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2002年7月の活動報告


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七月三十一日 晴

七月が終わりました、終わり――。

 

 

 

などと投槍に収めると月収めにならないので――。今日は『逆転裁判』のアンソロジィと『夜間飛行』(サン・テグジュペリ著:新潮文庫)を購入。故あって、会社ではない場所に出向いていたのですが、昼休みに本屋を探すとどちらもあっさり見つかりやがってしまう始末。やっぱり、不意の局所地帯というものは存在するのです。例によって、二つの共通点は『九尾の猫』のミッシング・リンクを見つけるよりも難しい。健闘を祈る←無責任発言

しかし『Q.E.D.―証明終了』は8月分の発売分にもなかったので一寸慌て。しかし、ほぼ唯一とも言える『Q.E.D.―証明終了―ファンサイト』の一言を見て、確かに前科もあることだし『Q.E.D.の13巻とロケットマンの3巻を9月に同時出しが最も確率高いかなあ』と思ったのでありました。丁度カンボジア編も終わりで区切りも良い筈ですし――というか私、カンボジア編のラスト見てないので、余計に楽しみだったり。何しろアイエネス様が意地悪い笑みを浮かべて『殺しあいなさい』だもんなあ――ああ気になりますっ、9月まで待てないですよー(泣 ちなみに私の心の中でアイエネスは様付けですので、どうぞ宜しく(謎 いや、秋子さんにさん付けが相応しいのと同じくらい、あの御方には様付けが似合うと思うのですが、どうでしょうか? 

まあ、その点はおいといて、月末恒例により――感想が貯まっているのですが、取り合えず読んだ本と一行感想文の程を披露しておきます。参考になるとは言い難いですが。

『なぜ、エヴァンスに頼まなかったのか?』
→フランキィお嬢様のはっちゃけぶりが見事。
『九尾の猫』
→エラリィの失意と哀愁が何とも格好良いですYO。
『マリア様が見てる』
→ノリがフォーチュンに似ていてなかなか好み、おぜうさま(笑
『『瑠璃城』殺人事件』
→目まぐるしく変わる舞台と、何よりラストが良かった。
『アルファベット荘事件』
→壁に投げつけました、今年の壁本第一弾。
『美濃牛』
→パンチ力はないが、折目正しい本格ミステリィ。
『検屍官』
→現在読書中

こんなところでしょうか。取り合えず『アルファベット荘事件』は読まなくて良し。やっぱ――ライト系のミステリィにはロクなものが無い(泣 今月は本よりもゲームで燃えた月でした。『幻想水滸伝III』『かまいたちの夜2』私的にはどちらも期待通りかそれ以上の内容です。特に『かまいたち2』は何を捨てても、先ずはやっとくべきでしょう。しかし、あれだけの膨大なフラグ管理をよくこなせるなあ――まあ、それを言ったら『街』なんて更に洒落にならないレヴェルのフラグ管理なのでしょうが。おそるべし、チュンソフト――。

八月は先ず、何はともあれ『検屍官』から。次に『星の王子さま』『夜間飛行』とフライテンド、『空の境界』をコミケ前までに読んで、後は色々と浮気しながら『聖書』読みます。と言っても、別に宗教意識に目覚めただけではなく、聖書が名文、引用の宝庫だからというだけで。ちなみに地味ですが聖書というのは『年間世界本の売上第一位を延々と更新中』の書物だということは皆さん、ご存知でしょうか? 私は大学で宗教系サークルに勧誘されかかった時に『世界で一番売れてる本は?』と聞かれ、そこで初めて知りました。ちなみにその時、私は赤川次郎か西村京太郎辺りをあげたような気がするのですが、もう覚えてはいません。多分、私が聖書なんてやくざな読み物に初めて興味を持ったのはその時じゃないかしらん。後は欧米の生活基盤を理解するにも、聖書というのは凄く役立つそうで。これを読んで欧米圏のミステリィを読んだら、少しは理解度も深まるのではないかと思うわけです。それでもどうしても読む気がしなくなったら、オフ会の会場か何かで『アンデルソン神父の真似ーーとか言って、聖書のページをびりびり破りまくって眼鏡の底から鋭い眼光きらりーん』とかやって見せたら、一発芸としては最上級のものになるでしょうし。ただ、後で超特大級の罰が当たったり何とか機関とか何やら機関に滅殺されるかもしれませんが――その散り方も人生としては良いものじゃないかな(お

で、7月も終わるという時に何だかなあという報告っぽいですが、夏コミの1日目は結局、休みを取ることにしました。うちの会社は夏休みの制度が『適当な期間に4、5日好きな時に休め』というタイプなもので。というわけで、もし少年漫画系の方も回るという方を知り合い間で捕縛できれば、同伴をお願いするかもしれません。前回は買い漏らした金色のガッシュの同人誌が欲しいのですが、あそこは私のような臆病者が一人で歩くには少し恐ろしい場所なので――。前回の冬コミもハデスさんという方の後を付いて行ったのですが、それでも視線に耐えられず探索を途中で打ち切りましたと言う過去(詳しくはこちらを参照のこと)が――。ちなみに前々回の、ミステリィ系サークルの光景は私の中で既に記憶の果てですので(泣 平成のエラリィ・クイーンのパロディばかりであたしゃ、脳が寸断される思いでしたよ。何か、目の前を激しい慟哭が通り抜けるんですよ、特にミステリィ系の真面目な評論とか求めて来た人間には。想像できますか? 

寧ろ想像してごらん、想像してごらん。ほら、世界は愛に(以下省略)

閑話休題。最後に、昨日は藤津さんから暑中お見舞いを頂きました。月姫より『黒猫娘+遠野家の面々』です。というかこれ、やヴぁいくらいに可愛いんですけど――ああ、特に黒猫娘が黒猫娘が(慌 ただ、なんというかCGを頂くたびに私には返すものがないんだよなあという罪悪感がひしひしと。貰ってるばかりでは駄目だなあと、自分を改めて戒めたりもするのでした。とはいえ暑中お見舞いの方、ありがとうございます。相変わらずクーラは壊れてますが、納涼気分にはじっくり浸れました。

七月三十日 晴

向きが完全にインプットからアウトプットに変わったみたいで、キィボードに手を載せると文章が出力されるようになりました。しかし、出てくるのがSSの続きではなく『最愛の恋人の殺害から始まる恋愛物』だったりする辺り、脳が膿んで――。しかし、ようやく自己満足だけではない話が書けそうなネタが降ってきたので、暫くはこちらに専念して見る予定を据えました。ただ飽きっぽい私のこと、二日か三日経ってやっぱ止めたっていうことになってそうですが――その時はその時。知らん振りしましょう(お

今日は、数日前給料が入っていたことを思い出したので本を何冊か購入。『星の王子さま』(サン・テグジュペリ著:岩波書店)と『まざあ・ぐうす』(北原白秋訳)と『鏡の国のアリス』(ルイス・キャロル著:角川文庫)の三冊です。ちなみに某所で話題に出ていた『逆転裁判』のアンソロジィは見つからず――残念でした。購入したのは、類は違えどどれも読んだことのある人は子供の頃に呼んだことのある本ばかりではないかと推測します。多分、そうでしょう。先ず、一冊目の『星の王子さま』はあるミステリィ系のサイトで素晴らしいと書かれていたので、興味を持って購入した作品。元々読んで見たい本ではあったのですが、こういう今となっては有名に過ぎる作品は、読もうと決心するのに結構、努力がいるものです。こういうのを天邪鬼というのでしょうが、兎に角読みたくなって見つけたが吉日、即座に購入という訳です。本当は同サイトで紹介のあった『夜間飛行』『南方郵便機』という作品も欲しいのですが、見つからず。新潮文庫の棚を昼休みに本屋駆け回りで探したのですが、見つかりません。ううむ、今度古書屋か図書館で探してみるか――。

二冊目の『まざあ・ぐうす』は言わずもがな。以前、ここで取り上げた英国の民間童話の訳集です。私は以前、別のマザーグース訳集を大学の図書館で読んだのですが、北原白秋訳のものは非常に独特でそれでいて面白い訳文になっているという話ではありませんか。これは、名作百選とかいうので並んでいたのを見て、思わず手を伸ばしました。この辺りはこっそりと、隠れた資料目的という思いもあります。三冊目『鏡の国のアリス』は引越しのどさくさで売るか捨てるかして無くしてしまった本を改めて購入したということで、まあキープに近い形。これは既読なのですが、こちらも隠れた資料目的の為にこっそりと購入です。

しかし、この辺りの有名作すら読んでない自分を鑑みると、如何に幼い頃の読書経験が弱いのかということを実感せざるを得ません。読みたい本は本当、今でも本当は山ほどあるんですよね。特に洋物系のミステリィは未読のものが非常に多く、未だにクリスティ、クイーン、ヴァン・ダイン、ディクスン・カー以外では殆ど外国物を語れないというミステリィファンの風上にも置けない体たらく。辛うじて分かると言えばガストン・ルルゥ、ピーター・ラブゼイ、ドロシィ・セイヤーズ、ハリィ・ケメルマン、ウンベルト・エーコ、コナン・ドイル、そして今読んでいる『検屍官』シリーズのパトリシア・コーンウェル、後は――P・D・ジェイムズ辺りか。ぱっと浮かんできたのが相当に有名な作家ばかりですから、結局は私のミステリィ度なんてたかが知れてるわけです。これは、もう少し何とかしたいと思っているのですが、改善できず。しかし、買うまい買うまいと思っているのに本だけが増えていく不思議。どうして自重できないのかなあ、私は(泣

七月二十九日 晴

夏は何でこんなに夏いのでしょう(錯乱気味

これは全くの冗談として、最近は入力ばかりして出力してなかったので無性に出力したい気分になってます。『幻想水滸伝III』『かまいたち2』が、私に予想以上の活力を与えてくれているのかしら。この二本を同じ月にプレイできるのが如何に幸せか、世のゲーマの数割かは確実に分かってくれると思います。というか『サウンドノベルは死んだ』とか『オンラインRPGはオフラインRPGの進化系だ』とかのたまってる連中にこれらのゲームを押し付けて小一時間語り尽くしてやりたい気分です――つまり、それくらいハイな感じ。何しろPS2の『Play Online』のCM見て殺意抱いた人間ですからねえ、私は。何が対人性の無いゲームは駄目だ! でしょうか(苦笑 自由度重視、コミュニケーション重視のオンラインRPGの需要が増加する一方で、完成されたストーリィとシステムを持つ、閉じた世界のRPGが失われることも暫くはないでしょう。というかその手のRPGが滅んだら、私はショックの余り首を掻っ切って死ぬかもしれませんしねーー。

さて、色々なテストで作った掲示板の方は早速ボロっと虫が出ていてテスト能力の無さを露見した形になったのですが、現在のところ酷いデザインの崩れとかがあるという報告は無さそう。流石にCSS非対応というところまで来ると、真っ白な味気ない掲示板になるでしょうし、TABLEタグがサポートされてないと言ったらそもそも表示自体ボロボロになるのですが、取り合えずNC4.78以降、IE5.01以降、Opera6.01以降なら無事に出てる感じです。ブラウザ互換性のチェックやHTMLの妥当性その他諸々はちょっとばかし公用で活かせる部分もあるので、上手くいって万々歳といったところか。取りあえずは、指摘点の部分を週末にマイナアップデートしておきませう、いそいそと。

後は――例のものの期日まであと一月となったのですが、未だに冨山さん以外から解答のメールが来ない(汗 そこまで難度が高い程には作りこまなかったぞ。例のペンションの事件に比べたら簡単な筈なんだぞ――と思っているのですが、そう感じているのは作りこんだ人間だけなのか。

七月二十八日 晴のち曇
『おい………生意気言うなよ、小僧。守ってやるってなんだ? いつからそんなに偉くなったんだ? おまえ、狩りはうまいだろうが、さっきのあれはな"戦い"なんだぞ。おまえのようなガキが、守るだの、なんだの言えるような場じゃないんだ!戦いは狩りとは違う。狩りで死ぬ者はいるが、戦いで死ぬのと意味が違う。ルルは武器を持って戦いを挑んだ。相手の死を望むなら、自分の死も覚悟せねばならない。戦士なら死を覚悟せねばならない』
(BY 幻想水滸伝III)

これが『噂されると恥ずかしい』とかヒロインがのたまうゲーム出してる会社と同じ所から出ているのだから、世の中というのはやっぱり分からないものです。ちゅうか、今時分マスコミや戦争研究家、平和主義者何かよりこのような1ゲームの方が余程、戦争としての本質を穿てるというのは――少なくともゲームが幼稚なんて言う人間を逆に馬鹿にできる時代が来ているということで、いや痛快な時代になったものです、フフフフ。

というのは激しく冗談として、上記タイトルは『幻想水滸伝III』より『ジョー軍曹』の台詞です。あひる丸出しのキャラにここまでニヒリズムに溢れた台詞を吐かせるのは色々な意味で凄いと思いますが――ええ、こういう重たい場面や台詞は1や2に負けず劣らず、今回も健在でした。現在、第4章までクリアしましたが、マップ移動が煩わしい以外はよく練られている感じです。ただ――その唯一の欠点が結構煩わしい。3DマップのRPGに共通して言えることなんですが、ただっぴろくなってしまいがちなフィールド移動を埋める為の工夫が殆ど施されてない気がします。原初は『FF7』から、最新は『幻想水滸伝III』まで例外無しに。だからこそ『FF7』も面白かったけど、やっぱりRPGは2Dの方がやり易いのかなと思いも同時に抱いていて、BEST版ですけど『幻想水滸伝』を買って――まあ、3Dの不満が出会わせてくれた名作の最新作が同じ不満を抱えているというのも何だかジレンマ的ですが、暫くはプレイヤが我慢しなければならない傾向なのでしょう。ちなみに視点移動は私が最も秀逸と思っている『ゼルダの伝説―時のオカリナ―』のスタイルを踏襲しているようで、かなりグリグリっと心地良く動いているようでした。物語はもう少し続きそうですので、更新が終わったら続けてプレイする予定。ストーリィ全体の感想はクリアしてからということになりますが――盆休み、もうちっと穿った言い方をすると夏コミまでにはクリアしたいです。

『かまいたち2』『○○編』をコンプリートして、ようやく金の栞を出しました。まだ隠しはあるようですが、一先ずは『幻想水滸伝III』の為、収めている状況です。しかし、今回は前回と同等以上に怖い――1が後ろから誰かが忍び寄ってくる恐怖なら、2は何かが潜んでそうな、或いは全身を何かが這いずり回っているような錯覚を起こしそうな恐怖というか、場合によっては問答無用でバッタバッタと切り刻んであわわわわわわわわ――みたいなお話もあるので、生半可な度胸で挑んではなりません。ただ、内容としては前回も述べたよう『ノベル系ゲームの真にあるべき姿』を私に思い出させてくれた作品でした。取り合えず、ADVはこれだけで本気でお腹一杯なので『D.C.』は8月以降ということで進めて行きましょう。

本は『検屍官』をちらちらと読みながら、そろそろ『空の境界』も読まないとなあと思ったり。電車の中での読書中心という生活をやってると、どうしても読めないのですがいい加減にこれ以上、発酵させたら本気で読む機会がなくなってしまいそうなので。そんなことを思いつつ、本屋に足しげく通うのは私の本能なのですが、ライト・ファンタジィ文庫の棚を見て、一番欲しいと思ったのが『フォーチュン・クエスト』の新装版だったので何も買わず。しかし『フォーチュン――』にはまってライト・ファンタジィ系を読み始めて8、9年経つのですが、私的に同じ領域でこれと並ぶか越えるという作品には滅多にお目にかかれないというのが現状のような気がします。しかも、番外編を足すと20作に迫ろうというのに高いクオリティを保っているとなれば、もう皆無と言って良いくらい。そんなことを考えていると、実家に角川スニーカー版がずらり揃っているのに、やっぱ買おうかなあと悩んでいる優柔不断な自分を再発見してしまうのが何とも駄目人間っぽいです。でも、あのシリーズのファンなら分かってくれますよね。うーむ、やっぱ悩むなあ――(汗

追記:『テーブルマウンテン』って実際に存在する山だったんですね。私、ずっと『風来のシレン』にしか出てこない山なのだとずっと、ずっと思ってた――(泣

追記2:[こういうもの]を現在、作成中です。まだデザインは模索段階ですが、ロジックは上手く作動するところまで作り込んだので、ゲストブック感覚で書き込んで見てください。それにしても、フリィ素材というのはげにありがたいものです(拝

七月二十七日 晴

今日は『Trick2 超完全版』の1巻と2巻を借りてきました。今1巻の『六ツ墓村編』を観た直後なのですが、先ず驚いたのは『六つ墓村手毬唄』の歌唄に合わせて歌詞が表示されるということ。アレには早速ぶったまげましたが、内容を覚えているにも関わらず笑いまくり。ここまでぶっ飛んでて笑えるドラマは、滅多にはお会いできないことは保証します。兎に角、会話から、展開から、中身から全部電波です。監督が頻繁に毒電波を屋上で補給していると思えるくらい、電波です。どうやったら、御御御御漬なんて怪しげな言葉を思いつくのか(笑 これは、一度憑りつかれるとまず間違いなく病み付きになります。この辺りの不条理感は、是非ともこの作品を観て知っておくと良いかもしれません。但し、思考が激しく専らひたすらに電波的になったと言われても私は一切の保証をできかねます。しかし――あの婆さんと医者って同一人物だったのか、今回観て初めて気付いた――普段からイーヒッヒヒ、とかアーヒャヒャヒャハッハッハとか言ってる婆さんがどうやって医師免許を――村おこしか、或いは山伏諸共金を握らされて芝居していたとか――まあどうでも良いことなので置いといて。やっぱ、本家取りをやるならこれくらいはやらないと駄目だなあと思った今日この頃です。さて、次は『時間の穴編』を見ましょうと。しかし、第一話の後半で『六つ墓村手毬唄』が鳴っている時は『自分の携帯の着メロ』が鳴ったと思ってしまったんですけどね←私、まだこの着メロ使ってた(汗

でも、やっぱり『仲間由紀恵』は良いですねえ。ちょっと強気なおねいさんタイプで、典型的なツッコミ型――こういうタイプには憧れるものがあります。『ごくせん』でも相変わらずはっちゃけた演技と存在感でしたし。世界は最近、妹とロリータ・コンプレックスとに満ち溢れていますが、私は誰がなんと言おうと先輩系やおねーさん系派なのです。ただ、18歳なのに先輩と呼んでいる23歳の自分を鑑みるに、一寸激しく憂鬱になる時があるのですが――それはトゥレビアルなことです(断言 嗚呼、何処かからおねーさん中心のゲームが出ないものか――あ、ハッピィ・レッスンがそうでした。

でも、何となくそれだけには手を伸ばせない自分もいる訳で――。

七月二十六日 晴

『真夏の東京は冷暖房装置がないと生きていけないぞ』、と。忠告を受けたのですが、冷房なんてたかだか普及して15年代物じゃないかと思い直すと、人間が如何に楽な方に流され易く流された環境に染まり易いか、容易に推測できてしまいます。こうして利便と引き換えに、人間は少しずつ弱くなっていくのですね。例えば『ゴルゴ十三』で有名なさいとう・たかを氏の作品で『サバイバル』という、惰弱な男性が野生を発揮して世紀末を生き抜いていくという漫画があるのですが、私は多分あの領域まで行く前に鼠に喰われてしまうでしょう――勿論、死にたくないと意地汚い程もがいてもがいて、でも手の届かない希望と苦しみの果てに、その死はやってくるでしょう。そのことを想像して、ほんの僅かだけど身震いをした覚えがありました。だが、御馬鹿な私に分かるのは結局『死はいつも最後にやってくるし、死なない限りは分からない感情だ』という、何処かで聞いたことのあるようなことだけ。でも、死ぬ直前まで足掻き苦しむのと、直ぐに諦めてあっさり逝ってしまうのと、結局はどちらが楽なんでしょう? もしかしたら、人生というものは生き続けるだけで苦しみは加速度的に増加して救いがなくなっていくのかもしれない。それでも――それが真実だとしても、私には直ぐに眉間を銃で撃ち抜こうなんて考えはこれっぽっちも起こりません。何かが知りたい、その何かは何でも良い。綺麗なものでも良い、汚いものでも良い、神でも、悪魔でも良い。私が知らないものを、一つでも多く刻めたら――私にとってそれは幸せなことだと思うのです。

ただ、知識欲の塊みたいな性格というのはまた、私の知らないことをとうの昔に知っているという事実に対すると、悔しいなあと思う時もあったりします。例えば『Xの悲劇』って知ってると聞いた時に『中学校の頃に読んだ』と聞いた時のあの悔しさと言ったらもう――嗚呼そうさ私もエラリィ・クイーンをさも常識そうに中学生の頃に読んでみたかったさ畜生、と心の中で叫ぶこと頻り。この頃小説に嵌っていたら私の読書経験、もっと幅広く深いものになってたのになあと、戻れ得ぬ青春を鑑みて地団太踏みそうになるもの。具体的な例を挙げると『加奈―いもうと―』という18禁ADVにでてくる鹿島 夕美という登場人物の御言葉なんかが突き上げてくると言えば、分かる人には分かるのではないのかしら。セックスか、本かの違いはありますが――どちらも場数を踏みたいという点では共通してますよねえ、等と何気に問題発言を投げかけてみたり。つまり、シたいと思ったこと、ヤりたいと思ったことは基本的に有言実行した方が少なくとも精神的には良いかもしれないということ。勿論――その中に犯罪行為とピータンとトキジクノカクノコノミはおやつに含みません(支離滅裂

自分でも言いたいことが分からなくなってきましたが――つまり、物事は得てして心積もった時にやっておくと、少なくとも後になって後悔はしないということです。なお先だって後悔することは、保証外ですので、そこのところは宜しくお願いします。例えばエロゲにはまって抜け出せなくなったとか、あの時ア・・・・・の羊の肉なんて食べなければ良かったとか、ジンとウォッカを追いかけなければ良かったとか、コズミックを読んだとか(笑

さて、話題を変えて本ですが現在は『検屍官』(パトリシア・コーンウェル著:講談社文庫)を読んでます。100ページほど読んだのですが、よくも悪くも現代風米国の言い回しが多いですね。過剰なまでに人種云々の発言に過敏なところとか――ただ、序盤を除けばテンポは良さそうなので、割とサクサク読めそう。さて、米国ベストセラー作家の処女作の味は如何なるものか――。

七月二十五日 晴

今日は軽く飲んだのですが、何か帰って来ると体の調子がかなり駄目っぽい。幼い頃、両親に『お酒は回数をこなせば少しずつ飲めるようになる』という言葉を賜って、広く流布されているそれを信じていたのですが、例外というのは何処にも存在するらしく。私の場合は『回数をこなすほど拒否反応が激しくなって』います。コップ一杯のビールを飲んだだけでも、嫌悪感と寒気が全身を駆け巡り、一瞬意識を失いそうになる始末。アルコールを一切受け付けないよう、体質が作り変わってるようです。しかも、最初の一杯を飲んでからきっちし三時間から四時間くらい経つと猛烈な腹痛が襲ってきて、全身が鉛のようになり――兎に角、やヴぁい。本気で駄目、お酒は本気で不味い、これ以上飲むと本気で洒落にならん事態になってくるような気がする。しかし、来月も飲み会があることが決定していて――嗚呼、日本の賃金労働者の何かあると直ぐ集って酒という体質が恨めしい。酒の一滴も飲めない賃金労働者は、この苦痛のような労働時間外をどうやって乗り切ってるのか――誰か私に角を立てずにお酒を断る術を教えて下さい(滝涙

しかし、何でこんな体質になりつつあるのだろう――? まさか『吸血鬼に血を吸われた』とか『トキジクノカクノコノミ』を無理矢理嚥下させられミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミ―――――(エンドレス

というのは冗談として――酒精問題は一端、心の隅にでも置いておきましょう。『かまいたち2』『陰陽編』のエンディングをコンプリート。後は『○○編』だけ――ええ、一番繰り返しやりたくないシナリオです。今日は、根性を抜いてプレイするのを止め、明日一気に突貫しましょう。

あとは『美濃牛』(殊能将之著:講談社ノベルス)を読了。内容は『決定的パンチ力の足りない獄門島』といった所。それなりに面白かったが、あくまでもそれなり――どうも印象に残らない感じ。ただ、ラストはかなりぞくぞくとします。ディクスン・カーの『火刑法廷』を読んだことのある方なら分かると思いますが、あれと丁度同じような感じです。それと『物事を平易に書く天才』の件には激しく同意する部分がありました。格別、難しい言い回しを使わなくても言いたいことを表現できる――成程、確かに横溝正史の著書を読み返してみると、そんな感じはします。ただ、個人的にはこれを出来る最たる作家はアガサ・クリスティじゃないかという気がします。氏の書く原文はノーブル・イングリッシュと言われる位、英国英語(ちなみに述べておくと、英国英語と米国英語は結構、細部で異なる――特にスラングの多さや省略記法等々)の理想に則ったものだそうですし、訳書を見ても物々しい難しい表現など殆どありません。勿論、専門用語はそれなりに難しいかもしれませんが、会話や情景描写を様々な点から鑑賞してみるに、浮かんでくるかのように描写が瑞々しい。そんなことを改めて認識した、今日この頃です。さて、次は――ひっそり買い込んでいたパトリシア・コーンウェルの『検屍官シリーズ』を第一作目から読んでみようかしらん。

七月二十四日 晴

『かまいたち2』は、あと15個くらいでエンディングを補完できそうです。シナリオは『陰陽編』『○○編』というどちらも人が一杯一杯死ぬ、激しく怖いもので――しかし、ここまで怖い思いをしてまで何かを埋めようとしている私がいる訳です。死んでくれないとエンディングが増えない――心の中で『ちっ、生き残りやがったか』などと呟く自分を発見しまくりな今日この頃です。やっぱり人間は誰にも心に一匹の龍を飼っているのですね(泣 ともあれ、金の栞にしてもまだおまけ要素があるらしいので、先ずは目指せ金と言ったところか。今日もまた、電気を消して眠ることができそうにありません。

今日は『幻想水滸伝III』のサントラを購入しました。このシリーズは音楽が良い感じなので、サントラが出たら即ゲットしようと思っていた代物です。個人的には同作のOPである『愛を越えて』の歌詞が知りたかったのですが、アレは架空の言語なので明確な歌詞がないと書かれていたので一寸、ショックでした。要は『テイルズ・オブ・エターニア』のメルニクス語みたいなものなのでしょうが――私は前作と同じでラテーニャ系の言語かと思ってました。ふう、思い込みは怖いですね。こっちも『かまいたち2』のコンプリートが完了したら、続きをやらねばです。

七月二十三日 晴時々曇

ゆで卵を沸騰した水の中に入れると、しばらくしてなんか卵がかなりのはっちゃけよう。しまった、ゆで卵を作る時は冷たい水からと言う鉄則を忘れてたッ!! そんなこんながあり、ハンプティ・ダンプティ、グロテスクに中身がはみ出て、王様の家来と馬が皆集っても、誰もハンプティ・ダンプティを元に戻せそうにありません(泣

ハンプティ・ダンプティを知らないと言う人は『マザー・グース』『鏡の国のアリス』を読むと分かると思います。ちなみに同名で出てきますが『ARMS』に出てくるものとは全く違いますので――というか、あれは卵は卵でも燻製卵です。あと、このハンプティ・ダンプティというものは――キャロルとクリスティの両方を読んだ人なら容易に想像がつくと思いますが『エルキュール・ポアロ』という名探偵のモデルです。自惚れやで卵形の頭、それでいて何処か憎めない所などは何ともはや。エッグ・ヘッド(鼻持ちならないインテリ)という隠語も、この辺りから来ていることは容易に推測できると思います。しかし[ここ]等を見ると欧米諸国(主に英国と米国)では本当にマザー・グースが広く普及しているのだと思うこと頻り。最近の映画にまで、これでもかと言うくらい、執拗な引用が繰り返されている辺り、皆に愛されてるのでしょう。これに比べると、日本はこの手の唄の普及率が非常に低い。私が知っているだけでも、ぱっと出で両手分の童謡や唄が頭の中に浮かんでくる人は、少々年を召した方くらいでなければ余りいないのではないかと思われます。だからこそ横溝正史は『悪魔の手毬唄』なんてものを考えなければならなかったし、『六つ墓村手毬唄』『監獄島のわらべ唄』なんてものも、いちいち創造されなければならなかったと(笑 ただ、作者が一から事件に都合の良い通りに唄を組める為、ある意味では欧米のミステリィよりは格段にやり易かったかもしれませんが。いえ、そうであったと私は断定しておきます。

あと、日本と欧米の違いとして物語に引用されるこれらの唄の使われ方の違いもあります。日本の場合、例外もあるのかもしれませんが、ほぼ間違いなくこういう唄は陰惨な物語を飾り立てる為に使われます。対して欧米では勿論『僧正殺人事件』『そして誰もいなくなった』『ポケットにライ麦を』等、陰惨なミステリィに使われる例も非常に多々見受けられますがファンタジィ、SF、はてやコメディや恋愛物と、滑稽さや楽しさが必要な場合にもこのマザー・グースというものは使われています。わざわざ『陸羽の雀がとか――』考える必要も、と述べるとしつこいと思われそうなのでやめておきますが、そんなものを練りだす必要もありません。ある意味では、非常に裾野の広い、貴重な文化なのだなあと憧れる方も多々、あることでしょう。私も思っています。まあ、この辺は確証ではなく推測に基づくものですが、日本に昔から残る童謡や唄には『忌むものを禁じる』という意味合いがマザーグースに比べて強く残っているような気がします。例えば信号機から流れる音楽として日本で一番有名な『とおりゃんせ』などは『天神様の細道には、立ち入ってはいけない』という、明らかな禁忌を表しているわけですし、私の覚えている唄も大体がそんな意味合いでした。こういう所を見て日本の民俗性とかを研究してる人はきっといるでしょうから、面白い本があったら熟読しておきたいところです。あと、前者と矛盾しますが『日本童謡自体、認知度が低い』というところもあるかもしれません。だから、もしかしたら隠れているだけで愉快な唄も沢山残されているかもしれない。例えば『毛が生える唄』とか――良いかもしれないですね(笑

さて『かまいたち2』の方はバッドエンドをちゃくちゃくと埋めています。その影響で『底蟲村編』→『○○編』木に生えたいやぁなものを散々見せ付けられた為、夜電気を消して眠れない(震 慣れたと思ったのですが、組み合わせ次第では恐怖の度合いが無限大――やはり、侮り難いゲームです。こんな思いを味わったのは『学校であった怖い話S』という、これもサウンドノベルをプレイして以降なので――ああこれが『物語が与える恐怖』というものなのだなと久々に実感しました。いや、電気消すと何か変なものが寄ってくる様な錯覚があるんですよ――本気で。寄ってくる気がするんです、アレやアレやアレなものが。こういうものをきっとゲーム型ドラッグと呼ぶのでしょう――というか端々によく厳しいPSのソフ倫を通り抜けたなと驚く箇所があります。『○○の○○○○った○』とか『○○○さんが○○に○○を振るシーン』とか――これがきっとチュンソフ党マジックという奴ですね。現在は『○○○○編』で、ルートを一つ一つ潰しているところ――金の栞が出るのは何時の日か。にしたって流石に『はるまげどん』はおかしいと思わなきゃ駄目だろ、透よ――付け加えるなら真理よ。こういう怪しげなセンスの噴出が、実はチュンソフト製サウンドノベルの共通項にして最も最たる点なのかも――。

で、粗方ルートを潰した現時点での感想ですが――正統派ミステリィから一発ネタまで、よくここまでのヴァリエーションを揃えたなという感じです。しかも、派生シナリオが源流のシナリオと密接に絡んでいて、よく練ってるというのがよく分かります。本にしても全く遜色のない優れたシナリオが併走するさまは『サウンドノベル』の名に偽り無きものを見事に証明してくれました。システムもここまで凝ってくると、読んでいるというよりも遊んでいる感じの方が強い。18禁系のノベルゲームは、この『遊べる』って部分が皆無に等しいのですよねえ――うんうん、これが私の愛するノベルゲームの真にあるべき姿かな。難を言えば仮釈無い『一発バッド』が多いような気もしますが、エンディングをコレクトすると思えばほぼ気にならないレヴェル。前回の過剰すぎる期待すら裏切らない、いや、確実にその期待を上回る大作でした。素晴らしいゲームを有難う、私、チュンソフトにはこれから一生奴隷としてついていきますっ(お というと大袈裟ですが、これくらいのことは言えるかと。

少なくとも現段階でPS2を持っている人間で――。

このゲームをやらないと思っているやつは、それだけで罪に等しいぞっ!

 

と断言しておきます。

七月二十二日 快晴

『ぼくも同感だったが、興味もひかれたので、歌詞を手帳にメモすることにした』 (BY かまいたちの夜2)

再度『みのむしぶらりんしゃん――』の唄を改めて聞くと――やっぱ、ヴォーカル付きは威力が違うなと思った今日この頃。サウンドノベルの本家は目の付け所が違うと言うべきか――あと、ふざけたバッドエンドも多いのに怒りが沸かないのも、どのような理由があるのかは知れませんが、不思議です。普通、凄くシリアスな雰囲気のところにいきなりギャグで落とすようなバッドエンドがあったら、腹が立ちそうなものですが――まあこの会社だから仕方ないかという感じに。要するは――免疫ができてしまってるんですね、サプライズド・エンディングというやつに(笑 しかし上記にもあるように、好き好んでこんな唄を手帳に書き残そうとする主人公の気持ちが私にはどうしても理解できません。DCで『REVIVE―蘇生―』というゲームがあるのですが、あれの『役に立ちそうだからと言って何でもかんでも持っていってしまう』という、非常によく似た不条理を感じました。

さて、今日はちょっとした事情で――というか先日まですれ違いや認識の違いで確認が取れなかったことを確認できたので、同人情報の方を更新しました。例によって表紙の低画像版と形式やらをを仮にのっけてますので、興味があったらそろそろとどうぞです。

あと、壊れていたクーラですが、どうやら排出口から冷風、室内のクーラから温風が出ていることが判明しました――え? 何か、取り付け方、逆転してるってことですか? ううむ、妙なところで謎が解けたのですが――こりゃ業者の設置不備なので、早急に直して貰うということで手配しなければならないようです――ごふっ(吐血。

七月二十一日 快晴

『女王は大小にかかわらず、すべてのトラブルをただ一つの方法で解決するのを覚えておいでですか? "彼の首をはねよ!"』
(BY CAT OF MANY TAILS)

『九尾の猫』より、エラリィの台詞です。シリアスなシーンでの一言なのですが、何処か滑稽に感じてしまう部分、名探偵というのはまた狂言廻しに近いという言葉を何気なく思い出してしまった一言です。

今日は『水夏DC版』『金色のガッシュ』の第6巻を購入。前者はキープ、後者は即読みです――ううっ、良い、やっぱ良いです(管理人はヨポポの話を読んでまた涙を流しそうになっています、暫くお待ち下さい)よぉ。にしても話はもう中盤くらいに入っていると思われますが、この爆走感や迸る熱い感情が些かも失われないというのは凄い。泣ける所は素直に泣けるし、笑える所は大笑いできるあたり、余程緩急のつけ方の上手い方なんだと読む度に関心すること頻り。取り合えず、後ろ二話の清麿とウマゴンは死ぬほど笑えました。と言うより、作者は読者を笑い死にさせようとしているという気概で読まないとまずいかもしれません。ガタガタガタガタガタ――――(笑

後は、前日から殆ど寝ないで『幻想水滸伝III』をプレイし続けています。現在はヒューゴ、ゲド、クリス編の第3章とトーマス編第2章までを終え――現在発売中の攻略本ではサポートされていないところまで話を進めました。『炎の英雄』の謎も判明し、物語の『形作られ方』もある程度私の中では整理されている状態です。はっきり言うと、私が予想していた部分は半分当たり、半分外れといった具合で――この部分についてはプレイヤの間で随分と意見が分かれそうな気がします。幻想水滸伝そのもののテーマに深く関わってくるので迂闊には発言できませんが――これが許容できるか否かで貴方の人生観がある程度分かってしまう――そんな問いのような感じです。というかやっと気付いたんですがやっぱ『仮面の神官将』って、あの真の紋章を司る人間が重要な役割所を果たしていないといけない筈だから、それに顔を隠しているってことを鑑みると、ごにょごにょのごにょごにょで、ごにょごにょしたら明らかにごにょごにょだから――外れてたら恥ずかしいけど、ごにょごにょなのかなあと思ったり。ちなみに正体がもし今作で判明し、尚且つそれを知っていれば、これくらいごにょごにょが入っていても、話の流れで分かると思います。というかこの辺、ごにょごにょの辺りを語り合える人がおれば良いのですが――やっぱ回りに幻想水滸伝のシリーズをやったことのある人がいない。ネット周りでは何人かいるのですが、私のところまで進んでる気配がなさそう――哀しいことです。

で、少し詰まったのでもう一度『かまいたち2』にシフト。『底蟲村編』『陰陽編』『サイキック編』をクリアし、今は更に現れたシナリオを片っ端から潰してます。一番驚いたのは『わらべ唄編』のわらべ唄はインストオンリィなのに『底蟲編』のわらべ唄は陰気そうな老婆の朗読付きだということでありまして――『Trick2』というドラマを知っておられるでしょうか? あれに出てくる『雀が陸羽いましてー』とか『毛ーがーはーえーるー』とかと同じノリなんです。思い切り笑い、その後食べていた夕食が何度も喉に詰まりそうに――『底蟲編』は御食事中にやったら駄目です、絶対。ご飯、食べられなくなりますよ(泣

七月二十日 多分、晴れ

昨日は――晴れました。
今日は――多分、晴れたでしょう。
明日は――晴れるんじゃないですかァ?

今日の記録終わりッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

等ということは、流石に昨日の今日では止めておきましょう。さて、一昨日購入した『かまいたちの夜2―監獄島のわらべ唄―』はミステリィ編だけクリアしました。あの作品の続編ということで、期待が外れないかなとびくびくしていましたがどっこい、そんなことは微塵もありませんでした。さりげなくギャグを交えた会話やあくまでもミステリィ仕立ての雰囲気に拘った所、ミステリィでなければあろう筈もない不可解な建物や島、相次ぐ不可能犯罪、密室の中の密室、ミッシング・リンク――これらを非常に高い次元でまとめて、目すら放せぬ数時間を私に提供してくれました。何より細かい伏線、そして本格ミステリィの条件を十二分に満たしたシナリオ。私の正に求めていたものが、一枚のDVDの中にぎゅっと圧縮されてました。これは、サウンドノベルやヴィジュアルノベルが好きな方なら、一度はやっておくべき。いや、やっておかなければ嘘――詐欺とまで言えるくらい。映像も音楽も勿論、そこら辺りの紛いなど平気で吹き飛ばすくらいのレヴェルで展開されているし、私のアンテナによるとミステリィ編をクリアした後の伝奇、怪奇系のシナリオはその手が好きな人には本編より面白いという話なので、そういうのが好きな方にもお薦めしときます。私は――個人的にミステリィ編だけでも元の八割くらいは取れたかなと。

で、それはそれとして今は『かまいたち2』を少し置いておいて『幻想水滸伝III』の続きをプレイしてます。現在ヒューゴ編3章クリア、クリス編3章途中、ゲド編2章クリア、トーマス編2章クリアの状況ですが、以前に立てた私の推測は当たりっぽい気がします。本気でこれ、20時間後とか30時間後プレイして、はいこれは全部プロローグでしたみたいな――前作は同じ時間でクリアできましたから――並大抵のボリュームではないということがはっきりしてしまいました。が、それ故に今後の展開にも大きく期待が持てそうです。とりあえず、例の黒づくめさんの招待は私の予想通りの方でしたですよ。

ちなみに昨日の文章は消しました。あんな支離滅裂な文章、例え日々の記録と言えど残そうと言う気になりません。まあ、はっきりと裏切られたと考えれば頭もすっきりしましたしね。

明日は水夏DC版を買いにいきます。まあ、やるのは当分先なのですが確保と言うことで。他にも色々と必要なものがあるのです――そう色々と。

七月十九日 はれ

この日の記録は消去しました。

七月十七日 はれのち雨

ミステリィ豆知識その3:
メイドさん(出典―色々)

世の中にはこれに果てしない浪漫を感じる人もいるらしいですが、私はミステリィ後ギャルゲーという順序で染まった人間ゆえ、メイドと聞くと「ええ、本当は聞くつもりはなかったんですけど、近くを通りかかったら偶然聞こえてしまったんです」といけしゃあしゃあと嘘を吐く、余り器量の良くない使いっぱしりの女性というイメージが選考してしまったりします。メイドが立ち聞きはある意味アガサ=クリスティの作品の常套策のようなものですからね(笑 実に都合よく何かを見ていたり何かを知っていたり――噂話が好きだったり、料理が余り美味しくなかったりするというのはまあ、それなりに。だから、その手のキャラが出る度に立ち聞きもしないで料理も不味くないで何も知ってないのは私の認知しているメイドのあるべき姿ではないと思っているのですが、この説は現状では誰にも受け入れられそうにありません。ちなみにその手のゲームで上記の条件を満たしているキャラは私が知る限り、たった一人でした。貴方にはその人物がお分かりになりますか?

さて、何気に微妙なネタを振ったところで。明日はとうとう『かまいたちの夜2―監獄島のわらべ唄―』が発売されます。ミステリィ好きで、この作品を素通りできる人間はいないと私はここで断言。いるとすればPS2を持っていないか、そもそもミステリィファンではないのでしょう――と言えるくらい、この手のファンには待ち望まれているのではないでしょうか。ええ、私も待っていましたYO。街以来、不思議のダンジョンシリーズばかり出すので、もうこの手の純粋なストーリィものからは手を引いたのかもと溜息吐くこと然りでしたが、2の発表と成りちょっとばかりの紆余曲折(ええ、あのドラマっぷりとか――ええ)もあったのですが、順調に期待指数も膨らんでの発売となりました。内容もCMとか見る限りでは犯人指摘もありそうなので、端整な本格ミステリィが期待できそう。その為、故意に情報断ちをして来たのですが、それも明日で解禁です。しかし、予想通り『幻想水滸伝III』『D.C.』も終わらず。優先度がどれに傾くかは分かりませんが、取りあえずは謎を看破するまで『かまいたち2』に取り組もうと思います。さあ皆さん、ペンとメモの準備は? どんなに凄惨なシーンでも取り乱さないよう心の準備はできましたか? 飲み物は少し余計に、前作からの登場人物だからといって気を抜いたら駄目ですよ? では、どのくらいいるか分かりませんが、かまいたちの夜の謎究明に頑張って下さい。私も頑張ります。

さて、そして明日は同時にDC版『水夏』とPS版『Water Summer』の発売日でもあります。というかサウンドノベルの始祖とも言える作品の続編とも言える作品の発売される当日に、同じ系統の作品をぶつけるというのはよくよく考えてみれば冒険してるなあ、悪く言えばはっちゃけてるなあと思うこと頻り。多分、追加シナリオとか18禁要素のない第3章がどんな話になっているのかという興味が昂じて、手を伸ばしている自分をふと鑑みて、どんなに良い話でもギャルゲーはある程度、買い手が固定されてしまうのだなということを悲しみ混じりに感じました。かといって、他者に薦めるに辺り『水夏』の魅力を語ったりしたものなら、下手すると会社内村八分になりそうで――ぼくにはとてもできない。こちらは一度クリアしたゲームで、己の魂にかけてもやり遂げなければならないゲームが揃っている為、お盆あたりにまったりということになりそうですが、こちらもどきどきものながら期待してます。

さて、ゲームが貯まるというのは幸せなことか不幸なことなのか――そんなことを思った今日この頃です。

七月十六日 はれ

ミステリィ豆知識その2:
マザー・グース(出典―色々)

はしりはファイロ=ヴァンスの最高傑作として広く知られる『僧正殺人事件』から始まり、往年のミステリィ作家がここぞとばかりモチーフ殺人に用いた英国の民間童謡。直訳すると、鷲鳥叔母さん。内容は子供に分かり易い滑稽なものから、大人にも何処か掴み所のない不気味な雰囲気のするものまで多岐に渡り、それ故に多くのミステリィ作家の想像力を喚起し続けてきたのかもしれない。恐らく最も有名な詩はクリスティ著『そして誰もいなくなった』『TEN LITTLE NIGGERS(或いはTEN LITTLE INDIAN)』かと思われる。しかしこの手のパターンは、何度か同じものを体験するだけで下手すると法則性に気付いてしまう為、ミステリィ購読者に取ってはこの辺りのテーマは真相解明の為の格好の鴨だったりする。探偵士の集う世界においては、余りに殺人を誘発するが故に発禁寸前と言う噂もちらほら――(笑

さて、最近は色々な意味で自らにたるみを感じてしまったので、今から気合再チャージして、明日からはもっとぴしっとかっきりとした生き方を取り戻そうと思っています。夏だからこそ、もっと気高く強い生き方が必要なのだと気付いたからです。というか最近の生活を鑑みて、余りにも他者に流され易くなっている自分が嫌になりました。色々と思うこともあるのですが、ここで垂れ流すのは見苦しいのでやめておきます。さて、今日はウイルスに感染したとかどうとかいう騒ぎで色々とてんてこまいでした。私は既に流行り始めているということは知っていましたし、常にこういうことには気を配るようにしているので大丈夫だったのですが、社内では数人被害にあったようです。どうやら感染したのは[これ]のようで。フレザムKと呼ばれる、何か一昔前に一世を風靡した何とかドクターKのような名前のワームでした。

で、昼休みは必然的にこのワームの話題になったのですが、まあ色々な場所に話が飛んで回ったりした後、結局最後に辿り着いた結論は斯様なものでした。『アンチウイルスソフトなんて(その名前とは裏腹で)全くの気休めにしかなりません』ということ。幾らアンチウイルス君がファイルを削除しても、ISP様が前段階でウイルスメールを弾いても、エンジンや辞書に登録されていないウイルスはこれらを通過して、脆弱な環境にあるPCへはあっさりと感染してしまうという状況は、現時点ではどう足掻いても覆しようがなく。やっぱ、何をおいても先ずは油断しないことが大切だなと思った今日この頃。ちなみに上記の決意の一端に、このウイルス騒ぎがあったことも一応、付け加えておくとしましょう。

さて、今日の適当な話題として第二弾。

[実写ゲームに対する嫌悪感に対する反論]

この意見には激しく同意。このコラムには私の言いたいことのほぼ全てが詰まっていると言っても過言ではありません。面白くないから売れてない訳じゃないんだ、ええ面白くないから売れてない訳じゃないんですよ――そこのところをもう欠片だけでも誰か分かって欲しいと以前から願ってきただけに、少しだけ癒される内容でした。

[怖いなあと思ったもの(その1)]

まあ、これらの供述を全部、そのまま鵜呑みにする人間は余程、平衡感覚を欠いた思考しか持ってないのだなあというのが先ず一点として。一番怖いと思ったのは「心から反省している人はむしろ少ない。戦争だったのだ から仕方がないと言う人が多く、ショックでした」という台詞。この人は「戦争で人を殺した人間は全て悪人で、生涯において後悔と謝罪の念を抱き、戦争に反対する気概を持ち続けねばならない」と断じているようです。第一、戦争で人を殺すことと日常で人を殺すことは結論こそ同じだが、その過程で現れる事象は全く異なります。数学に、答えが1となる問題は無数にありますが、だからといって「答えが1になるならどれだって意味は同じだろう」と断じてしまうくらい、牽強付会で浅墓なものです。戦場では生きるためには人を殺さないといけないし、その事実を客観的でも罪から逃れたい一心でもどちらでも良い――仕方ないと言う人間がいるのは当たり前だし、戦争の当事者でもない人間がそれを現代の法と倫理に照らし合わせて「愚かだ、駄目だ、許せないことだ」と言うのは決定的に理に反しています。もし、それを従軍した老人達全てに押し付けたいと本気で願っているのならば、私はこういうことをいう人たちが一番嫌っている言葉でもって簡単に反論することができます。そういう全体主義的思想を『ファシズム』と言うんですよ、と。ああいう、ファシズム的なところに気付かず善人ぶったことばかり言うから、私は最近のリベラル主義者が余り好きにはなれないのですがねえ――ふぅ。

[怖いなあと思ったもの(その2)]

――これは、結崎ひよひよのように電気銃を常に携帯しろということでしょうか(笑 いや、笑い事じゃないな――凶暴で見境のない衝動性の標的の枠の中に、私がどっぷり入り込んだということですしね。とりあえず、当日は銀色の笛を胸にぶら下げておくか――。

しかし、その1とその2のネタが180度違うなあ。片や思想性の塊、片や反思想性と雑念の塊――やっぱり私は矛盾しているようです。

七月十五日 はれ

ミステリィ豆知識その1:
テンソルの公式(出典―僧正殺人事件)

ファイロ=ヴァンスの最高傑作の一つとして広く知られる本書。第二の殺人事件で、被害者の元にこの公式のメモが書かれた紙切れが発見されるのだが、これを見てヴァンスは『数学的倒錯人格を持った殺人狂が犯人である証左だ』と声高らかに宣言するのです。だが、実際のところは『あんな難しい公式を捻くり回してるんだから、倒錯した殺人狂が至って全然おかしくないやへへーんだ』という、探偵の(ひいては作者の)ある種歪んだ情念が感じ取られるという、少し怪しげな台詞。ちなみに私はこの件を初めて読んだ後『おいおい、そりゃないだろ』と本に突っ込みそうになったのを覚えています。流石は『バカミスの世界』で堂々と紹介された作品ですね――テンソル万歳(お

という訳で、今月のネタ第二弾――ミステリィに関する全く役に立たない知識を七回に分割してお届けします。ちなみに明日は『マザー・グース』について。なお、ちゃんとした調査に則った正当な解説では決してないことを、ここで最初に宣言しておきます。

今日はヒューゴ編を第二部まで進めました。第一章はお間抜けなサブ・イベントが挿まれていた関係で一番長かったのですが、第二章は短め。その分、第二章で短めだったクリス編が長いのかな? と推測を抱いております。先ずは、第一章と同じクリス→ゲドと第二章を進めていく予定。総プレイ時間は約15時間――多分、まだ三分の一も進めていません、なんて長さだ(汗 しかし、IIであんなに健気だったリリィがあそこまで蓮っ葉でお転婆娘になってるなんて――時は立つものじゃないなあ(泣 しかもマルロが大臣。あの、娘の下で大臣をやるとは嗚呼、嗚呼不憫也(滝涙 それくらい、きっつい性格になってました。後はあのチビ助のトウタが何かジョアン先生似の二枚目になっていて、しかも看護婦とラブラブとな――畜生、こいつは不埒だっ、不埒の紋章を押してやるっ! あと、あのY夫妻の娘が近視の遺伝法則をしっかり体現させた形で登場しています、しかも結構可愛い感じ。ただ、やっぱり私の中では悩める銀の乙女クリスお姉様が一番です――とまあ、これが現在までのキャラ雑感ということで。しかしこの辺のキャラ、クリスを除けばどう考えてもIIをやってないと分からないだろうなあと思うことしばし――(汗

というわけで、今日は分かる人だけ笑って下さい。
終わりっ!!

七月十四日 はれ

今日は、台所や冷蔵庫がない時は決して叶わなかった完全ヒッキーでした。要するに、塵一つも外に出なかったということで――不健康の極みみたいな今日この頃。こう暑いと外出る気しない。なので幻想水滸伝IIIをまったりとやっておりました。今はトーマス編の第一章を抜け、ヒューゴ編第二章の触りまでといったところです。しかし、この四人(恐らくあと二つ視点がありますので正確には六人か――)が交わるのっていつになるのだろうか――ていうか昨日、書き忘れたことなのですがジーンさんの年齢が謎。何で十五年経ったのに、容姿が全然変わらないんだ――何か怪しい真の紋章を宿しているのはという疑惑が私の中でふつふつと増大中です――。

今日は何もする気が起きないので、このくらいで。

七月十三日 はれのちくもり

今日も今日とて幻想水滸伝IIIです。発売されてから初めての休みということで、一気に進めて現在はヒューゴ編、クリス編、ゲド編をそれぞれ第一章ずつまでクリアしました。現段階で約10時間程度――なのですが、今回はIやIIと違って伏線が異様に多い気がします。物語の伏線を生み出すとも言える『ハルモニア神聖国』が絡んでくる時点でそういう展開になるということは予想していたのですが、隠された部分が多すぎてまだ全体像が全然見えてこない段階です。取り合えず『グラスランド』『ゼクセン連邦』の関係が拗れるという点は確実そうですが――まあ、まだ先は長いということか。取り合えず、今回のメインが『真の火の紋章』という予測は当たっていた――というか紋章の形を見れば一目瞭然だな(汗 現在のところ、3Dマップ特有の迷い易さと広さを除けば全体的に良い感じ。視点が複数あるということでそれぞれの立場に立った描き方がより鮮明化されていますし、読み込みは早いし、システムも二、三ほど分かり難いところはあるけど何とかなりそうなレベル。あと、オープニング・ムーヴィが凄く格好良い。後はどのようなストーリィが展開していくか――兄さんドキドキものですよ。

ただ、一つかなり思ったことがあります。今回、私の予想に反して名前をつけるキャラクタがいました。『ほのおのえいゆう』という人物ですが、この人まだ噂とか伝説とかその辺でしか聞かれないという曖昧な人物です。しかし、IやIIの関連性からIIIの天魁星が多分この『ほのおのえいゆう』なる人物である可能性が高く――もしかしたら、三十時間とか四十時間プレイしたらいきなりオープニングが流れ始めて本編が――などということがあるかもしれなさそうで怖いです。あ、それも格好良いか(お

七月十二日 はれ

今まで、同期で飲んでました。
今から、幻想水滸伝IIIします。
今日も故、適当活動記録也。

今日は『九尾の猫』(エラリィ・クイーン著:ハヤカワミステリ文庫)を読了。感想は後日として後は『アルファベット荘事件』(北山猛邦著:白泉社My文庫)を購入しました。基本的に私はこういうライトミステリィ系は買わないというのが最近のお約束になってますが『クロック城――』『瑠璃城――』の作者が書いた作品ということで、先物買いという形で購入です。買わないと言いつつ、新しいものを買ってると言われそうですが、現在のペースは本を買いまくっているという状況ではありません。月15冊は私の中では普通です。至って無理のない読書プラン――まあ、プランという程、計画立てて買っている訳ではありませんが、普通に小説が好きならこのくらいのペースで買っていて何も言われない筈。ということを会社の人に訴えたら、見事に否定された覚えがあります。

どうやら世間一般で、月15冊くらい小説を買うのはやり過ぎだということを踏まえ、もうちっと一般的についていける話題を捻り出して見るのですが。うちの現実世界の人間関係においてはそれが『ドラマネタ』『社内ネタ』『下ネタ』の三大群に分類されそれ以上が絶対にないので、デッドロック気味になります。私は生来、少し潔癖症(こんなサイトを開いていて潔癖症というのはカマトトだと仰る方もいるかもしれません)で世俗の標準的なものに興味をもてないので三つのネタに染まれない日々です。そこで私は無理矢理、新しい波をこっそり植え付けようとしたのですが、一番広まったのが『少林サッカー』という罠。こういう時、一体私はどうすれば良いのでしょうか←笑えば良いと思うよ

さて、えばーネタでしめたところでさやうならです。

七月十一日 くもりのちはれ

『そうだな。やることもないし、付き合おうか』
(BY 幻想水滸伝III)

このやる気のなさが妙に笑えたりします。詳しくは実際にゲーム本編をプレイするのだよ。さて、今日は――。

幻想水滸伝III

の為、交信する気全く零です。

さやうなら。

七月十日 台風接近中

その影響かどうか知りませんが殺人的に蒸し暑く――あ、でも八日のことを試すには絶好の機会だなあと思った自分が電波過ぎて嫌になる今日この頃。こんばんは、夏の鬱屈とした空気に誘われて笑わない男となっている仮面の男です。

昨日は久々に『生きた証』を残さなかった訳ですが、同人誌の表紙絵の加工をこっそりとしていました。後はとあるきっかけがあって、ICQを再導入しました。実はこれを入れてるとOperaの6.01辺りで変なバッティングが起きて泣く泣く消していたのですが、ヴァージョンもある程度新しいものになったので再インストール、そして問題なし。――うーん、私の悩みは何だったのか(泣 というわけでちょっぴりだけ、リアルタイムな交信が可能になりましたとさ。

さて、今日はサイト運営にある種の影響を与えるかもしれない判決について。

[ディープリンクに初の有罪判決]

とのこと。ディープリンクというのはトップページじゃない場所に、リンクを貼る行為のことで――勿論、上記のリンクもzdnetのトップに貼っていないからディープリンクとなる訳です。で、デンマークの法人系ニュースリンクサイトであるNewsboosterというところが、同国の新聞協会によって訴えられ、司法はディープリンクは違法であり禁止されるべきだという判決を出したとのこと。こういう判例は勿論初めてで、もしかしたら今後、欧米の他国やもしかしたら日本辺りでも、ディープリンクを多用している個人系或いは法人系の、少しばかりの書評も交えたような大型の個人ニュースリンクサイトが、何らかの形で訴訟に巻き込まれる可能性があるかもしれないということらしく。うちの様な端なら兎も角、普通レヴェルのネットホリッカなら、ここが危ういかもという例を幾つか挙げることができると思います。

私論を述べるのなら、私はここまでの締め付けはどうかなあと首を傾げる立場です。勿論、明らかにやり過ぎだあというサイトもありますが、自分の欲しい記事だけを個人の力で素早く探し当てるというのは、ネット散策に余程慣れた人間ではなければ難しいし、今のニュース系サイトの状況を見ると少なくとも日本では個人、或いは法人系のニュースリンクサイトに頼らず、欲しい情報だけを手にいれられる、そんな優れた検索形式とカテゴライズを成しているところは一つもありません、例外なくただの一つも存在しません。それに、情報の本質は基本的にその大半、大多数、殆どが無駄で構成されているということにあります。情報は系統立てられ、知識に準じ、明確に分類化されることで初めてある種の母集団に対して大きな効果をもたらすものです。見せ方の上手いニュースリンクサイトに驚くほどのアクセスが集るのも、ある種の限定的な母集団に対して常に魅力ある情報を収集し、それを順序立てて公開しているからです。と同時に、やはり現在のニュースサイトは閲覧者個人個人が満足するレベルからは到底程遠い状況の、情報の提供しかできていないということに対する証左の一つにもなると思われます。個人が己の趣味のため全くの無料で、同じような趣味を持つ人達に対してそれを発信し、公共の場でニュースを共有することについては、その親情報公開サイトにおいても集客があるということで有効でしょう(というかそれを見越していないと、全てのページに同じ広告を掲載しているということはしないと思います)し、時間のない人間にとっては助かるわけです。勿論、興味のないほぼ全ての情報に対して禁欲的であることも可能になる訳ですしね。

ただ、もし集めた情報を物理的に対して価値あるもの――例えば金銭の類を求めるならば、情報の根源の所有者と折衝する必要が生じてくるということ、そして価値ある情報というのは大抵、ただでは手に入らないということも、また付記しておきます。『簡単に知ることのできない事実には1つの価値がある。そこに辿り着くために"代償"を払うこともある』のですから。

ちなみに、このサイトは現段階ではディープリンクについても何ら問題にしませんし、もしもしたいのならやりたいだけどうぞというスタンスです。但し、ファイルサイズの大きい(といっても内にはSSの圧縮版しかありませんが)へ直リンクを貼って、故意に負荷を増大させようとかそういう悪意のある行動については例外とさせて頂きますということで。

七月八日 はれ

七夕を過ぎたら、そこには夏の死刑階段が待っていました。室内空温調節機が妙な働きしかしない今現在、私にできることと言ったら『雷祭殺人事件』のラストで金田一一が悟ったことを悟るしかないというわけです。今度雨が降ったら、気にせず滝のように浴びる←違います

個人的にはネタも出し切ったし、私的に少しどたばたした状態も影を潜めましたので、今週は風の向くまま気の向くままに。さて、次は『九尾の猫』を読むと言っていたのですが、個人的な故あって『『瑠璃城』殺人事件―CROSS END―』(北山邦猛著:講談社ノベルス)を先に読了しました。やっぱり私、この方の作風というか――描かれる人物像とか雰囲気とか、凄く好きみたいですというのが先ず一点。SF的な設定を良いことにぶっ飛んだトリックが目まぐるしく(1989年の奴はちょっと頂けなかったですが)出てきますし、ラストの自制の聞いた感じが素敵なのです。最近は御時世なのかミステリィにもよく救いとか癒しとかいう言葉が出てきますが、こういう『救われ』方もあるのかあと少し目から鱗でした。で、次こそは『九尾の猫』を読みます。ねこー、ねこー(お

あと――気付いている人は気付いているかもしれませんが、タイトルの方に持ってきていた一言日記をWWWCのMETAタグの方に記述することにしました。携帯電話ではありませんが、一本くらい外向きのアンテナを立てておこうと画策したからです――あざとい行動でしょうが、トップページのタイトルなんか誰も見てはいないでしょうしね。

七月七日 曇ときどき雨

家の中がじっとり湿気風味。扇風機フル回転して室内空気の循環とかには気をつけているのですが、水気を気をつけないと酷い黴が生えてきそうな気がします。本当は一時的にでも室内空気調整機が使えれば良いのですが、壊れてて暖かく生温い空気しか放出しません――こういうのは、マーフィーの第何法則くらいか――知ることができたら面白いかもなあ(遠い目 

今日はちょっと諸事情がありまして――というより、いつもftpばかりというのも味気ないので、POPLSの立川支店に赴いて直接入稿というのを試してみました――というか、本当はこっちが普通なのでしょうが、遠地にあるとそれも叶わないし、物理的なものを何も介さないというのは非常に楽なので、今までそういう手段で済ませてきた訳です。が、紙質とかカヴァの加工など疑問に思っていることが積もって、一度は直でやってみるのも良いかなと思ったのです。ただ――渡すのはフロッピィですし、表紙絵はこちらの準備不足で手元にない状況だったので――あんまり意味なし状態。それでも、店員の方は嫌な顔一つせず対応して下さいましたし、紙についての疑問も丁寧に答えてくれて良い感じでした。で、まあそこまでは良しとして――話が終わった後、過去の同人誌を見本として並べている棚があり興味を持って近寄ったのですが、うちの奴がかなり堂々と並べられているのは――やっぱ、あそこまでの分量だと基本的にイロモノ扱いなんですねえ、改めて認識(笑

で、電車の往路で『なぜ、エヴァンスに頼まなかったのか?』(アガサ・クリスティ著:ハヤカワミステリ文庫)を読了。H氏やN氏の紹介があって、何れは読まないといけないなと先だって思っていた作品、ようやく目を通せた訳です。内容は――クリスティ慣れしてしまった人間としては、怪しい人物が丸分かりだったりするのですが(笑 それでも最後まで特にひっかかることなく読める辺り、やっぱ構成が抜群に上手いです。ミステリィ的には凄くあっさりとしているのですが、主人公二人の英国らしい小人閑居ぶりとか、ぶっ飛んだ会話とか――ええ、人によってはかなり堪能できるのではないでしょうか。私は――こういうタイプのお話も好きです、ラストもほっとしますし。シタフォードの秘密の時もそうでしたが、クリスティの作品はちょっと弱気な男性を強気の女性が引っ張っていくタイプの男女関係が好みなのかもしれません――このタイプのカップルは殆どが幸せな結末かそれに近い纏まり方をする確率が多いですし。

さて、次は『九尾の猫』を読みます。どうやらこの作品、思想的な面で『十日間の不思議』続編になっているということで、ライツヴィルのシリーズより先に読んでおくことにしました。『十日間――』は、個人的にかなり感銘を受けた作品ですし、やっと笠井潔氏のネタバレ解説の犯人名、忘れることができましたから。自己暗示的犯人名消去手法――自分で編み出したのですが、結構効き目あるみたいです(笑 

では、今日で一応ラストになる例のアレを。

[例のもの最終回(水夏のネタバレあり)]

七月六日 曇のち晴れ

久しぶりにお布団の干せる陽気でした。それだけで心が少し広くなります。というわけで、久々にはっするした仮面の男です。何がはっするって、私の散々な整頓状況を一気に打開する救世主が現れたのです。全長1810mm、幅920mm、奥行き230mmの無骨だけど頼れる奴――万能七段収納式本棚(×2)です。この辺りで察しがつくと思いますが、いつも本、本、本――小説、新書、漫画、ハードカヴァ――ミステリィ、ミステリィ、ミステリィの話題ばかりここで披露している私は必然的に本が雪達磨式です。その数、段ボールにてかなりのもの――その勢いたるや、本が七割、空間が三割と言わしめたほど。言い換えれば、救い難い読書狂です。ちなみに付け加えておくならば、これでも段ボール三箱分くらい、古本屋に全くの良い値で買い叩かれております――結構、お気に入りの作品も売ったから買い戻さないとなあ。取り合えず『Vシリーズを黒猫の三角から六人の超音波科学者』までとか『銀河英雄伝説を全10巻と外伝4巻』とか『狩野俊介シリーズを月光亭事件から久遠堂事件』までとか――うあ結構ある(汗 でも、お陰で実家に置きっぱなしにしておいた本や同人誌を数百冊レベルでこちらに召還できそう。うちの家族は整頓の苦手な人材がこれかというほど揃っているので――これは家計とか遺伝子レベルの問題ですらあるような気がします――少しは貢献しないとなりませんのです。まあ、これで午前中と午後の半分は――と言っても、半分は出していた本を懐かし読みしていただけなのですが――潰れました。やっぱり結崎ひよのは可愛いなあ←読んでいたのは主に螺旋と螺旋小説

それから先週発見したラーメンの上手い店に剛です。日本という国はある種、上手いラーメン屋が近くにあるかどうかで住みやすさが数割違うと言っても過言ではありません。日本はある意味、元祖である中国よりもラーメンに拘る国家です。カレーや冥土さんと共に、その地位を不動のものとしているのです――ちなみに、何か不穏当でない単語が飛び出したような気がしますが、それは貴方の気のせいかと思われます。この辺、ラーメンに関しては実家の市やその隣の市と通好みのラーメンを饗するところが多くて、ラーメン激戦区東京と言えどもなかなか私の食指を完璧に動かす店はなかなか見つけられませんでしたが、ようやく実家の味に匹敵するラーメンの店を発見できました。これで私、もう少しだけこの街が好きになれそうです。後は鳥の糞害と駐輪事情が改善されれば――というかまた、鳥の糞落とされたというのはどういうことか(泣 とりのうた口ずさむぞっ! 呪うぞっ! とか、叫びたくなるような悲しみよこんにちはです。今回は洋服に僅かだったので良かったのですが――その鬱憤を晴らすようにレンタルCD店へ。借りたのはイエロゥ・マジック・オーケストラ『YMO GO HOME』『THCHNODELIC』に坂本龍一『THE OTHER SIDE OF LOVE』の三本。お前、一体突然、何に目覚めてYMOとか言われそうですが、分かる方には分かりすぎる程の理由が、この雑記には記述されてきた筈なので、敢えて沈黙しておきます。すべてを知ろうなんて――虫が良すぎる考えだとは思わないか? 私はその理由を語らないと決めた。誰にも文句は――言わせない(笑

ちなみに現在は『RYDEEN』だけ聞いたのですが――これ、小さい頃、お父さんに連れられてパチンコ屋に行ったとき聞いたような(汗 こ、これが例の『RYDEEN』なのですね――私の好きなアーティスト『TWO-MIX』もデジタル全開な音楽なのですが、これはそれ以上だ――となると20年も前となるとさぞ、前衛的だったんだなあ、この音楽は。でもこれって絶対、後に全盛となったゲーム・ミュージックに影響与えてますね(汗 でも良いです、これ。古いって感じが全然しないし――何か体に馴染む音楽です。後は久々、Dreams Come True『未来予想図』『未来予想図II』と通して聞いたんですが――。まずい、マジで涙が止まらん――昔聞いた時はそこまで思わなかったのですが、今聞くと琴線突きまくりです。それにしても、昔動かされなかったものに心動かされている自分を感じると――どんなに頑なな人間の心も変わっていくものだと実感します。

で、こちらは[御神楽少女探偵団]の紹介がinfoseekに紹介されていたので、御神楽推進主義の私としてはお知らせしない訳にはいきません。ちなみにこの欄、二週間ほどで変更されるので、興味のある方はお早めに――一応、スクリィン・ショットは撮りましたが(笑 しかし、微妙に斜めな解説だなあ。後は近場で『マガジンGREAT』発見しました。で、今回の掲載作である『クラインの塔』を読んだのですが――相変わらずシャープな短編を書かせたらこの作品はずば抜けてます。本当、一貫筋の通った綺麗な推理をするんですよね、燈馬想君って。私は、名前からクラインの塔の構造的なアレは類推できたのですが、そこから進まず――でも今回はちょっと意地悪っぽい表情多かったなあ。ちなみにコミックス13巻は7月のラインナップになかったので、恐らく8月でしょう。こちらも楽しみですっ。

では、今日は余りオチはないのですが(というか、昨日と今日で使い切った感が)例のやつの第六回をお送りします、じゃん。

[例のもの第6回(水夏のネタバレあり)]

七月五日 曇

昨日と今日の影響で、燃え尽きた雑記しか書けそうにない仮面の男です。こうして直ぐに息切れしてしまう自分としては、毎日色々なサイトから常にネタを仕入れてくる情報系サイト運営者というのは、げに凄いことだなあと思うのです。うちは、油断しなくても暗号や量子力学やロボット等に対する極めて糞真面目な話題が出る辺りが独特だとは思うのですが、言わばそれは活用性のない春画本のようなもの。某なき子2のえりかおぜうさまに、あんたのサイトなんて活用性のない春画みたいなものよ――とか言われてしまう運命なのです、よよよ。

あ、でも榎本可奈子かあ――榎本可奈子になら、それくらいの勢いで詰られても良いかも――とか考えてしまった私は、罪人なのでしょうか?←実は榎本可奈子の隠れファン

[例のもの第5回(水夏のネタバレあり)]

七月四日 曇

あっ、よく聞くと口笛の曲は『とりのうた』だっ。悪魔の呪歌を聞かせるなっ! が、がお! いけないっ、あたしは何を言ってるんだ?
(某小説より)

これを読んだ時点で吹きだしてしまった私は――やっぱり駄目人間なのでしょうかねえ(笑 ちなみに今回の引用元は秘密。分かった方は、こっそりと笑って下さいな。一つだけヒントを言いますと――オンライン小説。さて――現在は昨日の衝撃から何とか立ち直り、色々あったけど、わたし、この街が好きです(錯乱気味

まだ気を紛らわせ足りないので、余り面白くないけどその手の人間には堪らないというニュースを披露することにしましょう。

[旧日本海軍暗号の教本]

良いですねえ。旧日本軍の暗号解読書、歴史の暗部、熾烈な情報戦、想像するだけで背筋がぞくぞくとしませんか? ただ、第二次大戦における日本の情報戦略は、当時の最高最先端と言えるほどの高度な暗号技術を持ちながらも、運用を誤った故で表面上の戦争以上の大敗北を喫したというのが本当のところらしく――戦争というものを扱うため不謹慎な言い方かもしれませんが、惜しいなと私等は思ってしまう訳です。同じように、エニグマ暗号器という機械式の強力な暗号技術を持ちながら、鍵の運用が杜撰で、最終的には暗号を読まれ続けて決定的な敗北を繰り返すようになった、独逸と非常に似ています。この辺、情報の暗号化や機密化に頑なな魂を抱き、それまでは言語学者の仕事であった暗号解読の分野で数学者やパズル愛好者に白羽の矢を立て、暗号解読に対する様々なアイデア(特に原始的な手続き型計算機を用いた機械式暗号の機械的復号技術は、独逸の暗号をほぼ丸裸にしてしまったのです)を捻出し、情報の重みをより高いレベルで理解していた連合国側は、先見の明があったのでしょう。情報を制するものが戦いを制するという概念は古代から変わらないにしても、ここ百年はその質量共に加速度的な増加を見せているというのが、多分偽らざる現状なのだと思われます。多分、次に大国同士の戦争が起きたら先ず間違いなく、どちらがより貴重な情報を守れてくるかどうかで勝負は決定するのでしょう。後は純粋に量の勝負、戦争に対する劇的な要因変化が訪れるまでこの傾向は変わることはないでしょう――詰まらん。私はとってつけたように戦争反対だけを唱える平和主義者が大嫌いなのですが、かといってこうまで戦争が面白くなくなっている昨今、そういう人種が増えるのも止むを得ないのか。私的には――。

[盲目的な反戦主義に対する戒めの言葉]

これくらい骨太な方が、今の日本にもっと増えれば良いなと願う所存。でも『理性の愛』というのは――良い言葉ですね。人間はもっと、他者を愛すること、慈しむことに余裕を持って、慎み深く生きるべきなのかもしれません。まあ男女の恋愛に限って言えば、ふぉーりーん・らぶというような展開も、推奨されることやぶさかではありませんが。いくつもの愛が折り重なって、世界は愛に満ち溢れていくのです。

現在『謎エヴァ』は2/3ほど読みました――もう一息。省略形が一昔前流行った新世紀エヴァンゲリオンの解明本っぽいと思ったら、それは多分、貴方の気のせいだと思います。では、今日で四回目となった例のものです。

[例のもの第4回(水夏のネタバレあり)]

七月惨日 曇

今晩和、かまいたちの夜のドラマがやってる中でこの文章を打っています。まあ、微妙な話題はさておき、今日の私には本の雑感とかしかありませんのだ。『なぜ、エヴァンズにたのまなかったのか?』は半分ほど読みました。まあ、作品が作品なだけに沈黙をもって感想としておきますが、如何にも暇人っぽい、良い大人な癖にあのはっちゃけぶりは確かになかなか面白いものがあります。にしても私、クリスティの作品の所為で絶対、歪んだ英国感が刻まれてますねェ。その世界は私の頭蓋骨の中だけで楽園なのです。

今日は、また適当に発見してきたニュースです。
というより――お堅い学術ネタですね。

[呆れたこと]
[感心したこと]

最初の奴は――もう本当、こういうところに生徒を連れて行く教師が馬鹿も馬鹿、大馬鹿というか、全く頭がおかしいとしか思えません。中国・南京市の南京大虐殺記念館と言えば、典型的な中国共産党のプロパガンダ施設で、資料的価値塵一つないどころか、極めて偏見に満ちた虚偽を真実のように思い込み、歪んだ日本観を植え付けられること、間違い無しの施設です。第一、虐殺なんてものを記念にしてしまえる時点で、設立者の思想がどれほど捻じ曲がっているか、想像つきそうなものでしょうに。記事の最後に、こういうケースは初めてだといっていますが――当たり前でしょう。普通の、ごくごく良識のある教師が、生徒をこんな場所に連れて行くなんて、神様だって思いもよらないでしょう――何やってるのだか。

後者は――最近、ゲーム理論の功績でノーベル経済学を受賞したジョン・フォーブス・ナッシュ氏の自伝を読んだということもあり、興味をもって取り上げてみました。良いですねえ、こういう数学的考察というのは。こういうのを、二股かけてたのがばれて三人で修羅場という時、数学的に見てどちらも同じくらいの魅力を持っているから、優柔不断になるのは当たり前なんだ。これは数学的にも証明されていることだぞと抗弁すればもしかして見逃してくれるかもしれません。現在、そういうことに悩んでいる方にはうってつけの理論ですよ←世の中はそんなに、甘くないと思いますけどねーーー。

[ドラマ版かまいたちの夜のネタバレ(反転希望)]

さて『かまいたちの夜』が終わりました――ミステリィじゃなくて、よく分からないホラーでしたね兄さーん(裏モード怒り殺し風音夢のような笑みを浮かべて)と言いたくなるような。いや、ホラーならホラーでああいう話も嫌いじゃないですから――頼むから、ミステリィ風の予告を流すのは止めて下さいよぉ、詐欺ですよぉ――(大泣 って、よくよく考えれば第一の事件の時、殺人者は一室に集ってビデオを撮っていたからそもそも、物理的に完全に犯行不可能じゃないですか(笑 それに血って一時間程度で固まるような――更にはピーされてピーされてる時に、あんなにも沢山の人を殺せる訳が――他にも五、六箇所くらい突っ込めるところ満載。で、エンディング・テロップが流れている場面で私は決定しました。

これは――なかったことにしちゃって良いんじゃないかなっ?

さて『かまいたちの夜2』が楽しみだなあ。

誤魔化したところで、今日の日刊ものです。

『今日から七夕までの特別企画3(水夏のネタバレあり)』

七月弐日 曇

日が旧字体になっているのは、何かの伏線でも何でもありません。敢えて言うのならば、愛に飢えている兆候でしょう。嗚呼、世界はこんなにも愛に満ち溢れているというのにっ! こんばんは、万年ネタ欠乏症、仮面の男です。

さて、今日はアクセス解析経由でお頼りが届いているので御紹介します。

『やっぱ水月@君望は高校生のほうがいいと思うがどうよ?』

ごめんなさい、私は『君望遠』なるものをやったことがないので分かりません。誰か、私の代わりに答えられる方がいたら、ご教授を願いたいと思います。ちなみに私一瞬、鳩尾蹴りは女子高校生にされるのが気持ちよいかという意味かと勘違いしておりました。先だってそのことを、ここでお詫びしておく所存であります。

気を取り直して次は、解析に残された拙いダイイング・メッセージの類を。

『黄金右脚』

成程、真犯人は分かりました(お

とまあ、こういう重箱の隅みたいなところも、突付いてみると楽しいものです。今日は――というより昨日忘れていたのですが、新たに本を数冊仕入れてきました。『なぜ、エヴァンスに頼まなかったのか?』(アガサ・クリスティ著:ハヤカワミステリ文庫)と『九尾の猫』(エラリィ・クイーン著:ハヤカワミステリ文庫)と『マリア様がみてる』(今野緒雪著:コバルト文庫)の三冊。というか、このラインナップを見て一発で私の嗜好を縛り取れる人がいたら凄いよ(汗 ユーモア系のスパイもの、極重系のミステリィ、ライトなおぜうさま女学院の百合系――そのどれをも同じ速度で読み通せる私という人間が私にすら理解できません。誰か、私を定義して下さい。ちなみに今日、読了したのは『殺意は幽霊館から』(柄刀一著:詳伝社文庫)だったりします――こちらはライト系のミステリィ。短編を無理矢理中編にしたような話で、連作短編という形で巧みに性格付けを行ってきた前二作と比べると人間的な魅力は落ちますが、柄刀氏の作品だけあってかなり細かい部分まで伏線を張ってます。おとぼけキャラがまとまって揃った、軽く読めてそれでいて歯応えのあるミステリィをお望みの方なら、安いですし読んでみても宜しいかと。『D.C.』は姉に続いてある意味でラブリィ・バーニング、水越眞子嬢のシナリオをコンプリート。短編を無理矢理中編にしたような形で、尺のたっぷりある音夢シナリオや萌先輩のシナリオと比べると魅力は落ちますが、まあ短いのは分かっていたのでそれを割り切って読めれば、安心して進められるシナリオでした。まあ、この嬢ちゃんにはあまり沈みまくりの展開は似合わないということで。

今日は短編を中編に伸ばしたような話を二つ、終えたということになります。何だか無茶苦茶微妙な表現ですが――ええ、どちらもそれなりには良かったのです、心のオアシスにさせて頂きました。明日は、本が『なぜ、エヴァンスに頼まなかったのか?』を、ゲームは学園祭の天使学園の天使、白河ことり嬢のルートに剛です。ちなみに学園祭の天使に斜線が引いてあるのは、これだと全くの別人になってしまうからです。ええもう本当、笑えるくらいに別人になっちゃうのですよ(笑

さて、ここからは日刊SSのネタ第二弾です。何か、前回は特定の野球ファンやサッカーファンを敵に回しそうな展開でしたが――気にしないで下さいね。ではでは。

『今日から七夕までの特別企画2(水夏のネタバレあり)』

七月壱日 曇

こんばんは、ラブリィ・バーニング、仮面の男です。相変わらず『D.C.』に偏重した夜を過ごしています、ごきげんよう皆様方。昨日から今日にかけて、ポケポケしている水越萌先輩のシナリオを読了しました。現在は燃える鉄拳閃る双眸、水越眞子嬢のシナリオに突入しています。いや、姉妹共に弾けていてとても良い感じ。さて、先立って萌先輩のシナリオを通しての感想――色々な意味でやられたっ! という感じです。小道具の使い方とか、話の持って行き方とか、私の非常に大好きな展開でした。後は先輩の性格とか、ほえほえーと、ふにゃふにゃーとした心太みたいな行動パターンとか、最後まで気を抜けないところとかが――。

大好きですっ!

………………。

コホン、コホンッ。まあ、これは半分くらいネタだと思っておいてください。ええ、ネタにしておいて下さいね――約束ですよ。

さて――唐突ですが、七月になったので、予告通り六月とは趣向を変えて生かせて頂きます。先月は硬質だったので、今月は軟派で。というわけで早速行ってみます、今月の企画、第一弾。

『今日から七夕までの特別企画1(水夏のネタバレあり)』

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