参加された皆様、お疲れ様でした。
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懸念されていた雨も、重く垂れ込めた雲から落ちることはなく、また会場の広さもあってさしもの混雑もなかったようで。割合穏やかに終わったイベントでした。バタバタと走っていく人たち、走っているのと同じくらいの早足で危なっかしく進んでいく人たちなど、入場直後こそマナーの悪い人間は散見されましたが、前回目撃したそれ以外の無法行為は、私が見る限り鳴りを潜めていたように思えます。徹夜行為はそれなりにあったみたいですが、上手くペナルティをつけたことで次回以降、いなくなってくれることを祈りたいものです。徹夜組は『警察や警備員とのトラブル』『近隣住人とのトラブル』『徹夜組を狙った犯罪』とイベント開催一発アウトになる要素が満載ですからね。
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固い話はこれくらいにして。以後はよしなしと当日のことを。
前日の夜に服用した抗ヒスタミン剤のお陰で、私の鼻はご機嫌でした。しかしそこはかとなく眠い上に、喉が少し詰まる感じ。ちょっと不安。
舞浜をループすることなく、無事目的地に到着。サークル手伝いに招聘したじんぐの人と合流し会場へ。下巻が無事届いていることを確認し、それからさらりと設営。そろそろテーブルマットの皺が本格的に気になりだしてきた。
特に凝ったディスプレイもなく、小説本四冊を並べるだけなので、設営は十分ほどで終わりました。サークルチェックや雑談に勤しんでいると、隣のスペースに巡回スタッフが。よし、見本誌渡そうと待ち受けていたら、怖ろしいくらい華麗にスルーされました。ちょっと待って! 寧ろさっきまで話しかけていた隣こそ準備できてなかったですよね? なのにどうしてうちを華麗にスルーするのですか? そして数スペース先のサークルに笑顔で挨拶するスタッフ。
「あのスルーはなに?」「見事なスルーだった」「どうしよう」「直接受付に届けたほうが良いんじゃね?」「うーん、でも封筒にできるだけ巡回スタッフに渡してって書いてるし……待ってみる」
その後、巡回スタッフが現れることはなかった……。
9時30分前に届けに行きました。イベントスタッフが大変な仕事だということは分かるのですが、あの行動は本当に訳が分からなかった。
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遡ることしばし、本家のスタッフがやって来ました。いつもと登場時期が違ったので訊ねてみると『これだけサークルの数が増えたら(配るタイミングが)事前しかない』とのこと。さもありなんと思いました。ご苦労様です。
スペースや通路を広く取ってあるので風通しがよくちょっと寒いなあとそんなことを話しているうちに開会時間となりました。よってそれぞれの戦場に。
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ようやくここからが本題。
今回、こちらが予想していた以上に多くの方に訪れて頂くことができまして、本当にありがとうございました。半ば予想はしていましたが、冬に出した上巻と今回の下巻が並んでいるだけでかなりのディスプレイ効果がありました。初見の方が興味を持ち、手にとってくださることも多かったように思います。問題は中身を読んで満足してもらえるかなのですが、これだけはなんとも言えません。
喉の調子の悪いのがそこはかとなく悪化してひっきりなしに咳をしていて、もしかしたら不快に思われた方もいるかもしれません。花粉から来るものでして、これだけはいかんともしようがなく。申し訳ないとしか言えないです。
あともう一つ、上巻の持ち込み数を見誤ってしまい、14時前に全捌けしてしまいまして。上巻を持っていない方でごめんなさいしなければいけなかった方が何人かいたのが悔やまれます。もう10部余分に持ち込んでいれば……この手の見込みはいつまで経っても慣れません。
と、いくつかの反省点もありますが既刊も概ね捌けまして、新刊も思っていた以上に手に取られていきました。個人的にはとても感触の良いサークル参加でありました。
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時間を前後して。12時過ぎに知り合いのところをぐるりと回ってきました。互いの原稿修羅場時の睡眠不足を語り合ったり、世知辛いことを語り合ったり、駿河城御前試合の題名パロディのゲームについてとか。あと鼠と竜のゲームの元ネタ分かる人がいた!
帰ってくるとじんぐの人がメロン積みを完成させておりました。やはしこのディスプレイは目を引くなあ、素敵だなあ。そんなことを考えていると、コミケですら会うことのできない方が訪ねてくれました。いや本当、今年は夏も会えると良いですねとそんなことを少しばかり話しました。少ししか話できなかったのが申し訳なかった。
あとずっと懸念というか物怖じして訪れることのできなかった方と今回、初めて話す機会を持てました。仮面の男さんは人見知りスキルがMAXに近いのでありがたいかつ、これも申し訳ないことでした。冬コミの時もまるきり同じことがあって、よくよくいかんなあとも思うのでした。
あと私の不在時にスネークがやって来て新刊を買っていきました。いつも宣伝して頂いてるのですから、せめて渡そうと思っていた矢先にこれだよ!
と、遭遇的にはこんな感じでしょうか。で、じんぐの人がコスプレスペースから戻ってきて――文コスが多かったらしく、文好きな私は心の中で少しだけ泣いた。そっちも回っとけば良かった――そろそろ撤収も視野に入れ始めたとき、妙に可愛らしげなアナウンスが。
これ注意事項ドラマで諏訪子の声を演じてた――とか思ってると物凄い身も蓋もないCDの宣伝っぷり。神様なのに物凄く自重していませんが、やはりとても可愛らしい声でした。注意事項ドラマの守矢神社組はどれもはまり声だと思うのデスヨ。
その後、追加の段ボールを買おうとして売り切れてて、少し動揺したりもしたのですが、よく考えれば段ボールなんてゴミ捨て場行けばいくらでも拾ってこれることに気付き、速攻GETしてことなきを得ました。
荷物も詰め終えてさて運ぼうとしたときが神様が二度目のアナウンスを始めました。やはり身も蓋もないけど可愛いんですよ畜生って感じでした。あのときはスルーしたんですけど、今から思えば記念CDは買っとけば良かった。
とまれ可愛い声にによによしながら荷物を宅配に出し、その帰り道で終了のアナウンスが。根拠は分からないのだけれど三本締めにて例大祭閉会となったのでした。風来のシレンのレベルアップ時を思い出して噴き出しそうになったのはここだけの秘密ですよ。
その後はどこかによる気力もなくそのまま帰宅しました。しばらく寝て、それから少しだけ体験版やって、また寝ました。抗ヒスタミン剤の眠気にはあらがえなかったので。
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以上、だらだらと書き下しただけですが会場の楽しい雰囲気を少しでも感じて頂ければ。最後に大事なことなので二度言いますがスペースに訪れて下さった皆様、本当にありがとうございました。