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同盟の活動報告(2002-09)

2001 - ( 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 )
2002 - ( 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 )

九月 二十七日 二十六日 二十五日 二十四日 二十三日 二十二日 二十一日 二十日 十九日 十八日 十七日 十六日 十五日 十四日 十三日 十二日 十一日 十日 九日 八日 七日 六日 五日 四日 三日 二日 一日

九月三十日 曇時々晴れ

とりあえず、引越しが終了しました。まだ開封していない段ボールとか幾つもあるんですが、無視。というわけでやって来ました、福岡へ。ここで一年間、桃太郎電鉄の如く九州を電車で巡る羽目になる確率が高いというアレな長期出張ですが、死なないように頑張れという激励の言葉? も受けたので、死なない程度には頑張ろうと思います。

――とりあえず、今日付けで新サイトに移るのは無理っぽいので、今週末くらいに。なんか、リンクの整理をやらなかったせいか、リンク切れやかつてとサイトの方向性が違うところが多くて――まとめきれられんかったのですよ。私のところなんて、二年前からやってることは全く変わらないというに――それはそれで問題ありか(汗 まあ、最初に業務連絡ということで。

[020930-1] クソゲーと殺し合いゲーに対する拙い考察

それでは引越しの話――の前に、27日に慌てて書き得なかった面白いネタを幾つか。今日は休みを取ったので、27日が本社最後の日ということになったのですが、何故か異動の話から逸れてクソゲー談議なんてものを始まったりしたのです。ええ――一種の現実逃避ですよ。

問題は、挙がったラインナップがやけに濃いこと。

いっき :パワーアップの概念に一石を投じた作品。基本的に初期装備が最強でパワーアップ(という名のパワーダウン)アイテムを取ると、基本的に死――らしい。私は一度しかやったことないんで、ディープには分からないのだが。

スペランカー:即死ゲー。このゲームについては余りに有名過ぎるので、私は語らない。私は数度やって挫折した――若き日の苦い青春の思い出(笑

プロ野球殺人事件 :今考えると、肖像権によく引っ掛からなかったなという迷作。江川卓が殺人事件に巻き込まれ、警官と追いかけっこしながら事件の謎を解く――と言えば通りは良いが、要はアクションとアドベンチャを適当に混ぜて、マップをやけにただっぴろく作った所為で、事実上のクリア不可ゲーム――私がやった中でクソゲーの圧倒的な一等賞(滝涙 ちなみに犯人は噂に聞くところによると、現在も巨人軍で活躍中の――桑田だったらしい。真偽の程は定かではないが。

何で全部やったことがあるの? とは聞かないように。

若かったんです。

他にも ハイドライド・スペシャル なんて私すら知らないタイトルも出てましたが、世代が近いと大抵同じようなクソゲーを体験してるんだなとしみじみ思います。ちなみに、私がもう嫌だと思ったゲームは上記作の他に キテレツ大百科 という有名アニメのゲーム化作品でした。あのゲームは――ええ、仲間の価値や友情というものに一石を投じたゲームでしたよ(遠い目

だって、主人公奇天烈の後ろにぞろぞろと仲間が付いてきて――誰か一人でも穴に落ちると、THE END なんですもん。ALL FOR ONE, ONE FOR ALL――死ぬ時は一緒だ――。普通の映画やドラマなら格好良いのかもしれませんが、アクション・ゲームでこれをやられるとマジ切れします。豚五里羅や尖がりなんてどうでも良いから先進ませろーと思いました。もう友情なんて糞喰らえ(お

ちなみにその話題から派生して、窮極の殺し合いゲームは――なんてネタも飛び出しました。私は 初代マリオブラザーズアイス・クライマー だと思っていたのですが、皆様認識は同じでした(笑 そうですよね、そこら辺の十派一絡げの格ゲーより マリオブラザーズ の法が余程――殺伐としてますもの。

私も――小学校の友人とやったあの殺伐とした殺し合いの空気が忘れられません。助け合いと称して行われた アイス・クライマー のあの蹴落としあいが。もうある意味、恨みの想念満々というくらい、私は奈落に落とされました。同じくらい、私も奈落の底に突き落としました。ええ、あの時の空気は、忘れられません。このゲームほど――。

協力しようぜ

どちらかが裏切り

殺し合い!!

もう殺し合いしかしなくなる

もう、Tactics Orge とか 銀色三章 辺りに匹敵する悲惨さです。兎に角、裏切りという言葉が日常会話にばんばんでてきます。この裏切り者っ! とか、裏切ったな! とか科白じゃなくて現実に。もう少し世代が高かったならば、謀ったな! などと少し難しい科白も現れたことでしょう。

あのゲームで打算なしに協力プレイができるのなら、私はその二人の友情を真に称えます。恐らく全き愛の才能があると言っても過言ではないくらい、協力が難しいゲームだったのです。嗚呼、殺戮と友情破壊の苦い一幕。

[020930-2] 引越し云々、或いは散財記録

――話を変えましょう。次は引越しの前後のゴタゴタについてです。28日は引越しで全てが潰れたのですが、29日は東京を暫く離れるということで秋葉原いって色々買いました。ここでしか手に入らないものも色々あるかもしれませんし。

で、買ったもの。

  1. ONE アンソロジィコミック 2巻
  2. SPOON MAN(上)
  3. ドラゴンランス1 <廃都の黒竜>
  4. 史上最大の発明 アルゴリズム
  5. 無限に魅入られた天才数学者たち
  6. Chrono Trigger Original Sound Track
  7. Xenogears Original Sound Track
  8. ショーシャンクの空に DVD版
  9. ほしのこえ
  10. 覇王大系リューナイト SIDE:B
  11. ナップサック

どう見ても衝動買いの総和にしか見えない品揃えですが、私的にはこれくらい脈絡のないジャンルの買い物をする人間が百人はいても良いと思います。というか思いたい。ちなみに11のナップサックはそういう名前の作品じゃなくてモノホンのナップサックです――荷物が入りきらんかったので。現在、手をつけたのは、1, 2, 6, 10辺り。

特に2の SPOON MAN がすっごく気に入りました。作者があの 犀川先生の目を光らせたことで有名 な? 浅田寅ヲ という方なのですが、何ともはや鋭くてそれでいて濃密な世界観です。一度読み通した時点では人間関係などがごちゃごちゃで少し分かり難いのですが、それを整理した上で何度か繰り返して読むと、科白の機微やちょっとした動き、行動原理などが相俟って、じわじわとキます。こういうのを世間的に、読むドラッグって言うんでしょうねー、――言わないか。

6は CHRONO TRIGGER ということで私的にはとても懐かしいナンバが揃ってました。同タイトル曲、カエルのテーマ、ラヴォスのテーマ、世界変革の時(黒の夢のテーマ)、そう言えばエイラのおいろけで ビネガーのパンツ 分捕ってたなあとか、余り宜しくない思い出だけが私の中で覚醒しています。

いや、個人的には凄く好きでした。 マヨネーのブラ とってはしゃいでたとか、そういう節操ない楽しみ方じゃなくて――です。まあ、この話はさておき――色々なものを買いました。しかし、だらだら全てを述べていくと洒落にならない長さになりそうなので、このことについては後日。

そして、私は旅立った。東京の地よさようなら、福岡の大地よ今日輪。そして私はここにいる。誰にも文句は――言わせない(お

今日のことはもう思い出したくありません。ひたすら移動と引越しに費やした日でした。そして明日からは支店の方に出社――気力集中一点突破の気分で行きます。というか――良い方々だといいなあ――できれば酒を飲まなくても許してくれる世界を希望したいのですが、本社の方に聞くとそれは叶わない泡沫の夢の如しだとか。嗚呼――今こそ、世界変革の時(錯乱気味

まあ、明日から新職場、頑張りませう。

では最後に、今月読了した作品を一気に。

もう、ファンタジィしかありません(汗 

[追記]さあ、明日はとうとう 『スパイラル―推理の絆―』 のアニメ版第一話放映です。どんな内容か――どきどきものです。

九月二十七日 曇のち雨

さて、今日で首都圏からの更新は最後です。次に更新する時は、遠く福岡の地からになると思われます。しかし、何処にいようが代わらぬ情報を発信できるWWWというものはやはりありがたいものなのだなあと。もう、空気みたいに使われているものですが、だからこそ誰にも隔てることなく情報を発信できるということをより強く意識しなければならないのだなあと思った今日この頃です。

先日、妹からONE2を購入したとのメールが。EG完全版の情報も横流ししておいたので、二つとも借りてプレイする予定。持つべきものは嗜好の等しい兄弟姉妹ですね、全く。

例の移転に関しては着々と実行中。まあ、サイトの1/3も移せていないのが現状ですが、良い加減に古臭くなってきた情報などを刷新して、他にも色々と目的のリソースに移ろい易い作りを整えて、飽きたら楽に他サイトへと飛べるように。その一つを取って見ても、上手くそれを実現するには、常日頃からのアクセスに対する利便さへの飽くなき追求というものが必要になります。公開から様々なスタイルや版を重ねてきましたが、まだまだ簡易で格好良く妥当性があり、情報が詰まっていて何よりも面白いというサイトの構築には到底、至ってないというのが今のところ。新しい公開先のサイトスタイルで、少しでも上記の事項を満たせていると感じて貰えれば嬉しいのですが。

ちょっと邪なことを言えば、ミステリィもの好きの書き込みが一件でも増えますように(お

10月のコミックスを見てみると 金色のガッシュの7巻ブラックジャックによろしくの3巻 がでる模様。個人的に今、燃える漫画の両翼を占めてる作品であるが故に、なんかもうこの事実だけで魂の燻るものを感じます、ちりちりと。

では、最後の挨拶としてはちと物足りないですが、さよなら会などもあって少しふにゃんふにゃんしている関係で、これでおさらばです。では、また新しい場所で会いましょう。

それでは、また会いましょう。

九月二十六日 曇

魔法で体は大人になれても 勇気は自分で出すしかないんだよ!!

(ななか6/17 8巻より)

先ず、業務連絡です。引越しの関係で28日と29日は更新がありません。それと、このサイト自身のことについて一つ大きなお報せです。この佳励なる仮面劇場は2002年9月30日を以って――。

私と同じく2度目のお引越しをします、ぶいっ。

実はさくらウェブのサーバスペースを裏でこっそりと手配してたのですよ、オホホホホホ。これまで広告がうざったいと想い続けていましたが、biglobeのサーバスペースはレスポンスが最悪ということでどうにかしたいなと思っていたのです。これで広告にデザインを崩されない、地上の楽園へ一歩前進できそうです。サイトデザインもある程度満足できるものができたので、ここを半恒久的なサイトスペイスとして、今まで以上に斜に構えた微妙なサイトとして頑張ろうと思います。

一応、Freewebの方もミラー――というか残骸として残しておきますが、今後の更新は新しいサイトの方に移ります。掲示板も新しいサイトの方にしか置かないので。流石にファイルの量が莫大ですし、HTMLのマークアップを一から記述し直したいとも思っているので、需要の高そうなものから徐々に移してく予定です。

その影響なのですが、リンクの更新の方はもう少し待って下さい。そして――つい先日リンクを貼って頂いた大里 朋さん、なつなつきさん、ごめんなさい。私は早速、引っ越してしまいます(陳謝 移動を終えた際にはこちらから直ぐリンクを張りますので。

というわけで、業務連絡終わり。

なんか小説を読む気がしません。今月の許容量を使い切ったのかもしれません。ので、漫画の方を。 『ななか6/17』 の8巻を買いました。リアルタイムでも見たのですが、やっぱこの巻の雨宮さんのエピソードは、良いです。もう切のうてなあ――おっとこっから先は言えないな。続きは単行本を買って確かめてくださいねー。

[020926-1] 上田教授 作家デビュー!?

今日、久しぶりにTrick The Movieのサイトを覗いていたのですが――。

どんと来い、超常現象が実世界でも本になるそうです。

―――――。

――――。

―――。

――。

―。

ゑっ!?

うあ、まぢですかこれは――(笑 こういうところまで有象無象の笑いを取りにくるTrickのネタを求める貪欲さには頭が下がりますな、いや本当に。でも、こういうおふざけが通るということは、さかしまに考えれば、如何に人気があるかの証拠なんでしょうねー、凄いです。

10月18日は本屋にダッシュ決定ですな。

[020926-2] 我が愛しのSLGシリーズ最新作、10年ぶりに登場

少し遅きに失した情報ではあるのですが、半熟英雄の新作がPS2で発売されるよう。その名も 『半熟英雄 VS 3D』 ですっ。ええ、あの半熟英雄がですよ。こんなに嬉しいことはそうそうありゃしません。FC版、SFC版と良質のギャグ、おいおい良いのかっていうくらいの自社パロディに、兎に角連打で相手を捻じ伏せる腱鞘炎誘発型戦闘システム、妖しいエッグモンスタ、正にSQUAREの笑いの王様と呼んでも過言ではない作品だと思います。正直に告白すると、大ファンです。出会った時から決めていましたってくらい、大好きなのです。

まだエッグモンスタの募集をしている最中なので、完成までは時間がかかりそうですが、それがどうした! 這ってでも買いに行きますよ、ええ行きますとも。この想い、私のほかに一人でも分かってくださる方がいれば良いのですが。

にしてもWS版のFF3は何時、発売されるんでしょうねー。私はこれが出たらWS買おうと真剣に思っていたのですが――というか、FF3の出ないWSにどの程度の価値があると訴えたいのですが――発売予定の欄にも見当たらなかったり未定だったり。もしかして、発売中止になったのかしら。何か少しくらい音沙汰があっても罰は当たらないのじゃないのかと思うのですが――。PS版のI・II作る暇あったらこっちを作ってくださいと願わずにはいられない今日この頃でした。

あ、勿論オニオン装備が大量入手できるバグやレベルを簡単に99へあげられるバグは残しての移植を切に希望していますので(笑

上記のネタ、分かる人いるかなー。

九月二十五日 晴時々曇

今日は 『ネシャン・サーガI ヨナタンと伝説の杖』 を読了しました。伝説の杖ハシェベトを手に取ったことから、第七代裁き司に杖を渡すことを使命付けられたヨナタンと、ヨナタンの住む世界を夢見る少年ジョナサンのパートが交代で進んでいくという二視点構成をとっているのですが、この場面交替がまるで大事なところにてCMの入るドラマの佳境――ってな感じで先に引っ張っていくのです。こういう文章的なあざとさは、私も見習いたいもの。中身的には少し退屈なところもありますが、なかなか良い感じに話は流れていってます。次巻の 『第七代裁き司の謎』 がかなり面白いらしいので、かなり期待できそうです。しかし 指輪物語再び赤い悪夢 でもありましたが、あとがきで中身ばらすのやめようよー、あれ読んで裁き司の正体が――。

ぜんぶすっきりまるっとお見通しです(泣

[020925-1] サンクリ17レポ 後編

さて、サンクリ17のレポート後編を。

2時前に細雪さんが月姫の文庫同人誌2冊を持って帰還しました。もしかしたら持ってないやつかもしれないので、そうだとしたら後で買いに行こうと思っていたところ――見事に2冊とも持っていたり。まあ、そんなこんなで更に積もる話があって、学園祭の悪魔学園祭の話や幻想水滸伝の話などをしました。密かに クワンダ斬首ネタ が頭の中に響き回っていましたが、取り合えず保留の方向で。クワンダ――彼も良い将軍なのにヴィジュアルで損してるよなあ。あそこが蒼い月のカシム・ハジルだったりしたら、きっと誰も切ろうとは思わないでしょうに。あ、逆にレオン・シルバーバーグとかだと切る人多いかも(笑

まあ、それはさておき。

もう誰も来そうにないので、2時45分の段階で一区切りをつけ、初めてスペース外に出ました。三箇所だけ尋ねたいと思っていた場所があったので。先ずは、夏コミの時にどたばたしてて挨拶どころか表紙を描いて頂いたのに同人誌すら渡せなかったという間抜けなことをやらかしたPlumRの藤井理乃氏のいるスペースへ行きました。一人で行くのは怖いと言うと、細雪さんもついてきてくれました。彼は良い人です。

で、例の下巻の方の話については承諾して頂いたようで一安心です。夏コミの前に今回はありがとうございましたというメールを頂いたので、もしかして上巻だけなのかなと怯え続けてきた不安が解消されました。明らかに人見知りの激しい変な人物だったに違いなかったのに、絵に対して怪しい注文をしたのに、親切に対応してくれて――うう、良い人です。こういう親切さに対すると、何もできない腹黒三太夫のような自分が歯痒くてしょうがないなあ――と思うことしばしです。

二番目に向かったのが、桐月さんのスペースでした。いや、何時の間にか散歩道ちゅうところに追加されてたのですが、何が目的で巡回先なのかいまいちよく分からなかったので、何めあてなのか聞いてみたかったのですよ。だって、エロゲの話もない、ORPGの話もない、特撮の話もない、ラノベの話もない――あるのは妙な考察と説教じみた論調とミステリィ気違いの戯言のみ。

ほら、接点がないじゃないですか。

ただ、また御神楽薦めに来たのかとうんざりした顔されるのが怖くて話し掛けられませんでした。嗚呼、私の小心者――スペースに戻った時には自己嫌悪一杯です。こういう時、後になって凄く思うのですが、もう少し明るく機敏に話し掛けられたらなあと思うのですけどね、ああ思うのさ。

そういうことを考えながら、時間も3時を過ぎたので撤収作業。で、作業が終わった故、朝は酷く忙しそうにしていた碧郎さんのところへ。今度は波もやんでいたので、例によって色々と話しました。私がえろSS書きだとか、えろSS書きだとか――相方のカゲロウさんや、隣にいる細雪さんまで私のことをえろSS書きだと――(大泣

確かに、書きましたよ―― 終わりなき夜の始めに… で、祐一×香里の18禁シーンを、ええ書いたともさ。しかし、実用度がないことはもう証明されてますし、あれはえろじゃなくて――ええ、大人向けの恋愛小説と読んで欲しいですな。

いや、その呼び方は私も胡散臭いと思ったので撤回しますが、私のはそういう類の話じゃないと思うのですよ。第一、かのんSS-Linksでも18禁ってマークがありながら八割以上読まないとそのシーンに辿り着かず、それまで延々と欝文章を読まされるのです。で、もし苦労して辿り着いても余りえろくない。九割方は詐欺だーとか心の中で思ってるんです、きっと。というわけで、私はえろSS書きじゃありません、証明終わり。

まあ、上記のような苛め? もありましたが、こうして最後に話ができたのもサンクリに通ったからだと。何かの思し召しだと碧郎さんは言ってました。だとすれば、今年最後のイベントになりそうな冬コミも何かの思し召しで通るのでしょうか? 私ゃこういう時、最近は確率統計論の産みの親に祈ることにしてます(笑

で、イベントも終わり――。

サリーナが結婚しました(汗

お手を拝借三三七拍子――いや、最高っす、惚れました。次のイベントは福岡にいるので無理ですが、戻ってきた暁にはサンクリには必ず参加しますよ、ええ参加しますとも。

などと思うのも束の間、撤収作業の手伝いと幻想水滸伝の話と(勿論、IIIで私がルック×セラに転んだことは、皆に内緒にしておいた)スパイラルとお姉さん属性の話と、チョコレート飲料の話――嗚呼、チョコレート飲料。憧れのチョコレート飲料――もし手に入ったら、是非冬コミで道連れになって貰おうと思います。ということはおくびにも出しませんでした(お

サンシャインの外に出ると、細雪さんが胸のワッペンを指摘してくれました。少し離れて斜に構えながら笑ってる碧郎さんとカゲロウさん――あなたたちは苛めっ子です(ぷんぷん

まあ、楽しかったんですが。私をだしに使って話が盛り上がるのなら、どんどん使って下さいな。ただ、メイドさんえろ小説は書きません。理由は下述。

苛めっ子達(笑 と別れた後、細雪さんとドトールで食事しました。この辺は――まあ、愚痴とかその辺ですね。独身でシステム系部署にいる人間は容赦なく飛ばされるんだなとか、社会人が故の出来事をいくつかでした。何時会えるか分からないので、できる限り色々なことを話すように心がけましたが、結局は出張のことに関する身の上話――まあ、当事者だから当然ということなのでしょう。軽い食事も終わり、駅にて細雪さんとも分かれ、帰宅の途についたのでした。

サリーナさんおめでとうの一言を胸に(お

サンクリ17レポート終わり

[020925-2] 追記1:メイドさんについて

いや、別にメイドさんのえろ話を書こうというわけではなく――いや本当ですよ、信じて下さい。私はメイドさん属性ではありませんからね。

元々、こういうものの成り立ちに興味を持っていたので――別に将来的に雇おうとかそういうことを踏まえた興味じゃないですよ、信じて下さい。単にそっち系の歴史を調べるだけです。というわけでメイドという単語を検索してみました。

その最たるに引っ掛かったのがFlashのうざったいゴルフの会社のサイトでしたが、その他は予測どおり。これじゃ、メイドさんの正しい歴史なんか調べようがありません。寧ろ、1990年代における18禁ゲーム年代記が作れてしまいそうな勢いです。ターンエー風に意訳すると 『黒歴史』 です。メイドさんえろを書こうという方には格好の場かもしれませんが――げふんごふん。というわけでもっと具体的に検索をかけることにして、何件かそれらしいものを見つけました。

私的には 『五輪の薔薇』 という小説やクリスティの諸作品群からイメージを膨らませていたに過ぎないのですが、主に西洋では何かしらの家庭内専門職(例えばコックや家庭教師ですね)の下や、更に雇い主の家族の下にも付き、色々と身の回りの雑用をこなす存在を総称していっているみたいです。スペリングはmaid――つまり、処女。この響きに卑猥なものを感じた人間は、深呼吸を一度。すーーーはーーーー、良いですね、続きです。だから、ジャンヌ・ダルクは 『The Maid of Orleans』 (オレルアンの処女)と呼ばれてる訳ですな。元来、メイドというのはかの女性のように肉体的精神的にも神に捧げた、斯くも凄まじき情念を持った女性のことを言うのです。奉仕? 女性ならではの木目細やかさ? 隷属の象徴? そんなのは後から来た概念だ、糞喰らえ。真のメイドとは神の声に呼びかけられ鎧を身に纏い、礼儀作法に則って戦いを挑む騎士を集団戦法と卑怯技で叩き伏せ、捻じ伏せ突撃する銀の乙女のことを言うのです、ビバ、メイドさんっ!!

というわけでメイドさんとは処女を意味する。えろをすると処女じゃなくなる。故に、メイドさんえろなんてジャンルは存在しない。

証明終了っ(大嘘

九月二十四日 曇

『ロード・オブ・ザ・リング』 を借りましたー。うう、やっぱ凄いっす、格好良いっす、惚れるっす。映画を観に行かれなかった方は、是非こっちで観とくべきかと思います。

ごめん、これに夢中で今日はレポートの続きを書く気力無しです。

はうーー。

(管理人は完全にロード・オブ・ザ・リングの世界に没入してしまったようです。というわけで、作者取材の為、今日の雑記はお休みします)

九月二十三日 曇

わたしの胸のおくに いつからか響いていた・・・
夜露のしずくよりも かすかなささやきだけど
凍てつく星の闇へ 捧ぐ祈りが
遠いあなたのそらに 届くように・・・

(RADICAL DREAMERS -盗めない宝石-)

[020923-1] ゲーム・ミュージック(特に光田康典氏)について

荷物をちょっとずつ整理していた関係で、発掘した 『CHRONO CROSS ORIGINAL SOUNDTRACK』 を久しぶりに聴いたのですが――やっぱ 光田康典氏 の音楽って凄いなーと思うこと頻り。特に 時の傷痕 、どうやったらこんな曲を作れるのだろうか。Xenosagaの Gnosis といい、Chrono Triggerの クロノ・トリガー といいフル・オーケストラ張りの迫力あるゲーム・ミュージック(ついでに言うなら切ない感じの癒し系音楽)を作らせたら今、この方の右に出る人はいないのではないかしらかしら。他のジャンルにも好きな曲はいくつもあるのですが(上記のRadical Dreamersなどもそう)、荘厳で迫ってくるタイプの曲が好きなようで。

で、少し話は変わって、少しゲーム音楽全般の話をば。

ゲーム音楽で初めて凄いなって思ったのは、 Dragon Quest 3 のラスボスのテーマでした。小学校の先輩から借りてプレイして、初めてクリアしたRPGなのですが、未だにあれを聴くと背筋がぴしっとなるのは、幼心に聴いた時の記憶がまだ残っているのかもしれません。FC版は音源もちゃちかったのですが、なみなみならぬ迫力を感じたのを今でも覚えています。懐かしいなあ、ゾーマ。最近はヒットポイントとかダメージがインフレしてる割に、畳み掛けるだけで倒せてしまったりするボスが多い中、あの圧倒的な存在感と絶妙な強さを今こそ、RPGはもう一度見習うべきだと思っているのです。ちなみに先輩のセーヴデータを消してしまい、絶交されかかったことがあるのですが、それは別のものがたり、また別の機会に語ることにしよう。それはさておいて。

しかし、そこから音楽で震えたという体験は一度、なりを潜めます。私が再びそれを感じたのは Tactics Orge のOPでした。ロスロリアンのテーマのアレンジなのですが、あの迫るような演出と音楽を店頭で聴いた瞬間――。

これは、買わないと、いけない――。

こうして生涯ベスト10に入るといっても過言ではない大当たりを引いた訳です。システム、シナリオ、音楽――ここまでツボにはまったゲームは珍しく。死者の迷宮素潜り、りーんかーねーしょん、すなっぷどらごん、ラスボス虐め(笑 おおよそ非人道的な行為までとことんやり尽くしたゲームでした。ちなみに私は剣にする兵士に非人な名前を――げふんげふん。それは別のものがたり、また別の機会に語ることにしよう。

で、その次です―― CHRONO TRIGGER は。これのOP曲を聴いた時、なんか得も言えぬ爽快感を感じました。OPばっか、何度も繰り返してた記憶さえある程、お気に入りの曲だったのですが――それ以外にも良い曲一杯だったのですが、当時我が家にはまだCDプレイヤが存在しなかったと思います――というわけでサントラを買うというところまでには至らず。

その後、音楽が良いなと思った作品の経緯として幻想水滸伝→ONE→Kanonと流れていったのです。どんどんイケナイ傾向に進んでいる気もしますが、深く考えたら負けです。ましてや、三次元を捨てたなんて言う人は嫌いです。

その次が Chrono Cross だったと思います。 Triggerの続編ということで、学生の少ない手持ちと葛藤していたのですが、店頭デモの 時の傷痕 を聴いて、転びました。本気で転びましたよ。私的にここまで衝撃を受けた音楽ってのは、初めてでした。その頃はCDオーディオも所有済みだったので、クリアした後、幾つかの葛藤の後にサントラ買って聴きまくりました。最初に通しで聴いた時は、好き過ぎて涙が出そうになったくらい。で、ここに来て初めて光田康典という名前を知りました。この段階で Xenogears の音楽を担当していたことを知らなかったのが、間抜けと言えば間抜けですが。

その辺りの顛末は2002年03月25日の雑記の雑記に書いてあるとおりですが、ゼノサガはサントラ買って然る後、ゲームの方を購入しました。ここで初めて逆転現象が起きてますが、それくらい氏の音楽に傾倒してる証拠だと思われます。これも――凄いなあと。

何が凄いって、ゲームを音楽買いさせてしまう光田康典氏の音楽の凄さだと思うのです、本当、本気で。私がそんなことを思う作曲家なんて、前にも後ろにもこの方だけですからね。私的にはゲームをやらなくても(本当はやって欲しいのですけどね、特にクロノシリーズは)サントラだけは聴いとけって、堂々と胸を張って言えます。

[020923-2] サンクリ17について

なんか今日の雑記のメインからいきなり脱線してしまいましたが、サンクリ17のオフレポを――と言っても始終、スペースにいたのでネタになるようなことは沢山なかったのですが。

まあ、動作の危ういコピー機の所為で寝てませんでしたが――それは些細なことでしょう。人間、一日寝なかったくらいでは死にません。二日だと脳細胞がぐつぐつ言い出しますが、人間の脳は100度を越えません、多分、幻聴か幻覚の類です。えっと――ちなみに二日殆ど寝ないという荒行を行いますと、小人が見えるようになります。それは、私の身体で既に実証済み(笑

話を元に戻しましょう。入場したのは9時でしたが、それは余りに早すぎたようです。配置が終わると1時間も余っています。というわけで、暇潰しにネシャン・サーガを読みつつ、幻想水滸伝ONLYイベント(更に言うとチラシに描かれていたクリスお姉様)に本気で惹かれるものを感じつつ、開始15分前に、私がいつもたかる――もとい、尋ねてる碧郎さんのところへ。

―――。

――。

―。

会場製本真っ只中でした故、速攻で引き返しました(汗

ま、まあ、こんなこともあるさ。気を取り直して本番開始。

サリーナ(サリーナについては、サンクリのカタログを参照のこと――所謂、名物キャラですな)のネタが、面白かったです(笑

で、開始十分程でいきなりブロックノートが回ってきました。と言っても私ゃ絵など書けないので、福岡に飛ばされることやライラの冒険シリーズの宣伝などを書いて、隣に回しました。その間も割と一定の間隔で見てく人がいるので、それなりに対応していると12時前頃だったでしょうか、うちのサイトに時々現れる細雪さんが尋ねて来ました。この方も最近、東京へ飛ばされたということで私とは全く逆の方向なのですが、非常な親近感を覚えます。幻想水滸伝風に言えば 転勤チーム といったところでしょうか(笑

細雪さんもかなりミステリィネタふってOKという方なので、かなり色々なミステリィネタを話してました。かなり色々な方向に話がとんだので全部は覚えてないのですが、どのブラウザが良いかとか、基本的に システム系の会社には一人以上のガンダムまにあーがいて、プラモなんかを会社に飾ってる輩がいる法則 とか、です。もう一日遅ければきっと、月姫のアニメ化決定もネタとして含まれたことでしょうが、if はこの世界にはあらしません。

あとは、同人誌の方を見て『見事に似せたなー』と感想を頂きました。ええ、今回は本気でK談社ノベルスに似せにかかりましたからね、私ゃ。目指すは 霧舎学園 の方向で(笑

で、話の途中、2周目のブロックノートが私のところに回って来ました。その名称上、『カ』ブロックにしか行かないものだとは分かってるのですが、『カ』ブロックは12サークルしかいません。うーん、もう書くことないんだけどなあと思いながらノートをぺらぺらめくってると細雪さんが曰く――。

ドナルドって怖くありませんか?

そりゃまあ――私も思いますよ。ええ、激しく思います。あんなのが米国の人気者というのは、どうしても感性的に受け付けんのですよ。ちなみに、夜道でライト・アップなんかされてりゃ――本気で怖いらしいです。

それで、1時くらいまで話した後、他のサークルを回りにということで一端別行動。

一人になって暫くすると、今度は隣のサークルさんが幻想水滸伝の話を始めたではありませんか。聞き耳を立てると――。

『それで、なんかチョビヒゲの変なおっさんが出てきてね――斬首するかどうかという選択肢が出てくる奴で――』

ああ――盾のクワンダ・ロスマン将軍ですね、成程。

『斬首した』

なにーー!

それじゃ108星揃わんですよ。グレミオがーとか思ってると案の定、108星揃えられなかったらしく――しかも、更に話はエスカレートしてきます。

『で、あの変な奴――。あの薔薇みたいな城の指揮官――』

ああ、華麗なるミルイヒ・オッペンハイマー将軍ですね。

『こいつ、斬りてえって思った』

駄目ーっ!

斬ったら駄目ですよ、結構良い人なんですから。なんて思っていると、切ることはしなかったらしいです。でも、選択肢で一度、斬る方を選んだと――。

なんか、幻想水滸伝中毒の私には無茶苦茶、ツボにはまりました。もう、何度つっこみをいれようとして我慢したか――隣で笑い堪えてましたよ。

そういうのが終わり、場はゆったりとなってくるのですが――うーん、うちの同人誌って真剣に思い切り買おうか悩ませてしまうことが思い切り分かってしまいました。そりゃまあ、2段組の上に300ページなんてものがざらで、地の文と会話の割合が85:15くらいの読むのに疲れそうな小説ですが――それだけ対価性はあると思うのですよ。逆に字が詰まってると敬遠されるのかもしれないですが。難しいですな。

てなことを、色々と考えてました。

すいません、光田康典氏の話を長くし過ぎて、一度でまとめきれませんでした。ということで、続きは明日ということでお願いします。

――後編に続く。

九月二十二日 曇

昨日は少しテンぱっていたので、紹介できなかったネタなどを紹介させて頂きます。

2002年9月21日、私に1通のメールが届きました。

素敵な男性と朝まで二人・・・
素敵な男性を今すぐ貴女の元へ向かわせます
全国ネットワークですぐに紹介
若い女性も遠慮しないで遊びまくろう!
1回限り、長期、何でもあり。
女性に優しくできる男性スタッフも募集中!

あのーーーーーー。

私、なんですけど(滝涙

なんでそんなものが送られてくるのか? 私ゃ両刀使いじゃありませんよ。綺麗で格好良いお姉さまが大好きな普通の健全男性です。

そんなことに惑いながらこんぺのSSをちょくちょく読みつつ、何故か螺旋SSの 歩×ひよの(或いはひよの×歩) ジャンルばかりを読み耽っている昨今。いやー、やっぱこの二人のらぶらぶ小説は良いです。Kanonの好きなカップリングは怖くて(というか、ここまで片方を立てると片方が立たない作品も珍しいと思う)言及できないが、他作品のカップリング嗜好ならここで語っても良いと思いましたので。あと、 幻想IIIのルック×セラ(こっちは逆はなしね) も私の中では覆せません。この二人を引き離すのは酷だと思うのです。

というわけで、そんなこんなで気が付くとルック×セラのサイトを探し回り、時間が矢のように過ぎ去っている罠が仕掛けてありました。しかし偶然、幻想水滸伝のアイコン素材を発見です。掲示板のアイコン、増やそうと思ってはいたのですが、他のサイトで既に広まっているものばかりなので、私の所で同じものを使ってもどうせなーーとアイコンを増やせなかったのですが、これでようやく増強できそうです。これは数日中にやりませう。

しかし、分厚い攻略本・完全版が色々出ていますが、これを以って幻水3に取り掛かる方はおられぬものか――。何はともあれ賛否の分かれそうなシナリオだと思っているので、色々な方の感想を聞いてみたいのです。

で――すいませんが、サンクリ17のレポートは明日。なんか色々あって今日中ではまとまらなかったので。しかし――えろSS書き決定ですか私――とほー。

ハンバーガーショップで何か頼む時に笑止とのたまうえろSS書き、仮面の男。

最悪だ……。

九月二十一日 晴ときどき曇

今日はほぼサンクリの準備で費やされました。というか、プリンタの調子が相変わらず最悪なのが厳しい気がします。今も刷ってる途中というのが何とも情けないのですが。

内容は、一言で言うと変な話です。変な話ですが、オチも中身もかなり凝りました。ただ、原作に比べると蒼司くん、さやか先輩の格好良さと頭の良さが出せないのは――私があの二人の思考レベルには到底、到達できないからでしょう。難しいなあ。取り合えず、フェル博士と聞いて、作者が誰か浮かんでくる方向けです(お 勿論、それ以外の方でも楽しめますが――多分。

というわけで、もし興味がわかれたらそっとスペースの方まで尋ねて頂けると嬉しいです。スパイラルやライラの冒険シリーズの話題を振って貰えると、私は狂喜乱舞しますので。

ちなみにロード・オブ・ザ・リングですが――。

出遅れました(泣

何で午前11時に行ってもうないんだ(汗

――今日は、ここを書いてる時間がないので。

それでは。

九月二十日 晴

私を放ってなんですか! 仲良くお昼ごはんですか! 手料理でいちゃいちゃですか!?

(スパイラル―推理の絆―)

[020920-1] スパイラルに転がる駄目人間の一日

(ごろごろごろごろごろ)

管理人は 『スパイラル―推理の絆―』 の7巻を読んだ影響で転がっている様子です。暫く、お待ち下さい。

―――。

――。

―。

他に語ることは色々有るのですが――これの破壊力に抗える人はそうそう沢山いないと思います。 恋に夢見る―― の科白のひよのも良いのですが、あのぶっすーとした顔が、私の心を掴んで離しません。勿論、ストーリィも良いものですが、それを抜きにして萌え転がれるというのは、私にとっては非常に珍しいです。もう少し難しく言うと、稀有です。嗚呼、もう何だって男にしても女にしても、こう可愛くて個性的なのばかりなんだ――なんて考えながら、何度も読み返してる私は確実に今、駄目人間です。

ていうか、この作品の為なら少々、駄目になっても良いや(問題発言

しかし、それでもアニメ化は今でも少し怖い。原作者が精緻な論理ミステリィと心理ミステリィの二重仕掛けという作品を発表――しかもデビュー作で――してる関係で、原作が少なくともきっちし筋を張ってることは疑うにも有らずなので、その途中段階で見切り発車したのではないかという疑念がないことも。まあ――それは何話か見れば分かりますよね。取り合えず福岡――映るかな?

――他には 『II―ツヴァイ―』 (石渡治作:小学館)の2巻と 『幻想水滸伝III―運命の継承者―』 (志水アキ作:メディア・ファクトリー)の1巻を購入。前者は第一話を週刊サンデーの集中連載、第二話以降が超サンデーで発表された、SFガン・アクションです。それこそマイナの中のマイナっぽい作品ですが、おとぼけと格好良さが入り混じった気合入りまくりの熱いお話です。

後者はここでも何度も話題に出した 『幻想水滸伝III』 のコミックス版で3ヶ月ごとに全7巻の発刊となってるようです。最初から7巻でまとめると宣言してるのは、余程気合入れてる証拠なんでしょうなーと、私的には思ってみたりします。いや、思いたいです。この1巻は本編前のヒューゴ、クリスのオリジナルストーリィが1篇ずつと、本編の第1章にあたる部分までとなっていますが、オリジナルの出来の良さに押される形で本編の部分が酷く急ぎ足だなと感じたというのが、正直な部分です。銀の乙女のくだりは非常に格好良かったのですが、もちっと本編の方のボリュームがあると――ゲド隊の扱いが偉くぞんざいだし。元々、本編自体がかなり駆け足っぽい印象を抱いた作品なので、全編をコミックス化するとなると、もう少しゆったりめでも良い感じがしました。にしてもゲド隊の扱いが不憫(しつこい

少なくとも、箱田真紀氏の 『ファイアーエムブレム―暗黒竜と光の剣―』 のように、やっとクライマックスまで辿り着いた、ってところで終わらないことを祈ります。ちなみにその氏ですが、何時の間にかガンガンWからコミック・ブレイドなる雑誌に移って――というか同会社だから、掲載紙変更ということなのでしょうが―― 『ワールドエンド・フェアリーテール』 とは別の漫画をやってました(泣 つくづく、完結した作品がない方だなあ、というか私、アレの続きを凄く期待してたのに。もう、続きはないのですね――ううっ。 『暗黒竜――』 の時もそうでしたが、同じ作家で同じ気持ちを二度も味わうことになろうとは思いませんでした。

特に 『――暗黒竜と光の剣』 の方は、シナリオに即しながら自身の世界観を構築し、オリジナルの設定も無理なく挿入し、細緻な絵柄と魅力的なキャラクタと、何より原典への愛が溢れた素晴らしいものでしたから、感情もひとしおでした。原作に迫るゲームのコミックス化というのも幾つかありましたが、ゲームを超えた世界観を提示してくれた作品を、私は他に知りません。ゆえに全12巻は私の宝の一つなのです、比喩無しに。

宝に――値段云々は関係ないのです。己の心に見出したものが、宝なのですから。

――今、良いこと言ったな、私(笑

[020920-2] EGも良いけどミステリートだと思う(切実

エクソダス・ギルティーの完全版がPCで発売とのこと。

ふーん(冷淡を装う

ナンデ、ミステリート、ハヤク、ダサナイカ、コノカイシャハ(滝涙

いえですね、EGも好きですよ。でも、ミステリィ系ゲームが余り華々しい売上的成功を残していない昨今、ミステリートの方を早く出して欲しいなと思うのは、推理物好きとして当然の反応だと思うのです――思わせて。色々なところで、もう発売されないのではという噂話を聞く度、私は切なくなります。クロス2、御神楽のPC版――についても同様の懸念が浮かぶのですが、ミステリィ系ゲーム好きにとっては冬の時代ということか。

ちなみに、EGの完全版は妹が買ってくれることを期待してます(他力本願 妹がこの作品、かなり好きなので。

九月十九日 晴

牧師、ピタゴラスの定理は、あなたの教えよりもはるかにわかりやすいでしょうな、図に描いて証明できるのだから。しかし地獄の教えを図で証明した人間には会ったことがない。ある神学者が言ってますよ。『どの宗教にも真理はある』と。たぶん『どんな宗教にも何かしら良いところがある』あるいは『すべての宗教に間違ったところがある』といいたかったのでしょう。真理はおのずから道を開くものなのでしょう。まちがっても別の信仰を抑圧してはいけない。

(ネシャン・サーガI ヨナタンと伝説の杖より)

今日から『ネシャン・サーガI ヨナタンと伝説の杖』 を読み始めましたが、この説教臭い科白の数々がたまりませんっ。どのような展開になろうかは分かりませんが、なかなか楽しんで読めそうです。現在は150ページほど読んでいます。こちらは今週中には読み切る予定。ちなみに上記の科白は、気骨のある主人公の祖父の気概を一言で表したものと言えるでしょう。嗚呼畜生、この作品はじいさんが格好良い(お

[020919-1] QED13巻よりインスピレーションを受けて

あとは、ちょと興味がわいたので 『Q.E.D.―証明終了―』 に出てきたとあることについてちょっと調べてみました。

というわけで、ぶっちゃけ仕事でまとめてみました。上記13巻に対するネタバレになるので、別ファイルとなります。読了者の方だけ読んで下さい。

『船に関する制度あれこれ』

しかし、何故にこんなものをまとめてるのだろうか、私は――。

九月十八日 晴

『はてしない物語』 (ミヒャエル・エンデ著:岩波書店)を読了しました。というか、今日はこれだけ。感想は暇がないけど、簡潔に語るならば、こんなにも入り込める物語を書けるのは素敵だなとただただ思いました。比喩の有り無しを包含(この辺り、読了した方にはきっと分かって貰えるでしょう(笑 )して、入り込める物語――これが、直感的な感想としては相応しい気がします。いや、良い作品でした。これで、次に取る本は決定。エンデが見出したというファンタジィ 『ネシャン・サーガ』 のシリーズを、次の目標にします。これも三部作の、しかもそれぞれが辞書並の破壊力という大作で、壮大な話が好きな私としては、ぐっと期待です、ぐっと。

並行して水夏のSSをそろそろと書いてます。個人的に二章の二人はすっごくキャラを掴み易いので、それだけで無茶苦茶楽しいですな(笑 

九月十七日 曇

昨日、尋ねてきた宅配便業者の方に言われました。「それにしても君若いね、高校生で独り暮らし?」「いえ、私は23で社会人です」「ああ、そうなんですか――私てっきり高校生なのかと。いや、あははごめんなさいね」

そうですね、子供っぽい外見で申し訳ありません(半泣

今日、マンションに戻って暫くすると、何処か訳の分からない会社の訪問販売人が私を訪ねてきました。「こんにちは学生さんですか?」「違います私は社会人です」「高校卒業? 年は幾つ?」「23です」「ええ? 学生に見えたよ、貴方、よく年より若く見られませんか」「あ、はい――実は結構よく言われます」

ああ言われたさ。

今日の昨日で言われたさ。

高校生ですかって言われたさ。

でっかい文字使って叫びを表現したところで本題。 『はてしない物語』 は400ページほど読みました。あと一息です。そしてある意味、今日の本題。

『Q.E.D.―証明終了―』 13巻と 『ロケットマン』 3巻です。

先ず、『Q.E.D.―証明終了―』 13巻。 『災厄の男』『クラインの塔』 の2編共に確認済みだったのですが、改めて読み直すと 『災厄――』 の組み立て方の上手さに舌を巻きました。やっぱこの漫画は最低、3度は読み直さないと伏線や作者の機微、細かい部分まで分からない。特に10巻なんて(12巻発売される前と後で同じくらい)何度読み返したことか――やっぱ今、ミステリィ漫画を作らせてこの方の右に出る方はいません。なんでこうも毎回レベルが高いのか――驚くべきことです。にしても災厄の男って絶対、論理至上主義時代のエラリィとビル・ゲイツを足して2で割ってますよねえ――あ、だから災厄の男か、納得納得(笑

『ロケットマン』 は――うわー、カンボジア編のラストってこういう形だったのか、やっぱ月マガ読むんじゃなかった(泣 でも、これで全ての情報が補われたので、次からは気兼ねせず続きを読み耽ることができそうです。にしても、 アイエネスお姉様 はやっぱり良いですなあ――あのさりげなく冷酷な所が見ていて堪りません。ああいう冷たくて孤高そうな女性には――条件が付きますけど、かなり萌えるものを感じるなあ。やっぱ良いっす(>_<)

来週には 『スパイラル――』 の7巻も出るので、ええ――例のひよの嬢の 『恋に夢見る美少女です』 が見られるかと思うと、洒落にならないものすら――ええ、あれはもう――立ち読みじゃなかったら絶対、転がってました。いやげふん、勿論あの作品の最大の魅力はそこではありませんが。しかし、スパイラルの絵って 『ラブひな』 じゃあないでしょう、絶対。私ゃ全然、違うと思います。あの絵は誰が見たって 『ポップンミュージック』 じゃないかと。私はそう訴えたいのですが、真剣に。スパイラルを読んだことのある方、如何なものでしょうか。

追記:ロケットマンの表紙帯。

昔、芸術作品に
「なんだかわからない物」
というのがありました。
作家が鉄の箱に「なにか」をいれ
ボルトでしめて絶対開けない
という作品。
ああ・・みたい。

ロケットマン3巻表紙帯より

私も見てみたい――。

と、切に思いました(笑

九月十六日 雨

憂鬱になりそうな、雨の降り方でした。本当、こういうしんみりとして薄ぼんやりと霞んだ少し哀しげな光景を見る度に、秋がそこまで来てるなーと。これで、読書の秋という口実で本を買い漁っても、誰からも咎められないに違いないなどと考える辺り、毎度毎度救いがないのですが、それにしても一週間でぐーっと気温の下がった感じがします。こういう急激な気候の変化は、得てして体調を悪くしがちですので、できる限りの防衛策はとった方が良いかもしれません。私は――今も減り続ける体重が怖いです、何が原因なんだろう。喰って太るってのは分かるし非常に健康的なのですが、喰って痩せるってのは拙い気が――きっとどっかでエネルギィが漏れてるんだ、私ロボだし(錯乱気味

今日は 『ストーカー 逃げ切れぬ愛』 のビデオを借りてこようと思ったのですが、有らず。この作品の渡部篤郎氏のイっちゃった演技が随分と懐かしくなったので、堪能しようと思ったのですが――残念。まあ21日に 『ロード・オブ・ザ・リング』 のレンタル開始日と一緒に覗いてみるか。というか、今週の土曜日です、土曜日なんですよ。ああ、またアレが観れるのかと思うとそれだけでもう、楽しみで楽しみでしょうがないのですっ。あとは 『はてしない物語』 を半分ほど読みました。明日か明後日には読了できそうなスペースです。これを終えたら次は 『ネシャン・サーガ』『イリヤの空――』 か――まっ、どちらからでも良いか。どちらも面白そうだし。

あとは故あって、少し調べ物してました――幼児虐待や近親相姦に関する考察関係です。お前、それ何の為だと聞かれそうですが、とあるSSの為――というか今、順次公開してるONESSの中身を固める為に、そういうものが必要でして――。その関連で追記。SSのインデクスにも追記しますが 『捉我の澱』 の第三章、第四章は暴力や虐待、過度の性的な意味合いを帯びた描写が結構多いです。第二章までにも幾つかありましたがそれ以上の内容になる確率が高いので、そういうのが嫌いな方は注意しといて下さい。取り合えず、ここでは警告だけ。

九月十五日 曇

今 問うのは論理とは何か? "理"とはどういうものか? 答えを追って私は理学的また哲学的世界を旅し――幻覚にも迷い、また戻ってきました。そしてついに学んだのです、人生で一番重要なことを。謎に満ちた愛の方程式の中に "理"が存在するのです。

(A Beautiful Mind)

今日は 『ビューティフル・マインド』 をDVDで再観しました。やっぱ、 ラッセル・クロウ は格好良いなあ。顔が厳つい所為かも知れませんが、不器用そうな人間の役ってのがぴったりはまってたと思います。後は、追っかけ三人衆の脇が良い感じで主役を(色々な意味で)支えていて、凡そ目に見えない精神的な苦しみというものを、スリリングに視認させる役目を果たしているのがよく分かりました。原作の取捨選択も一度目を通した今となっては妥当だということが分かるし、正気と狂気が初めて交わった時の得も言えぬ恐怖――自分の足場が危ういと思えるくらいの精神的恐怖を感じさせる場面も上手く出来てる気がします。 『ロード・オブ・ザ・リング』 とは全く毛並みが違うけど、確かにアカデミィ作品賞も取るよなあ――本当にぐっと来るお話ですもの。但し、それでも私は原作も併せて読むことをお薦めしときます。映画は原作の前半部をまるまるカットしてあるので、それが映画の足りない部分を補ってくれる筈です。

ちなみに上記は、ノーベル経済学賞を取った時のナッシュの科白(本当にそう言ったかどうかは分かりませんよ?)です。私的に最たる名場面は、アリシア夫人と心が何処にあるのかという語らいをしてる時の二人、とてもしんみりかつぐっと来るものがありました。考えることも良いが、時々は肌に直接触れるものを、無条件で信じてみても良いのではないか――夫にそう諭し抱きしめ合う、相手も自分も最も辛い時にそれでも支えてあげられる――多分、これこそが何者にも揺るがない強さの一つなのでしょうね。

さて、話を変えましょう。

今日のメールその1。妹から映画版、バイオハザードについてのメールが届いてました。それによると――。

(前略)

映画のバイオは面白かったよん♪

(攻略)

成程。単刀直入で分かり易いですな。私も暇があれば行って見ますわ。そして、もう1通のメールが私にとって直撃打でした。それはこれから読もうと思っている 『はてしない物語』 についてだったのですが――という訳で、今日のメールその2。

(前略)

本日は不躾ながら仮面の男さんに申し上げたいことが有りましてメールを書かせて頂きました。

『はてしない物語』 のことです。仮面の男さんは文庫でこの本を買われたとのことですがこの本は是非とも上製本の方で読んで頂きたいのです。

ミヒャエル・エンデ の作品は本の装丁と本文がリンクしているものが多く 『はてしない物語』 はその最たるものといって差し支えない作品です。書店で中を少しでも見て頂ければ判ると思います。この作品は装丁をも含めて 『はてしない物語』 なのです。

もし、知っていて購入されていたのでしたら申し訳御座いません。仮面の男さん程、本を読んでいる訳でも有りませんし出すぎた真似かと思いましたが、私の大好きな作品でしたのでどうしても一言申し上げたかったのです。

(後略)

ゑっ?

ボク、ソレワ、ハツミミデス、ネエサン(錯乱気味

元々、児童文学系のファンタジィにすっ転んだのが、先月になって 『ライラの冒険』 という作品にすっ転んでからなんでミステリィに比べると浅い(まあ、ミステリィに言わず本当に深い人に比べたら浅いのでしょうが)のです。早速、近場の本屋に行って上製版を何ページか査読してみましたが――然り。これは、どうも上製版で読んだ方が良さそうです。内容の紹介文からしても、仕掛けてきなものにしても。という訳で上製版の方を買い、これから読んでみる予定です。こういうのは、基本的に思い立ったが吉日ですからね。詳しいことはメールで返しますが、貴重な情報をありがとうございました。

というわけでこれから 『はてしない物語』 を読もうと思ってる方へ。少し値は張りますが、私も上製版の方が良いと思いました。理由は最初から10ページほど――主人公が初めて 『はてしない物語』 を手に取った時の描写と、数10ページ先の部分を数ページ流し読みして頂ければ分かると思いますので。

宿探しも落ち着いたので、4日遅れで 『逆転裁判2』 の体験版をプレイしました。うわー、あれはあれだからあれって奴ですよね。まさか両方で切り返されたりはしないでしょうけど。

最後の 『両方』 って意味で頷いて頂けるのなら、私と同じ答えに辿り着いてるということです。

九月十四日 曇

だが、きみたち二人は、どっちも子供じゃない。自分をごまかしてはいけない。たとえ結婚しても、二人の間にはいつまでもそれが残る……不確実なこと、未知のこと、そして昼も夜も常に疑問が残るのだ。きみたち二人はそのためにへだてられ、いままでもそのためにへだてられてきたのだ。そうだ、真実とは不愉快なものだ。だがすくなくともそれは真実なのだ。そして真実を知れば知識となる。そして知識を持てばきみたちは永続性のある決断をすることができる……

(CALAMITY TOWN/Ellery Queen)

今日の一言といいつつ、全然毎日じゃなくなっているないっぽい気がしますが、一言。しかし 『災厄の町』 なんてそもそも、ここに訪れる人間の中で何人が知ってるのかどうだか。この作品のエラリィの言葉で、私のお気に入りの一つですな。

なお、今日から天気によって背景色を変えています。ちょっとした遊び。

[020914-1] 世紀末的日常

9月13日の記録については掲示板の内容を引用しますが 『ナルニア国ものがたり』 全巻読了しました。今日は 『世紀末の詩』 の3巻と4巻に 『ビューティフル・マインド』『海の上のピアニスト』 を借りて来ました。 『世紀末――』 をようやく再観完了したのですが、やっぱ凄いなあ。一話ずつ独立してながら、最後まで一本筋の入った展開で、愛というものをとことん追求した筋立てにはただただ感嘆するばかりです。貴方の心のドラマはと聞かれたら私は迷わずこの作品を答えられますが、改めてそれを再認識できた気分です。ちなみに最初の目的だった 『アンドロイドMAICO』 はレンタルビデオ屋で発見できず――残念。

にしてもやっぱXHTML1.1のNN4.x系への対応は難しい。もう、ヤなくらいデザインが崩れてどうしようもないことに。しかも、hタグを今まで平気で文字サイズの為に使ってきたが、それはやっちゃいけないことらしく。或いは私が常々フォント・サイズの指定方法として最悪だと思ってる<font size="+1">よりもいけないやり方のようです。妥当文書測定プログラムで満点取ったからって慢心するなって言葉を何度も噛み締めている現在ですが、今日もまた改めて噛み締めました。こうして、過ちが少しずつなくなってけば良いなあと願ってはいるのですが。

[020914-2] 多摩川に現れたアザラシについて真面目な言葉

先ずは真面目な話を一つ。近頃、ニュースなどで存在を知られてずっと思っていたのですが、タマちゃんってアザラシは何時まで晒し者にされてるのでしょうか。私は、これを見世物にする人間の気持ちが分かりません。アザラシは日本にいる動物じゃないし、日本の環境へ完全に適応できるか分かりません。それに、無為に動物を晒し者にする権利は、人間にはありません。そう思う人間がいるならそれは完全なるエゴ以外の何物でもない筈です。この問題について成されるべきことは、捕獲して出所を一刻も早く明らかにすること、何処かの所有物ならそこに、そうでないなら野生に返す訓練を施した後に然る場所に返すだけです。健全な動物愛護の精神があるならば当然、そう思う筈でしょう? 故に、動物愛護協会はそっとしておけというのは寧ろ 『最悪の選択肢』 の気がします。これはわざわざ証明するまでも、ありません。人が介在するのは良くないとでも言いたいのかもしれませんが、既にアザラシが池にいる時点で 『人が介在している』 のですから 『後始末も人がつけるべき』 なのは当然の帰結でしょうに。

[020914-3] 続いてブラックバスに対する真面目な意見

何時か、そのこと(自然だから放っといてやれという理論)を『ブラックバス』にも適用しないかどうか、私はとても心配なのですが。ブラックバスは元々日本にいない魚で、旺盛な繁殖力から戦前の食糧危難時に数箇所に放たれたこと、戦後となりそれから外国でバス釣りの快感にはまった愚かな一部の人間が環境のことも省みず日本の各地に放ったこと、元あった日本の美しい自然形態すら知らない芸能人が無責任に 『無害、環境に優しい、格好よい、殺生を行わない』 などという戯けた理論から広めたこと、そして今現在、日本中で広まったブラック・バスが既に日本の湖という湖で壊滅的な生態系の破壊をもたらしていること――他の外国では積極駆除が行われるほどにタチのつけ難い魚であること、今の日本人は殆ど知らないのが、怖いというか何というか。その無知ゆえに、日本でのブラックバス氾濫、及び生態系の破壊を防ぐことはほぼ不可能らしいです。二つの例は全く別ですが、生態系並びに生物に対する無知と傲慢においては共通項が多い事例だと思います。というか私は三年前に 『ブラックバスがメダカを食う』 という本を読むまで、メダカがそもそも絶滅危惧種になりかけ(現にそうなのかな?)てるなんて、一つも知らなかったのですから。知ってますか? メダカの学校って人間のこれからの行い如何によっては無くなってしまうものなんですよ、しかも人間の自分勝手な行いの所為で。

ちなみにブラックバス年表なる、外来魚放流の歴史をまとめたものがありますので、興味をもたれた方は参考にしてみてください。しかし、これを見るだけでも一部の悪質なバサーのたちがどれほど悪いか、目に取れるように分かるな(苦笑 相手を論理で屈服させられないから実力行使、なんて自分が正しくないと表現してるだけなのに。私は釣りが好きで、特に海釣りは幼少の頃から当時の友人達と折りを見ては繰り出していたのですが、後始末は大概ちゃんとしてたし釣れた魚はきちんと食べてました。少なくとも 『キャッチ・アンド・リリース』 なんて残酷なこと(これは実際、何度もキャッチとリリースを繰り返され、ぼろぼろになったバスのあご周りを撮った写真を御覧になれば一目瞭然だと思います、あれは直視にすら耐えません)はしませんでした。近い未来、一部の悪質なバサーが所為で全ての釣りまで否定されることのないよう、私は祈っています。そして、できることならささやかな行動をしたいと願っているのです。

九月十三日 晴れ

この日の内容は掲示板からの引用です(お

帰還しました。福岡での住まいはあっさり決定。というか、以前に引っ越した時に使った不動産屋さんが親切懇意なところでしたので、今回も そこに行ってさっさと決めてきたのでした――まる。その後は、街を回 る気力も起きなかったのでその日の最終1本前で帰宅。家に着いてそのま ま、眠りについたというわけです。特に待ち巡りはしませんでした。故 に、福岡の街で私に伝えられるのは、人間的や街的な印象が随分、好ましく感じられたということです。

で、移動時間を使って 『ナルニア国ものがたり』 の残り2冊 『魔術師のおい』『さいごの戦い』 を読了しました――これで全巻読破。続いてはミヒャエル・エンデ著 『はてしない物語』 を読むぞと意気込んでいるところです。

しかし何故『ライラの冒険』がダーク・ナルニアと呼ばれてるのか、やっと分かりました。あの作品は『ナルニア――』から始まり、その方 向性を全く反対の方向に持って行ってることが、両者を見比べると鮮明 化してくるようです。ただ『ライラ――』と違い、これはやはり中学の 頃までに読んでおけば良かったなと。これは子供の気持ちになれない と、すーっと入って来ない作品のような気がします。でも、夢物語としての楽しさは一杯詰まってると思いました。私のお気に入りはネズミのリーピチーフヌマビトの泥足にがえもん――この二人がまた滑稽で格好良いのです。

しかし、やっぱ欧米作品を読む時は 『聖書』 の知識がないと辛いところ があります。その最たるものだったのがエラリィ・クイーンの某作品と ウンベルト・エーコ著 『薔薇の名前』 の2冊。あ、後は平城京のアナグラ ムの人の作品にもありましたね(笑 『聖書』『マザーグース』『シェ イクスピア』 は特に、英国文学読むなら一度は知識に入れといて良いも の、というか入れとくべきものなんじゃないかと。 余裕があれば 『英国王朝の歴史』 や、ミステリィに絞れば 『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』 (結構、引用が多め)とかも。

で、最後のオチとして――原チャリが盗られてました(泣 どんな理由があれ、人の足の一部を盗む奴は最低です(ぷんぷん

つまり、目的は果たしてその後にヤなオチが待っていたということですね。

九月十二日 晴れ

本買い夏祭りではっちゃけすぎたので、今日は自制しました。静かに『馬と少年(ナルニア国ものがたり5)』を読了しながら、こんぺに出すSSを書き上げて送り。明日は住居を探しに福岡へ向かいますから、実はギリギリセーフ。という訳で、私は短編の方に参加。

しかし、今日のNEWS23は面白かった。米国の貿易センタビル爆破事件から1年ってこともあろうが、凄まじい米国人差別に凝り固まった内容でした。平和主義者や、反ナショナリズムも徹底すると、魔女狩りみたいな差別を生み出すと常々思ってる私ですが、この論をたった1時間の報道でいやというほど証明してくださいましたな。いやはや、感謝感謝。

しかし、2800人もの方が亡くなられていたのはかなり意外でした。ブラウン管から見る映像はまるで映画じみてて、実感が全然わかなかったですし。これが――戦争を知らない人間の抱く感想なのでしょう。まあ、これをボケと取るか安堵と取るかは人それぞれでしょうが――少なくとも私には死を大量に孕んでいるという実感が持てなかった。その死は星の光と同じで、激しく燃焼しているのに私にはただの光しか見えなかった。煌く光――その光に実感の持てぬものはそれを焦慮や怒り、或いは糊塗された無関心でしか受け止めることができないのだろう。

私は怒った。宗教が嫌いということもあるが――無残に人が殺され、私もこのような運命を不意に眼前に被るかと思うと――怖かったのだ。本当に、怖かった。私ほど、死ぬことを怖いと思ってる人間など、実はそうそういないとすら感じているのだ。死ぬのは嫌だ。

でも、だからといって絶対正義や根拠のない平和主義者になるのはまっぴらごめんです。私は理想主義者になるくらいなら、例えどれほど暗い闇でも現実を見たい。その暗い闇を見ることによってしか、それを乗り越えることによってしか、私は向上足り得ない人間である気がするので。

私は武器を捨てたら楽園が訪れるとは思っていないけど、米国のように己の 『Imagine』 だけは捨てたくない。ささやかながらも、己には素直でありたい。

そんなことを思った、一日でした。

明日は福岡です。13日はこの場も更新されませんが、14日には手に溢れる程のネタを抱えて帰ってくるかもしれません。それでは。

九月十一日 晴れ

今日は私的本買い夏祭り第3弾。以下のものを購入しました。

以上、10冊。お前、それ何時読むんだよという突っ込みはできればそっと胸にしまっておいて頂けると助かるとして、作品そのものに対する突っ込みは可です。もし、この中で感じ入る作品があれば――の話ですが。

しかし、ここまで徹すると最早、児童文学コーナで本を物色することが恥ずかしいことでも何でも無くなってきました。10歳くらいの少年少女に円らな瞳で見られても、もう何も感じません。というか『ネシャン――』三部作を腕に抱えてたらそれくらいの少女に『小学校の先生』と間違われたので、ああ私くらいの年齢で児童文学コーナの棚を回ってる人間は小学生には新米教師っぽく見えるのだなあと――そう考えると何となく安心できるものを感じました。これが例えば――。

少女A:『ままー、あそこに怖いお兄さんがいるー』

母A:『まあ、きっと児童書に託けて可愛い女の子がいるのか物色してるのよ。いやあね、ああいうのがいると娘を一人で本屋にも行かせられないわ』

とか思われてたら、間違いなく再起不能ですものね(笑 

後は、サンクリ17の情報を正式に載せました。そちらの方を見て頂ければ分かると思うのですが、内容は水夏のさやか先輩メインSSで、タイトルは『再帰的回帰―Recursive Returning―』です。無茶苦茶捻りの訊いた、如何にもそれっぽいタイトルですな^^) というか、さやか先輩の元ネタがあの人物だと知ってから、水夏のSS本を出す時は絶対、これくらい捻りを聞かせたタイトルにしたいと思っていたので、もうこれだけで個人的に大満足。いや、まだこれから本文書かないといけないし、絵を描いてくれる方もできれば見つけたいと思っているのですが――まあ、絵の方は八割方ないものと考えておいて、怪しげな表紙の案を考えておる最中です。

まあ、こっちの方も問題なのですが、問題はそれなりに規模が大きいイベントなのに、基本的に一人ってことで――何よりもこっちを手伝ってくれる方を探さないと駄目だよなあっていう感じの現状です。つまり準備してるのはタイトルだけ。

よく考えたら最悪な気がする――(汗

一つ追記。

逆転裁判2の公式サイトができてるみたいです>剛久さんのサイト雑記より

発売日も10月18日に決まったようで――しかし、私は10月から正しく福岡に行くため、予約できないのでした――畜生(泣き

九月十日 曇時々雨

ようやく『銀のいす(ナルニア国ものがたり4)』まで読了。ここまでで四巻、残すは三巻のみとなりました。この調子で週末までには全巻読了できそうなペースです。しかし、こういう本を読むたび十年前に読書少年でなかった自分を叱咤したくなる気分になるのは、私だけじゃないと思うのです。

しかし、洋物の古典ファンタジィを読み耽ってると、本当に最近のファンタジィは『いまでないとき、ここでない場所』の物語を紡ぐものが少ないなあと感じます。私がファンタジィ系の小説を読むきっかけとなったのが深沢美潮氏の『フォーチュンクエスト・シリーズ』だというのは以前も述べた通りですが、この人の描く『いまでないとき、ここでない場所』の描写が如何に魅力的なものであるかというのは、食事様式や登場人物、怪物の一匹に至るまでの魅力さから伺い知ることは難しくないと思います。これは氏の作品を1冊でも読めば分かるでしょうから何も言いません。が、私は自分と全く違う世界に住む人々と冒険――これこそがファンタジィに対する原体験なのだと、実に久しく忘れていたような気がします。最近とみに思うのですが、元来ファンタジィというものはどの小説形式にも勝る『精緻さ』というものが求められるのではないかという気がするのです。ファンタジィは、現実の世界に対して精緻な嘘を吐きます。現実ではない場所に、このように魅力的で謎と活力と冒険に溢れた世界があると、様々な国があり食べ物があり生き物があり植物があり、神や天使や悪魔でさえも堂々と闊歩していると示しています。少なくとも私の読み優れたと思えるファンタジィは皆、その条件を満たしてました、例外なく。だから、何を置いてもファンタジィに必要なファクタは『世界観を構築するこの上なき精緻さ』なのかなあと、思うわけです。勿論、こういう持論は色々でしょうから、反論も各々あろうでしょうが――

と、長々述べてきたことで『新装版・フォーチュンクエスト』9巻まとめて本気で買いたくなってきたという動機の理由にはならないでしょうか(お いや、これやると拙いんですが。加えて『はてしない物語』『イリヤの空 UFOの夏』『ネシャン・サーガ』が、私を買えと盛んにせっつく日々。会社の人に言われたのですが、私いつか絶対、本で身を切り崩しそうな予感がします。活字への渇望が激しくて金銭感覚が破綻している生活不適格者、それが今の私さ。

しかし10月の文庫予定みたが『時の鳥篭―The Endless Returning』はまだ文庫落ちしないのかー、浦賀氏の作品ではあれがダントツで好きなのに。

後はサイトの改装計画なのですが、TOPページXHTML1.1に準拠すると、NN4.x系で上手く作用せずレイアウトがしっちゃかめっちゃか。JavaScriptで切り替えできるんですが、NN4.x系でJavaScript切ってると公言してる方が一人いたのでどうしようかと悩む日々。嗚呼、理想(規格)と現実(ブラウザの実装)が私を阻む――なんて(笑

九月九日 曇時々雨

今日は『溺れる魚』を借りて来ました。堤幸彦氏監督の作品と言えば、嗚呼あの方の作品かあと納得されると思います。帰省時、実家で面白いという評判を受けていたのですが、確かに監督独自の笑いや半端なアクションシーンが随時挿入されていて、何とも言えず腹の捩れる経験をさせて頂きました。というか、どうしてこの監督はこうも微妙な笑いに徹底してるかなあ(汗 と思うこと頻りなのですが、でも、シリアスな場面でシリアスに徹さない――それが魅力なのでしょうね。 Trick The Movie も楽しい作品であると良いなあ――と思うより先に、福岡で大スクリーンの劇場を探さねばならないのですが、あの作品の為なら例え火の中天神の中(お

しかし、溺れる魚つながりで無理矢理話を移動させますが、Trickって深夜放送でかつかなり微妙な内容なのか、巡回先サイト如何に関わらず取り上げてるサイトがとても少ないのが哀しいところ。まあTrickで検索かければ一杯出てくるんでしょうが、少なくともうちと同じ系統のサイト開いてる(同じにされちゃ堪らんって怒る人もいるでしょうが、その辺りはまあ寛容して頂けると幸いなのです)ところでTrickの話題なんて殆ど見らんせん。今年にやってたTrick2でも、うちのサイトの掲示板は例外にしといて、主要な話題として持ち上げてくれてるサイトって睦月周さんのサイト(日記2002年1月から3月)と、鞘継さんのサイト(8月下旬に着信音を山田奈緒子の声に変えたとのこと)と、今日偶然発見したHrrachさんのサイト(同じく2002年1月から3月)くらいしか見なかったもの。全体としての普及率は未だ――未だに低いのかもしれないのか――。というわけで、僕も私もTrickが好きですって言う人の書き込みは365日24時間お待ちしていますので、お気軽に掲示板へ(笑 取り合えず富山さんに母之泉編観た感想を楽しみにしてますよーと、ここで軽くプレッシャをかけておきます。

話は変わり、先週の飲み会でのこと。以前から私は何人もの人間から『お前は言い回しが微妙に馬鹿丁寧で難しい』と言われたので、そうなのかと場にいた方に問題提起。30分に渡る決議の結果、以下のようなことが受諾されました。

現代人は、以下のような言い回しをしない(確定事項)

  1. 然る後に――
  2. 即ち――
  3. 曰く――
  4. されど――

――――。

―――。

――。

―。

ちょっと待って下さい。私――。

全部

日常的に、使ってるんですけど(大汗 それどころかたまに『笑止』とか『証左』とか『さもありなん』とかも――ごにょごにょと。

もしかして私は『オールドタイプ』なのだろうかと思うと共に、言葉遣いについて少し自分の在り方に疑問を感じたのでした。そうか、今時の人って『然る後に』なんて言わないのか――。

九月八日 曇時々雨

M市と言っても、新の付くM市は本屋の質が悉く悪く、特にノベルスなんて3日4日の遅れなんて当たり前という体たらく――とても都内の本屋とは思えません(問題提起

という訳で新の付かないM市のR堂に赴き『赤緑黒白―Red Green Black and White―』(森博嗣著:講談社ノベルス)と『迷宮学事件―The Case of Labilinthology―』(秋月涼介著:講談社ノベルス)を購入。前者は言うまでもなく、後者はミステリィとしてはお粗末でしたが、明らかに『ケイゾク』のファンが書いたなって思わせるようなものを感じ取った前作『月長石の魔犬』の故にキープ買い。立ち読みしようにも、密室本だから立ち読みできないし――今年第一の冒険買いでしょう、きっと。後は『聖書―The Bible―』(著者をここで挙げるには多過ぎて無理です:日本聖書協会訳)も売ってたので一緒に購入してきました。中身がまんま辞書なんで、ちょっとずつちょっとずつ読むとして『ナルニア国ものがたり』がまだ4巻も控えているので、講談社ノベルスの新刊も当分は読めないと思われます。取り合えず『朝びらき丸 東の海へ』は読了しました。続いては『銀のいす』です。

『世紀末――』が相変わらず貸出中なので 尾崎豊L←→R のアルバムを借りて来ました。というか Hello It's me 懐かしいなあ、私この曲大好きで家のオーディオで繰り返し聴いてた記憶がある(汗 尾崎豊の方も聴いたことのある曲が(大抵、会社の同僚にカラオケで聞かされた曲だが)一杯あって、なんちゅうか郷愁の念がひしひしとわいてくるのでした。

九月七日 曇時々雨

『世紀末の詩』 を借りようとしたがまたも貸出中でした。世の中というのはままならないものですな。代わりに John Lennon のアルバムを借りて来ました。第1の目的は世紀末の詩で流れてる 『Love』 『Stand By Me』 の2曲の為、第2の目的は今書いてるオリジナル系の話のイメージの1つにしてる 『Starting Over』 という曲の為ですが、どれも聴いてて懐かしい曲ばかり。中学の頃の音楽教師と違って、私は単独でやってる時の曲の方に好きなのが多いのですが、今回聴き直してみて実感したと共に、早くレンタルビデオ屋に世紀末の詩の残りが戻って来ないか祈らずにはいられないです。どれだけ、あのドラマがジョン・レノンの曲からインスピレーションを受けてるのか分かったので尚更に。

後は 『カスピアン王子のつのぶえ』 読了。現在は 『朝びらき丸 東の海へ』 を読んでます。やっぱ、人間以外に格好良いのが(しつこい 個人的には、平仮名や微妙な意訳が多くてちょっと読み下し難いですが、夢物語としてのファンタジィの面白さってのはやさぐれた性格の私にも伝わってきます。

先日 我証明せりのQ.E.D.有象無象雑学 を読んだのですが、Q.E.D. ということを抜きにしても、なかなか面白い雑学が揃っていて、面白く読めると思います。特に 『ゴッホ』 『フェルメール』 に関する雑学は別の意味で興味がありまして。前者は水夏の2しょ――げふごふっ(誤魔化し 後者 『フェルメール』 の話題は、そもそもアガサ・クリスティに馴染みのある画家なので(どの作品に馴染みのあるかは私の良心に従って伏せておきますが)よく記憶していたのと、らあやさんというフリィトークの鬼が書かれた稀代の贋作家というフリートークに名前が出ていたので、余計に感慨深いものがありました。この、2人の画家についての話を通して読むと、優れた画家の絵が如何に影響力があり、その生き様は時としてどんなドラマにも劣らない程であるということ――そして、フェルメールの本物を見分けるのがいかに難しいかを、知ることができるでしょう(笑 それにしても、全く別の意図で知らない内に書かれたというのに、2つの雑記がお互いの情報を補う関係になっているというのは、Web上で生まれる偶然なのでしょうね。そして、だからこそWeb文書にハイパリンクというものは必要なんでしょうね。これに特許がかかるなんてことになったら――ああ、考えただけで恐ろしいわ。

あと、もう人様のサイトに依存したネタになるのですが――碧郎さんのサイトの9/6の日記について、本当に個人的ですが渡部篤郎氏に対する書評には1つ補いたいことがあります。確かにあの方は泣くシーンとか絵になりますが、果てしなく壊れちゃった人を演じてる際の、明らかに一線を越えてしまったと思われる状態時に浮かべるであろう、素敵かつ万人をぞっとさせる凄絶な

笑顔

も、実に素敵だと思います(笑 いや、私が渡部氏の演技にはまったのは 『ストーカー 逃げ切れぬ愛』 というドラマ(あの番組はどうも雛形あきこが凄まじい演技で有名なもう1つのストーカードラマに取られてしまった感がありますが、私的にはこっちのがぐっと好みでした)で、その縁から 『ケイゾク』 を見始めてはまったという経緯があったので、余計にあの笑顔が印象に残ってるのかもしれませんが。いやー、イメージって怖いですねー(お

Mozilla1.1落としてきましたがNN7.0より軽くて使い易いです。何よりヘッダで記述したサイト構造を示す部分が、視覚的に表現されてるのが良い感じ。今まで、この情報がlynx以外で直接的に使われてるブラウザを見たことがなかったので。これはなかなか面白い――って、こういうぱっと見、目に付く部分しか言及できないのが、私の知識が浅いという証左なんでしょうけどねー。

九月六日 雨

喰って飲んで歌って来ましたー(唐突に

って、先週も同じことやってたような気がしますが、今日はそこまで濃くない会でした。やっぱ、金払っても酒を強要されない集まりの方が気楽ですね。

黒夢の曲をデュエットしたり、矢井田瞳の曲を絶唱したり、至ってそつのない壊れ方の少ないカラオケで、心の癒しにもなりました(笑 というかうちの会社は尾崎豊のファンが多いので、もう三曲くらいは歌えそうな気がしている今日この頃です。でも、名曲――っていうかずっしり来る曲が多いから、今度アルバムでも借りてまとめて見ることを決意。

月刊マガジン――読もうかどうか悩み中。『ロケットマン』カンボジア編の最終話を見逃したことが、こうまで糸を引くとは思いませんでした。しかし、この作品も『Q.E.D.―証明終了―』と同じでじわじわと人気が出てきてるようで、嬉しいです。絵が最近の可愛い系と必ずしも一致しないから、そういう基準で作品を選ぶ方には手に取られ難いですが、一度読んだらずぶずぶとはまっていくのが加藤元浩氏の作品の魅力なんでしょうね。ああ、今月の同時発売が待ち遠しい――。

今日は、体力切れなのでこれでさよならです。

九月五日 晴

現在『カスピアン王子のつのぶえ(ナルニア国ものがたり2)』を読んでます。これを書き終えたら、続きを読むことにしましょう。

今日は、特に何もない日でした。いい加減、引越しネタで引っ張るのも精神的に辛いし、幾つか書かねばならぬ文書があるので、今日は短めの文章で終わりにしておきます。

んでは、また。

九月四日 晴

今日はサイトのメジャ・アップデイト計画練りしてました。年末までにと思っているXHTML1.1への対応テストと文書的という意味で模範となるマークアップをなさっている良いサイトの探索に費やされていたのです。当初は1.0のStrictを予定していたのですが、1.1の方が思想的に格好良いと感じたのでこっちに変更。ちなみにこれが成れば、一番最初に公開したトップページをVer1.0とすると今回で丁度、Ver5.0になると思います。2.0がフレームを使っていたもの、3.0がフレームをやめてトップページを2つに分離、4.0がトップページの統廃合(つまり今のバージョン)で、その次に来る大幅変更になりそうだからです。なお、テスト的に作ったページをば。色を表すタグやフレーム、テーブルは一切使ってないことを予め誓っておきます。こういう試行錯誤は、幾らやってても飽きないものですな。

あとは色々と読んでた。そして観てた、ドラマを、1つだけ。TBSでやってる『マイ・リトル・シェフ』という番組だ。そこに出てくる主演男優があの阿部寛なのだが、このドラマの氏を見てると、とてもTrickの上田教授と同じ人物とは思えないです。こういう渋い演技の出来る人だって分かってはいたのだけど、どう頑張っても違和感を覚えまくり。イメージってやつは、怖いものだ――。

ちなみに読んでた色々なものってのはひみつ。

九月三日 曇

今日は『ライオンと魔女(ナルニア国ものがたり1)』を読了しました。え、例の奴はって? ちょっと魔が差して読んだら何時の間にか上著を読み切るのに夢中になってて当然、放ったらかしです。というか、前言を覆しますがやっぱ『ナルニア国――』の方を先に読みたいので、続いて『ガスピアン王子のつのぶえ』を読みます。しかし、どうして良いファンタジィは人間じゃない生き物がこうも格好良いのか――ニヒルなあひる男然り、鎧をつけたクマなんて代物然り。まあ、そういう性格付けがファンタジィだと言ってしまえばそれまでですが、単純な私はダッククラン出身として生まれたかったとか北極のクマとして生きる人生も良いかななんて、頭の隅っこで時々思ってしまうのでした。電波。

そして『マリア様がみてる』の4巻から6巻を購入。『ロサ・カニーナ』『ウァレンティーヌの贈り物(前・後編)』なるサブ・タイトルがついとる代物です。しかし先月からミステリィ、殆ど読んでないなあ――まともに読んだミステリィは『検屍官』『氷菓』くらいだから。まあ、そんだけファンタジィやソフト百合系小説に傾倒しているのでしょう(汗 取り合えず、色の順番覚えてないから正式タイトルの書けないVシリーズの第10弾を中心で、目に付いたものを摘むように読もう。と心に決めた23の夜。こうして積んでる本の方がますます増えていくのでせう。

後は『NIGHT HEAD 劇場版』を鑑賞。容赦なく死んでいく人々、最果てまで抉り出される心の傷、痛みの伝わってくる映像、これですっ、私が求めていたのは。まあ賛否両論あろうなのでしょうが、私的には『御崎』に至る序章という意味と『Ark』の話がまがりなりにも完結してたということで、満足できました。しかし、とうとう念話まで出来るようになってしまったのですね――これが『例の兄弟』のモデルになっていくのですね――南無(笑 しかし、その気の全くない私でさえ兄弟でいちゃつきすぎだと思ってしまった私は、間違っていないことを祈るのみです。

追記:試験的に感想室のTOPをXHTML1.0のStrictに移行する練習をしてみました。もしかして将来、使うかもしんないのでテスト。

九月二日 はれときどき曇

今日は『「ミステリーの館」にようこそ』(はやみねかおる著:青い鳥文庫)を読了。メイン前の短編タイトルに大笑いしてしまいましたが、内容は子供向け謎のてんこもりワールド(勿論、悪い意味じゃなくて)で、相変わらず登場人物が皆々ぶっ飛んでいて、それでいて細かい所まで仕掛けがあって袋綴じ。まるで、小説に書いたようなミステリィと言えるほど子供じみていて、それでいて時には妙に気取ってて大人っぽいところもある。元々、本格ミステリィというものは何処か子供っぽい(特に名探偵という存在が)大人みたいだと思っている私にとって、この夢水清志郎というのは明の名探偵の理想なのですが、今回は私の愉悦を満たしてくれました。トリックは大概バレバレなのですが、少しでも読む人を愉しませてやろうって意気込みと仕掛けが次々と飛び出してきて、息つく暇もない程です。このシリーズの魅力を思い出させて頂きました。

話は変わり、NN7.0が出てたので、取り合えずDL 。使い始めてすぐ、私はとても思ったのだけど、中途半端なタブ機能が逆に鬱陶しいです。Operaは完全に1個のウインドウで制御するのに対し、NN7.0(最近のMozilla系にも言えるけど)は、ウインドウが複数個立ち上がり、それぞれにタブが付いているから、逆にしっちゃかめっちゃかになることが多いので使い辛く――しかも相変わらず重たいようです。これなら普通のシングル・ウインドウで構わんので、もちっと軽くして頂ければと考えてるのは私だけでしょうか――これは私パス。素直にOpera7を期待して、待っていましょう、まる。

九月一日 はれ

8月分の活動記録の総量が100KBを越えてた(汗 一体、何をやってたんだろうと読み返してみると、コミケや転勤騒ぎでネタ量が増大していたのが原因のようでした。今月は、余りネタがない(と思われる)ので内容も減ると思います。

[020901-1] 読了した本:ハリーポッターと賢者の石

という訳で読みました『史上最強のファンタジィ』と称される作品の第1部『ハリーポッターと賢者の石』を。確かに面白いんですが、無闇矢鱈に得点なんてものを持ち出したりゲームっぽい描写が多いところを見ると、本当にゲームやってる少年少女に向けて書かれたって感じが(2作目以降がそうかは分かりませんが)して、そういう部分が余り気にいらなかったです。そもそも私、連帯責任って概念が大ッ嫌いなので。ただ、そういう部分を除けば細かい仕掛けが多くて筋立てもミステリィ張りにきちんと成されており、きちんと練られた一個の物語としてちゃんと完成してました。色々な種類の小説の楽しい所を一気に詰め込んだ感じで、活字に慣れてない子供から童心に帰りたいと願う大人にまで幅広く読まれそうだなという気はします。ただ――これが日本であそこまで売れるなら『ライラの冒険シリーズ』は何故、もっと売れんかなあ。少なくとも、ある程度活字慣れした人にとっては同等以上の魅力を間違いなく抱き得る筈なんだが。

ちなみに『琥珀の望遠鏡』で検索かけたら霧舎学園シリーズイラストレイタのウェブ・サイトに導かれてしまいました――今日一番の驚き。

[020901-2] 今日購入したもの、購入する予定のもの

今日は渋谷で完成した顔の一部(新眼鏡)を受け取り、ぐるり時計と反対回り。『ナルニア国ものがたり 全7巻』(C・S・ルイス著:岩波冒険文庫)と『「ミステリーの館」へようこそ』(はやみねかおる著:青い鳥文庫)を購入し、久慈光樹氏という雑記帳の師が絶賛していたNitro+の『鬼哭街』を購入。同じ日に児童文庫と18禁ゲーム一緒に買うなやと言われそうですが――今、児童文学系ファンタジィがマイ・ブームなのだから仕方がない。他にもファンタジィ系サイトの色々なところで言及されてる『ゲド戦機』(アーシュラ・K・ル=グウィン著:岩波文庫)や『はてしない物語』(ミヒャエル=エンデ著:岩波冒険文庫) 等も近い内に読んでみたい作品。後はお薦めのあった『ドラゴンランス戦記』『ダレン・シャン』に個人的な興味のある『ネシャン・サーガ』――恐らく1ヶ月はこれらのファンタジィと、合間を縫ってのミステリィ読みというサイクルで埋められると。勿論、それより優先して『百年の孤独』を読んだ後ですが。

[020901-3] とりつくしまもない(FLASHのバグは修正されてた)

Trick the Movieの公式サイトを覗いてみたのですが、その中のCast→村に降臨した神たちの顔ぶれが『竹中直人』『ベンガル』『石橋蓮司』――濃ぉっ! 無っ茶濃おっ!! 映画予算をここまで笑わす為の人選に使うなんて、流石私の惚れたドラマ・シリーズの映画化作品だ(汗 

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