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そういや東野圭吾作品ってあまり読んでないなと、今更ながらドラマ原作品に手を出してみました。
第一弾と共に、平易な文章、探偵とワトソンの魅力的な関係（腐的な意味ではなくやおい的な意味と断っておきます）、突拍子もないで出しは惹きつけられるものの、そこから解決までのタメが全体的に足りてないような気がしました。最新科学との結びつけも、ただ使ってみた的なものが多い。何篇か上手く噛み合ってるものはあったんですけど『秘密』や『名探偵の掟』や『どちらかが彼女を殺した』で味わったような、作者の懐の深さはあまり感じませんでした。あまりミステリというジャンルが得手ではない、あるいは初めてに近い方にでしたら無条件に勧めるんですけどね。
ドラマは原作を上手く発展させた内容という話なので、そちらとも見比べてみたいところです。
