それはたった700年後の、未来の幻想郷――
幻影都市の亡霊 扉絵

あらすじ

 その冬、幻想郷には不思議な現象が発生していた。いずこから大量の霧が出現し、空と大地を覆い隠し始めたのだ。

 それから間もなく夜霧に潜んで姿を表す殺人鬼が噂されるようになった。戒厳令が敷かれ、皆が家に閉じこもるしかなく、ネットには情報が乱立する。殺人鬼は切り裂きジャックという名を与えられ、恐怖の対象となりつつあった。

 そんな折、霊夢のもとに一通のメールが届けられる。

 差出人は十六夜咲夜。

 その手紙には霧を生み出す元凶が紅魔館に住むレミリア・スカーレットという名の吸血鬼であることが書かれていた。

 あからさまな怪文書に訝しみながら調査を始めた霊夢はその過程で十六夜咲夜が過去の人間であること、七百年もの昔に紅い霧が幻想郷を覆う異変が発生していたことを知る。

 その元凶の名もレミリア・スカーレット。

 もしや長く影に潜み続けて来た彼女が再び表舞台に立ち、新たな悪事を始めたのか。 それを確かめるため霊夢は霧立ちこめる湖、そしてその先にある紅魔館へと向かう。

 原作の遥か未来、現代に似た文明とともに歩みを続ける幻想郷を舞台に、霊夢の名を継いだ博麗が新たな異変に挑む。

《ロング・ノヴェル》に連載中の遠未来幻想冒険譚、シリーズ第一弾。

2XXX年の幻想少女とは?

 2000年前後の科学や技術が限定的に解放された、遥か遠い未来の幻想郷を舞台にした東方二次創作のシリーズもの作品です。

 霊夢の名前を継いだ博麗の巫女や、稗田の15代目の乙女が未来だからこそ起こる事件、機械が隆盛を誇りつつある時代だからこそ訪れる幻想や異変を相手にすることになります。

 ロング・ノヴェルのサイトに連載されており、都度更新中ですので今からでも興味を持たれた方がおりましたら、また書籍版を読んでいただき続きの気になる方がおられましたら、サイトを訪ねていただけると嬉しいです。

新刊情報

著書名
2XXX年の幻想少女・1 幻影都市の亡霊
判型/ページ数
文庫判/268ページ
頒布価格
会場:¥1000、書店委託:¥1500
頒布イベント
博麗神社例大祭14
頒布場所
東2ホール H20a 「La Mort Rouge」
本文
仮面の男 - WebSite | Twitter
装画
EO - Twitter | Pixiv
帯・解説
水之江めがね - WebSite | Twitter
サンプルページ
特設サイトで全十章中の三章まで公開しています。
それ以降も気になった方はロング・ノヴェルの連載ページに、行こう! 続きも読めるよ!
店舗委託
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