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2001年2月の活動報告

二月
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二月二十八日 雨

今日の一言
『マイワイフ』

誰の言葉か分かった人は凄い……かな?
分かる人には分かる言葉です。

今日は「雨」が似合いそうな一日でした。勿論、ここを見てる人は何のことか分かる筈。
そして一日中、本の整理をしていました。

とりあえず近くのスーパーから段ボールをかっぱら……もとい拝借し、持っていく予定の
文庫、新書、漫画、教科書、その他諸々を五箱に詰め込みました。

それでもまだ百冊近く本が残っています。室内で簡易倉庫番ができます……えっへん。
大体を詰め終わると本棚を一個分解して、押入れに放り込みました。こちらは粗大ゴミ
か……一応木だから、資源ゴミか燃えるゴミで出しても良さそうですが。

しかし、本を整理した筈なのに部屋が全然片付いて見えないのはなぜでしょうか?

三月の中旬始め辺りには今いる下宿先を引き払って、会社の寮に入るまで実家に
緊急退避するということが決定したため、思ったより早く引越しの準備を進めなくては
いけないことが判明しています。故に明日も段ボールを拝借して荷物の梱包、それから
掃除なども進めないといけません。

あと、寮は家電製品が揃っているため、これらの処分も考えなければなりません。引越し
業者にもそろそろ連絡をとらないといけませんし、転居届や資料も書かないといけない。

考えれば考えるほどにやることが多く、さてこれからどうしようかと計画を練りあぐねて
いるところです。荷物としがらみが増えるほど、引越しの面倒さは比例的に増加しますね。

まあ、平板と近況を語ってもつまらないので最近ふと思ったことでも。それはあるテレビ
番組の「俗悪さ」についてです。

その番組はTBS系の「ガチンコ」という番組なのですが……この作品はあまりに内容が
ひどく敬遠していたのですが、ふと目にする機会がありました。

最初に「ファイトクラブ」というコーナです。この中で苛めが出てきたのですが、呆れる事に
この番組は苛めを野放図にしていたのです。雑事を押し付けるものと押し付けられるもの、
共同生活の中で最小限行われなければならない規範というものを教えるものは誰もいませ
ん。コーチも見ないふりをしています。私にはこれが理解できません。確かにスポーツでは、
先輩の後輩に対するシゴキ(もっとも、私はこの伝統も極めて愚かだと思ってますが)は、
多少は存在もしますし、それが全体的にプラスになるのだとしたらそれも構いません。しかし、
スタートラインも同じクラスメートが何の根拠もなく被差別者に追い込まれる……これは絶対
あってはならないことです。百害あって一理なしです。

この構造は甘えと傲慢、恐怖と卑屈を組織に植え付けます。前者は限りなく増長し、後者は
限りなく萎縮し力を失ってきます。苛めが日常化した組織は、例えば露西亜軍の体罰が横行
している現状を見ても明らかです。その番組の趣旨は、逆境は自分で乗り越えろってことみた
いですが、苛めは逆境以前の問題です。意味のないはりぼての障害物でしかないのです。こ
んな不条理を放置するコーチ、業界人、スタッフは最悪です。

しかもこのコーナ、現在では殆ど意味がないとされているトレーニングを精神強化という名目
だけで行わせています。しかも筋肉疲労で体が動かなくなるまでです。筋肉なんてどんなに
駆使しようと毎回の成長は微々たるもので、長い修練によって初めて戦いを許容できる肉体
に育つというのはフィジカル・サイエンスの常識です。それを無視して精神論だけに基づいた
意味なき特訓。以前に故障者がでたという話をしていましたが、それは当たり前なのです。
不慮の事故だと思っている人がいたならば、考えを改めて下さい。あれは間違いなく人災です。

勿論、スポーツに強い精神は不可欠です。しかし、近代スポーツは体力、精神、理が調和して
いることが不可欠です。決してどれかに偏重せず、どれも高いレベルに到達してこそ人は9秒
台で走れるし、2時間そこそこで42キロもの距離を走れるのですから。精神への偏重は理の
軽視と体力の破滅に繋がります。

もし、あのコーナが目指すとしたらその三つの調和に則った、少なくとも一年は真剣に取り組む
べき長期プログラムとなる筈です。では、何故それがなされないのか? それはただ一つ、視聴
率を稼ぐためとしか考えられません。

真面目にこつこつと取り組むのが美徳といいながらも、テレビでは毎回動きがなければ数字が
取れません。故に初っ端からシゴキ、精神的に責め立て、対立が起きるよう巧妙に仕向ける。
彼らは数字が取れることを計算したテレビ屋によって予定通りの行動を取らされているに過ぎ
ないのです。そんな悪環境が、ボクサにとって良い筈がありません。実際、第一期生は誰もプロ
テストにパスしませんでした。何故か? それはあんな馬車馬のように体力トレーニングしたって、
理に叶っていない、やたらと熱っぽいだけで必要な体力が育ってないからです。

無論、トレーナだってこんな企画、乗り気じゃないでしょう。もし乗り気だったとしたら、私は
そのトレーナの感性を疑います。高々半年そこらでプロボクサの体が充分に育つ筈がない、
だとしたら少しでも精神を追い立てていちかばちかにかけるしか方法はないでしょう。全く
もって理不尽で酷い仕打ちを行うしか、トレーナには残されてない。

考えれば考えるほど「俗悪」で「悪辣」な企画だと断定せざるを得ないのです、このコーナ。

まあ、このような俗悪さを包含した上で楽しめると言うのならそれでも良いですが。私も
テレビの俗悪さを楽しんでいるところがありますし、趣味の一つに頓珍漢なニュースキャス
タやコメンテータの言葉を聞いて笑うというのもありますし。我ながらやな趣味です、これは。

さて、話は変わりますがもう一つ堅い話です。今日「ここが変だよ日本人」という番組を久々
にみました。あの番組は「声の大きい人間やがなった人間が勝つ」ので、形式自体はあまり
好きじゃないですが、興味深い本音が聞ける時もあります。

今回、気になったのは先日の人命救助を行って命を落とした韓国人についてでした。その中で
韓国の人が「もし、よく観察して日本人だとわかったら助けなかったんじゃないかな」という、
結構辛辣なことをのべました。こういうのを聞くと、韓国の日本に対する反感というのはやはり根強い
のだなと改めて感じました。やはり、そういった本音はあるのです。

同番組で「韓国人が日本人を救ったのではない、人間が人間を救ったのだ」という言葉があ
りました。美しい言い方です。しかし、テレビの報道の過程を見ているとやはり、「韓国人が
日本人を救った」というファクタが、強く押し出されていました。そしてステロタイプに、日本と
韓国の歴史認識を改めるべきだと主張するのです。

もし「人間が人間を救った」のだとしたら、助けに入って命を落としたもう一人の日本人も同列
で扱われる筈です。しかし、現実にはそんなことはありませんでした。やはり、韓国と日本の
不仲というのは現代にも残っていて、それ故にあれほどセンセーショナルな話題となった。
もし日本人だけだったら、日本の首相が訪ねたりはしなかったでしょう。

「異国人」と「歴史」……この二つが話題を大きくしたことは間違いありません。この内、
異国人だからという理由となると、これは欧州でも同じ反応が起こるでしょう。欧州人を
日本人が助けたら、やはり同様の反応が出る。「人間が人間を助けた」などという言葉
はでてきようがないです。それは常に後付けで安っぽいヒューマニストが叫ぶだけです。

「異国人」を救うだけで報道が大きくなるのは国単位で政治が動いているからで、世界の
流れからすれば当然の事。そしてそれ故に高く評価されることは問題ないことでしょう。

日韓の場合、寧ろ「歴史」のファクタが大きく根をはっています。韓国人は日本との友好に
ついて語るとき、老若男女全てが「歴史」を口にします。「歴史」とは日本による韓国の
植民地化という歴史です。韓国は遠く数千年の昔から征服者……この場合は主に中国
の各王朝ですが、それらの超大国の危機に曝されてきました。その中で辛うじて独立を
保つためにナショナリズムを高め結束する方向へと向かってきた国です。

実際、元が当時の鎌倉幕府に対して進行して来た時も高麗人は抵抗ばっかりして、
征服が頓挫した一つの原因とされています。独立ということに拘るが故に、日本の
植民地となったことは舐めがたい辛酸となっている、プラス実は日本に対して密かに
抱いていた優越感の崩壊……この二点が韓国が「歴史」に固執する理由です。

韓国のアイデンティティの一つが実は「反日」なので、友好という言葉に無意識の拒否
感がでる……それも「歴史」という言葉を口に出させる理由です。つまり「歴史」を口に
出す韓国人は、日本に対して実は良く思ってない人が殆どだったりします。

「歴史」は思ったよりも強い力を以って両国の友好を阻害する壁となっているのです。
何故、近くて遠い国などと言われるかといえば「歴史」の壁があるからです。これは、
韓国が国としてのアイデンティティから「反日」を外すまで続きます。もっとも、それを
韓国の看板から外すのにはあと半世紀くらいかかりそうなのが現状です。

「反日」と「歴史」……この二つの確固な価値観を脱ぎ捨ててまで日本人を助けた……、
やはりこの事件がここまで大きく報道された理由はそこにあるような気がします。
二つの国が固定概念を捨てることで、初めて両国の友好は成されると思うのです。

それはとても難しいことですが……。

超絶に長い記録になりましたが、今日はこのくらいで。


二月二十七日 晴れ時々曇

今日の一言
『私も出場してみればよかったかな』

今日、買い直してきたエクセルの七巻より。
鳥人間コンテストでの蒲腐博士の科白ですが……ここのカットで超絶に笑いました。
あれは、反則です。人体構造を超越しています。

さて、更なる盗難事件からのショックから立ち直ってきたところで、
最早施しようがないほど本に埋もれてしまった下宿先よりお送りしているこの記録。

このいかんしがたい状況を打破するため、段ボールを入手してまとめておこうかなと
思った矢先、スーパーマーケットで段ボールの束を発見。しかし、これをかっぱらって
良いものか一寸迷い、結局はご年配の意見を伺うことに。

「ああ、全然構わないわよ。どんどん盗っちゃってOK(母談)」

あっさりと問題は解決されてしまいました……終わり。ちなみに表紙絵の方は今日、
速達でこちらに送られたそうです。ひとまずは安心でしょう。しかし、部屋のエントロ
ピーは極大化しており収束が極めて難しい昨今。

現実逃避にと、先輩から拝借した「カダラの豚」の第一部を読了。しかしこれ、Trickと
筋立てが全く一緒です。Trickの方が後だということを考えると、霊能力者の偽奇跡を
奇術師と教授が暴くという形はこの小説からとられたような気がしてしょうがありません。
ワン・アヘッド・システムの説明しているところまであったし……。

自己啓発セミナの仕組みは別の書物を読んで詳しく知っていたのですが、それでも
人が洗脳されていく過程は見ていて面白かったです。ああ、こうやれば良いのかと(お

あと、個人的には法術という単語がでてきたのも興味を惹かれました。法術とは、
修験者や興行を行うものが見せる手品めいた見世物だという説明がありました。
成程、この辺りが千年前は「方術」と呼ばれていたものが「法術」と名を変える原因
となったのかな? と推測してみたり。

色々な意味で興味深く、面白い話でした。第二部はアフリカのケニアに舞台を移す
ようで、どんな物語なのか楽しみです。


二月二十六日 曇のち晴れ

今日の一言
『佐藤の佐でねえのか?』

ケイゾクより名もなき村民の科白です。
ダイイング・メッセージを解読した見識の人でもあります。

今日は「古本屋」で本を20冊くらい売りました。
それでも残り200冊以上あるのですが、それより扱いが困るのが教科書です。
最早、絶対に使わないであろう本がある訳で、売ることもできず、廃品回収に
出すには勿体無い、どう処分したら良いのか悩む代物です。

まあ、そんなことは今はどうでも良いのです。

今日はエクセル・サーガの七巻を買ったのですよ。

で、ちょっとコンビニに入って出て見ると……。

ない!!

盗られた!!

兄さん、恐いよ兄さん!!

自転車に続いて本まで盗るんですか?

なんで私の大好きなエクセルを盗るんですか?

モラル・ハザードの波はこのようなところまで訪れているのです。
……花粉症で目が痒いし、もうやだな一日でした。


二月二十五日 晴れ時々曇

今日の一言
『あなたがこの事件を解決してくれたら、この箱のフタを開けて中を見てもいいわ』

箱女「茅杏子」警部の科白です……というか私は真剣に見たかった(笑

今日はどこに行っても見つからなかった「金田一少年の事件簿公式ガイドブック
ファイナル」をようやく手に入れました。その中に「怪しくって、つい騙されてしまった
犯人部門」というのがあったのですが、何故「モリウタコ」が入ってないのか不思議
でした。私はあの人を無茶苦茶不審がってました。まあ初っ端でいきなり自殺した
時点で既に犯人ではないのですが、それでも怪し過ぎます……強烈でした。

彼女とKKK風衣装の「連城久彦」、十三歳の悪魔「クリス・アインシュタイン」は
怪し過ぎる人物のベスト3でしょう。

ちなみにトリックで唸ったものベスト3は「真ん中のグラスを取れ」「空白補完効果
回転扉のトリック」です。特に前者二つは本当に唸りました。やはりトリックはシン
プルで効果的なものが良いと感じたものです。(要反転)

あれが始まったのが八年前……ということは、まだ中学生の頃に始まった連載と
いう訳です。私は最初の事件で例の医者「結城先生」を犯人として送って大外れ
してから、推理から遠ざかっていたという苦い過去があります(お

そう言えば「結城先生」ですがドラマ版、アニメ版共にカットされてました。やはり、
メスとカンシで食事はまずかったのでせうか? 謎は尽きません。

今日は「全く面白くない話」を。というか、ちょと政治で思ったこと……。
興味なければ読まなくても幸せに世はおくれます。

最近森首相の支持率が5.4%ととんでもない値を弾き出していることがニュース
で報道されていた。とことん間を読めず、凡庸と僅かばかりの右翼思想がリベラル
派主流のマスコミの逆鱗に触れ、ことあるごとに散々叩かれた末のこの結果。些
かマスコミが焚きつけた感はなきにしもあらずだが、ここまでとことん嫌われると逆
に気持ち良い気がする。すっぱり止めてもどこからも動揺が及ばないから、自民党
にとっては首の挿げ替えに都合が良いのかもしれません。

それに対して、野党は相変わらずやり口がまずい。もし、本当に自民党政権を打倒
して政権を引っ繰り返したいのなら、ごたごたは放っておけば良いと思う。予算委員会
なのだから証人喚問や糾弾は後回しにして「それも勿論大事だが、今は国民の税金
の有効な再分配方法を考えるのが先決だ。今は敢えて、政策で勝負する」くらいの
堂々とした態度を取ればリーダシップを求めても罰は当たらない筈。

しかし、やっていることは政治家の行動ではなく、糾弾により少しでも相手のイメージ
を下げようという政治屋の雰囲気しか感じられない。実際、民主党支持者は自民党
と同じく減少傾向にあるのだ。このままでは森首相を切った自民党だけ、イメージア
ップということにもなりかねない……いや、その可能性は極めて高い。

ということで、与党はごたごたしてるが野党もそれ以上に馬鹿をやってる……と思って
るのです。大体、野党はいざという時に与党を打倒する気概を持っていなくては勤まり
ません。アメリカ、イギリス、フランス然り、与党と野党の逆転は何度も起こってます。

日本は長らく最大野党であった社会党が、そんな気概を一欠片も持たずに糾弾と批判
を繰り返していたため、生まれたのは右翼からリベラルまで様々な思想を包み込んだ
自民党という一党独裁政権でした。他の政党が余りに役に立たないため、矛盾だらけ
のこんな政党が生まれたのです。

マスコミはマスコミで野党の政権批判と親和性が高いので、批判をやっていれば誉めて
きた面がありました。特にリベラル系。その結果「野党の仕事は現政権の粗探しと批判」
という歪んだ風潮が根付いてます。自民党は嫌だが、批判ばっかりやってる野党に政治
センスがあるかというと多分に疑わしい……というのが無党派層の増加している原因だと
思います。現に野党連立政権は自民党政権の不出来なコピーのまま、終わってしまいま
した。野党がいつでも次の政権を担う政策と気概を持っていないための失墜です。

そういう意味で「無党派層の風」というのは、与党、野党、マスコミのトライアングルが、長
い時間をかけて醸成してきた空気でもあります。マスコミがこの空気の原因を必死になって
探していますが、答えの一端は彼らの頭上にこそ存在する筈です。探さなくて良し。

で、その「無党派層」が選んだマスコミ曰く「無党派層の風」が選挙で選んだ人物が、パフォ
ーマンスと弁舌で民衆を熱狂させるだけが得意な長野県知事と薬害エイズ運動を原告の母親。
どう考えても後者は知名度で選んだとしか思えません。これは選挙でタレントを選んでいる反応
と全く変わらないのではないでしょうか? 前者の方は、政治能力というものはまだ未知数です。

しかし「公共工事反対の機運に乗っただけの脱ダム宣言」なんて主張し、それを敵対派には
直前まで隠しておくなんて姑息なことをやっているところを見ると、マスコミや民衆の心を掴む
だけは得意な衆愚政治家の臭いがぷんぷんします。まあ、確固たる確信をもった改革を行う
可能性もなきにしもあらずですが……。

慢性水不足(蛇口捻れば水が出るという環境からは信じられないかもしれませんが)の
日本にとって安定な水の供給に「台風」「ダム」は必要不可欠です。勿論、行き過ぎた
ダムの建設は逆に環境破壊や水不足を及ぼしますが、近代的治水には欠かせない
要素です。それを「公共工事の嫌悪感」という国民感情にだけ配慮してその功績すら
否定してみせる……度量が余りに小さ過ぎると思います。少なくとも、何の実績もあげて
いない人物をマスコミこぞってあそこまで高く祭り上げるのは異常です。

権力とマスコミの結婚にロクな結末は待っていません。せめて東京都知事の石原慎太郎
氏と同じくらいの厳しい批評はなされるべきです。でなければ不平等過ぎます。

……かなり長いですが、要はきちんと政策を表明できる政党が複数あれば良いなというこ
とと、長野県知事の評価が不当に高過ぎるということが言いたかったのでした……終わり。

さて、ここからはちゃんぽんな話題に戻します。

今日は半年前「沢渡真琴関西組?」主宰でFC本を作るときには協力すると言った通り――
いや、随分古い約束のような気もしますが――SSを寄稿しました。昨日の日記にある「ケー
ニヒスベルグの橋」云々に関係したやつで、タイトルは「最小公倍数の幸せ」です。

どうも私の趣味が丸出しな上に、余り意味のない数学についての薀蓄があり、しかも真琴の
出現度が低い、FC本に寄稿するにはどうかなという話になったのですが、話の中心自体は
真琴なので問題はない筈です。故に、こっそりと送りつけておきました。

これで編集者が倒れない限りは、ものみの丘通信春号のOne of themとなる訳です。

あとは「売るべき本とそうでない本」をどうしようか整頓していました。しかし、余りに
そうでない本が多いため一旦中断。売り決定なものは明日にでも古本屋に持って
身軽にしましょう。あとは段ボールと引越し業者の選定、電化製品の処分など色々、
引越しについての作業を進めなくてはならないようです。

あと、今日は僅かに鼻がむずむずしました。やはり、雨の後は余分に花粉が飛散
するみたいです。花粉症の方は、そろそろ気をつけませう。

最後に、ネットビレッジから「EVE the Fatal Attraction」というシリーズの最新作が
出るとか……というか、このシリーズいつまで続くんだろうか……。


二月二十四日 曇時々雨

今日の一言
『ねえ、ぼくに欠けているものがわかる? あなただけに打ち明けるよ。
ぼくに欠けているものは、ぼくが愛することのできる、心から愛することができる人間なんだ。
ぼくは父を失った。そしてその代わりになる人はいなかった。わかってもらえるだろうか……』

エヴァリスト・ガロアという数学者の科白です。
この言葉が自殺の直前に呟かれたというのは悲しげな気ですなあ……。

今日は「耳鼻科」に行き、花粉症について医師に色々と聞くことができました。
今年は例年より花粉の飛散量が多く(確か、去年も同じ話を聞きましたが……)
早めの治療に訪れたのは正解だということでした。取りあえず、点鼻薬と飲み薬を
貰い、予防的に服用することにしました。

風邪薬の予防的服用は大変危険ですが、(故にあゆシナリオの薬の取り扱い方
は誤りである)抗アレルギ剤は1〜2週間経たないと効き目が出ないので、花粉
症で辛いと言い始めてから飲んだのでは遅いのです。

診察して頂いた医師は薬やアレルギのこともよく知られており、色々と助言も下さり
ました。花粉は初動捜査が大切です。

後は「ケーニヒスベルグの橋」についてWeb上で色々と調べていました。この辺りの
知識が現在進行中の話に必要なので……。私は「グラフ理論」という講義でこの
「ケーニヒスベルグの橋」について習いましたが、一筆書きの問題がこのように証明
されているということが私には新鮮で衝撃的だったことを今でも覚えています。「地図
の四色問題」、「フェルマーの最終定理」と共に、数学の証明で心惹かれた数少ない
分野だったりします。

で、この「ケーニヒスベルグの橋」ですが、主に「離散数学」や「ネットワーク論」という
分野で登場する話でした。専ら情報系に親和性の高い話で「数理系」か「情報系」で
なければ「離散数学」という分野で僅かに習う程度らしいというのがWebで情報を集め
ての私の思いでした。もちろん、これは偏見かもしれませんが。

しかし検索エンジンと言うものを私はロクなことに使っていないような気がします。調べた
キィワードが「砒素」「特攻隊」「盲導犬」と、検索のログが取れるとしたら「こいつは一体、
何が目的でこんなてんでバラバラのキィワードで検索してるんだ?」と疑われるでしょう。

私としては「参考資料」としか答えようがありません(お

あとは相棒の羽青まちさんに「『終わりなき〜』の表紙絵はどうなってますか?」
とメールで打電。返ってきた返事は「ぎりぎりになりそう、頑張る〜」でした。

少し不安……。


二月二十三日 曇のち雨

今日の一言
『親方、空から女の子が……』

「天空の城のラピュタ」より。
やっぱり、何度見ても良い話は良いです。

今日は予定通り、耳鼻咽頭科に行ってきました……ある程度の大病院。
が、カウンタでの言葉。

「一般往診は午前中しかやっていませんが……」

なんですと!!!

起きだちから少し鼻がむずむずしたので、そろそろイエロウ・シグナル点灯かと思った
のですが……初っ端から失敗。ただ、小規模の病院については知識が少な過ぎます。
これは花粉症の方でも全ての人は知らないでしょうが、耳鼻咽頭科の医師には普通の
医師以上に当たり外れが多いです。下手な医者に当たると、

1 症状を調べぬままに治療を始める
2 効き目の強過ぎる薬を平気で処方する

などの散々な目にあってしまいます。

順番に沿って説明します。まず1ですが、アレルゲン―アレルギを起こす物質―は
複数存在します。杉、松、稲、ブタクサ、埃、動物の毛、科学物質、食品等。ど
のアレルギなのかは簡単な血液検査で簡単に分かるので、調べてもらうと良い
です。これは主に大病院の耳鼻咽頭科で行ってくれます。ヤブだと、アレルゲン
の傾向を尋ねずに定型通りの治療をするだけで終わらせてしまうのです。

次に2です。アレルギ治療の薬には主に「抗アレルギ剤」と「抗ヒスタミン剤」に分類
されますが、「抗ヒスタミン剤」は強い導眠作用があります。無闇に処方されると、
大事な時に……例えば卒業式で眠りこけてしまうという無為を犯す可能性がある
のです。そこを理解せずに薬を処方する医師もいるのです……恐いことに。

よって、花粉症の治療ではヤブに当たらないことが快適に春を過ごす最善の道です。
それを怠れば……あいつが望んだ春を幸せに迎えることは難しいでしょう。

怪しげな薀蓄でしたが、要するに明朝出直しということになりました。

あと「銀英伝」は8巻途中まで読みました。
魔術師、還らずのショックでその先が読めなくなったというのは内緒(お


二月二十二日 晴れ

今日の一言
『死者には安らぎがあると思っていた。しかし、そうではなかった……』

アガサ・クリスティの「忘れられぬ死」より。
特に意味はない科白ですが、何となく目に入ったので。

今日の一発目は「ネクタイ」です。先日、私はネクタイを外す時、一気にそれができたなら
正しい結び方をしていると教えてもらいました。そこで今朝、実行してみました。

ネクタイを結び、一気に引っ張る……。

鵜ぐぅ!!

ぎぶ、ギブ、GiveUp!!!

&(”?{*}”=;@!!!!

……死線を見ました。もう少しで「ネクタイ締め損ねて窒息死」などという
洒落にならない記事が載るところに……。

どうやら反対側に引っ張っていたようです(お

二番目ですが、「金田一少年の決死行(上)(下)」をGet。
一週間程前に本屋に並んでいたのですが、今まですっかり忘れていました。
帯には邪宗館殺人事件が今春発売と書かれており、発売中止という訳では
なかったことに軽く息を付いたのでした。

春と言えば今日は非常に暖かい日でした。こうなると心配なのが「花粉症」です。
私は杉花粉にかなり高いアレルギ反応を示すらしく、事前に対策を練っておいても
辛い症状に悩まされます。ようやく大学の方も落ち着いたので、明日は耳鼻科に
いって調子を見てもらおうかと算段しています。自己防衛。

三番目ですが「銀河英雄伝説」の4〜6を一気にまとめ読みしました。
フェザーン占領、ハイネセン陥落、ヤンの逃避行、物語に切れ間ができるのが
惜しくて一気に読み通してしまいました。明日は残りの巻も購入して来ませう。
少々「未来の歴史家たち」のコメントが鬱陶しいですが、それ以外は良いです。


二月二十一日 曇のち雨

今日の一言
『恋の始まりも、夢の続きも、あなたと……』

広瀬香美の「Promise」より。キャッチフレーズになりそうなくらい
Kanonとイメージぴったりな科白のように思えますが、如何?

今日はようやく「自転車」を購入しました。頼むから、もう盗まれてくれるなよ。
尤も、引越し先は乗り物不可なのですぐに中古屋へ叩き売りされることになる
でしょうが。勿体無いですが、これは必要経費でしょう。

久々の自転車の感覚を噛み締めながら、今まで借りようと思っていた広瀬香美の
ベスト・アルバムを借りました。冬の曲がメインで、否応無しにKanonのイメージが
ダブること多数。特に「Promise」はシンクロ率高し。後は「…DearAgain」がONE
っぽい感じを受けました。

あとはコナンの「鳥取蜘蛛屋敷の怪」の回を借りました。何故か、解決編で思わず
泣きそうになりました……以前、見た時はそんなことなかったのですが。

でも、ラストの犯人の科白は心に残ってます。たった一つのすれ違いから、ドミノが
倒れるように運命が狂い出してしまう、そんな物語を象徴するラスト。推理物の
エピローグと悲哀は復讐型の犯行の場合、相性が良いのかもしれません。

話は変わりますが「雑学」です。雑学というものは、知識の中で最も役に立たない
中途半端に浅く異常に広範囲な情報の寄せ集め……だと私は解釈しています。
そして、雑学が豊富になるための手っ取り早い方法が「推理小説」です。推理小説
は探偵の含蓄や薀蓄、説明が非常に広範囲な知識を有したものであるため、自然
と頭に入ってくることが多いです。

そのせいで私は、知らなくても良い知識ばかり頭の中で保存されている傾向があり
ます。いや、その傾向は昔からあったか……以前から「つまらないことはよく知ってる
んだな」と感想をうけることしばしでしたから。

糸を辿ると「アメリカ横断ウルトラクイズ」に到着します。私はこのクイズが幼い頃から
熱狂的に好きで、もう次回はないと知った時、本当に悲しかったという思い出がありま
す。復活した時には、本気で東京に赴こうか真剣に悩みました……それくらいのファン
でした。その頃、母が「雑学に強いとクイズに強い」という言葉を真に受けて……。

とまあ、そういう経緯があって私は「雑学」が好きです。役には立ちませんが、楽しいです。
「役に立たないほど面白い」という科白は、私に関しては正鵠を得ているのです。

……余り楽しくない話題だったかもしれませんが、つまらない知識ほど知ってて楽しいと
いう一例? でした。


二月二十日 晴れ

今日の一言
『誰が犯人でもいいから、頼むから薀蓄止めてえ』

これも「バカミス」の世界より。
ファイロ・ヴァンスを称して作者が述べた言葉ですが、確かにヴァンスの薀蓄は
読むに辛いものがあるのは事実です。僧正殺人事件はまだ許容できますが。

昨日の日記がないのは、家に帰ってからテンパっていたからです。炬燵に入って練習、
布団に入って練習、夢の中でも練習。これじゃあかんという叫び声と、昂揚間から生ま
れる抑え切れない哄笑が交互に渦巻いてました。

で、研究発表当日の朝。

になったらなったでネクタイの結び方を忘れて右往左往……。

違う!! こう結びたいのではないのだ!!

ようやくネクタイが結べた私は、騒ぎで内容を忘れてないか確かめるため、
歩きながらぶつぶつ。お蔭で周りの視線が少しだけ痛かった気もするのですが、
スーツ着て専門用語呟きながら歩く若者を今日ばかりは許してくれるでしょう。

途中で見た建物のドアが「二階に面していて、手摺やタラップの類がない」、
まるでCLOCK TOWER2のようなドアだったことに初めて気付き、驚いたりも
しましたが、そんなことは些細です。で、学校に到着するのですが……。

緊張と筋肉を解す為のストレッチ体操を指南してもらい、意味もなく深呼吸して
みたり、頭の中で内容を復唱してみたり……でも、人が増えるとやはり恐い。

皆が私のことを憎んでいるように見えてきます。
というか50人以上はいます……これは幻覚でしょうか?

目を瞑る、開ける。

やはり幻覚ではありませんでした。

前戯の段階で余り引っ張るのも何なので先に結論から言うと、質問にとんちんかんな
答えしかできなかったですが、内容自体はうまく発表できた筈……多分。

何人もの人から「倒れる」だの「笑う」だの「泣く」だの
「顔色が悪い」だのと感想を受けて来ましたが、それらのどれも
起こらず、最後は倒れ込むように椅子にどっかり……でした。

発表が終わっても緊張が止まらない、テンパり状態が収まらない等の症状が
表れて散々でしたが、休憩が入るとようやく辺りが見渡せる程に硬直状態が
解けました。人の発表を粛々と聞いていると、ここはああ言えば良かったのか
と頭を掻き毟りたくなることしばしでした……。

脱力気味で家に帰り、日記の更新意外にネットを使うこと一週間ぶり……、
どうも私は真剣な大人の世界を汚していたようです。人の心がこうもわからない
自分が本当に情けなく思いました……やはり駄目駄目です、私は。


二月十八日 晴れのち曇

今日の一言
『一言? アメリカの方らしい質問だ。これを熱湯にかけて三分待つと事件の真相になる』

一言はジャスト・ワン・ワードと読んで下さい。
島田荘司の「水晶のピラミッド」より。

今日は苦いストリキニーネをどうやって人に飲ませるか真剣に考えていました。

……いや、そんなことを考えたりはしませんが。

「毒草を食べてみた」という先日買った本、さりげなくアガサ・クリスティーの作品が
紹介されていたりして、「毒殺の女王」という異名に嘘はなかったと再確認。
えっと……そんな異名があるかどうかは分かりませんが。

今日はm-floの「Come Again」を借りました。本当はShelaの「Orange」を探したのですが、
二月の発売スケジュールにすら入ってなかったので……何故?

で、「Come Again」ですが、淡々と流れるような曲なのですが、不思議と何回も聴きたく
なります。歌詞などは殆ど聞き取れないというか、そういうタイプの曲じゃないのでしょう。
しかし「歌詞」というものは朗読すると赤面するようなものが多く存在するように思えます。
そんな言葉を旋律でオブラートのように包んで、少しでも届き易いメッセージにしようと
するのがアーティストというものなのかもしれません。いや、全く私的な感情なのですが。

では、今日もお休みです。


二月十七日 晴れ

今日の一言
『俺の歌を、どうか聞いてくれーーー』

Green Manより……この歌を歌えば、電波人まっしぐら間違い無しです。
改めて聴くと凄い歌だわ、こりゃ。

今日はアクロイド殺害事件のトリックがフェアかどうか真剣に考えていました。

……嘘、冗談、いくらなんでもそんなことはしてません。

本当は見えない重圧が私を押し潰そうとするのを感じながら、発表の用意です。
というか、真剣に恐い……本当に恐い。

注目してこっちを見られると、

みんなが僕のこと憎んでる、恐いよ兄さん。

とNIGHT HEADの霧原弟のような気持ちになるのです。

対人関係がどんどん駄目になっている自分に嫌気がさしました。

今日は「金縛り」です。
久々に実家の方に電話をかけたのですが、妹が金縛りにあったとか。
それならまだ良いのですが、

赤ちゃんの泣き声が聞こえてねえ。

ほぎゃーおぎゃーって。

やばかった。

そりゃやばいです。

心霊体験まっしぐらです。

今夜辺り連れてかれるかもしれないという御言葉が非常に恐いものに感じました、合掌。

二番目は「小説」です。私はよく子供の頃「漫画読むなら小説を読め」と親に言われてました。
でも、その頃は活字が嫌いで読むのは大体漫画、小説は読書感想文を書く時にかったるそ
そうに読んでた分が全てでした……勿論、学校の授業は除いて。

私が小説の魔力にはまったのは大学に入ってからなのですが、小説というのはある意味、
漫画以上に中毒性が高いです。漫画より小説の方が建設的かと言えばむしろ逆で、漫画
はどんなに面白くてもコミック一冊読むのに三十分かかりません(例外はありますが)が、
小説は下手すると数時間どっぷり浸かってしまいます。活字中毒は漫画中毒よりタチが
悪く、しかして修正が難しいという側面があります。

「人狼城の恐怖」の「探偵編」「解決編」約1000ページを半日かけて一気に読み終えた時、
それをひしひしと感じましたが、今も私はそこから抜け出していません。多分、引越しの時
でも小説は一冊も売らずに持っていくことでしょう。

活字中毒、万歳です(お

まあ、今日はこの辺りで……。


二月十六日 晴れときどき雪

今日の一言
『人が死に、墓標には、文字が残る』

私が死んだら「世界一の大馬鹿者、ここに眠る」と彫り込んでほしいものです。

今日は帰ってニュースを見ると、いきなり森首相が辞任という流れになっていました。
ニュースを三日も見なければ、浦島太郎状態です。

で、留守電が入っていたので再生。

「メッセージが一件入ってます……ぷつっ、ツーツーツー……ゴゴゴジジュウキュウフンデス」

誰だあ!!!!!!

三日連続で同じメッセージが、しかもほぼ同時刻に入ってるのですが。
流石に連日だと、恐怖が湧いて来ます。

話は変わり……。自転車をギられて徒歩通学となった昨今、どうも足が筋肉痛っぽい
です。運動不足、ここに極まれりというやつでしょうか。

……他にも緊張して脳内リセット状態になるという哀しい体験をしたりもしました。

では、お休みなさい。


二月十五日 晴れ

今日の一言
『推理のためなら殺人をも辞さない老俳優の狂気の物語』

「バカミスの世界」より引用。
私はこれを見たとき、思わず吹き出してしまいました。見る人が見れば、すぐに分かる
今日の一言……というか、洒落になっておりません。

他にも同書には、「ホームズvsドラキュラ」、「ホームズvs火星人」などホームズの妖しい
パスティーシュ――つまり贋作のことですが――が存在することや、僧正殺人事件の
動機が「宇宙的理由」だときっぱり言い切っていたこと(確かに宇宙的なのですが)など、
推理物ファンなら大笑いできること確実なものでした。

以前に「昔のホームズ箪パスティーシュにはロクなものがない」という話を聞いてはい
たのですが、流石に「ホームズvsドラキュラ」は内容が想像不可です。死体を発見し
て「この痕跡、犯人はドラキュラだ」とでもホームズが推理するのだとしたら……。

それ、推理ちゃうやん!!!

と一寸、突っ込みたくなる内容であること、請け合いです。
但し、これは妄想の産物にて事実ではあらず……多分。

今日は夕方に、会社へ同封するための写真を撮りに写真屋へ行きました。
で、撮ってもらった写真を見ると洒落にならんほど人相が悪いのです。
学生証の写真も、半分ガンたれている感じがして相当に嫌です。映画、
試験、図書館、身分証明、見せる度に鬱な気分になること請け合い。

で、残金が数百円単位になっていたのでお金を卸しに。すると、ディスペンサ
のところに見知らぬカードが……。

忘れ物ですかあ!!!

無視する訳にも行かず、ディスペンサに置かれてあったカードを保護してどう
しようかと思案にくれることしばし。警察という単語が浮かんで来て、近くにいた
人物Aに不審に思われながらも聴いてみる。

「この辺りで一番近い交番ってどこですか?」
「えっと……運動公園の……」

歩いて、往復で四十分近くかかります。自転車はという方もいるかもしれませんが、
私の自転車は一昨日『見事に盗まれて』いたのでした。

……笑えません。

で、他に手はないかと探していると非常用の電話を発見。これは非常時だと判断して、
即コール。で、受け付けの人はしばしそこで待っていて下さいとのこと。

しかし、夕方七時になるとディスペンサのある建物の鍵が閉まります。結局、寒空にて
待つこと約二十分。ようやく持ち主が現れて、カードもその人の元へ帰って行きました。

これでようやく一安心。
今日は良い夢が見られるでしょう。

と言う訳で、これをUPしたら風呂入って予稿読んで寝ます。
どうも、一昨日は束の間の骨休みだったようでウェブ徘徊する余裕なしです。
故に、発表終わるまではここだけ更新、掲示板や他のコンテンツも見ないでしょう。


二月十三日 曇

今日の一言
『ほら、ローズマリーだよ、花言葉は記憶』

アガサ・クリスティ「忘れられぬ死」より。

卒論が終わりました、残るはある意味それよりも恐ろしい発表です。
400字詰め原稿用紙200枚すべてに「ごめんなさい」と書くのとどち
らを選ぶと言えば、多分そちらを選ぶでしょう。論文とは? と聞かれ
たら恐らく論文を選ぶと思いますが。

まあ、今日くらいほっとしても罰は当たらない筈。

落ち着いたのは良いのですが、その次には不幸が訪れたのでした。

再び、自転車を盗られた!!!!!

頼むから、善良な私の唯一の足を盗まないで下さい。
というか、返して下さい。

真山さん、私のパンツ返して下さい!!!

真山さ〜ん!!!!!

えいえんはあるよ

……ちっす

そんな幻聴が聞こえそうな位に愕然とした私。
結局、スーパーマーケットから家まで歩いて帰りました……もうやだ。

二番目は「アンケート」です。会社から、新入生用のアンケート書いて寄越せと
封筒が届きました。で、中身を検める。質問は五項目ありました。

Q.好きなタレントは?
A.ウッチャンナンチャン

Q.21世紀になった瞬間何をしていましたか?
A.二年越しで息を止めてました

Q.当社のイメージは?
A.素性がばれるので割愛

Q.自分は誰に似ていると思い(言われ)ますか?
A.猿(自他共)

Q.最後の晩餐は何を食べたいですか?
A.COCO壱番屋の十辛

……ロクなものがありません。
……というか、早く人間になりたいと言われそうな一問一答です。

しかし、一番困ったのは封筒が小さいにも関わらず折り畳まずに郵送しろと
いう指令でした。実験してみるが……。

無理じゃああああああああああ!!!!!

こんな小さい封筒に入るかあ!!!!!!

もしかして、これは発想の転換をして収めろという暗に発想の転換度とか
を計ろうとしている会社の陰謀ですか? 切り刻めということですか?
まあ、その辺りは推理小説を読み倒した偏りのある頭脳で何とかしましょう。

三番目は「此花」です。電撃PSを立ち読みしたときにちらりと見たのですが、
推理系のADVっぽい紹介がされていました。3と書かれた数字が0へと徐々
に減っていき、0と共に命を奪い去る死神……という、少々都市伝説っぽい
ホラーを下敷きにしたミステリらしいです。このタイプは二階堂黎人の「地獄
の奇術師」と同じなので、結構本格っぽいのかな? と期待してみたり。

しかし、やはりキャラゲっぽい気もします。恐らく、買って損したという作品では
筆頭に登る「幻想のアルテミス」と同じ匂いがします。声優を大きく紹介している
ところで、不安が更に拡大するのです。キャラデザインはmoo氏だそうです。

但し、ギャルゲっぽくても「御神楽」や「ダブルキャスト」のようにミステリとして結構な
当たりがあるので、地雷かどうか完全に判別するのが難しい。値段を見ると280
0円……うーむ、地雷でも傷は浅いかなあ……と判断。取りあえずは、買ってみよ
うとは思ったのですが……アルテミスの二の舞は恐い。

四番目に「鍋」です。冷蔵庫に米が残っていたので、おじやでも作ろうと思ったのです
が……火をかけてしばらくするといや〜な臭いが……。

焦げたあ、鍋が焦げたあ!!!!

最悪です、今日は不幸が続いてます……うぐぅ。

筑紫哲哉NEWS23の幸福論……恐ろしいまでに否定された二十世紀。
戦前は戦争、戦後は豊かさのみを追いかけて来た結果だと言いたげに。
少なくとも、未曾有の大発展を遂げた栄光とも言える日本の百年間をそ
んなに否定したいんですかね……もう、半分ビョーキです。

私は、行き違いはあったしこれからもあるかもしれないけれど、日本と
いう国の発展と安定には誇りを持っています。まあ、このくらいの愛国
心はあっても良いでせう。


二月十二日 曇のち晴れ

今日の一言
『あなた 泣かせる力が あれば 笑わす力も あると信じているのよ 小さな小さな魔法』

PocketBiscuitの「YellowYellowHappy」より。

今日は帰ってから、ビデオ録画しておいた「そして人魚〜」の解決編を見ました。
「鳥取蜘蛛屋敷〜」のときもそうでしたが、三週続く事件は解決編が丁寧になって
いて良い感じです。原作だと一週で圧縮されているので、説明不足のところがあ
ったりするのですが、その辺りが補われて(子供への配慮もあるのでしょうが……)
全体を把握するのも楽になっています。「奇術愛好家〜」の時も、矢に関する説明
が補足されていましたし……。でも、一番肝心な『不可能犯罪を実行した理由』に
ついての説明はやはり分かりづらいかもしれません。

あの不可能犯罪は『風呂を焚きながら殺害、トリックの全てを八分で行うことは不
可能』であることを示すため、アリバイの一因を占めていた行動なのですが、説明
がないために全く意味無しでトリックを使ったと誤解している人も多いと思うのです。
やはり原作でも二週くらいかけてゆっくり解決編をやって欲しいと感じます。

二番目は……時系列的には少し戻りますが、祝日は「生協」が開いていません。
故に夜はラーメン食べに出掛ける……しかし、どの店に食べに行っても、やはり何か
しっくり来ないものがあります。私の出身地H県M市には凄く味が濃いけど非常に美味
いラーメンの店があり、どうしてもあそこの店と比べてしまうのです。故に、私は地元の
味というと最初にラーメンを思い浮かべてしまいます。

多分、ラーメンとカレーが無くなったら生きる楽しみの10%が消失することでしょう。

三番目は「マヨネーズ」です。私はマヨネーズが嫌いで、辛うじてタルタルソースなら食
べられるくらいです。まあ、それは良いのです。生野菜にたっぷりとマヨネーズをかけ
ようが、私の知ったこちゃありません。が、マヨネーズ嫌いな奴はいないだろうが如く、
パンやハンバーガにデフォルト設定している現状を私は許せません。米国では、マヨ
ネーズを入れるか否か尋ねてくれると言うのに、きめ細やかなサービス重視の日本が
それをやらないのはおかしい……絶対におかしいです。

しかし、それ以上に許せないのは「お好み焼きにマヨネーズ」です。お好み焼きにマヨ
ネーズは、お好みのものを入れても美味しいという絶妙のバランスを崩してしまいます。
どんなにテレビで紹介されていようが、デフォルトでお好み焼きにマヨネーズをかける店
を私はプロとして絶対に認めません。偏狭と思うかもしれませんが、私の数少ないポリシィ
の一つです。H県人として、それだけは決して許せないのです。

四番目は……もうこの辺は日記ではありませんが「女中」です。或いはここに来ている
人にはメイドさんと言った方が良いかもしれません。最近は「あれは良いものだ」と熱弁
する人が多いみたいですが、私は余り良いイメージがありません。海外の翻訳小説を
読んでいると「立ち聞きばかりするおしゃべりな中年女性」のイメージが頭の中に刷り
込まれてしまうからです。決定的だったのは続・御神楽で出てきたコギャル言葉を喋る
女中でした。……あれは、本当に脱力します、本当に。

五番目は「妹」です。これも良いものだと熱弁するもの、或いは女中さん以上かもしれま
せんが、実際に妹がいる私にとっては良いイメージがありません。五月蝿い、我侭、私
以上の電波系にして、私をギャルゲに引っ張り込んだ張本人です。現実は幻想と比べて
このようなギャップがあるのですよ。寧ろ、私は兄が欲しいと願ってました。私の従兄弟は
二人とも格好良くて、こういう兄がいればと思ったのが発端だと思います。しかし、二十五
を過ぎるというのに二人とも独身です。私のように怪しい趣味にどっぷり浸かっている訳
でもなし、何故なのだろうと首を傾げることしばしだったりします。

六番目は「歌」です。今日はkinkikids「僕の背中には羽がある」、小松美歩「Love Gone」の
二曲を借りました。これはどちらとも良いですね……特に「Love Gone」は冬の悲しい恋物
語という感じで、聴いててしんみりしました。あとはPocketBiscuit「Thanks」も借りました。
ヴォーカルの千秋は企画物のなかでは抜群に歌唱力があると思います……少し古いです
が良いです。「YellowYellowHappy」「RedAngel」「Days」「MyDiamond」等。余りに企画へと
走り過ぎて雲散霧消してしまった感があるグループですが、それがなければ名曲をもっと
世に送り出せたのではと思うと、少し惜しい気がします。

今日はかなり長い日記となりました……最後まで読まれた方、ご苦労様です。


二月十一日 晴れ?

今日の一言
『くー』

目覚めてTVを付けると笑点……。
時計を見ると五時半。
昨日、寝たのはCDTV終わってすぐ。


……
………

15時間!!!!?????

私は名雪か眠りの小五郎にでも憑かれてしまったのでせうか?
いけません。これは洒落になっていません。

私は眠ったところで名推理など出来ないし、推理やってくれる小人さんもいないのですよ。
名雪のように眠っても、祐一や秋子さんのように起こしてくれる方がいないのですよ。

どう言う訳ですか? 私の一日を返してください!!

真山さん、私のパンツ返してください、真山さ〜ん!!!!

……と電波的に言ってみたところで詮無きこと。
残念ながら、そういうことで今日の日記はタネなしです。


二月十日 晴れ

今日の一言
『空にはね、いつも思いを馳せてる』

タイトルは、最近、よく空を見上げるので……。

昨日は早く起きる必要がないので、久々に本を読む。というか以前も読んだ、
「忘れられぬ死」というクリスティの作品を読み返してました。有名な作品では
ないのですが、これと「ゼロ時間へ」「ねじれた家」「終わりなき夜に生まれつく」
辺りは何度も読み返しています。あ、「ホロー荘の殺人」もか。

で「忘れられぬ死」ですが、よく読み返すと『ああ、この辺りに伏線が隠れてたのか』
とか『これはこういうことだったのか』などと見逃してた点が分かって来ます。以前、
推理小説なんて一度読んだらもう読まないのだからと新聞紙上でのたまっていた
人がいましたが、優れた推理小説というものは再読するごとに味が出るものです。
「アクロイド殺害事件」なんか何度読み返したことか……。

一応、私の文章はクリスティを目標にしているのですが……話のテンポといい物語
の作り方といいい、到底足元に及びません。

でも、目が覚めたのは平日より早い自分が嫌でした。布団の中で三倍くらいはごろ
ごろしましたが、この時間は凄く幸せです……起きると不幸せになるのですが。

今日は生協が閉店しているせいで、食生活が貧弱でした。改めて生協の有り難さが
身に染みました。ところで生協には、稀にですが地雷と思われる商品が並びます。
豆乳黄粉パンなるものがそれですが、私は恐くて手が出せませんでした。未だに、
どんな味なのか、実際に食べた人はいるのかまで謎の多い食品です。

二番目は「そして人魚はいなくなった」です。ようやく見ました、二話連続で。特に推理
編はあのシーンがあるためか、いつもより作画の水準が高いような気がします。あそ
こで引くのか〜という感じはしましたが、次週が楽しみです。

三番目は「日記」です。私は他のサイトによると一番最初に目を通すのが日記だったり
します……余程のことがない限り。ただ、看板に偽りがあるのが殆どで毎日更新してい
るサイトは稀です。で、毎日更新しているところに限って面白いネタが結構供給されてて
「毎日、何でそんなに楽しいことを見つけられるんだ」と思ってしまいます。私の場合、
日々の出来事を淡々に語っているだけ……しかも、ある程度の確率で非常に堅い話題が
発生するので敬遠されている可能性が高いです。

次に活動報告を書く時は実験的にもっと電波的にしてみようかな……今日は面倒いので
やりませんが。ということで、明日の活動報告は電波的になる予定です。


二月九日 晴れのち曇

今日の一言
『民主主義が徹底されれば、その先には平和がある』

朝日新聞の一面、書評欄より……これは幾らなんでも嘘だろうと感じました。
日本より民主主義が徹底しているアメリカが世界中でドンパチ戦争やってる事実を
この書評欄を書いた人は知らないのか、はたまた美辞麗句のために無視しているのか。
民主主義の徹底は国民の大多数の声が常に反映されるというだけで、大多数が戦争賛成
なら戦争もやります。平和という強迫概念を意図的に植え付けているとしか思えない記事です。

今日は「倉木麻衣」の「Start in my Life」を借りました。コナンのEDテーマですが「Reach for
the Sky」とタイプが似ていますが、「Secret of my Heart」といい、倉木麻衣はしっとり系の曲
に良いものが多いと思います……まあ、これは私の好みが多分に入ってますが。

そう言えば「そして人魚はいなくなった」をまだ見てない……。

二番目は「低血圧」です。私は起きだちだと最高血圧が100を切るような筋金入りの低血圧
ですが、これが寝起きにかなり辛いのです。とにかく全身に血液が回らず、体全身で活動拒否
します。睡眠時間が三時間だろうが九時間だろうが一緒です。動脈硬化には確かにならない
でしょうが、やはり血圧がもう少し欲しいと切に願う今日この頃なのでした。

あと少し訂正。昨日、私に仕掛けられたブツはWheel of Fortuneさんのものではなく、別のサーク
るが作ったキットでした……早とちり。と言う訳で、混同が起きないように昨日の部分は直しました。

では、眠いので寝ます。


二月八日 曇時々晴れ

今日の一言
『手品の種は、簡単であればあるほど、演出によっては非常な効果を発揮します』

結局、隠し芸大会の剣を刺す箱のトリックは分からないままでした。
最近は湿気が多いせいか、花粉も飛んでない様子。非常に過ごし易いです。

昨日の「フルーティーなピーチ」ですが、広くコンビニで流布されているようです。セブソイレブソ
にもあったので、チャレンジャは振らずに吸引力の限界を目指すと吉かもしれません。

今日は「どろり濃厚」です。夕食から帰ってくると、何故か研究室の私の席の側に、見慣れない
ジュースのパックがありまして。どんなものかと覗いて見ると「どろり濃厚ピーチ味」と……。
思わず笑いが腹から込み上げ、耐えられなかったのでベランダで思いきり笑いました。

私を笑い死にさせようとしている何者かの陰謀をひしひしと!!

それはは冗談ですが、誰が、何故、何のためにこのような凝ったトラップを張ったのか……。
いや、昨日の日記を見たどなたかが仕掛けたのでしょうが、破壊力強過ぎでした。

というか見られてるのか……ここは。
まあ、見られても減るものではないので良しです。

二番目は「広瀬香美」です。最近、冬という季節のせいか彼女の曲が生協でもひっきりなしに
かかっています。「…DearAgain」は私の大好きな曲で、この曲がかかると本を読む振りをして
じっと聞き入っていました。良い曲はいつ聴いても良いです。

三番目は「月と太陽」です。最近は、何気なしに空を見上げることが多くなったのですが、今日の
夕焼けは非常に綺麗でした。地平線と夜の帳おり成す虹色の空は、九十点くらいあげても良い、
そんな空でした。帰り際には雲が巧みに光を散らし、これも綺麗な朧月を見ることができました。
何気なくみせる空の彩りは、僅かだけ力を与えてくれそうな錯覚を見せるのです。

では、風呂から上がったので寝ます。


二月七日 曇時々雨

今日の一言
『ゲルルンジュース』

を発見しました……というのが今日の話。

夜食を買いにコンビニに行くと「フルーティーなピーチ」という飲料にふと目がいきました。
表にはよくふってお飲み下さいの文字が。成分表を調べると「ゲル化剤」なるものを発見。
勿論、AIRマスタを目指す私としては即買いでした。

で、試飲した感想。飲むのにかなり体力がいるというのは本当でした。
飲むだけで少し疲れました。

ただ、一緒に買い出しにでかけた人に何でそんな飲料を買ったのかと質問された私は、

「……桃が好きだから」

と答えてしまいました。嘘です。
観鈴ちんぴんちな感情に浸ってみたかったというのが本当のところです。

ともあれ、場所は記憶したのでこれからいつでもゲットできます……やった。
あとはどろり濃厚シリーズがどこかに埋もれてないか、と思った今日この頃でした。


二月六日 曇

今日の一言
『殺っちゃえ、まず殺っちゃえ』

某CMを見て、まずこの漢字をあてた私は殺伐としているのでしょうか?
とまあ、つんくさんの言葉です……一応。

今、これを書いてるのは風呂に湯を貯めてる最中です。
現在、自由になる時間がこの時間と十分くらいしかありません。
よって、風呂に入らない日は当分、ここは更新されなくなることになります。
……まあ、冬は一日風呂を飛ばしたくらいで死なないでしょう。

今日の一発目は「ビデオ録画」です。現在、月曜日の七時に帰るなんて到底不可能
なので、名探偵コナンはビデオ録画してます……しかし、周囲を見渡すとHEROとい
うドラマが話題になっていてコナンのコの字もありませんでした。どうもトレンディとい
う単語から十歩くらい遠ざかっているような気がします。

二番目は「毒草を食べてみた」です。つい表紙に誘われて、生協で購入してしまいま
した。だって毒草ですよ……シレン好きの私の血が騒いでしまったのです。というの
は建前で、本当はある植物の毒性を知りたかったからです。勿論、毒殺目的ではな
くトリックのためです。でも弟切草って生で食べると毒性があるらしい……シレンはあ
れを生で食していたが大丈夫なのだろうか……と思ってしまいました。

三番目は「牛丼と肉まん」です。生協で時々メニューとなる牛丼は、吉野屋の並盛より
五十円安くてしかもそこそこ美味しいので重宝しています。そして、夜食はコンビニで
肉まんを食する……流石にアイスは食えませんが、なかなかのKanon食生活ぶりです。

湯が張ったようなので、今日の日記はおしまいです。


二月四日 晴れ

今日の一言
『あぁ 夢は いつまでも覚めない』

「Judy and Mary」より「Over Drive」の一節です。
何となく美凪編を彷彿とさせるフレーズだったので選んでみました。

今日はLinuxです。会社の資料というか、アンケートを書いてて使用したことのある言語
の中にLinuxが含まれていました。えっと……LinuxはUNIX系のOSであってプログラム
言語ではないような気が……。UNIX系のOSを使ったことがあるかという質問なのかも
しれませんが、何か釈然としない気分です。あとはHTMLを使ったことがあるかという項目
でも悩む……このHPはフロントページを使って作っているのでタグ打ちはやったことありま
せん。但し、PerlでCGIを作成する時はHTMLも手書きなので当てはまるのかな……とは、
漠然と感じました。

それにしても、Perlはやはりマイナなのか……COBOLは入ってたのにPerlは入ってない
です。ウェブサイトで氾濫している掲示板の殆どのCGIスクリプトはPerlで書かれているのに、
どうも扱いがぞんざいな印象を受けます。

あとは今日も鼻血が出ました……もうやだ。


二月三日 晴れ

今日の一言
『知識はテストは解いてくれても、ロープは解いてくれませんよ』

昨日と本日の科白の主は同一人物、TRICKの山田奈緒子です。
たまにまともなことを言うが、いまいち決まらないのはケイゾクの柴田純と同じなんですが……。

今日は、料理です。どうも、ここ一ヶ月、料理というものからご無沙汰だったので、久しぶりに
厨房に立ちました。私も往人の真似をして法術焼き蕎麦を作ろうとしましたが、失敗……、
というか、できるかんなもんという感じです。なお、焜炉で作った焼き蕎麦は美味しかったです。

二番目は「ワールドエンド・フェアリーテール」です。ここ最近、忙しくて漫画なんか確認できる
状態ではなかったのですが、ふと目に入ったので思わず購入。この人の特徴として、話の展開
が非常に丁寧……、言い換えればひどくスロウなのですが、それが良い具合に働いていると
思いました。静謐と語られる物語、明かされるごとに増える謎が非常に巧く描かれてます。
ガンガンWingはこれから月刊化するようで、これからどのような展開へと向かうか非常に楽しみ。

三番目に「Judy And Mary」です。最近、ベスト盤を借りることが増えてますが、この場合も例に
漏れず「Fresh」というベスト盤を借りて来ました。こうして聴いてみると、結構CMやドラマで流れた
曲が多いなと懐古心に襲われそうになりました。そう言えば、このバンドも解散なんですよね……。
少し悲しい気がします。個人的には「めちゃイケ」とその前身番組である「めちゃモテ」で流れて
いた「Blue Tears」「Hello Orange Sunshine」の二曲が好きだったので、それが聴けて満足。

最後は鼻血です。どうも洟をかみすぎたのが原因で朝と昼に二度の鼻血が出ました。私は鼻の
粘膜が弱い上に花粉症なので、この時期からの鼻血発生レートが爆発的にはね上がります。
まあ、死ぬ訳ではないのですが、歩いていると突然鼻血が出たりすると……。

「あいつ、スケベなこと考えてるんじゃねえか?」
「やだ、さいってー」

と揶揄の的になりかねません。第一、スケベなこと考えて鼻血がでるという説には根拠はあり
ません。だから、鼻血が出たら花粉症で苦しんでるのだと思って欲しいのです。ただ、それだけ
を心から願います。

とまあ、とりとめのないことを述べたところで今日は〆です。


二月二日 曇のち晴れ

今日の一言
『双子トリックなんて古典中の古典ですよ』

奇術とミステリにおいては、常識らしいです。もし、もう一度双子トリックが甦る時が来るとし
たら……クローンによる同一人物の多数複製が行われる近未来という設定でなされると私
は密かに思ってます。SFミステリなんかでありそうな設定です。

今日は、異臭です。現在、私の部屋にはゴミが溜まりまくっていて少し荒んだ環境です。
その弊害の第一として挙げられるのがやはり異臭。約一ヶ月前に作った麻婆豆腐の香り
を筆頭家老として様々な臭いが恐いくらいに一杯です。玄関に押し込んでいるので居住区
のダメージは0ですが、そろそろ何とかしないとやばい状況となっております……最悪。

次に食生活です。最近は研究室、生協、研究室、生協、研究室、自宅、グッナイの完璧な
三角形が形成されているため案外栄養素は取れているような気がしますが、やはり味気
ないと思い、一念発起で牛丼を食べてきました。それにしたってまずしい食生活であること
に変わりはないのですが、僅かに潤いが湧いた気がします。

三番目は花粉症です。どうも昨日から鼻と喉の調子が花粉症っぽく悪化して嫌な感じです。
こんな寒いのに杉花粉が舞うのか、それとも気のせいなのか分かりませんが、黄色信号
点灯です。これがあるから、私は「春が来て、ずっと春だったら……」の科白だけは嫌です。
あの辛いくしゃみ、鼻水、咳のトライアングルが迫ると思っただけで憂鬱指数が増加します。
先手を打って病院に行くか……でも、平日にんな暇はないからしばらくは我慢です。

四番目に「カーテン」です。三つ子の魂百まで……、ポアロは舞台を退場してもやはりポアロ
でした。実はこの作品、読もうと思ってたのですが今まで躊躇ってきました。理由は……、
ゲキガンガー3の最終回を見られなかったのと同じ心理と言えば分かってくれる方はどれく
らいいるのやら。で、内容ですが……完全に盲点をつかれましたとしか言いようがありません。
ポアロものではアクロイド殺害事件に匹敵するほどのショックを受けました。名探偵退場の
事件だけあって、1930年代までの有名作品は目を通してないとネタバレになりますが、それ
らの上質なミステリを読み終えた後でなお、読む価値のある作品であることは確かです。

五番目は電波です。先日、ミニモニ。という何の基準でミニモニ。なのか分からないグループの
歌を聞きました。何でこの曲が一位を取れるのか、真剣になやみました。だって、ジャンケンピョン
ですよ? そんな言葉を喋るとはなにごとですか? これはコナンのパラパラの百倍ひどいです。
ここ数年で聴いた曲でも駄目さは一、二を争います……旋律さえ嫌になりました。

最後は白い息です。長森シナリオのクライマックスを思い出して、心がずしんときました。ほら、
はあーっと……、水分と等価値の無垢な結晶は、ただ天空へときゆるのみでした。

と、綺麗な話で〆たところで今日の日記は終わりです。


二月一日 曇

今日の一言
『まるで夢を見てるみたい』

久々にGXから引っ張ってきたタイトルです。
さて、今日から二月……99%地獄確定な日々に幸福の青い鳥も裸足で逃げ出すでしょう。

まあ、現実的な話は横において、Kです。

正確にいうと今日ではなく、昨日の書き残しなのですが、夜に研究室のある建物を正面から
偶然にも明かりがKの形を作っているのが見えました。即座に名探偵コナンのあるエピソード
が浮かんできたのは言うまでもありません。その時ばかりは運命の神様を手放しで褒め称えた
ものです。なかなか珍しいものをみせてもらいました。

次の話は音楽です。

私は外の音を遮蔽するのと集中のために音楽を聞いて作業をするのですが、ここでの選曲は
気を使った方が良いかもしれません。少なくともAIRの音楽で涙を誘われて作業効率が下がった
というのは既に体験済み。やはり明るく精神を鼓舞する曲、或いは旋律が良いと思われます。M
OON.のドッペル郁美のテーマなんかも、精神力を下げるのでやばかったりするのです。最近は
DEENの「SINGLES+1」を主に聴いてます、これは結構精神力が上がって良しです。あとは、
「TacticsOrge」のサントラも、自分が権謀術数家となったように思えて作業が捗ります、不思議と。

次の話はもうありません……残念ながら、今日はタネ切れです。


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