頒布日時 | 2009年3月8日 |
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スペース | 東地区4ホール ぬ-20b |
題名 | 『境界上の絆(下) 〜Circles and circles〜』 |
内容 | 東方風神録の守矢神社組メインSS |
書いている人 | 仮面の男 (文章サンプル) |
表紙 | 藤津明 |
サイズ/ページ数 | A6(文庫サイズ)/284ページ |
頒布価格 | 1,000円 |
一時期非常にやばい状態ともなりましたが、何とか『境界上の絆』の下巻を出すことができました。今回もかなり――シーンによっては上巻以上に文字密度の高い内容となっておりますが、勢いや読みやすさにも拘ったつもりなので、怖がらずに手を取って頂けると幸いです。
と、これだけでは素っ気ないので以下はネタバレにならない程度で少しだけ作品の解説を概要を。いわゆるあらすじがわりというものですね。
今回、本当にとっちらかった内容となっておりますが、主要として語りたかったことは大別して三つあります。三つ目のテーマは語るだけでネタバレとなってしまうので詳しくは言葉にできないのですが――。
一つ目は『早苗と諏訪子の関係性』についてです。守矢神社の面々を主とした二次創作を見ると、この一人一柱は最初から仲の良い場合が殆どなのですが、しかし諏訪子は早苗の生きているほとんどの時間を眠りに費やしており、下手をすれば幻想郷入りするまで会ったことすらない間柄だったかもしれません。それが遠い血族だというだけで、すぐにでも打ち解けたりするものなのか。ましてや諏訪子は早苗にそのことを話そうとしていません。その辺りを鑑みて早苗と諏訪子の関係性をもう少し深く描写することを試みました。
二つ目は『人間と妖怪、あるいは神の関係性』についてです。これは前作『蜃気楼の街』でもいくつかの考察を示したのですが、本作では更に考察を拡充しております。文章サンプルにある『闇の左手』も考察の一つを成しています。
三つ目は『早苗って幻想郷で生きていけるの?』ということです。
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何だか五ボスを張ったキャラに対する失礼な物言いがあったかもしれませんが、これら三つについて上手く書けていたら良いなと思います。あとはサブタイトルに使った作品面白いので一人でも多くの人が興味を持ちますようにとか、そんなところでしょうか(笑