ムーミンを侮っていた

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月始めから『文学少女の新刊』→『遠い山なみの光』→『ムーミン谷の冬』→『ムーミンパパの思い出』と読んできたのですが、原作ムーミンのあまりの面白さにやや戸惑っているところです。主人公の優しさと、作者が憑り移ったかのような辛辣さのバランスが愉快で堪らない。以前に読んだ『――彗星』も『楽しい――』もそうだけれど、外れがありません。やはり世界に名だたる児童文学というのは、決して侮ってはいけないものなのですね。


で、現在早川書房刊『ポアンカレ予想』を概ね読み終えたところです。今日発売される『Q.E.D.』の新刊が、つい先年に証明された上の問題を扱っていると知ったので、以前ドキュメンタリィを観て興味を持ったこともあり、解説本を買ってみた次第。サイモン・シンほどではないけれど、予想からその証明に至るまでの歴史と、その過程で各偉人の残した業績やその暮らしぶりなどが詳細に記された、良い読み物でした。トポロジー的に男と女は別の物体だよね、みたいなことを頭に思い浮かべた仮面の男さんは本当に死ねば良いのにと思いましたね。


ゲームのほうですが『Rosenkreuzstilette』は一日目――十字架が倒せなくて終了、二日目――鎌でE缶を使いすぎてゼッペリン伯爵で詰みと、進んでいるのかそうでないのかわからない状況です。道中の難易度も大幅に上がっていますし、もう少しの間、ティウンティウンと試行錯誤を繰り返さねばならぬようです。

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