三月 三十一日 三十日 二十九日 二十八日 二十七日 二十六日 二十五日 二十四日 二十三日 二十一日 二十日 十九日 十八日 十七日 十六日 十四日 十三日 十二日 十一日 十日 九日 八日 七日 六日 五日 四日 三日 二日 一日
三月三十一日 晴
『体から鱗が生えてくる呪いのアイテムとかじゃないだろうな?』
(BY SPIRAL NOVELS2 -THE END OF THE AGE OF IRON COURAGES-)
こんなことを本気で考え、思い悩むあーぼうは、かなり
のお茶目さんだと思いませんか(笑
さて――。
今日は月末恒例、読了本リストをどうぞ。前半がデルフィニ
ア戦記、後半が雑多な読み物となった傾向があるようです。
★★★『デルフィニア戦記[10―18]』(茅田砂胡著:中央公論新書)
★『魔法飛行』(加納朋子著:創元推理社文庫)
★『眠りの牢獄』(浦賀和宏著:講談社ノベルス)
★『新フォーチュンクエスト[8]』(深沢美潮著:電撃文庫)
『捻れ屋敷の利鈍』(森博嗣著:講談社ノベルス)
★★『未明の悪夢』(谺健二著:創元推理社)
★★『捨て童子・松平忠輝[上・中・下]』(隆慶一郎著:講談社文庫)
『ブギーポップリターンズ VSイマジネータ―[1・2]』(上遠野浩平著:電撃文庫)
『ブギーポップイン・ザ・ミラー パンドラ』(上遠野浩平著:電撃文庫)
で、合わせて20冊ですね。予想通りというか、丁度一ヶ月
で20冊読んでしまった訳です。我ながら、文章付けでした(汗
兎にも角にも今月は『デルフィニア戦記』でしたね。これを
推薦してくださった方には本当に、感謝の言葉もありません。
後は『未明の悪夢』と『捨て童子・松平忠輝』の二作が良品
でした。どちらも微妙にメジャからは外れているのですが、
読んでみて損はないと思います。どちらも読了して泣きそうに
なりましたし。
来月は先ず『鋼鉄番長の密室』『オイディプス症候群』と
読み進めてみる予定。後は個人的に興味のある『キノの旅』の
シリーズ、後は魂の赴くままに――って、先月も同じことを
述べたような気がしますが(汗
話は変わり、今日は起きると強烈な頭痛がした上、花粉症
が酷いので外出しませんでした。すいません、例の映画は再来
週ということで許して下さい。
あと、最近のお気に入りサイト。この方はきっと、私と同
じで、良い作品なのにマイナなだと苦しみを感じるのだなあと
――しみじみ思ったりしました。
引用のセンスもかなり良い感じで、何より『Q.E.D.―証明
終了』が中に入っているところが非常に好感が持てます。
まあ、それを除いても一度くらい覗いて見てはどうで
しょうか。面白さは保証できますよ。
残りは『Xenosaga』をやって過ごしてました。
成程、例の『白』ってあのシーンだったんですね(笑
成程、アレに反応したんですね。
成程、確かに予備知識無しでは見逃しますね。
成程、素質とはそういうことだったんですね。
成程、私には到底届かない素質ということですね。
さて、明日からは四月です、フフフ。
三月三十日 晴
『正義はなかなか理解されませんねー』
(BY SPIRAL NOVELS2 -THE END OF THE AGE OF IRON COURAGES-)
『小説版スパイラル―推理の絆―』の2巻より、
結崎ひよのの台詞です。この人が言うと色々な意味で
洒落になりませんよね(笑
今日は映画→秋葉原で散財決定。千葉から上野まで
で『捨て童子・松平忠輝』を読了し、満足げな気持ちで
上野にごうです。
上野公園には、既に散りかけた花を愛でに沢山の方々が
集まっていました。それを尻目に上野セントラルで『ビュー
ティフル・マインド』を見ようとしたのですが――。
仕方ないので、先に秋葉原にいってPS2の本体と
『Xenosaga』『すべてがFになる』『スーパーロボ
ット大戦IMPACT』と、五万近い散財をしました。
更に『ブレードランナー』のDVD版とそのサントラ
購入。いきなり何故、という方がいるかもしれません
が、私には安藤という男が背後にいるとしか答えられ
ません、ご了承の程を。
後はアニメイトで購入予定リストからうっかり見逃して
いた『鋼鉄番長の密室』(城平京著:エニックス)を購入。
出るってことは知ってたけど日付をチェックしてなかったの
で何時出るかなと思っていたので、思わずニヤソ笑いです。
ついでに『ななか6/17』の6巻と『――歪曲王』を購入。つ
いでに言えば来週の大阪行きの為に夜行バスの往復切符も買
いました。しめて7万5千円程の出費。私は使わない時は、
余りお金を使いませんが、使う時は一挙に使う方です。
ただ、PS関連での5万の出費でもう全身が震えるくらい
に怯えていたので、買い物依存症にはならないでしょう。
で、帰りに『鋼鉄――』を笑いを堪えながら読み、続い
て千葉の京成ウェストで今度こそ映画を見ようと思ったが、
そこでもやってませんでした(泣
――今日、やっている映画館を調べてから明日、リベン
ジしようと心に決めたのでした。
話は変わり、先延ばしにしていた小説の感想を。
先ず『ブギーポップシリーズ』ですが、第一作と比べる
と印象も内容も普通より少し良いくらいでした。私は第一作
の『日常から発散し、日常へと収束していく』パズリックな
構成とそれに負けない心情構成が好きだったので、それを、
無理に発散させた第二作以降に第一作を超える印象を抱くと
いうのが無理だったのかもしれませんが。
特に『――パンドラ』の方はどうしても浦賀和宏氏の、
『記憶の果て』と比べてしまい――あれに比べると二回り、
とすると三回りくらい小粒な感じがしました。というかこの
本を読み終わってブギーポップの存在『だけ』が邪魔だと思
った私はこのシリーズを読む資格なしでしょうか(汗
『捨て童子・松平忠輝』の方は正に『影武者徳川家康』
の裏側といった感じでした。この作品は徳川家康の第六子、
松平忠輝に焦点を当てている時代小説――つまり実在の歴史
登場人物を用いた半フィクションなのですが、兎に角、非常
に清廉にして明快、快活にして破天荒です。この人物の生き
様を追っているだけで清々しい気分になれると錯覚するくら
い、魅力的な姿が様々な登場人物に支えられて見事に輝いて
いました。文句なしの傑作です。
本当にこの方の作品は、読み終える度にどうしてこんな
に早く死んでしまったのかと毎回思います。後は――日本の
歴史はどんなに偉人を深く詳しく洞察しようが――天皇に対
する考察がなければ全く意味を成さないという事実を、私に
改めて認識させてくれます。本当、日本の大河ドラマはその
所為で薄く、ネタが少なくなりつつありますからね――。
さて、現在はXenosagaをやってます。いきなりグノーシ
スに叩き殺され、三十分も前のセーブデータしか残っていな
いという――いきなり罠に落ちています。
今日は家に帰り――。
ネット接続のことで面倒臭いと頻りに言いまくる
妹御を必死に説得し――。
日本橋案内をすると約束し――。
最後に私は暗い話を書いていると生き生きしている
ようだ、みたいなことを言われ――。
電話が終わると既に次の日が訪れる十五分前でした。
――――――。
――――。
――。
さて、ようやく『捨て童子、松平忠輝』(隆慶一郎著:
講談社文庫)をもうすぐで読み終えそうです。これは影武者
徳川家康を読んだ時にも思ったのですが、やはりこの方は、
純然たる時代小説畑とは全く異なる場所から生まれた時代
小説作家なのだと感じます。
フィクションとノンフィクションを繋ぐ歴史資料を巧み
に切り回し、壮大な物語を紡いでいくさまは寧ろミステリィ
を思わせますし、静と動を使い分けた物語の描き方が何より
も凄いです。
何より、幕府と天皇の関係について踏み込んだ書き方を
している点が私的には非常に興味深いです。私は時代小説や
歴史小説は殆ど読みませんが、その類を殆ど知らない私でさ
え、歴史小説好きで隆慶一郎氏の小説を読んでないのは、さ
ぞかし勿体ないなあと思わせるくらいに面白いのですよ。
ちなみに、一つだけ言っておくと漫画や時代劇版の『影
武者徳川家康』を読んで落胆した方は、是非その足で書店に
向かい、原作を読むことをお薦めします。
明日は『ビューティフル・マインド』を見に行きます。
と同時にPS2本体と件のソフト『Xenosaga』と、PS2には関係
ないのですが『すべてがFになる』のゲーム版を購入しようと
企んでいます。あとはスパロボの新作も。
散財になりそうな予感がするんだ(汗
今日は予告通り、飲み会でした。飲まずに食い物を
がっついてた私は、赦されるのでしょうか(お
さて――。今日はぶぎーさんの次の巻を買おうと思
っていたのですが、そんな思いをあっさりと覆してしま
うほどの作品が私を待ち受けていました。
3200円と高価でしたが、一も二もなく購入です。
というわけで『オイディプス症候群』(笠井潔著:
光文社)を購入しました。シリーズ前作が発売されて
からおよそ5年、正当なシリーズで最新であった『哲
学者の密室』より遡れば10年もの月日を伴っての新作
とあれば、このシリーズの大ファンである私が買わな
い訳にはいかないのですよ(熱弁
ということでこちらもスピードが乗ってきた『捨て
童子――』の方を読み終えたら、すぐこちらの方に読み
かかろうと思います。しかし――この作品が過ぎたら、
また最新作は十年先になるのかと思うと色々な意味で、
どきどきものです。
さて――。最近はその他に例の児童ポルノ禁止法と
いうやつが騒がれているのをよく目にします。私は昨年
に『教科書問題』と呼ばれる論争が日本で巻き起こって
いた頃、内外から目もあてられないほどの圧力がかかっ
ている際に、日本人は都合の悪い言論を極めて残酷に、
葬り去れるのだと述べたことがあります。
今はそれが教科書でなく性的描写に移っているので
すが――私は教科書問題の時、中国や韓国に波風を立て
ないためには譲歩した方が良いと掲示板や日記に書き込
みしている方を2桁の単位で見たことがあります。
和や調和を乱し、戦争のことを否ばかりではなく肯も
描く教科書について、常に醒めた目や冷笑を浮かべていま
した。私はそういう事実があったことを知っています。
現代の流れに真っ向から逆らったものであるが故に、
しかしその言論は守られねばならないと述べた人間が果た
して何人、いたのでしょうか?
その時、私はもっと身近な近辺にある言論が踏み躙ら
れた時、彼らはどんな反応に出るのかと、心の奥底では、
常に考えていました。
――まあ、結果は概ね、予想通りでした、と。
誤解のないように述べておけば、私はこの法律には
反対ですし、私の好きなシリーズがいくつも、この法律
で危うい目に会うのではと危惧してもいます。
とりあえず、私がこの法律が通って一番恐れている
のは『浦賀和宏氏の作品が発禁になる』ことです。あの
人の書く作品はある意味、性的禁忌表現のオンパレード
みたいなところがあるので――心配で心配で。そうなっ
たら、私は本気で泣くかもしれません。
ただ――自分の都合の悪い時だけがなって、そうで
ない時は問題意識を持たない、というのはある意味、何
も言わないよりも危険のように私には思えるのですが、
どうなのでしょうか。
私は、いつも高圧的な形で自由や権利を奪われる可
能性があると信じていますが、それは子鼠のような臆病
な考え方なのかなあ、ということを考えたりしました。
今日は、時間が無いのと慌てているのとでお詫びだけ。
――なんか、今度は思いきり場所がずれていたみ
たいです。『Kanon Mystery Musium』の舞台は第二部
や第三部で述べたように、東北地方の極北にある――、
まあ何処にも似て何処にも似ない県という設定になって
いるのですが、他のSSの設定と混同していて、思いきり
第五部では北海道と書いてあったのに、今更、気付いて
しましました――ごふっ(喀血
駄目だな、最近ちょっと記憶力や頭の切れが悪く
なってる――というわけでまた妙なミスをやらかして
ました。こんな私をどうか、許して下さい。というか
ミステリィなのに、妙に表記の間違いが多すぎるのは
我ながら情けないです――。
ということで、昨日はそっちの表記を修正していま
したとさ――終わり。
今日は飲み会でした。明日も飲み会です。年度末は
色々と異動やらなにやらあるせいか、歓迎会や送別、打
上の類が妙に多くなってしまいます。
こういう時、下戸で煙草に弱く、居酒屋の冷めてて
味付けだけは強い料理にどうしても馴染めないのはやは
り、損だなと思うのです。
ただ、ちょっとお酒で火照った体にもう少しだけ胃に
食べ物を詰めたいなと、ずるずる啜る熱々のうどんや蕎麦
は本当に美味しく感じます。今日も、それを堪能しました。
一時期の、会社員は皆、酒飲むべし、上司に注がれたら
断るべからずみたいな風習は既にないのですが(もっとも
うちの周りに穏当なのが集中しているという説もあるので
すが――)やはり、お酒が嫌いというのは一種、致命的な
弱点なのかなと、時々しみじみ思ってしまうのです。
でも、お酒の席で弾む与太話は好きなのですから、矛盾
してるなあと思います。雨風に打たれて既に散り始めた桜に
反して冬のように冷たい、今日のような世界のように。
今日は、一言を抽出する時間がありませんでした。
故に雑感をば。
結局、PS2は来週にでも買うことにしました。元々、
三月はそのためにお金を貯めてたし、計画通りっちゅう
ことなのよ、そうなのよ。
で、買うのは『Xenosaga』と『スーパーロボット大戦
IMPACT』です。前者は音楽で惚れ込んだから、後者は――
まあ、このシリーズは何だかんだいってもファンである故。
しかしまだGBA版をクリアしてない――のですが、まあ良い
でしょう。繋がりはない(最も、最近はαを軸にして全作品
を微妙に繋げようと企んでるみたいですが)ので、別に構わ
ないかと。
で、四月六日、七日、八日はちょっくら関西方面に行く
予定です。それゆえ、八日は有給を取りました。どうやら、
半年振りくらいとなりそうな関西行きなのですが、大阪人の
義理と人情のシンボル、通天閣は制覇してしまったので、新
しい目標を何処にしようか考えているところです。
というか『天満』のあのお好み焼きは絶対、もう一度喰ら
ってやる! と、今から血気盛んな私なのでした。本当、あそ
このお好み焼きは心底、美味しかったからなあ、楽しみ。
今日は『VSイマジネータ―』を読了しましたが、ちょっと
今日は時間がないので感想は後日。で今は引き続き『パンドラ』
の方も今、丁度読み終えたところです。こちらも後日。
三月二十五日 晴
『誰にも嫌われないで生きていくことなんて、絶対にできないわ』
(BY VS IMAGINATOR PART ONE)
実際、嫌われまいとすればするほど、何故か嫌われ
てしまう私としては、非常に耳の痛い台詞です。その頃
の私は、嫌われないように、相手の自己を落とさないよ
うにと、怯えながら暮らしてきた面があるのですが、そ
ういう態度は返って人の怒りを買うのかなあと、今更な
がらに思ってしまいます。
あ、今も文章や物腰は慇懃無礼で丁寧なことを心がけ
ていますが、それはこういう言葉の使い方が好きである、
だけのことです。明らかに、ミステリィを読んだ影響であ
ることは間違いなさそうですね(苦笑
さて――。昨日の続きです。
非常にはっちゃけた感じのイベントも終了し、秋葉
巡りの決まっていたのですぐに会場を出ると、桜月さん
がいきなり、こんなことを言い出して来ました。
貴方のことをマスクマンと呼ぶ。
宣言されても私は困ってしまいます(大汗
まあ、常々私のハンドルは気軽に呼び難いということ
なので、第二のハンドルとしてマスクマンという異名が
私に生まれてしまったのでした――ぱちぱちぱち。
ちなみに、昨日のプロフィール改定を望んだ極一部の
方というのは、彼の方です(笑
その後、電車の中では日暮里まで乗り過ごして秋葉
までリターンしたという話を聞きました。秋葉→御徒町
→上野→鶯谷→日暮里が山手線の巡回ルートなので、
四駅乗り過ごしたことになります――なんか、その事実
だけでも、疲労困憊という言葉が容易に浮かんできて、
ちょっと慌てたりもしました。
で、秋葉原に下りた所で2リットル用のペットボトル
を捨てようとして、穴に入らず悪戦苦闘、周りには白い目
で見られるという事故がありましたが、些細なことかと、
思われます。というか、思って下さい(泣
秋葉に下りて、それぞれの目的のブツを確認した後、
音楽CD屋を回ったり、場末の怪しげな裏道の店に突貫
したり、ゲームを見て回ったりと色々。
で、私は何故かゲーム自体を持っていないのに『Xeno-
Saga』のサントラを買ったりしていました。それは別に、
アレの初回限定版の余りの大きさに驚いた訳ではなく、ま
た素質に突然目覚めた訳でもありません。
音楽が、光田康典氏のものだったからという――まあ、
素質云々と同等なくらい邪な理由なのですよ。
クロノクロスのサントラを買って、初めてこの方の名前
を知ったのですが、その完成度とスケールの大きさに、この
方が音楽を手掛けたゲームのサントラは、原作やってなくて
も買おうと思ったくらい、好きな作曲家さんです。
実は『Xenogears』も光田氏が音楽を手掛けたと知って、
これも手を出そうと思ったのですが、給料日なので流石に、
控えておきました(汗
という訳で、昨日も述べたように、今『Xenosaga』を買
おうかどうか、必死に迷っている最中なのですよ。決して、
素質に目覚めたわけではありません(しつこい
話は変わり――。
非常に趣味に走った選択ですが、同行していたらあやさん
も、口笛の曲に惚れ込んでソフトを持っていないのに『ワイル
ドアームズ―Advanced3rd』のサントラを買ったりしていたと
ころが、お互い趣味に走っていて凄く楽しかったです。
というか、無茶苦茶はっちゃけたOPが流れていたので、
こっちもドキドキものでした、色々な意味で。
と、殆どゲームと音楽CD巡りになってしまった秋葉探索
ですが、その後は少しずつ寄り道をしながら京成上野まで歩き
帰りの電車ではぐっすりすぴょすぴょ。
僅かながら元気のあった私は何とかして『R IS FOR ROCKET』
を読もうとしたのですが、訳の悪さに轟沈。で、隣にいたメル
さんに訳題のセンスの悪さや訳の酷さを訴えたら一目で納得して
頂け、悪訳の凄まじさを改めて実感したのでした。
その後はずっと眠っていたので、これからのことは記憶の
果てだったりしたのでした――終わり。
本当はもう少し詳細に語りたかったのですが、どうもかなり
記憶がふっとんでます。復元不可。余程、疲れていたようです。
さて――。ここからは昨日もいった愚痴なのですが、貿易産業
会館の入口付近で、KeyMixの会場に行こうとしていた私に二人組の
へらへらした男性に『今更Keyはないよな』と、冷笑されてしまい
ました。
即売会を二年くらい回っていると、必然的に感じの悪い人間に
出会うものですが、ここまで最低なのには初めて出会いました。別
に、私は物事に流行り廃りがあることだって否定しませんし、ただ
全盛期の勢いがないというだけで、そのゲームが好きだったという
思いを簡単に捨てるような人間がいたって別に構いません。
ただ、その言葉を公共の場で吐き捨て、尚には冷笑し、馬鹿に
されたら――流石に少しは腹が立ったとしても、誰も私の良心を、
疑ったりはしない筈です。
私も、本当に駄目な作品だけはきっぱり駄目だ、我慢できない
と拒絶しますが、独善的に廃れ始めたと判断してここのこれはもう
全てが全然駄目だという、愚劣な言い方だけは絶対にしたことがあ
りませんし、それをする人間は最低だと信じております。
その、最低の人間が即売会に来ている同じ会場にいる人間から
聞かれたということが、まあショックだった訳です。怒るよりも、
ショックでしたね――はあ(嘆息
三月二十四日 晴
『そうなのだ――我々は悪夢の中にいる――有希はそう思った。
しかもこれは現実に起こった悪夢だ。
だからこそ自分たちはこの夢魔の迷宮の中を、
しっかりと手を取り合って歩いていかなくてはならない。
自然の前に人は無力だが、少なくとも助け合うことはできるはずだ』
(BY BEFORE,NOW AND THEN)
未明の悪夢の1シーンより――最も心に残った言葉です。
ベタな台詞ですけど――本当に困窮した時、苦しい目に会って
いる時、辛いけど少しは余裕のこもった態度と姿勢で、こんな
ことを思うことができる人間など、そうはいない筈です。まし
て、それが未曾有の大災害の直後であるならば――。
今日はKeyMix3に行ってきました。前週の復讐節と、個人的
にそっと会いたい人が何人かいるということでこっそりと。行き
の電車に乗っている時『ウは宇宙船のウ』(レイ・ブラッドベリ
著:創元SF文庫)を読んでいましたが――。
読み難っ! というか訳、超悪っ!
最初の表紙の紹介文にSF詩人という風なことを書いて
ありましたが、最初の短編を読んでもそんなもの些かも感
じませんでした。完璧なほどに、駄訳が原文の雰囲気を殺
しています。
『オペラ座の怪人』も訳の拙さで相当に読み難かったの
ですが、これはそれ以上です。これは一時、読むのを中断し
て創元社以外で訳書が出ているかを探してみようと思います。
というか、絶対あの訳では読みたくありません(怒
本当に詰まらない作品を読んで怒りに滲んだことは何度か
ありますが、最悪の訳の所為で怒りに滲んだ経験は、これが
初めてのような気がします。
本を閉じ、だから私は目的地に着くまで殆ど眠り続けて、
目的地に到着したのは10時半頃。で、中に入った時に真実、
腹の立つ言葉を聞いたのですが、愚痴が二段続くと鬱陶しいで
あろうので、そこは明日にこっそりと。
中に入って二周りくらいした後、おねかのえあキャラ版、
『パネルでポン』の大会を鑑賞した後、先ず碧郎さんのところ
を尋ねてみましたが、居らず。
一時間すれば確実に帰って来ると伝言を受けたので、次は
壁で奮戦しているらあやさんの所へ行ってみました。そこ
で、よく彼の方のフリートークに名前を連ねるメルさんという
方を紹介されました。現実に会うのは初めてなのですが――。
何故か、初めて会った気がしないのは、あのフリートーク
の影響でしょうか(汗
ともあれ、お二方と少しの間、話をしました。プリンタが
ようやく復帰したことや、面白話を色々と聞き、そしていつも
フリートークにある例の秋葉巡りへの同行に誘われました。こ
れはとても面白そうなので、一も二もなく招きに預かることに。
斯様な約束をした後、未だ胃袋に何も入れていない私のお腹
を満たすため、外に出てカレーを食し、リターン。今度は壁郎
さんがいたので――いきなりクリスティ関係のトークから入る
のが非常にお約束のような気がしました(お
その前後で、掲示板で名前を見たことはありますが、現実に
お互いを認識して話すのは初めてのヲチさんという方と挨拶し、
再び、今度は主にナイルに死す関連の話で妙に盛り上がりました。
その後、話はゲームの方に移り、コンシューマ系のゲームの
主に話題から、壁郎さんの掲示板と某雑記帳で有名なXenoSaga
の話に及んだりしました。特に、『天国を夢見る人工生命』と
か『素質充分』とか――そういう斜めな話題で(笑
ちなみに、第一印象で私が好きなのはKOS-MOSさんなので、
私はそちらの素質はないと判断して頂いて宜しいと存じます。
なお、この時は別にXenoSagaについては余り興味が沸かな
かったのですが、その後、別口で興味がひしひしと出て来ると
いうことがありました。ちなみに『素質に突然目覚めた』ので
はないということを、予め述べておきます。誤解する方が絶対
いらっしゃると思うので。
後はお互いの文章のタイプとか同人誌とか――大体、どの
くらいの文章容量で何ページかということ等を。ただ――今か
ら考えれば、私の文章は思い切しぴっちり詰めた上、二段組な
ので、実際はもうちょっと少ないのかもしれませんが――。
まあ、それは兎も角、そんなこんなな会話をしている内に
即売会の本体が終了し、もう暫く滞在した後に、約束を交わし
たらあやさんの所に戻ることに。ちなみに碧郎さんとその友人
たちはその後、神田にあるコスプレ居酒屋に行くと話しておら
れました。こちらもなかなか素敵なアフター計画を立てておら
れたようで――。
合流した後、以前のシスプリイベントでお世話になった、
桜月さんが同会場別階のホワルバイベントに行ったきり、まだ
戻ってこないとのこと。その間、私とらあやさん、メルさんの
三人は、Eternal Fighter Zeroという格闘ゲームの大会を、
観戦していました。時折、大会なのにハメ技を使うという卑怯
さんがいましたが、全体的には見ていて楽しい感じでした。
それらも全て終わって暫くした後、戻ってきた桜月さんは
私のことを他人の振りです(泣 その後、知り合いの方も何人
か合流され、あのようなフリートークを披露されているにも、
関わらず、シスプリとは何? と白を切っていました。
まあ、それは全て冗談なのですが、その後、イベント主催
のお茶会にも参加するということになりました。で、やたら、
マイクで大声を出しながら妙なテンションの司会を始める主催
社側スタッフ。
しかし、よくある右翼の街宣車と同じで余りに大声でがなり
あげるため、逆に聞こえ難いのです(汗
マイクは、大声を出せば出すほど遠くに響くのではなく、
あくまでも拡声装置として元々地声がでかいならば控え目に
喋ることが、逆に声の通りをよくするという事実を、余りに
多くの人間が知らないように思われました。
まあ、そんな声のことはどうでも良いのです。
で、お菓子やお茶の置かれた机はもう、皆が周りを囲んで
いて、何時の間にか私たちははみごでした(泣
よって、こっそりと飲み物や食べ物を挑発し、こっそり戻
したりすることで、辛うじて水分を補給していました。弱体層
は、自らが行動しなければ食料も調達できないのです(大泣
で、何とか喉を潤したところで提供された商品を巡っての
大ビンゴ大会が勃発しました。最初は出目が悪く、穴が殆ど空
きませんでしたが、リーチした二列が連続してビンゴになると
いう幸運も手伝い、何と運無しの私が商品を手に入れることに
成功したのです。まるで夢を見ているみたい(ティファ風に
かめんのおとこはまいのしきしをてにいれた(きゅぴーん
ちなみにらあやさんは後6つを残して穴が全て空いていた
のに、2ビンゴを達成できないという余りに低確率な罠におち
いっており、桜月さんとメルさんは、1つもビンゴどころか、
リーチすらありませんでした。
もしかして、私――吸い取った?(大汗
――少し長くなったので、レポートは後半に続きます。
話は変わり、昨日の言い忘れ――。
あとゾーンの1stアルバムを買ってきました。個人的に、
どうしてもゾーンと言うと深見教授のアレな表情が浮かんで
来て仕方ないのですが、全くの別物です。今、巷で話題の雪
ん娘カルテット――っていうと斜めな説明なのかな?
元々は『Secret Base』という曲のためだったのですが、
最初、三番目の曲辺りも結構、つぼにはまるものがあり、7
曲中、3曲も当たりがあれば良いかなと、かなり得した気分。
三月二十三日 曇
『月臣学園新聞部部長結崎ひよの、恋に夢見る美少女です』
(BY スパイラル〜推理の絆〜)
うわあ、この表情にこの台詞――無茶苦茶可愛いっす。
何だか――良いなあ、この娘は、いや本気で。
などと、ほんわかした駄目人間の空気を漂わせなが
ら、ガンガンを読んでいた私なのでした。
もっとも、こういうサイトを開いている時点で、もっと
駄目さ加減を世間に曝け出さないと駄目なのかもしれません
が、私にはここが限界です。他人がすいっと引いて、半永久
的に距離を置きそうな内容を時に記すとしても――。
モエモエ萌えーーーーー。
とか、そういうことを大っぴらに公言していくには、私
の精神の余白が少なすぎるのでここで記すことはできない(
ちょっとフェルマー風味の語調で)
ちなみに、そのモエモエってどっちのことですかと、
聞かれる方がいるかもしれませんが、私は答えません。
自分で決めるんだ(お
さて――。
今日、ずっと探していた『R IS FOR ROCKET』(
レイ・ブラッドベリ著:創元SF文庫)を発見しまし
た。というか邦題が『ウは宇宙船のウ』ってどないな
ものでしょうか――『アクロイド殺し』なんて無粋な
邦題をつける訳者といい、センシビリティのない邦訳
は泣ける程に惨めだと、改めて思いました。
というか、ずっとRで探していたから見つかる訳が
ありません。RRR――まるで呪いのように心の中で、
ずっと唱えていた私が馬鹿みたい、です。
ちなみに私はまがり間違っても『ウは宇宙船――』
なんて呼び方はしません。というか、したくないです。
『R IS FOR ROCKET』でお願いします(謎
今日は『未明の悪夢』(谺健二著:創元推理社)を
読了しました。噂に違わぬ良作でした。震災の緻密な
描写、乗じて起きる犯罪――これを読んでいて、改めて
あの地震からもう七年経ったのだな――。
いえ、違いますね。あの地震から『まだ』七年しか
経っていないのだと、つくづく感じさせられました。
非常時の人の脆さ、汚さ、そして対極にある暖かさが、
胸をせっつき、それが不可解な謎によっていや増しされ
最後に収束していく――もしかして、この小説を読んで
感動すること自体、実際に現地を体験していない人間の
偽善だと罵られるのかもしれないですが、それでも張り
巡らされた物語と謎とは私の胸を打ちました。
難点と言えば、少し序盤がだるいことでしょうが、
大抵の小説はそうなのですし、許容できる範囲かと。
しかし『台所があるのだから、米くらい自分で炊け』
って、本気で言ったのなら、本当に救いようがないなあ、
日本型の官僚や政治家というのは。まあ、平穏時のルー
ティン・ワークなら怠惰に完璧にこなすというのは良い
面もあるが、悪い時にはとことん悪い面を晒すというこ
とか――。
話は変わり、昨日定期を無くしたと掲示板に書き込ん
だ件ですが、昼食を取った場所を当たると一発でビン
ゴでした。で、二度目の定期の帰還。二度無くして二度
とも無事に戻ってくるなんて、都会ではかなり運の良い
方ではないでしょうか――有難う、拾ってくれた某牛丼
チェーンのおばちゃん。
ふと気付いたのですが、こういうところで運を使って
いるから、他の面で運が無いのかもしれない――というの
は、私の思い過ごしでありましょうか(怖
で、業務連絡。もう、CGI系のコンテンツは殆ど、
利用されてないようなので、掲示板とチェッカを除いて、
明日には全て撤去します。ついでに、更新されないであろ
う2、3のコンテンツもひっそり闇に葬ってしまう予定
です。要はもう少し的を絞って太く短くという方向で。
目覚めると、すぐに鼻が酷くなり、外を窺うと、
ゴウゴウ風が吹いています。桜も思いの他、早く花
付き、あと一週間もすれば帝都にも満開の桜が咲き
そうです。その頃、丁度私の鼻もコンディションが
ハード・レッドになるのですが。
勿論、外には出る気にならず、アスカの続きを久々に。
いやいやながら、星華の大筒をクリアし、ようやく変わり
種ダンジョンを制覇したのでした、にははっ。
これでやっと、ようやく――白蛇島にいけるということ
で、喜び勇んで進んでいくこと第三階層で飲んだ未識別の草
が『不幸の種』でした。当然、抵抗不可のままににぎりみな
らいに撲殺されました――第一回目の罠。
――なんか、巷で聞く難易度最高という触れ込みは確実に
本当のようです。これと、エレキ箱育てを暫くは主要にするか
なあと思った、今日この頃。
さて、昨日は会社の方である程度固まって食事会という風
なことになったのですが――私の働いている会社も女性同士が
共有するネットワークは存知得ぬところで凄まじいんだなあと
いうことが、骨身に染みました。というか私自身、どんなこと
を噂にされているのか、想像するだけで嫌です。多分、ロクな
ことが言われていないと思いますが。基本的に、噂というもの
はそういうものですし。
他人の不幸を笑いながら、裏腹では戦々恐々としていました。
そして、改めて思いました。男は、基本的に女に逆らわない
方が、波風は立たないのだということに。そう言えば、うちの
実家も20年以上かけて最初は父の力が強かったのが、何時の間
にか母の力と圧倒的な逆転をしてたからなあ――。ただ、そう
なってからの方が、家族的には平和で落ち着いていたので、女
性が主導権を握っている方が実は良い家庭が築けるのかもしれ
ません。
そういや、デルフィニア戦記に出てくる夫婦は大抵、女性の方
が主導権が強いのですが、家庭はとても平和そうだったなと、
妙なことを思い出してまでしんみりと思った次第です。
話は変わり、昨日の絵の件はどうやらOKっぽく、あとは
私が正式にお願いしたら良いという風な伝言が届いてました。
で、そちらの方のサイトがあるので、不肖こっそりと覗いてみ
たのですが――なんか凄く明るい絵柄でした。
今、私がどういうSSで行こうとしているかは多分、存じて
いると思いますが、基本的に凄く歪んだ感じの話なので、こうい
うイメージの話なのですがと粗筋を投げたら激しく嫌がられて、
しまうかもしれません。個人的には『光と影を――』の表紙の時
も思ったのですが、このような絵なら文句なぞ無いってくらい、
可愛い絵だったので――嫌がられないと良いなあ(遠い目
さて、明日はTrick2の最終回です。この時期に来て、一度見
逃したのが凄く悔しいのですが、ラストはびしいっと見る予定。
果たして、どんな結末なのか――でも、一週間遅れの方も多いの
で、総括は三月末くらいになりそうです。この後は映画化も控え
ているということで、どんな話になるやら、です。
今日は、会社で埃の舞う作業が会ったために、鼻に
優しくない日でした。というか、マスクしても、鼻水が
止まりません。誰でもいいです、どうか私に救いの手を
差し伸べてください(泣
と、某推理小説風にオチを付けてみたところで、今日
は『捻れ屋敷の利鈍―The Riddle In Torsional Nest―』
(森博嗣著:講談社ノベルス)を読了しました。しました
が――訳がよく飲み込めていません故に評価は保留です。
休みを空けて、明後日からはとうとうの念願だった、
『未明の悪夢』を読みます。で、明日は――まだ予定は、
特に決まってないのですが『ロード・オブ・ザ・リング』
をもう一度、見に行こうかと。勿論、花粉が酷くなければ
という条件付ではありますが。
で、その次の週は30日公開の『ビューティフル・マイン
ド』を観に行こうかと。サイモン・シンの著書に触れてから
数学者のドラマというものに、結構な関心を寄せている故に
この話も『ロード――』と同じで一度は映画館で観ておきた
いと思った訳です。さて、どのような具合か――。
今日は、変なネタです。ネタと共に訓戒でもあります。
http://www.zdnet.co.jp/news/bursts/0203/14/06.html
――いくら思わせぶりでも、普通絶対に『うんこ』なんて
件名のついたメールに付いた添付ファイルは開けないと思いま
す。というか、私なら即捨てにします(汗
まあ、何にしても添付ファイルを送る時は『これこれこうい
う件名でこういう名前のファイルを送ります』と記したメールを
事前に送った後、添付ファイルを送るという、ネット上でのマナ
ーを再確認する必要があるかと。『例の件』や『重要』では、
下手すると確かめずに開ける方もいるかもしれませんからね。特
にビジネス文書にはこの手の過ちが多そうな気がひしひしとしま
すが、況や――。
あとは、もしかしたら同人誌の表紙を描いて下さる方がいるか
もということで、少しばかり期待していたりします。ただ――絵を
描いてる方は何故に皆、忙しいのか――まあ、一作品にかける精度
や情報量が、文章と比べたら遥かに多いのかもしれませんが、生憎
文章ばかりの人間には想像がつきません。
基本的に、私は一ファイル毎に割と明確な役割を当てて、この
場面はこの役目――という風な文章の書き方をしています。まず、
全体を大まかに決めて、関数を作って、最後に大きな流れを組み
合わせる――こういう書き方は途中で修正しても、齟齬が最低限に
抑えられるので――自然と長い話ばかり考え付いてしまい、実際に
文章にする段階で考えてしまうものです。
でも確かに、分割が聞く上に、故意にそういう書き方を過剰に
実践しているのならば、絵よりは数段、楽なのかも。
等と、つれづれなことを思った、今日この頃。
今日は帰ってきたのが、日を超えたのと同時だったので、
TOPの19日更新というのは嘘になりますがご了承下さい。
さて、今日は『捻れ屋敷――』を読もうと思ったのですが、
かばんに入れ忘れてしまいました――鵜寓。
今日は兎も角、思ったこと。
MS社はやっぱり、最低だということです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020319-00000101-mai-bus_all
そこまでして、競合相手を封殺してかかるMS社の意地汚い
根性に、涙が出ます。X-BOXも、どう考えたってデータスキャン
の段階で付く筈のない傷を問題ない不具合と嘘ついて、後でし
かたなしに無償で修理してやったという風に言えるその態度は
そら恐ろしいものがありました。
一応、PS2撤去の件は言い訳もしていますが――信じる人間
はどの程度いるのやら、です(苦笑
今日は時間がなかったので、タイトルコールはなしです。
今日は『眠りの牢獄』(浦賀和宏著:講談社ノベルス)を
読了しました。薄いので、一時間くらいでさっと読めましたが
最後まで読んで思わず叫びそうになりました。
畜生、騙されたあッ!!
――まさか、こういうネタを捻り出して来るとは、またも
や恐るべし。んで、明日は『捻れ屋敷の利鈍―The Riddle In
Torsional Nest―』(森博嗣著:講談社ノベルス)を読む
予定です。こちらも薄いので、すぐに読了できそう也。
もしかしたら今月は、一ヶ月で20冊以上読めるかもしれま
せん。遅読の私としては相当に珍しいこと也。
さて――唐突ですが、私は基本的に理性的な女性が好きで
す。SSによく、どう考えても男の喋り方だろと思うような女性
が出てくるのは、唯一にして完全な私の趣味です。贅沢を言え
ば、頭の回転がスマートで時折ぽけぽけな性格だということは
ありません。
――しかし、私の知っている数々のギャルゲ、二次元美少女
系の登場人物で、これを満たすのはシスプリの千影くらいしか、
思いつかないのは、私が相当に病んでる証拠だと思います(お
いや――確かに好きなんですけどね、ああいうのが(汗
三月十七日 晴
『報酬を約束しなきゃ味方なんて集まらないと思うけどね。
そういうのは本当の味方にはならないもんだよ』
(BY A RECORD OF THE DELFINIAN WAR)
こういうことをあっさりと言ってくれる性格が、
私はとても好きだったりします。と同時に、リィの
性格がよく分かる一節でもあるのかな?
風が強く晴天、しかも乾燥系。
今日は、出歩くのに非常に地獄でした――。
いや、冥獄です。
さて――。
私は春先、休日は思い切り寝ます。花粉症というのは、
交感神経が働いていないと発動しないらしく、眠って
ると症状はでないようで、だから余計にねむれーねむ
れーと脳内が命令するようです。しかも、ねむれー系
なキく薬を服用しているせいで、余計にぐっすりです。
夢など、春先には全然見ないのが慣例となっています。
で、一昨日の疲れもあって昼過ぎにすぴょすぴょ眠って
いると『ちゃらららちゃーらら―…』六ツ墓村手毬唄が
聞こえてきたので飛び起きました。基本的に、携帯に、
電話がかかってきた時は社用なので、まさか日曜の今の
時間にお客様からのクレームがあって、呼び出されるの
かと、かなり戦々恐々とした気分になりました。Trick2
の矢部刑事と同じですね(笑
――相手が、静村さんだったのは驚いたと同時に、ああ
この方には携帯電話の番号、教えたなと寝起きで極めて
ぽーっとした頭に、脳天直撃。
「今日、サンクリ来てますか?」
ごめん、覚えてないや(BY BRAIN POWERD)
徹夜カラオケとかその辺りでスパーんと抜けてました。
――こういう時にしか会えないということも相俟って、
二重にショックでした。がーーーーーん。
そういことになると、東京に出る気もせず。
千葉でうろうろと――少しばかり遠出して本屋漁りをして
いると――。
『未明の悪夢』(谺健二著:創元推理社)発見っ!!
ずっと文庫の方ばかり探していたのですが、これはどうも
ハードカヴァで出ていたらしく失念してました。本当は、
『彼女は存在しない』(浦賀和宏著:幻冬社)がないか、
どうかを探っていたのですが、とんだ掘り出し物です。た
だ、その第一目的『彼女は存在しない』は見当たらなかっ
たのですが(泣
ただ『未明――』は即座に確保し、後は間違って売って
しまったノベルスを2冊、後は『掌の中の小鳥』(加納朋子
著:創元推理社文庫)を購入。後は『ブギーポップ・リター
ンズVSイマジネーター1・2』(上遠野浩平著:電撃文庫)
も確保しておきました。
続いて、w-indsの1stアルバム購入。お前なら絶対その
声が出ると、根拠のない断定を下され、次のカラオケまでに
覚えなければならなくなってしまったのです――あんな高い
声までは流石に出せないよぅと思いつつ、できたらかなりの
ネタになるとの計算が働き、聴くだけ聴いておくことに。
――出ねえよ、こんな高い声(大汗
スピッツの歌とかもかなり平気で歌えると自負している私で
も、これだけは無理な気がします。というかもろ、ハスキィ
系女性ヴォーカルと同じレヴェルです――アンチジーザス。
ということで、聴いてだけ楽しむことに決定しました。
三月十六日 晴
『Whisper words of wisdom, let it be』
(BY LET IT BE)
――The Beatlesの最も有名であろうナンバより。
――元々、英語の曲なので前回述べた心積もりは全然、
役に立たないということです(汗
昨日は諸事情により――というか徹カラをやっていたの
でお休みです。ああ、喉がいたひ――。
で、それが終わって鬼束ちひろの流星群が流れているの
を聴いて初めてTrick2を見逃したことを知りました。
がーーーーーん!!!
さて――。15日付けで『魔法飛行』(加納朋子著:創元
推理社文庫)を読了しました。これもまた、私の琴線つつき
まくりの文体だったのですが、前作に比べると少し散漫な、
感じを受けました。『ななつのこ』の時にあった優しさが、
半分くらいに減っているようで、そこだけが少し残念でした
が、相変わらず優しい世界、時折訪れる不思議は、私の目に
好ましく、微笑ましく映りました。
私には、この純粋さなど欠片も無いことが結構、寂しいな
と思ってしまいます。
で、一昨日に公言しておいて諸事情によりすっかり抜けて
いたデルフィニア戦記の感想、まとめです。
[以下、少しだけネタバレあり―見たい人は反転願います]
こういう超長編物はファンタジィに限らず、基本的に世界観の
説明があり最初はダルい印象を受けるのが常ですが、これは1
巻から18巻までほぼ同じ速度で読めました。これだけの面白
さを最初から最後まで保てるというだけでも、憧憬に値します。
しかし、何と言ってもこの作品の魅力は硬軟それぞれに魅力ある
登場人物と思います。何せ王様からその仲間や部下と色々な意味
で変わった――しかし太い筋を持ちいざとなったら何処までも、
果敢な彼らが仮想世界をぐっと身近なものにしてくれました。兎
に角、こんなに感情移入して読んだ作品も珍しいというくらい、
魅力的です。逆境に立たされている時は、果たしてどうなるもの
かとドキドキし不安になり、攻勢にある時は心喜ばせて喝采を送
る。こんな楽しい読書体験――こういう楽しみは読書だけに限り
ませんが――を、久々に思い出した気がします。
物語全体を流れる、冗長な雰囲気や日常生活での妙なまでのこま
やかさも私の好むところであります。登場人物各々の生活風景や
食事光景、その他の些細な拘り等、こういうささやかな部分が、
好きな私としてはニヤソとした顔で見ていた記憶があります。
ちなみに、全巻読んでのお気に入りは王妃グリンダ嬢(?)と、
ティレドン騎士団長のバルロでした――と、これは途中から一度
も変わらなかったですが、私はこういう毒っぽい台詞を平気で吐
きまくり、尚且つ憎めない性格の登場人物が好きな気がします。
他の登場人物も好きですけど、特にこの二人ということで(笑
ただ、唯一不満があるとしたら――ルーファが出てきてから魔法
能力の使用が少し多すぎかな? という点がありました。なんか
ずるいなという思いを、微かに抱いたのも事実です。私的には、
ボナリス城の破壊と、リィが最後に去っていく際に見せた最後の
力と――それだけあれば十分と思いましたから。
ただ、そこを除けば後は非の打ち所がないくらいに良かったです。
指輪物語とは別の意味で、ファンタジィの楽しさというものを、
とくと堪能させて頂きました。
その後『捻れ――』を探したのですが、見つかりません。どう
やら、以前に間違って売ってしまったみたいです(泣 しかも、
『眠り――』も見つかりません。仕方がないので今は『捨て童子
松平忠輝』(隆慶一郎著:講談社文庫)の続きを読んでいます。
最近は本当、ジャンルに節操がないなあ、私は――。読まないの
は純文学くらいですからね、本当。
一応『3000年の密室』(柄刀一著:光文社文庫)辺りを購入
したのですが、これも読むのは何時になるか――というか、私は
駄目な程に積読が多いような気がします。何冊、読んでない本が
転がってるんだ、住まいには(怖
で、積読とは話が別になりますがこの『3000年の密室』って
私が以前からミステリィファンなら一回は絶対に読んでおいた方
が良いと公言している『名探偵に薔薇を』(城平京著:創元推理
社文庫)と同じ機会(鮎川哲也賞の第8回だったかな?)で発表
され、同じく最終選考まで残った作品ということを知って余計に
驚いたりもしました。妙なめぐり合わせもあったものです。
でも、これらを凌いで受賞作となった『未明の悪夢』(谺健二
著:創元推理社)がどうしても見つからないのはこれ如何に――。
見つけたら、何が何でも買って最優先で読んでみたいのに。
取りあえず、デルフィニア戦記の次はぶぎーさんのシリーズを
読むことにしました。
三月十四日 晴
『正しい道なんて、最初っからないからよ』
(BY MAGICAL FLIGHT)
で、復帰一弾がひじょおに斜めな台詞で始まってしまい
ました。ちなみにここの記録を読まないのに、TOPが英題だ
と混乱するだろうから、その関係を逆にしました。TOPを見
て、ここに来たら初めて英語題が分かると。
で、上記の通り――人生というのはよく道に例えられま
す。ただ、その道が何処に続いているかを予測するのは容易
ではなく、また道があるだけでも運が良いのかもしれません。
世界は暗く、道らしき道一つすら無い――とはオウガバトル
64、Chapter2の副題ですが、私も今の生活が立派な道だとは
思ってません。前に行く人のお陰で、少しだけならされた道。
ただ、願わくば私が通り過ぎた後に、後ろから来た人が少し
でも通り易いものになっていますようにと、願いを込めても
います。願うだけなら誰でもできるのですが(苦笑
さて――。今日はホワイトデイでしたが、くれる人がい
ないのに、あげるはずもなく。花粉が少し穏やかで僅かだけ
過ごし易いという感触しかありませんでした――鵜寓。
そんなことはどうでも良いのです(逸らし気味に
今日はようやく『』を全巻、読了しました――括弧の中に
何も見えないと言う方は、下の記録を読んで空白補完して下さ
い。あなたにならきっとできる(笑
――と、ふざけたことは止めて『デルフィニア戦記』(茅田
砂胡著:中央公論新書)全18巻を全て読了致しましたっ。
あまりに大きな物語なので、その詳しいまとめは明日にすると
して、読了して先ずの感想は――リィと共に現れた物語はリィと共
に去っていったという、深い思いでした。そのため、ラストが少し
だけ物足りない気もしましたが――。読み終えて少し時間が経って
分かりました。私は、あの魅力的な登場人物達の活躍が、もうこれ
以上紡がれないことを、深く寂しく思ってるんだなあ、と。
以前に、戦記の部分より登場人物の掛け合いの方が面白いと述べ
たことがありますが、皆個性が強く眺めているだけで胸の透くような
理念を持っていて、そういう部分に強く惹かれました。その点につい
ても無茶苦茶語りたいのですが、とても時間が足りないのでこれも、
明日に。
真に魅力ある登場人物が駆け抜けた、デルフィニア国の英雄群像
と太陽の時代――思いっきり堪能しました。ほんに面白かったです。
――さて、次は何を読むか? 取りあえず『魔法飛行』の続きが
最優先として『捻れ――』と『眠り――』が次に来て、そこから先は
いっそ、魂の赴くままに任せてみようと思います。適当な言い方をす
れば、推薦のあったリストの中で目についた順に。
あとはGARNET CROWの新曲『夢みたあとで』を購入。今、リアル・
タイムで新曲を購入しているアーティストって彼らの曲だけになって
います。アニメやゲーム等によく楽曲を提供しているので、ここに来
る方は知っている人が多い筈です。
よく私はGARNET CROWの曲をカラオケで歌うのですが、ヴォーカル
の方はずっしり響くロウ・トーン・ヴォイスから気が狂ったような、
ハイ・トーン・ヴォイスまで高低差が高く、楽曲によって歌い易さに
強烈な差があります。
『TIMELESS SLEEP』や『MYSTERIOUS EYES』辺りは音下げしなく
ても余裕で歌えるのですが『FLYING』や『CALL MY NAME』は2音程、
下げても本当にギリギリという綱渡りのような歌い方しかできません。
唄い方も凄く独特な感じで、聴いてて少し不安になるけど、ずっと
聴いてもいたいような――不思議な感覚にさせてくれるアーティスト
さんだったりするのです、私にとっては。
凄く世迷いごとのような言葉かもしれませんが、少なくともしっと
りとした感情をもって好きと言える稀有な歌人さんなのです。
三月十三日 晴
『愛には意外とお金がかかる』
――という、非常に斜な言葉の理由を以下に。
先日、従兄弟殿が結婚するという話をしましたが、母から、
ご祝儀の相場は三万円だと言われて大人の慣例には得てして、
金がかかるんだなあと思ってしまいました。でも、それ以上に
ご祝儀のお返しなんてこれほど無駄なシステムは即刻、無くし
てしまえば良いのになんて考えること頻りでした。
新婚夫婦の負担は増えるばかりですし、高価でも大抵、引出
物なんて使わないですし、第一、結婚式を挙げたばかりで財政
の逼迫している人間から義理返しを搾取しようという魂胆が、
気に入りません。恋愛の破綻は現実的なようですが、財政難か
ら来ることが非常に多いのですから、せめて祝い金くらいは丸
ごと、受け取って頂いて実りある生活を送って欲しいものだと
私は心底思っています。
しかし、こういうことを両親や祖父母に話したら義理立てや
慣例は大事だとやんわり窘められてしまうのかなと思うと、今か
ら少し憂鬱な気分です。無駄は切り詰めろと公私共に言われて
いますが、本当に一番の無駄は何時まで経っても無くならない
のだなあと、関心するやら呆れるやらといったところです。
私は葬式なんか挙げて欲しくはないし、別に墓に名前も刻ん
で欲しくはないから、死んだらさっさと燃やして庭にでも撒いて
くれそれが一番金も手間もかかるまいと信じています。本当に、
偉業を成したならば墓以外の物に他人がこぞって名前を残して
くれるだろうし、墓にしか名前が刻まれないくらいの平穏な生活
を過ごしたなら、墓にだけ名前を刻まれても困るというものです。
もし、それでも墓がいると言うなら座右の銘でも名前の右側
に彫ってくれと死ぬ前に頼んでおくことでしょう。
さて、今日は昨日遅く雨が降ってくれた所為か鼻はかなり、
楽でした。代わりに喉が痛みます――こういうのを比喩なしで
痛み分けというのでしょう。
『デ』は17巻まで読了しました(笑
――もう省略のヴァリエーションは切れたと思った人、
明日は目に物を見せてくれます――。
というのは冗談として、残すところあと一巻。
はてさて、どのような結末になることやら。
で、何気にサイト間を飛び回っていたら目にした情報。
本気かハリウッド、そして20世紀フォックス(愕然
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020313-00000001-spn-ent
あの鳥山明氏の名作『ドラゴンボール』を完全実写化する
とのことです。いや、遇に最悪、ディズニー絵ならまだしもに
して――あーうー、どんな物ができるか想像できないよう(泣
――と言いつつ、個人的に某大魔王の卵吐場面がどう実写で
再現されるかだけは、興味があったりします。うあ、思い浮かべ
ただけで頭痛くなってきた――。
三月十二日 晴時々雨
『愛とは勘違いの産物である』
本当は妄想の産物と書こうと思ったのですが、それでは流石に
反論を買いそうなので。貴方の恋愛感はどんなものと尋ねられたら
私は即座にこう答えます。でなければ、極々短い間で他の人や他の
事等どうでも良いと言えるほど想い合えるなんて――これは情が非
常に薄い所以かもしれませんが、想像すら付かないです。
ただ、私事態は恋愛というものに決して嫌な感情を抱いている
わけではありません。兎角、恋というものは勘違いや気の迷い等と
いうものの結晶であると信じていますが、そこからどのような想い
を発展させるかは好きあった者達それぞれのものだと思います。
例えば俄かじこみな恋人のように泡と散る場合もあれば、その
想いを強く結集させ、婚約や盟約を結び家族としての礎を添えるも
のもいるわけです。そして、その力が他の種族より強いからこそ、
良い意味で言えば繁栄――悪い意味で言えば大量増殖できた訳
です。特に、計画的に繁栄できるというのは年中、発情期にある、
人間にしかできないことです。
こういうと人類がリビドーの塊みたいだと主張しているみたいで
すが、逆に言えば節度を持った互いを慈しみ合う恋愛もできるという
ことに他なりません。愛情は薄れるかもしれませんが、兎角対となる
個体が数十年単位で一つの群れを固着できるとなれば、ましてや互い
を尊敬し、一つの個人として認め合えるのならば、その人物のバラン
ス感覚は非常に高いと判断の一端にはできると思います。
ただ、そういう理想的な関係を築くにはその黎明に置いて好きあっ
ているだけで相手の良い点しか見ていてはだめな訳です。相手を知り、
己を知れば百戦して危うからず――何か、兵法の大前提を前に恋愛事を
問うというのも非常に変な気がしますが、相手の嫌いな部分も含め
てそれでも信頼できる、生涯を委ねられる――そういう男女関係という
のが、私は好きだったりします。
けど、気に食わない部分を受け入れられるということは余り多く
なく、反目と誤解のうちに信頼関係を瓦解させていく男女が多いのも
事実――だから恋愛物とは殆どが悲劇で終わるという某女流推理作家
の言葉に、頻りに肯いてしまうのは私が基本的にすれていて妙に理想
の高い恋愛感を持っているからだと思われます。
そんな理念と信頼に満ちた関係を私が築きうることができるのか、
ということを、誕生日にちなんで考えてみました。ただ、最も致命的
なのはそんなことを深く考える前に相手を見つけろという――非常に
痛い痛い現実と高い障壁がある訳です――南無。
結局は馬鹿っぽいところで落としましたが、今日は極めて恣意的
な恋愛感の一例について述べてみました――終わり。
さて――。話を平常に戻しましょう。今日は『デ戦』の16巻を、
読みました。何だか、略称がおざなりになってないかとか、次は『デ』
とか『戦』だけになるのではないかという懸念は、聞かないことに、
します(笑
残すところはあと二巻、予定通りに木曜日には全巻読破できそう
です。全体的な感想は、その時に――。
で、母や妹から誕生日ということで電話があったのですが、妹が
一人暮らし始めたらADSLに繋ぐとか言い出しやがりました。私を
差し置いてさらなる高みに上ろうとするつもりです――畜生、私だっ
て寮から引っ越した暁には広帯域なお方にクラスチェンジしてやるん
だと、短く誓った――独り身の夜。
花粉症に喘ぐだけで、何の良いこともない一日でした(微泣
三月十一日 晴
『ダブルクリックは日本語でどう書けば良いのですか?』
のっぴきならない事情により、そんなことを質問せざるを得な
かった今日この頃。ちなみに連続二度押しという私の意見は、慎ま
しやかに却下されました――まあ、当然でしょうが(笑
さて――。
日本人は基本的に、どんなに訳すのに難解な言葉も取りあえず日本語
にしてみます。例えばハードディスクでは、硬質円盤記憶装置という
全く洒落にならない対訳がつけられていたことがありますが、意味は
半分しか伝わりません。第一、ハードを硬いと訳した時点で、ある意
味で翻訳者の敗北は決定したようなものです、南無。
逆に、日本語の曖昧な感じを含む言語は英語に訳す時に苦労する
ことがあります。例えば『やぶさかでない』という日本語を、どうや
って英語に訳して良いか私には分かりません。英語なら一言で片付け
られるようなものを、もったいぶったように冗長な文句にできるとい
うのは、日本語の特徴でもあります――日本の高級官僚の同時通訳と
かやっている人は本当に大変そうですね、そう考えると。
或いは、日本語は主語を省くことができます。ノーベル文学賞作家
として有名な川端康成の作品『雪国』も「国境の長いトンネルを抜ける
とそこは雪国であった」との件に米国人がどのような主語をつけるか、
ひどく迷ったというエピソードは比較的に有名なのではないでしょうか。
で、何が言いたいかというと日本語ほど言葉誤魔化しをするのに適
しており、尚且つ仮漢混合で多彩な表現をできる言語もないのではない
かと思います。つまり、凄く叙述トリックをやり易い言語なんですよ、
日本語って(お
結局、ミステリィネタに落とすのかと言われそうですが、そういう
ことになると日本のミステリィ作家は恵まれてるのかなあと、ふと思っ
たりしました。と同時に、英語でそれを描き切ったクリスティはやはり
凄いんだなと。訳されてしまえばどちらも変わりませんが――。
クリスティの文章は基本的に『英語という規格を遵守した綺麗で平易
な文章』であると聞くので、本当に暇があれば原書で読み比べて見ると、
楽しいかもしれません。私はやる気零ですが――。
話は変わり『デル戦』の15巻を読了しました。残すはあと3巻です。
あんな分量があったのが、嘘みたいに捌けてます――あははーっ。
さて――。
一時的にネタが乏しくなって怪しい迷言集に化けている今日の一言ですが
デルフィニア戦記を中心としてようやくネタが溜まってきたので、来週く
らいからこそっと再開してみようと思います。
で、誕生日だからと言うわけではありませんが――。以前から改訂版を
UPすると言ってずっとおざなりでした『光と影を――』ですが、今日ようや
く修正版と差し替えました。あと、後日談ということでおまけのSSを一つ、
追加しました。これは、同人誌用のおまけということで読んだこともあるか
もやしれません。半年程経ったし、そろそろ潮時ということでサイトの方で
も公開しておきます。
それでは、今日はこれくらいで。
三月十日 晴
『みみずに小水をかけると腫れ上がるっ!』
と、昔祖父に言われたことがあるのですが、これには化学的
根拠があるのでしょうか? ぜひとも知りたいところです。
今日は、近くの本屋に立ち寄り、ご飯を食べただけです。
他の時間はじっと、引きこもりでした。休日、殆ど外にでないと、
ぴたりと花粉が収まるところを見ると、花粉を浴びないのが花粉症
にとって一番良いということが人体的に証明されてしまいました。
で、本屋では『『クロック城』殺人事件』(北山猛邦著:講談社
ノベルス)を購入。購入理由は『ハサミ男』と同じです(笑
さて――。私は上述(?)した通り『CLOCK TOWER』シリーズ
のファンです。それこそ、シザーマンを夢に見るほど。あの鋏が、
シャキーン、シャキーンと鳴る音も素敵に耳に残ります。特に2は
殺人鬼以外の男性が殆ど全てペドフィリアという、違う意味で突っ
込みどころが多い作品なのですが、知っておられるでしょうか?
ホラー物限定というのであれば、バンプレスト社から発売された
『学校であった怖い話』の次にやりこんだゲームと言えましょう。
タイムアタック、全ランクED制覇、シザーマンをおちょくる等、
ありとあらゆる危険なことを。あの、シザーマンの間抜けさぶりに、
笑いましたし恐怖もしました。私の青春の一つです。
――嫌な青春と突っ込まれそうですが、却下です。
しかし『デルフィニア戦記』の後にも幾つか作品が控えており、
いつ読めるか分からない状況。というか良い加減に『捻れ屋敷の利鈍』
も読まなくてはなあ(汗
で、今日は例のSSの続きをアップしました。ここまでで約3分の2。
最も懸命な人は、ここまでで犯人の正体が分かったと思います(お
――そういう人は、これからも事件が続くことをじれったいと思うかも
しれませんが、何とか我慢して下さい。
三月九日 晴
『プログラムに向き合うということは数学と向き合うということだ』
どっかで聞いた言葉――ですが、未だに私の中ではプログラムを
組む時の金科玉条となっています――良い言葉。
今日は午前2時から午後5時まで、ずっと寝てました――。
私は年に1、2度くらいですが、睡眠がコントロールできずに、
こんこんと眠ることがあるようです。普段の睡眠時間の4倍も寝たせ
いか、起きた直後は気だるかったのですが、まるで体が羽根のように
軽いです。花粉で鼻もむずむずしません。
どうやら、花粉症が睡眠不足によって悪化するというのも、あながち
嘘ではないよう――。ただ、凄まじいまでに時間を無駄にした気がして、
後悔する感情もひしひしと。
今日は――というか昨日ですが『新フォーチュンクエスト』の第八巻
を買いました。待っていたクエスト・エピソード3です。私が高校の時、
貪るように読んでから7年も経つのかとしみじみ思いながら即効で読み
ました。
このシリーズ、相当書きたかったのでしょうか――何か、作者が喜んで
書いてるのが目に浮かぶようでした。思い悩むということも時には必要です
が、やっぱりこのように和気藹々と冒険している姿が、好きなんだなと――
改めて思い出させてくれました。続きは一年後かあ――あそこで一年もひっ
ぱるというのは、蛇の生殺しというやつではないでしょうか(謎
でも、私がクリスティにはまったのもフォーチュンクエストのシリーズが
下地にあったからというのはほぼ、間違いないと今では思ってます。ジャンル
は違いますが、雰囲気は凄く似てますし――何より、細かい部分の懲りようや
世界観の綿密な作り方に共通項を感じます。
さて――。昨日は一寸、衝撃の事実を知りました。
今回の安楽椅子探偵は――。
オフィシャルのページが使い難いのと、前回は全国放送だったので、今回も
放映されるものだと勘違いしておりました。この憤懣、どこにどのやうにして、
ぶつければ良いものか――。
――これから、テレビ番組放映欄もきちんとチェックしなければいけないな
と、切に思った今日この頃でした。
悔しいので、とっておきの別ネタを披露します。
『月姫』のキャラで『逆転裁判』をやるという、凄まじいネタです。
タイトルは『反転裁判』――まんまですね。サイトは下を参照。
インタフェースは改良中とのことですが、あのはちゃめちゃな雰囲気は
かなり再現されてるかと。体験版もDLできるとのことで、逆転裁判と月姫の
両方をやったことのある人なら『笑え』ます。
――しかし、そんな人が私の他にそこまでいるのかどうか、ちょっと疑問
であったりもするのですが(笑
三月八日 快晴
『天罰が下るよ』
XXX−少年の呪いの言葉です(冷汗
こんばんは、あくの強い芸人気質な仮面の男です。
今日は目が痒いくらいの青空です。
私が何か、悪いことをしたでしょうか(涙
さて――。昨日の記録と掲示板の発言を受けて、もう少し執拗に同じ誕生
日の有名人を探してみました。流石に、芸人ばかりでは身が詰まりますので。
で、掲示板の情報に曰く――。
辺りが該当者らしいです。ユースケ・サンタマリアは私、密かにお気に入り
の方なのです。椎名へきるは――声優で、すごいよマサルさんが物凄く好きな、
御方ですよねっ(お
他には――。
のお二方を発見しました。
野宮真貴は『Pizzicart Five』というアーティストのヴォーカリストさん。
クロス探偵物語の主題歌『大都会交響曲』を歌っている方と知り、少し驚き。
岡村明美は声優さん。私は『ONE PIECE』のナミの声役ということでこの人
を知っていました。
――どうやら、あくの強い芸人ばかりではなさそうで一安心。
勝俣州和、林家こん平、ユースケ・サンタマリア、椎名へきる――。
同じものはないが、強い芸人気質という点で共通したものがあるので、
私もそういう星の元に生まれたのかと、思わず戦々恐々としてしまい
ました。しかし、恐怖はようやく去ったのでした。
今日は、アレの14巻を読了。あと残すは4巻――早い、早い(汗
ここまで長い話を、このペースを保って読んだことなんて今までにない
ことです――。
明日は休日なのでひきこもり御仁です――或いは目の保養にもう一度、
ロード・オブ・ザ・リングを見に行くかもしれません。
花粉は恐いけえのう――外出最小限じゃあ。
三月七日 曇
『おにぎりをあたたためましょうか』
コンビニの新人店員が、うっかり舌を滑らせて言った棚ぼたな迷言。
これからコンビニでバイトしようと考えている人は、我知らずして北斗の拳の
主人公の物まねをしてしまわないよう、十分に気をつけるべきでしょう(お
さて――。
今日は例の13巻を読みました。それで思ったのはこの話、戦記ではない部分の
方が楽しいですね(暴言
今まで積み重ねたものもあるのでしょうが、登場人物だけのどたばた劇で、
ここまで面白いのも凄いなっと思ったりしました。明日は14巻の予定です。
明日は『Trick2』に『安楽椅子探偵とUFOの夜』の豪華ミステリィ二本立て
です――テレ朝よっ、この日をありがとう(落涙
話は変わりまして、私ももうすぐ一つ年を取ります。つまり、誕生日という
わけです。自己紹介に魚座と書いてあるので、この時分だとお気付きの方も多い
かもしれません――今月の12日で23になるのですが、未だに映画館に行くと、
学生さんですか? とか、高校生ですか? と聞かれるのは、ぜひとも勘弁して
貰いたいものです(大泣
で、Web上なら簡単に調べられると思って某林家さん風に同じ誕生日の人を
探してみました。
そして、とあるサイトで発見した3月12日生まれ。
―――。
――。
―。
三月六日 雨後曇
『Windows2000のメモ帳はCtrl+Sが利く』
今まで、2000なんてぶるじょわじぃの使うOSだったので、この事実を私はごく
最近まで見逃しておりました(お しかも、容量制限がないらしいので、これなら
私もメモ帳でHTMLタグを打っていたかも。兎に角、Win95直系のOSに付属している
メモ帳は恐ろしく使い辛いですから。
ただ、やっぱりこれでもMS様の付属品よりは良いフリィのエディタがごろごろ
しているのですから、それらを導入した方が遥かに生産性が高いとは思うのですが。
基本的に、MS様には頼らない方が上手く行くものです、そうよそうなのよ(苦笑
さて、今日は例の本の12巻を読みました。今週末には14巻まで読みきる予定
です、例の本。本当、一日一冊でも全く苦になりませんね、この例の本は――すい
ません、くどすぎですね。デルフィニア戦記です。
――ただ、こうしてミステリィから離れたものばかり読んでいて気付いたことが
あります。私はやっぱり、ミステリィにしてもファンタジィにしてもSFにしても、
折目正しい堂にいった話を好む傾向にあるのだなということです。デルフィニア戦記
を折目正しいと言うと少し語弊があるかもしれませんが、少なくともファンタジィの
王道系であることには変わりない訳です。
――過去、現代を問わず優れた作品を読んでいると、如何に古臭い表現とか、
使いまわされた台詞とか、枯れた文章等と簡単に批判できる人間の浅墓なことか、
と思います。それは逆説的に言えば使い回されるほどに良いものを全く無視してい
るということ。これほど、勿体無いこともないのではないでしょうか。
そういうものを齟齬にせず、かつ新しいものを積極的に取り入れる強い姿勢――
古今東西、良い物語というのはそうやって紡がれていくものなのかもしれま
せん。日本で、閉鎖空間型本格推理系は既に欧米では時代遅れという知ったか
ぶりの評論家の定説を覆し、その新たな息吹を注いだという例があるように。
――何か、随分と偏った例というのは置いておいて(お
古くても、真に優れたものは幾らでも蘇る。愚かだと言われても、少なくとも
私はそういうものを信じてみたいと思っているのです。
で、趣味の文章を書くにも公用の資料を書くにも小ずるい逃げの小技ばかり使う
私は、駄目人間だあと強く思ってしまうのでした。
某人造人間搭乗者鬱癖物語の主人公の台詞のように――。
逃げちゃ駄目だというのは、案外難しいものですっ(力説
三月五日 曇
『カレーパンマンの振舞うカレーを食べる奴は、想像力が欠落している』
先日、パソコンとか云々の関係で母や妹と会話した時に達した結論。
お前らは家族揃ってロクな話をしないとかは、言わないこと。
今日は11巻を読了しました。何がと聞く人は前日と前前日の記録参照の事。
今日は、少し鼻が楽だったので気分が良いです――というか、花粉の度合い
で機嫌が変わるというのも癪なのですが、事実なので仕方がないと諦めておりま
す。春の私は少々気分屋の妖精なのです。ちなみに何の妖精かと言えば、まごう
ことなくグレムリン(第一次世界大戦中に囁かれた、機械に悪戯をする妖精のこ
と、TIPSの一つとして)です。
どうも、私は直接・間接共に原因はない筈なのに、機械部品が初っ端から壊れ
ていたり、明らかに不良品だったりする確率が高いです。そのことで、会社の同僚
や先輩からは『日ごろの行いが悪い』『機械に嫌われている』と散々な言われ方を
されます。
確かに小さい頃は、炉端に捨ててある電子機器を分解して集積回路のピンを、
折ったり踏みつけたり、そして壊れかけの目覚し時計を分解して悦に耽っていた
ことはあるのですが――まさか、その反動が今になって表れたのか(怯
今度、電子機器の供養祭でもあったら参加しておくが吉かも知れません。
例の映画の感想は、ようやく
この辺り
で見つけました。私が頻繁に巡回してる
サイトの中では、見る確率が一番高いだろうなあと密かに期待していたのですが、
山が当たったようです。うちのサイトの掲示板でも、相手をしてくれる方が一人、
いてくれたので、欲求不満もようやく収まりました――但し、今の所(お
見ると皆様、大概は手放しで絶賛のようでした。
ちなみに、原作を読んでますと書き込みがあったのを思い出して言ってみた
サイトは全部、まだ見てない様子でした――ふみゅ。
ちなみに、妙に固有名詞をぼかしているなという突っ込みには、あまり迷い子
が訪れないようにとの配慮からです。何を今更と思われるかもしれませんが(笑
三月四日 晴
『赤い方がいいじゃないか』
ふと電車の広告で見た、どでかい宣伝文句。これだけ読むと、某照準狂い赤系
ゲームの最新作の煽りにも見えてしまうのがあら不思議(お
さて、幻想水滸伝の新作が延期になった私はすっかりやさぐれております。
これはまだ、アスカをどっぷり続けよという啓示かもしれません。とはいえ、
星華の大筒の余りにもお粗末過ぎるバランスにげんなりしてやる気出ません。
どうせ、装備が強いんだから幾ら強い敵を適当に配置してようが構わないと
いう意図が感じられてたまりません。まあ、時間はまだあるしゆっくりと。
で、平日に戻ったので再び『デルフィニア戦記』に走っています。現在は
十巻を読了、多分週末までは一日一冊ペースを保てるでしょう。『魔法飛行』
は、少し間を置いてということになりますか――。
まあ、こういう話すべきことも特にはない一日に戻った訳でした。
というかたまに、何も更新してないのにヒット数が跳ね上がるのは
何故かと思いましたが今回は『ロード・オブ・ザ・リング』で引っ掛かった
気がします。大手ニュースサイトで特集が組まれている故、確率が上がって
いるのでしょうね――何か、詐欺を働いているみたいで心苦しいです(苦笑
しかし、同趣向のサイトで映画を見た人がこうもいないと寂しいです。
語る人が誰も居ないというのが、これほど悔しいと思ったのも初めてかも
しれません。しかし、ここで薦めても誰も信じちゃくれません。
こういう時、心底、自分が嫌になりますね。
誰にも信じて貰えない自分が。名探偵に薔薇をも結局、読んで貰えたのは
一人だけでしたし。説得力のない評論しかできない自分が恨めしい、畜生。
三月三日 曇
『本音の裏返しは建前だが、建前を裏返しても本音にはならない』
うちの父さんが述べてくれた、含蓄のある言葉です。
酒に酔ってないと、こういう訓示を惜しげなく披露する時もあるのですが。
建前の裏には本音も書いてあるが、基本的には更なる建前が書いてあること
が殆どだという意味だそうです。
今日は『ロード・オブ・ザ・リング』のサントラを聴いて過ごしてます。
後はアスカをひたすら――花粉症なので引きこもりなのです。外に出たのは、
壊れた目覚し時計(鳴りっ放しではなく鳴らなくなりました、念の為)の代替
を買いに外へ出た時くらいです。
目覚ましが鳴らないということは、自分の起きる力を信じるということ。これ
ほど、あてにならないものもないので、即座に買い換えました。
さて――アスカです。
リーバの試練は簡単に越えました。一回、オヤジ戦車がクラスチェンジして
リュー・パラディン・ロード・イッテツ戦車になった時は流石に焦りましたし、
キグニ族の種を飲んでエレキ箱のモンスタを二体粛清した時には冷や汗が走り
ましたが、ボスには虎の子のナシャーガの箱をぶつけて数ターンで終了。油断
さえしなければ、7つの試練のうちでは一番、簡単かと。
で、今は七つの試練を越えて星華の大筒に挑んでいます。勿論、仲間なん
て必要ありません。エレキ箱の方が余程、役に立ちますので(人間不信気味
やっと――ようやく、もう一歩というところでしょう。
『ロード・オブ――』は、私が知る限りの知り合いや系のサイトでは
見たという方を一件も見つかりませんでした。結構、ファンタジィものを読書
のラインナップに掲げている方が多いので、見に行かれた方も多いと思ったの
ですが――残念。
私は来週、時間があればもう一度――今度は字幕版で見に行くつもりです。
この映画から受けたものが大き過ぎて、一度ではとても満足できそうにないか
らというのもありますが、声の差とかそこに表れる間の取り方の差なども比べ
てみたいと思う気持ちがあるからです。
で、話は変わって――。
妹が専門学校に通うため、日本第二の都市に移住する予定だそうです。で、母に
大阪の住まいまで出向いてPCの設定をしてやれと頼まれました。これは、
自費で大阪まで出向けという、暗黙の命令です。母は基本的に優しいと信じてい
ますが、この時ばかりは鬼だと思いました、ええ。
となるとこちらも見返りが欲しいのと、4月7日に尋ねたいところがあるのと
で、一日だけ宿としてその住まいを挑発することに成功しました。この日、京都で
会いたい人が何人かいるんですとの訴えが許可されたので――。
4月6日と7日は、大阪と京都に出現することになりそうです。6日は大阪で
妹のPCの見立てと設定、7日は京都のRM3の方にちょこっと。
この時までに、花粉も少しは収まってると良いなあ――というか収まれ(命令形
三月二日 曇
『大丈夫という言葉はまず、その信頼性を疑うべきだろう』
日本はこの言葉を吐いて、予想以上に無理する人が多過ぎます。私と
しては辛い時に無理に意地を張るよりかは、辛いから余り力がでないかも
しれないが、支えてくれと言って貰える方が良いです。私はいちいち人の
心の奥まで汲み取って何かできるような深慮も優しさもありませんから、
なおのことなのです。
さて――。今日は予告通り『ロード・オブ・ザ・リング』を見に行き
ました。朝一番と言ってましたが、どうも目覚ましを無意識に止めていた
ようで、目覚めると11時半。目標は朝二番に変更になりました。
で、丁度あと十分と間が良かったので吹替え版の方を鑑賞することに。
鼻が少々出ますが、我慢して着席。
三時間後――。
涙で目の前が見えません。
ラストのXXXXがXXXXするシーンとか、XXXをXXが追いかけ
るシーンとか――。最後の方はもう、私は泣きどおしでした。伏字にしたの
は、とにかくもう、一度見てから確かめろというほかないから。
兎に角、ここまで映像と音楽とが混然一体となった素晴らしい作品を、
私は他に知りません。これまで、名作と呼ばれる映画をそれこそ山のように
見てきた――それらが全て霞む程に。
序盤のホビット庄の平和な雰囲気、中盤黒の乗者たちの執拗な追跡劇、
旅の仲間の集結から、モリア坑道の激闘、ロスロリアンの神秘、そして一時
閉幕となるラスト。息つく暇もないくらい、あっという間に三時間が過ぎて
いて、気付くと終わっているというか。
特に黒の乗者が追いかけてくるシーンは、夢に出そうな程に迫力があり
ました。追い詰められていく様子が手にとるようにわかるという点で、映像
というのは強みがあるのだなと思うこと頻り。結末が分かっていても思わず
息を飲んでしまいました。
音楽も映像にピタリと合うものを常に使っており、クァイア混じりの曲
が多いものの凄く堂にいったフル・オーケストラ。これは絶対、サントラで
聴いてみたいと思い、直ぐに買いました。こういう衝動が沸いたのは幻想水
滸伝2とオウガバトル64以来ですから余程、稀有なことだと思います。ただ
これらの曲ってどれも本格的なオーケストラ楽曲なのですよね。
私、案外こういうタイプに弱いようです。様々な楽器がまとまりを持っ
て奏でられる、そんな音楽が。元々、私の耳は分解能が低いので一つずつの
楽器の音に分解するというのは苦手ですが、聴いてるだけで楽しいです。
今もサントラより『The Black Rider』を聴きながら書いてます。この
前半はまるで子馬の駈けるような雰囲気から一転、後半部は今にも黒の乗者
が迫ってくる感じがするところのコントラストが良いです。
これまでより上がプラスの点、ここから下がちょっとマイナスとなった
点です。
一度、原作を読んでいる者として『ここは端折るべきところではない』と
思うシーンも幾つかありましたし、私が結構好きなトム・ボンパディルという
老人が出てこなかったのは残念でしたが、追加されたシーンも蛇足というべき
点はなかったように思えます。特にアラゴルンとアルウェンの種族を超えた愛
情という点に関しては、かなりのシーンが割かれていたと思われます。
ただあのシーンは、三部作という枠組ではなく『指輪物語』という一つの
物語を紡ぐという点であれば恐らく必要になる筈です。アラゴルンとアルウェ
ンのXXが指輪物語全編から見て明らかに浮いてしまってましたから。ただ馳
夫が韋駄天、ゴクリがゴラムと呼ばれているのだけは絶対、納得できないなあ
――とは思いましたが。
ただ、全体からすればどれも些細な点です。最初も言いましたが、こんな
素晴らしい映画、私は他に見たことがありません。映画、ファンタジィ、指輪
物語のファンのどれか一つでも当て嵌まるなら是非とも見に行くべきです。
物語の、映像の、音楽の王道を行くことでここまで素晴らしい作品を作れる
のか、きっと目の当たりにすることでしょう。本当、最高でしたよ。
勿論、第二作・第三作も万難を排して見に行きます、絶対に。
で、興奮さながら帰る足取りで『デルフィニア戦記』の10巻から18
巻を見事に独占してしまったのでした。これで都合、約十日分の読書の
糧を手に入れた訳です、あっはっはっは。
Trick2に関しては――何を言えば良いんだろう。一週間遅れで放映
している所もあって迂闊なことは述べられないのですが、とりあえず御告
者様のあの格好と容姿はまずいと思います(汗
その辺りだけなら人面タクシー編後の予告で出ているからばらしても
よいだろうと。あれは、今巷で噂の少年魔法使いXXー・XXXー少年そ
っくりです(大笑 ナウシカネタといい六ツ墓村といいパロディ好きだな、
あの監督は。
アスカはやっとギトーの試練を越えました。残すはリーバの試練のみ。
いや、五階までに白銀マムルを三匹狩れたのですから、勝ったも同然ですね。
とはいえ、十五階で降りたところがモンスタハウスだったことが二階、調子
に乗って黄金マムルに挑んで一度撃沈と、あのダンジョンには良い思いでが
ありません。よって余程のことがない限りはもう、潜らないと。総回数、
おおよそ23の大苦戦でした。
ちなみにカカ・ルーとクロンはどちらも二度で越えました。私は根が陰険
なのか、罠を仕掛けるのは案外、得意っぽいみたいです。腐ったおにぎりを地
雷で焼けることに気付けば、楽勝でいけますね。後者は仲間に依存(笑
ともあれ、ようやく神器のコンプリート――果ては剛久さんやまてつや
さんのところで名前が出ている白蛇島へもいけそうです。長い道程でした。
ちなみに甲賀の隠れ穴には潜りたくないです。装備が強いだけで良い、
タイプのダンジョンは不思議のダンジョンの本質から外れていると思って
いますから。逆に押しなべて運と、知力と泥棒に全てを賭けられるもっと
不思議系のダンジョンが大好きですっ。ただ、すぐに盗むのでしょっちゅ
うボコられるのですが(お
ある意味、鮮やかに泥棒をで生きている私なのでした。
というか毎回、思うのですがここほどサイトのメインと雑記が途絶関係
にあるところも珍しいなと悩む今日この頃です。後期クイーン問題ではない
ですが、メインと全然関係ないことばかり書き綴って良いのかと、結構真剣
に考えているのです。まあ、日常生活には影響ない位、ほんの僅かですが。
――第一、後期クイーン問題だって名前も意味もここに来る人の大半は
分からない気が(汗
支離滅裂になって来たので、今日はこの辺りで。
三月一日 晴
『世界は花粉で満ちている』
ようやく私は気付いたのだ。
オール・イズ・フール・オブ・ポレン。
世界は花粉で満ち溢れているということに。
――こんばんは、さりげなく殆どの人にはわからないネタを振りまく
ことを忘れない仮面の男です。
電車で本を読んでいても、仕事をしていてもくしゃみが全然止まりません。
同僚からは、水分が出尽くすのではないかとさえ、心配される始末。どうや
ら明日から、外出する場合はティッシュ箱持って歩かないといけないみたい
です。ポケットティッシュでは全然、足りません。
しかも、ひっきりなしにくしゃみをしている私に『だけ』ティッシュを
配ることをあからさまに避けられました。そのときばかりは、ちょっとばか
し殺意が生まれました。私は決して、あからさまにティッシュを受け取りに
行ったわけではありません。期待はしましたが、男女訳隔てなく配っていた
のに、私だけ無視です。嗚呼、冷たいのう、よよよ(泣
と、愚痴ったところで少しばかり訂正。以前、花粉症にマスクをしても
全く意味がないと言いましたが、それは『市販の風邪用のマスク』であり、
最近は花粉症用に特殊加工されたマスクも売っており、そういうものは花粉
を結構、弾いてくれるらしいです。マスクの隙間に濡らしたガーゼを挟んで
おくと、尚のこと良しだそうです。
それを素直に実行して、尚且つくしゃみが止まらないのですから私の花粉
症も筋金入りなのかもしれません。以前、地元の病院でアレルゲンの特定検査
を受けた時、杉花粉でレベル5という最悪の記録を残したのは、伊達ではあり
ませんということでしょうか。
他にもブタクサやヒノキ、イネでも高いレベルを保っていた私は、アメリカ
に行ってもイギリスに行っても花粉の悪夢からは逃れられないでしょう(お
さて――。この花粉症、ルーツは約180年前、英国で農夫が稲系の枯れ草に
触って(正確には花粉を浴びてですが)咳やくしゃみが止まらないというのが、
始まりだったみたいです。だから、花粉が原因と特定されるまでは枯れ草に触っ
たために起きる病で『枯草熱』と称されていたそうです。
『枯草熱』と聞くと、私等は例のクリスティの名作『鏡は横にひびわれて』
を思い出してしまいます。英国の『枯草熱』の原因となるイネ科植物、米国で
野生に生えているブタクサ、そして日本のスギ――これらは世界三代花粉症と
呼ばれているくらい、花粉症を生み出しています。
米国では十人に一人、日本は五人に一人が花粉症です。英国でも二十人に
一人くらい――こう書くと、如何に日本のスギは厄介かということが、目に見
えて分かるようで、泣けてきます。いや、目が痒くて実際に泣いています。
――良いことを、考えましょう。Operaの日本語正式対応版が出ました。
最初から日本語を使うことを意識して作られたためか、今までメタタイプの
記述を怠っているページのコード自動検出が遅いのがほぼレスポンスなしで
実行され、表示も明らかに今までより速い。恐らく多言語使用に正式対応し
た故の高速化だと思われますが、もし私のように日本語パッチを当てて
まで使っているコアな方がいられたら、アップグレードしてしまうが吉です。
ポップアップも以前に教えて頂いたDonutR以上に封殺(Tripodの広告も
完全に封印できます)できるので、重宝してます。まあ、トップからメイン
に飛ぶのにAタグではなくわざわざwindow.openなんて代物を使う奇特で、
尚且つ人のブラウズ環境など何も気にしない、というページには入れません
が、そういうサイトには入れなくても大した情報量は得られないでしょう。
最近はポップアップ抑止機能を持ったタグブラウザも徐々に広まって
来ていますし、昨日も言いましたがJavaScriptは、どうしてもという時
の最後の手段、しかも互換に大いに気を遣ってというのが鉄則です。少な
くとも私は、経験則によってそう確信しましたから。
まあ、JavaScriptはどうでも良いのですがCSSも互換性を気にすると
記述が結構難しかったりします。こっちも鬼門なんですよね、ブラウザに
依らない表示環境作成には。
こっちの、レイアウトを明確に分離してタグから色や幅、アラインを
示す属性を廃止するという方向性は、個人的に凄く賛同しているのですが
非互換を警戒して私のサイトデザインは凄く無難で無骨です。文章系
でレイアウトを崩すようなデザインというのもアレなので、それが丁度良
いのかもしれませんが。
どのブラウザにも普遍で見易く惚れ惚れするような格好良いサイトを
作るというのは、簡単に記述できるというHTMLの特性とは裏腹に、相当な
知識量が必要になります。私も――もう少ししたら、それを否が応でも、
取得しなければならなくなるのです(汗
さて――。長くなったので今日はあと二つ。現在、魔法飛行は半分ほど
読んでいます。明日には読み通せるとして、その日は朝一番で『ロード・
オブ・ザ・リング』の鑑賞に、その足でデルフィニア戦記の残りを買占め
てから、引きこもります。
もう一つはTOPの一言日記の言葉通りです。幻想水滸伝3が七月に延期。
とほほ、これのためにPS2を買うつもりだったのですが、延期決定です。
では、私はTRICK2をみるため、今日はここまでです。