今年も当サイト、ならびに当ブログを宜しくお願いします。五日の夜にする挨拶ではないのですが、年始のけじめということで大目に見て頂けると幸いです。
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今年の当サイトの目標ですが、さぼりがちだった感想系のコンテンツをもう少し充実させる予定です。動画サイトの閲覧時間を半分にすれば達成可能なはず――というか最近なあなあに閲覧し過ぎなので流石に制限をつけなければいけません。
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ちなみにタイトルは誤字にあらず――と数年前までならば補足する必要もなかったのでしょうが、今は必要なのでしょうね。ONEのみさき先輩(29にもなって先輩もない気はしますけれど)は今でも私にとって、色々な意味で原点だったりします。特に強さというものを描くときは。
そいや、去年はONEが発売されて十周年だとたった今、気付きました。そのスルーは酷くないかと言われそうですが、だが待って欲しい。私はPS版でONEを知った人間なので、もう少し遅い印象があるんですよ。正確には1999年の夏――えっと、妹に勧められてプレイしました。伏見つかさの某著作を読んだときの、私の居たたまれなさを、この事実をもって想起するが良いよ!
閑話休題。で、最初のルートがみさき先輩だったんですよね。仕方ないよね。転ぶしかないじゃないか! そんなわけで、今年は仮面の男さん本格オタデビュー十周年なのでした。いまこのくだりを書いてそこはかとない虚脱感を覚えもしましたが、それでも私は元気です。
同制作者繋がりですが、今年はKeyが発足して、それすなわちKanonが発売されて十周年――ということになります。正直、何も考えていないけれど、何かやらなければいけないとは思う。
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話は変わりまして、年末年始は大体いつも通り、実家に帰省していました。Wiiを持ち帰り『428』と、VCからDLした『ランドストーカー』を交互にプレイする日々を概ね過ごしました。後者はもう4度目か5度目のクリアだと思いますが、ほぼ10年のブランクがあって操作勘が殆ど失われていなかった。どれだけ若き頃の脳髄に刻み込んだんだよという。かつて苦戦した記憶のあるところでほぼ詰まらなかったので、おそらく更に腕前が上達してる。
428についてはまた語る機会もありましょう。街の『それぞれの人生が互いに干渉し合いながら、それぞれに帰結していく』稀有は存在しませんでしたが、代わりに『それぞれの人生が大きな一つの並に帰結していく』凄みを感じました。街の散漫さをこの上なく愛しているという人にとっては少し物足りないかもしれませんが、情報を小出しにしつつ常に読み手の興味を惹きつけ、ぐいと放さぬままラストまで一気に突き進むさまは、米国のドラマにも負けず劣らずでした。いや、まさか日本にジェフリー・ディーヴァー張りの濃厚サスペンスを綴る才能がいるとは思わなかったよ。
大丈夫? のレビューで逆に不安視しているかもしれませんが、過去何度もしつこいくらい街好きを公言し、続きを切望し、時代は違えど発売された続編らしいタイトルに『なまなかなものを作ったらフリスビーにする』と第二ボタンの誓いを秘めていた私を、熱狂的にさせるだけの魅力があるということから、この作品の良さを感じ取って頂けると幸いでありますというかWii持ってる人間は皆買えば良いと思うよ。