オホホホ。


四月十四日 晴

『"真実の目"はテメェの面についてらァ! 他に預けたおぼえはねえ!』
(BY ROCKET MAN)

この言葉で、私はロケットマンに惚れました(お
Q.E.D.の時といい、ここ一番の見せ場を演出する技能
は凄いです。元が淡々とした絵だから、余計に強調さ
れるという部分もあるかもしれませんが。

とりあえず、Rはやっぱり格好良いという方向で。
NASAを知っているアメリカ人のようになりません
ように(祈

さて――。
今日は証明写真の撮影と手帳の購入のみでした。

あとは『Xenosaga』で潰しました。某所とかで有名な
『スターウインド』なるエーテルも手に入れましたよ(笑

結論から言えば――。

確かに、あれは危険です。炉の素養がある人を一撃で
叩き潰し、捻り潰し、粉砕します。

私は、ディスプレイの前で笑いました。これを通す位なら
PSの規制、怖るるに足らずですね(暴言

いや、確かにアレはまだ序の口なんですけどね。ネタバレ
になるので詳しくは言いませんが、序の口なんですよ。誤解を
持たれそうなので言っておくと、それは炉表現ではないことを
強く主張しておきます。勘違いは、禁止です。

話は変わり――。

例のアレの続きをば。名探偵風さゆりん大活躍の回です。
いや書いててこれほど楽しいキャラもいないですよ(お

ちなみに金田一少年の霊が憑依したのかという意見は、
慎んで却下します。彼は死んでません。


四月十三日 曇

今日は、久々に休んだ気がしました。
先週は、旅に揺られて――休んだ気がしません。

今日は『天才柳沢教授の生活』の18巻を購入しま
した。私に天才とは努力ではなく独特だと私に気付か
せた、私にとっては人生の先生のような漫画です。

何で、こんな話を創れるんだろう――と、読んで
痛烈に思いました、今回も。

あとは『Q.E.D.―証明終了―』の続刊に気を取られて
いましたが『金色のガッシュ』の五巻が18日に出る模様。
『スパイラル』の続刊といい、今月はやたら私の欲しい
漫画が多し。

それと、先日述べた『哲学者の密室』の創元推理社版
が出てましたが――私はてっきり二冊に分けるのかと――。
一冊にするとは恐るべき挑戦精神です――1200頁弱って(驚
とはいえ、非常に目立ちます。創元推理社文庫の棚に行った
ら、是非とも見てみることをお薦めします。

但し、冒頭から即、前作までの犯人が載っているので、
流し読みすらしてはいけません。良いですね、私との約束
ですよ。特にネタバレが嫌だと思っている方は、駄目です。

笠井潔氏は二階堂黎人氏と違い、前作を読まなかった読者
に対する配慮など考えてもいませんから。

とまあ、本屋にて転がっていた分厚いネタでした。


四月十二日 曇のち雨

すっきりしない天気が続きます。

『オイディプス――』は700頁ほどまで読みました。
あともう少し、もう少しです。

と、いつもの報告をしたところで。

さて――。
昨日の議題の続きです。

『何故、平和時に許されない殺人が、戦争時
には積極的に認められるのか?』

という問題について、私は先ず戦争と平和という状態が
いつ、発生したかについて考えてみました。

10000年以上前ともなると(グラハム・ハンコックの説を
信じるなら別として)人間はまだ秩序だった農耕を発明し
てはおらず、その日に喰うか喰われるかの生存競争の輪の
中に加えられていた時分です。

先史の時点で『人間が他人を殺してはならない』理由は
基本的に一つだったろうと推測されます。それは、無駄な口
減らしが即、群れの危機に繋がるという過酷な現実です。そ
れは、手に入った食糧はほぼ例外なしに平等で分け与えられ
ていたであろう事実から、容易に推測がなされます。

はっきりいって、この平等時代を人類の楽園だと称する、
左派主義がおり、日本では案外と幅を利かせているのですが、
その推論は論議するに値しません。明らかな誤りです。

そこから、人間は徐々に徐々に、知恵を発達させ食糧の安定
供給法を開発し、やがて余剰を蓄え定住する程にもなります。
人類の文明の起こりは、ここにあるということは農耕を行い易い
大河の辺に大文明がこぞって発生したという事実より、高い確性
をもったものとして認められます。

ここで、初めて『戦争』と『平和』という状態が発生し
ます。『平和』は余剰な衣食住の安定供給によってもたらされる
安寧から――『戦争』は余剰をより独占しようとする権力者の
闘争行為によって、或いは更なる繁栄を望む民衆の狂熱によって。

戦争も、平和もまた『余剰』があるからこそ発生すること
が可能となります。それは、戦争がおしなべて多大な費用と人
的資源を消費するという事実からも推察できます。

では、何故『平和』を脅かす『戦争』状態が発生するのか?
という点について、私は持ちうるべき解答を持っていませんし、
この問題について言えば関係ないので意図的に封殺しました。

これだけで、今の記録の全容量を越えることは確実でしょう
から(汗 それに、戦争論というのはナイーヴな話題ですからね。
流石に、これに足を突っ込む気はありません――怖すぎます。

ここでの問題は――。

『平和』という状態は人を殺すことを許さない――。
『戦争』という状態は人を殺すことを許す――。

のは何故かということです。

最初に考えたのは『平和』の状態で人を殺さないこと
も、『戦争』の状態で人を殺すことも総体的な『秩序』を保つ
為ではないかというものでした。

秩序という一元の為に『平和』時と『戦争』時では、正反対
の行為が同一に承認しうるものであるのか――と。

『戦争』での兵士の統制は基本的に年代が上がるごとに
細分化、厳格化していく傾向があります。第一次大戦までの
戦争では、基本的に『物量と秩序量』が切り離せない関係に
ありました。大軍勢が稀に、強固な秩序と統制を持った小勢
に破られることもない訳ではなかったからです。

勝つ為には、如何に物量を保ち秩序量を維持するか――。
為政者は常に戦において、それに悩み続けてきました。

ただ、戦争化においても人を殺さないことが相対的に秩序の
維持に繋がることがありますし、宗教戦争やイデオロギ戦争
などは、人を殺すことが秩序の維持には繋がりません。

その逆もまた真で『平和』状態において殺人を犯して
結果的に秩序が維持されることもまたあり得ること。何故、
『平和』時には殺人が許されなく『戦争』時には殺人が許さ
れるのかを論じるには根拠が甘過ぎます。長い間、私の頭を
悩ませていたのは、理性的なものであるが故に人間は相反す
る二つの状況を許容できるというものでした。

ただ『秩序』だけでは説明できないケースがあります。

そこで、もう少し突き詰めて考えました。『戦争』『平和』
両方に関して、共通して忌避されたいと人間が強く願うのは、
どういった場合か? ということです。

最終的に行き着いた結論は『他者が自らの生を死によって
奪うことの恐怖、想像が故に――』というものでした。

『戦争』状態で、この事例について説明するのはわけあり
ません。『他者』を殺さなければ『自分』が殺される。だから
人を殺す。過度の略奪行為が得てして極刑に処せられるのは、
その恐怖を逸脱した快楽的なものだからです。

戦争によって人間は『他者が自分を脅かす』ことを肌で、
体験します。それを排除することは必ず集団の総意となり、
結果として『戦争』状態で、他者を殺すことが容認されます。

では、平和時ではどうか。平和というのは基本的に他者が
自分を生命的に脅かすことがない状態です。言い換えれば、
人間が他の人間を生命的に脅かすことがあってはいけない状態
です。

しかし、戦争状態とは違って『他者』が『自分』を脅かす
理由は並列的に無数に存在します。よって、この状況ではこう、
この状況ではこうと定義するのが非常に難しいです。細分化す
るのが難しいなら、一層のこと殺人という行為を禁止すれば、
最も高いレベルで『平和』は維持されるわけです。故に『平和』
時では、殺人が認められない。

前置きが長くなりましたが『戦争』時に殺人が認められる、
『平和』時に殺人が認められないのは、ただこれだけの境界線の
差異にしかなりません。

戦争状態において、他者が自分を脅かす要因は一義的に決定
できる。それは、自分の命を直接奪おうとする敵の存在である。
故に、その要因を取り除くことが最も高いレベルで『戦争』状態
を維持できる。故に『戦争』時の殺人は認められる。

平和状態において、他者が自分を脅かす要因は一義的に決定
できない。他者が自分の命を奪う理由は並列的に無数に存在する。
故に、殺人という可能性を取り除くことで『平和』状態を維持
できる。故に『平和』時の殺人は認められない。

要は、戦争のない状態で最もシンプルに統括できるのが『殺人』
を禁止することであり、なおかつ他者が自らを生を脅かすという
強迫観念じみた恐怖をもつ、或いは他者の死を自らの生に投影し
自らを戒めるという人間の機構によって辛うじて殺人は是認されな
いという状況が保たれているに過ぎません。

別に平和時に殺人を禁じる理由は、人の良心、悪心の問題でも何でも
ないわけです。それが一番簡単だから、故に。

その逆もまた、真なり――と。

とまあ、最終的にこういう結論に達してしまい、
また一歩嫌な人間に近づいたなと自覚したわけです。
勿論、私は人間の良心を信じてますが、個人的で
はなく、社会的な総意で見れば、犯罪は人間とは余
り関係ないところで禁じられてるのかなという気がし
て、仕方なく思えたりしたのでした。

当然、これは私の意見ですし、他者がどう反論しようが、
構うことは全くありません。というか間違いなく、私の思考
の方がどす黒く歪んでいるのでしょうから。

というわけで、たまにはこういうことを真剣に考えて見る
のも、倫理感や論理性の訓練に役立つかなと思って公開して見ました。


四月十一日 曇のち雨

はっきりしない天気が続く。もっとも、春先はこれくら
いの方が、花粉症の影響を受けなくてすむものなのです。

今日は『オイディプス――』を600頁ほどまで読みまし
た。ようやくあと一息といったところでしょうか。

帰ってメールチェックしたら、妹からボーイズゲーの
攻略を教えて欲しいと懇願の内容が。調べて数分で発見し
たので、それをコピペして速攻で送ってやる。というか、
学校始まってるんだから早く寝た方が良いんだけどなあ。
私は遅寝の習慣がつき、決定的に生活リズムが反転して、
苦労した覚えがあるので。

後は講談社のメルマガ号外。以前から出す出すといって
その気配すらなく学生アリスシリーズで江上次郎が書いてい
ると公言している『赤死館の殺人』と一緒で、作者の妄想で
はないかとまで語られていた噂の国名シリーズ『マレー鉄道
の謎』がとうとう5月に発売されるよう。それより私は学生ア
リスシリーズの続きを出して欲しいのですが(懇願

アレが五部作だという話を覚えている人も、段々と少なく
なっているのだろうなあ。

後は『朽ちる散る落ちる』も5月発売らしいです。この
シリーズも後二作かあ――どうやって完めるのだろうか。
斜めに楽しみなところではあります。

浦賀氏の著書については書いてありませんでした(泣

そんな、極怪しい所にだけ盛んにアンテナを伸ばし続け
ている最近の動向です。

今日は極一部の人だけに有用な情報でした。
そうでない日は一日たりともないような気もするのですが

最近、ようやくとある哲学的――というか、個人的に
欺瞞的な台詞だなと思っていながら答えを出せなかった内容
に、ようやく自分なりの答えが出せたようで、少しすっきり
した気分になったような感じです。

その台詞とは『何故、平和時に許されない殺人が、戦争時
には積極的に認められるのか?』というものです。

おおよそ、人が死ぬ小説、漫画、アニメ、ドラマで、この
言葉を口にする登場人物を一人は見たことがあると思います。
大抵、この台詞が吐かれると良識派といわれる人間はたち
どころに沈黙します。水戸黄門の印籠のようなものですね。
陳腐だと分かっているのに反撃できないという点において、
これらは非常によく似てる気がします。

私は印籠に頭を下げるのが嫌いな人間なので、こういうこ
とを言われた時、即座に反論できる理論を築いておこうと天邪
鬼なことを考えていたのですが、最近あることに気付きました。

平和時に実行される殺人は許されない。
戦争時に実行される殺人は許される。

二つの現象を括り、停滞し得ぬ論理を紡ぎ出すには『人間の死』
というものを中心に添えては駄目なのだ――と。

基本的に人の命が重いと考えていたのでは、この命題を自ら
のものに昇華しえないのではないか――と。

そう思った瞬間に自分で納得できる説明が思いつき、と同時
にまた一歩、嫌な人間になったような気がしました(汗

これについては時間がないので、また明日に。


四月十日 曇

薬を断ってもくしゃみは出ないので、どうやら花粉症は
完全に私の中では終わったようです。今年は対症、接触と共
にかなり気をつかっていましたが、それが良かったのかもし
れません。来年からも心掛けねば――。

ちなみに花粉症の現象学的直観は『杉のリビドー』だと
思うのですが、皆様どうお思いでしょうか?

と、現在読んでいる本の影響をもろに受けた発言をした
ところで。『オイディプス――』は450ページを過ぎた所で
す。ようやく事件も回り始めたようで、ここからは少し、
速度をあげて読めそうです。目標は、今週中かな。

さて、話は少し変わりますが――。
不肖、私は笠井潔氏の矢吹駆シリーズが好きだと公言して
いる人を、あまり聞いたことがないです。私の一番好きな
『哲学者の密室』などたるいとか鬱陶しいとか、分量のせ
いもあるのかもしれませんが、余り良い評判を聞きません。

難解な話には余り人気が出ないのかと――そういう物
が好きな私は、結構悔しい思いをしてます。まあ、文章に
慣れない人にいきなり笠井潔の著書は強烈過ぎるのかも、
しれませんが。

恐らくは同じ理由なのでしょうが、麻耶雄嵩氏の著書
『夏と冬の協奏曲』や浦賀和宏氏の著書『時の鳥篭』辺り
も、書評系のサイトを回ると悪評価のものが多くて随分と
へこんだ思いがあります。

今、挙げたタイトルの一つでも読んだことのある方は、
是非とも読んでどう思われたか、一度感想を聞いてみたい
なと思った今日この頃です。


四月九日 曇時々雨

三連休の後の会社は僅かにだるいことを知った今日。

『オイディプス症候群』は350ページくらいまで読み
ました(唐突に

話が哲学関係のところに逸れまくり、なかなか事件が
起きないところに、大きな魅力を感じてしまう私は多分、
頭の螺子が結構な数、緩んでいるのでしょう。

でもっ、普段はしないものの考え方をトレースしてみせ
るというのは、頭にとって凄く刺激的だと思うのですが、
どうでしょうか?

で、昨日までに更新すると言っていた『天使の――」の
続きは、もう少しかかりそうです。第二部より執拗な伏線を
沢山張っていたせいです、ごふっ。

さて、話は変わり4月7日の記録です。
関西強行軍旅行の続き、始まりーー。

4月7日3時30分
『Xenosaga』終了、就寝。
ちなみに妹はまだボーイズゲー(笑

4月7日7時0分
起床、眠った気がしない。

4月7日7時50分
目覚めた妹とPS2の起動音のことで言い争いになる。
別れの間際まで、ネタ塗れだった――。

4月7日8時10分
妹の住処を出る。
結局、起動音については決着がつかないまま。
兄妹の間にしこりを残す結果となった(笑

4月7日10時20分
何というかお約束というか京都駅で迷い、
一駅早いところで降りるというRM1の時と
全く同じ過ちを繰り返した(泣

4月7日10時30分
みやこめっせに到着。
カタログを見ながら『虚数生物』のテーマを
聴き続けていた。光田康典万歳っ(お

4月7日11時00分
開始。 取り合えず、適当に並び購入した本が成人向け
というミスを犯したものの、良い本もなかなか。
何より、東京のように殺伐していないのが良い。
きっと京都には何か、霊的な浄化作用があって、
何かが癒されるのだろうと、妄想じみたことを考
えながら、会場をうろうろと。

4月7日11時30分
殺人お知らせ申し上げます
前もって訪れると予告しておいた、碧郎さんを
尋ねる。両方とも睡眠時間が短かったせいか、
この時はあまり話が弾まなかった。

4月7日12時30分
もう一回りして来ますと『平安神宮』を一回り
してみる。何となく絵馬に書かれた願い事が、
気になり見て回る。

『☆☆お兄ちゃんが大学に合格しますように☆☆』

これを書いたのは可憐だと思った私は、何時の間
にか妹派の思想洗脳を受けていたことに気付く(笑

4月7日13時30分
などと斜めなことを考えながら、枝簾桜は綺麗だった。
やはり、風情というのも大切なのだよ、ネモ君。

4月7日14時00分
再び碧郎さんのサークルに。
『Xenosaga』の話から某所の雑記に話が及び、KOS-MOS
が好きな私はえろの称号を与えられてしまいました。
確かに、サイトの非健全化が進んでいることは認めます
が、何か納得行きません。本編の彼女は全くえろでは
ない――筈だ(自信なさげに

4月7日14時50分
メールアドレスを交換。私がメアドを教え、碧郎さんが
早速メールを送ってくる。そこにはただ一言。

『コスモスー』

コレハ、アラテノ、セイシンコウゲキデスカ?

4月7日15時00分
イベント終了。しかし、BS12の申し込み場所に人が誰も
いないという緊急事態。 この神隠しもまた殺人だ取り合えず、
いつも場所を占領していることもあり、少しだけ撤収に
協力。ぼーっと突っ立っているだけで、余り役には立たな
かったが。

4月7日15時30分
イベント申し込みの件は、主催者の方が直接訪れてきたの
で、どうやら事なきを得た模様でした。めでたしめでたし。
何とか荷物もまとまり撤収。私が他に行く予定はないと
言うと、碧郎さんの自宅に誘われた。二つ返事で着いていく。

4月7日15時40分
いつも、スケッチブックを描いているので分からなかったが、
絵師のカゲロウさんもよく喋ることを知る。よくよく私は、
漫才のように絶妙な間で会話のできる二人組と縁があるなと、
改めて思った春の一日。

4月7日16時00分
到着。私の部屋に負けず劣らず混沌属性。

4月7日16時30分
恒例のクリスティ談議からサークル談議に続き、えろを
目指すべきか否かで割と真剣に語り合う。ちなみに、も
う目指して通り越した私は針のむしろ状態でした。  

流石に、次の作品もそうだということは黙っていた。

4月7日17時00分
本人の目の前で作成した同人誌の中身を朗読する
のは止めて下さい、カゲロウさん(大泣

4月7日17時30分
シスプリの男性版なるものについて、今までに無いほどの
真剣でふざけた語らいが本格化。

4月7日18時00分
何処をどう間違ったのか、インド式ヨガを体得した火を噴く
弟という怪しい弟が誕生してしまう。寝不足で皆が皆、テン
ぱっていたことの証明に違いありません。

4月7日18時30分
一服の清涼剤になる可能性を求めて『鉄腕アトム』を見る。
うわあ、ウランちゃんの性格きっつぅー(笑 ちなみに、
手塚先生が将来の妹ブームを見越していたと語ったのは、
碧郎さん。その書評はビミョーな意味で正しいようなそう
でないような――。

4月7日19時00分
再び話が例の弟の話に。何故か、その弟の名前がダルシム
に確定していた(笑 ちなみに、いくつか別の案も出たの
だが、私は『ダルシム』しか覚えていない。

4月7日20時10分
バスが大阪発のため、そろそろ限界稼働時間。ということ
で、出発する。取り合えず、駅前のマックで食事に決定。

4月7日20時40分
バス、無茶苦茶、混んでました(汗
京成線地獄の通勤ラッシュに勝るとも劣らない凄まじさ。
霊的浄化能力があろうとも、百万人都市は伊達ではないと
いうことかっ!

4月7日20時50分
ようやく駅に着き、まだ少し時間に余裕があることを確
認し、マックへ直行すると――。

開いてません
でしたーーっ

 

4月7日21時15分
根性のないマックに見切りをつけ、コンビニでおにぎりを。
シレンのように貪り食う。

4月7日21時25分
電車の時間が来たので、碧郎さん、カゲロウさんと別れる。
また、何時か何処かのイベントで会いましょう。

4月7日22時10分
大阪駅到着。桜橋口駅で、非常に美味しいたこ焼きの屋台を、
偶然に発見。本日、最後の収穫でした。そのままバスへ搭乗。

4月8日6時00分
そして、我は東京に帰還したのでした。

――とまあ、かいつまんだ内容なので色々と穴があるかも
しれませんが、二日が二日とも非常に楽しい内容でした。

特に、七日は碧郎さんとカゲロウさんの御二方にはとても
お世話になりました。また、お会いした時には宜しくお願いし
ますね、と完全な私信ですが、ここで述べさせて頂きます。

ただ、同人誌の朗読だけは――朗読だけはっ(懇願


四月八日 晴

『僕らの自由を 僕らの青春を 大袈裟に言うのならば きっとそういうことなんだろう』
(BY EAGE RIDER)

引きこもり青年だった私には、こんな青春の迸りが眩しいっ。
せめて高校時代までに聴きたかったなあと思う、曲です、私的に。
ちなみに、屈折した青春時代だなという意見は却下します。

嗚呼――。

やっと花粉症の影響下から開放されました。最近、症状が
出るのが早い分、緩和されるのも早い気がします。とはいえ、
来年もまた同じ症状が出るのかと思うと憂鬱なのでした。

さて――。

今日は基本的に、オフレポをまとめたり色々な文章を打って
ました。一度、本と食料の為に外出しただけで、正に休むと
いうことに集中しておりましたのです。ただ、全部一編とい
うのは無理なので、今日と明日に分割します、すまなじ。

で、本屋では『キノの旅―The Beautigul World―』
(時雨沢恵一著:電撃文庫)と『私立霧舎学園ミステリ
白書―四月は霧の00密室―』(霧舎巧著:講談社ノベルス)
『世界は密室でできている―The World is made out of
closed rooms―』(舞上王太郎著:講談社ノベルス)の三
冊を購入しました。

一つ目は以前、お薦めのあった本で至ってまともそうな
装丁の本です。『オイディプス――』の次の次くらいに読も
うと思ってキープしております。

問題は二つ目と三つ目です。私的にかなり問題ありです。

二つ目の『私立霧舎学園――』は、切り取り難い、劣化が
早そう、うざいとかなり評判の悪そうな例の密室本の中の一つ
です。まあ、それは良いんです――もう慣れた、慣れました。

表紙がアニメ絵な上、タイトルの00はゼロゼロではなく、
ラブラブと読むような仕様になっていました。

しかも、設定が往年のラブコメっぽい、脳に直接手を突っ
込んで、味噌を掻きまわしたいと思うくらいの直線ぽいです。

拝啓、講談社殿おッ!!

私にッ! これを買えというのですかッ!!

 

いや、出るということは知っていたんですが、装丁との
ダブル攻撃で私は撃沈っぽいです。本屋で必死に笑いを堪え
てました。某小説風に書くなら。

痛い痛いお腹いたあい(震

結局、買いました、買いましたよ。

デビュー作から最新までシリーズもので四作発表されている『あ
かずの扉シリーズ』に関しても、ノリが死滅したタイプのラブ
コメ風だとか、トリックが激しく強引だとか、使い方を間違う
と恐ろしく危険な(ミステリィ的に)異能力者がいるとか、実
はあかほりさとるが書いてるとか色々な風評がありますけど、
私は好きなんですええ好きですよ好きで悪いか畜生(投槍風

別に買えとは言いませんが、ノベルスコーナで漫画の棚に
並べていてもばれそうに無い講談社ノベルスの本を見つけたら
それこそ私がここで言及している品だと心得て下さい。

三つ目は、デビュー作、二作目とも全く同じ作風なのに、
デビュー作の方は『この方はかなり凄い』と思ったに反して、
二作目は『こりゃ酷い、最悪』と思ったという別の意味で問題
ありな方の作品です。

ある意味『どっちも面白い』や『どっちも詰まらない』と
は比べ物にならない位、厄介というのはお分かりになるでしょ
う。前者は続けてシリーズを買う、後者は買うのを止めてしま
えば良いのですから。

難しく言えば境界線上が極めて曖昧――、
浜崎あゆみ風に言えば『ビミョー』な作品です。

故に一応、買いだめしておいて近い内に読んでみる予定。
ちなみにこれも密室本です。

これで『捻れ――』『クロック城――』を足して我が家に
は『密室本』が四冊あることにあります。やはり、私は講談社
の体の良いカモの一人に違いありません(お

さて、どのような問題があるかを示したところでここから
が本題。関西圏に、強行軍旅行をしてきた記録を綴ります。今
日は4月5日・6日編です。

4月5日XX時XX分。
退社した私は飯を食い、東京駅の更衣場で私服に。
スーツはコンビニで自宅へ送り、身軽になった私。
大阪行きのバスに乗り、八時間の旅路に着いたの
でした。

4月6日6時30分
目覚めたら到着しており、慌てて下車準備(焦
その後、大阪駅で迷うのは『お約束』でしたが、
何とか待ち合わせ時間までには最寄の駅に到着す
ることができました。

4月6日7時30分
大阪に来た目的は3つあります。
6日はその1つ目と2つ目をコンプリする必要があり、
その1つ目が一人暮らしを始めた妹のPCのネット環境
セットアップという、母からの指令を果たすことで
した。恐らく、まだ申し込みだけだろうなと推測。

4月6日7時40分
妹の髪の毛は、見事な金になっていました(驚
私、一瞬、気付きませんでしたッ!
女は色々な意味で化けることを再確認。

4月6日7時50分
妹曰く、ADSLは止めてCATVにしたよ。
当日まで知らされなかった事実に愕然。
それ、もっと早く言いなさい(泣
まあ、LAN基盤以外は用意してくれるとの
ことなので、買い物的には楽になったが。

4月6日08時00分
到着した私は午前中、ずっと『Xenosaga』をプレイ。
『神秘の力よ――モモに力を』斜めな台詞に妹と共に
大笑い。何とかキャプターっぽいという確信をついた
妹の台詞は恐らく、正しい(笑

4月6日13時00分
日本橋へGO。
本来の目的であるLAN基盤は即効で購入。
本来の目的でない某女性用ゲームを探して
二時間ほどさ迷いました。とうとう、PCの
ボーイズゲーに手を出した模様。妹が少し
遠く感じました(泣

4月6日16時30分
一旦、家に戻って次は第二目的である『菊水』へ。
ここのお好み焼きは本気で上手かったので、もう
一度、尋ねようと密かに画策していたのでした。

4月6日16時40分
流れ的に、私が代金を奢ることに大決定(泣

4月6日17時00分
環状線の満員に心底参った様子の妹。『故郷(クニ)
へ帰る』発言を連発。こんなことで都会の生活に馴染
めるのか凄く不安に。

4月6日17時30分
20分待ちで菊水入店。

4月6日18時30分
余は大満足であるっ(断言

4月6日19時30分
私は『Xenosaga』を。
妹は今日買ったボーイズゲーを。
つくづく斜めな兄妹だと思う、自分でも。

4月6日23時59分
私は『Xenosaga』継続中。
妹はボーイズゲー継続中。

(7日に続くっ)


四月五日 晴

さて、こんばんは。
私は今日の夜、既に大阪に発っていて居ないので、
変則的に更新です。

というわけで、わざわざこんな時に更新したの
だから、さぞかしとっておきのネタを見つけたのだ
ろうと思われた方、正解です。

サウンドノベルシリーズ人気作の正当な続編が、
CHUN SOFTから発表されました。

http://www.kama2.jp/

タイトルは『かまいたちの夜2〜監獄島のわらべ歌〜』
です。発売予定日は7月18日――うわあうわあうわあ、
最近、不思議のダンジョンシリーズしか出してなかった
同社の久々のサウンドノベル作品、しかもタイトルや、
登場人物からするに、本格ミステリィっぽい感じがひし
ひしと。

まあ、第1作目のPS版おまけシナリオ『真里の探偵
物語』でペンションの事件以上の恐怖云々と続編を臭わ
せる台詞があったので、出るかもとは思っていたのです
が、こんなにも早く出るとは、感激ですっ!

媒体はPS2――丁度、都合よく今、我が家にはPS2が
あります。これはもう、買えという電波の思し召しでし
ょう。というか、本体買ってでもこれは手に入れた筈。

というわけで、とびきりのネタを披露しました。

それでは皆さん、ごきげんよう。
次にここが更新されるのは、恐らく8日でしょう。
多分『捉我――』と『天使の――』の続きをUPできると
思います。前者はようやく、前半部で一番書きたいとこ
ろまで進みました。期末考査イベント――ここを過ぎた
らようやく副題であるクリスマスの話です。というわけ
で、四分割では収まりきりそうにありません。

恐らくFACTOR01の倍くらいの容量になる筈なので、
完結編が三つに分かれます。ああ、計画性のない私(泣

あと真希の取り巻き――というか友人達は、密かに
『TO HEART』に出てくる例の苛めっ子三人組に負けない
あくの強い集団を目指したのですが、それが達成できた
かなというのが、是非感想として聞いてみたかったりして。

後者は――佐祐理さんが完璧に名探偵モードです。
このモードに入ったさゆりんは、色々な意味で書いていて
凄く楽しかったりしますね、ええとても楽しいです。

では、我は大阪に行きます。グッドバイ。


四月四日 晴

暗い夜道に『虚数生物』のテーマを聴きながら悦に耽り
あまつさえ何か不穏なことでも考えているかのような笑み
を浮かべて歩いている私は、何時か警察に任意尋問を受け
るかもしれないと思った今日この頃です。

さて、明日は夜行バスに乗って東京を発ち、大阪に行き
ます。先日も述べましたが、実母より妹のPCの設定をして
欲しいという直々の辞令が下りたからです――鬼の一声(笑

ちなみにADSLの設定をするということだったのですが、
件のADSLにも、更にはISPにも申し込みしてないと4月2日の
時点で判明したので、結局は機器の購入と設定、後は回線が
繋がった時の為にダイアルアップ設定の作成、後はいらない
ファイルの削除――というかいらないファイルの削除くらい
自分でやれよと心の底から思いましたが。

更には妹にNTTへのフレッツADSL加入の方法を何回も何回
も噛み砕いて教えても半分も理解できずに切れそうになった
り、挙句の果てに逆切れされたり、もしかしてと思ってプロ
バイダに加入していますか? とこっそり聞くと案の定まだ
だったり――ということがあると、やはり一見さんにはPC
の設定はまだまだ難しいということなのかなと思ったり。

私もPCが便利で使い易いというのは間違いなく嘘だと、
思っています(最先端の技術をそれと感じさせず素人にも簡単
に使えるというのが真の意味で便利という筈)が、それは、
設定以前の問題なのではないかなと、しみじみ思ったりもし
ました。と同時に、家族とはいえ対外折衝は難しいなと――
涙が出るほど感じ、私が営業やってたら一年も経たない内に
確実に胃に穴が空いてたかもしれないと改めて悟るのでした。

一応、大学の指導教授に君は30になる前に相当のお喋りに
なると予告されているのですが――どうなのでしょうかね?
今の自分を鑑みるに、とてもそうにはならない気もしますが
その辺りは何かに覚醒したように喋り出すのかもしれません。

話は変わり、最近はPCに向かった時、恒常的に『Xeno-
saga』のサントラを聴いてます。冒頭にもあった『虚数生物』
のテーマとか、フルオーケストラの曲が好きな私にはたまら
ない楽曲だったりしますし。けど、このゲームは音楽が良い
という感想を聴かないような気がします。恐らく――直接的
には表記しませんが、特定の少女に目を奪われ聴覚辺りを騙
されたりしているのかもしれません。

これに限らず私は『オーケストラ系』の楽曲が割合好きで
故に『オウガバトル』シリーズの音楽は初作からかなり聴きま
くっていますし、メジャですが『ドラゴンクエスト』シリーズ
の楽曲も割合好きです。『幻想水滸伝』の音楽が好きなのも、
同じ系統です。

ただ、本格的なクラシックは殆ど聴いたことがないという
完璧なるエセオーケストラファンだったりするのですが。

暇と財力に余裕があれば、一度本格的なクラシックのコン
サートにも足を運んでみたいと最近、よく思っています。昔は
暇な音楽だなと思ってましたが、最近はそこらのポップ音楽の
大半よりは余程聴けた――優れた音調の曲が揃っているではな
いかと思うように。脳が思想転向を果たしてしまったようです。

こうした古臭いものを好む嗜好が折り重なり、
私は若くして徐々に枯れていくのかもしれません。

さて――。どうやら同人誌の表紙絵は描いて頂ける方向で、
話が決まったようです。というか、紹介して頂いたというのが
正しいのですが。

こちらの方はもう少し詳細を詰めたら、ここのサイトでも
お知らせするつもりです。それでは。


四月三日 晴

一旦、一言ネタは休止です――鋼鉄番長の密室で私が
好きな台詞は後、全部ネタバレなので。

今日は『オイディプス症候群』を200ページ少し。やは
り、あの濃い内容だと一時間で50ページほど読むのが限界
です。ただ、週末は少し遠出する故に一気に読めるかもし
れません。

あと、表紙のすぐ後にある見取図を見て激しく思ったの
が、執拗にトイレ(見取図では化粧室)が各部屋に描き込ま
れていることです。これには本気で笑いそうになりました。

何のことだか分からない人は、哲学者の密室にあるハンナ
の小屋の見取図を見て下さい。人を監禁する小屋なのに、トイ
レがありません。多分、作者はこれを指摘されて余程衝撃だっ
たのでしょう。それが、今回の小説でトイレの執拗な拘りに、
繋がっている気がしてなりません。ちなみに小説内部でもトイ
レのことについては一言も言及されていませんね(笑

いじょ、知る人ぞ知る激しく素敵なネタでした。

さて、話は変わり――。

講談社から四月分作品紹介用のDMが届いたのですが、浦賀
和宏氏の新作は来月以降みたいですね。春刊行予定と書いてあ
ったので、時期的には来月か再来月なのでしょうが、この方の
新作を早く読みたい身としては少し寂しいです。

花粉症はようやく降下線の兆しを見せ始めました。あと二
週間ほどで、完全に収束しそうな気がします。ようやく安寧の
春が私の元へ訪れようとしている――。


四月二日 晴

『いったい真夜中に牛乳片手に何してたんです? もしや『お嬢さん、僕のミルクを飲まないかい』、とか趣味の悪いナンパをしてたんじゃないでしょうね?』
(BY SPIRAL NOVELS2 -THE END OF THE AGE OF IRON COURAGES-)

よく考えてみれば、この台詞からして既にガンガンの
読者層の平均に通じるギャグじゃないような気がします。
私的にはこの作品で一番の迷台詞。何せひよのですからね
――この益体ない台詞を吐いたのは(笑

今日は『オイディプス――』を100ページちょっとまで
読みました。相変わらず脱線――というか推理に関係ない
ところで無闇に熱くなる主人公ですが、こと『哲学者――』
以降、寧ろ脱線した内容の方がメインだという認識がある
ので、私的には問題なし。ただ、今週はこれを読了するだ
けで潰れてしまいそう。何しろ四六版で900ページ近くあり
ますから――比喩なしで人を殺せます、この小説は。

さて――私のIEは最近、サブネームが非常に長いです。
正式名称『Internet Exproler5.5 SP2;Q313675;Q316059;
Q319182;』などという、如何にも継ぎ接ぎだらけのIEという
感じがします。私はまだ、一度OSの再インストールをやって
いるので過去のパッチ履歴が消えていますが、すわ絶えず、
セキュリティに気を使い、システムが不安定になるのを恐れ
ながらもパッチを当て続けた方の中には、私より更に継ぎ接
ぎだらけに見えるものもありそうで怖いです。5−6連続の
激しいコンボが垣間見えるかもしれません(汗

ここまで来ると、マジョリティだから激しく狙われると
いう見解が流石に胡散臭く見えてくるのは私の気のせいでも
ないような気がしてなりません。

ただ、これだけパッチを当ててもまだセキュリティ・ホー
ルはあるみたいです。改めて言うまでもないですが、本気で
凄まじいブラウザだと思います、ええ本当に。

さて、後はちょくちょくと『Xenosaga』をプレイ中です。
ムービィの合間にRPGやっているという印象の強い作品ですが、
演出はとても格好良いです。今までのお気に入りは『巡礼船団
の登場シーン』と『KOS-MOSが初起動時に無表情で敵を薙ぎ倒す
シーン』辺り。この二つはもう、映像も音楽も格好良いのです
よ。このゲームのムービィを見てると、FFのムービィはただ、
綺麗なだけでしかないのだなあと、思ってしまいます。

にしても、イっちゃった人の度合いが多いのも、何気に私
好みだったりします。ああ、倒錯人種万歳、ですね(お


四月一日 晴

『おお、鋼鉄! 鋼鉄番長!』
(BY SPIRAL NOVELS2 -THE END OF THE AGE OF IRON COURAGES-)

この台詞で本気で吹き出した私は、所詮熱い男の仲間
ではないということでしょう。だって、その情景が頭に浮
かんできて、もう――精神が一種の空白状態を作ったほど。

さて――。今日は『鋼鉄番長の密室』(城平京著:エニ
ックス)を読了しました。内容としては――これはまあ、
馬鹿ミスの一歩手前です。もう前半はやけに笑えますし、
主人公は少しばかり聡い折原浩平みたいですし、番長の
歴史は泣き笑いしそうになるほど下らないですし。本当、
ギャグの破壊力が凄まじ過ぎです。

それでいて解決はこれでもかというくらいミステリィ的
ですし、真実、事件の解決者に追わせる何気なく枯れた、し
かし切ない言葉に、ああやっぱり『名探偵に薔薇を』の作者
なんだなあと思うこと頻りでした。

そして外伝は『殺人ロボの恐怖』という怪しさ大爆発の
題名でした。私としては題名を鳴海清隆と愉快な下僕たちに
改題した方が良いのではと思った今日この頃(笑

話は変わり、広告バナーが出るせいで去年に引き続き、
バレバレなのですが、今年も四月馬鹿ネタをトップに貼って
みました。私の願望、こもりまくりの一品です。というか、
以前に続編にこんな話を予定していた――みたいなことが、
設定集みたいなのに書いてあったので、そこから膨らませて
予告編みたいなものを――というわけです。

では、明日からとうとう件の『オイディプス症候群』に
取り掛かろうと思います。

 

追記:鋼鉄番長の元ネタ[04/01 23:18 ADD]

いや『鋼鉄番長の密室』で、鋼鉄番長が何かのゲームの
主人公だと聞き、ネットでちょっくら調べてみました。

そして発見。

http://www.cmrwest.com/peguin-folder/pen-soft.htm

――――

―――

――

し、城平氏の言ってたゲームって――。

 

 

 

 

十八禁ゲームなんですかあっ(驚

 

いや、本編とか見てて、原作の城平氏は絶対、ONEや
Kanonをやってると推察していたのですが――。

こんなコアな18禁ゲームを知っているなんて、筋金入
りではないですかっ!

でも――。

でもですね。

やっぱり、どうしても――。

どうしても、これだけは言いたいです。

 

 

 

 

 

 

小説読んだ小学生が、ゲームという固有名詞に惹かれて 鋼鉄番長の原典を探しに行くことがありませんように(祈


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