2008-09

小説

『時計仕掛けのオレンジ』[アントニイ・バージェス/早川epi文庫]

4151200525 私は数年前、スタンリー・キューブリックが映画化した同名作品を観て痺れた口なのですが、原作は最終章が抜け落ちているという話を聞き、ずっとスルーしていたのでした。ネットで読めるという情報は得ていたのですが、何というか画竜点...
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『九月は謎×謎修学旅行で暗号解読』[霧舎巧/講談社ノベルス]

4061824503 最早、自分自身でさえ何故読み続けているのか半ば分からないシリーズとなりつつあります。という冗談は半分ほどさておき。 この霧舎学園、金田一少年的ギミックたっぷりのミステリと恋愛ものを掛け合わせるというコンセプトで、十二ヶ...
小説

『復讐者の棺』[石崎幸二/講談社ノベルス]

4061826034 流石にもう出ないだろうなと思った頃に、平然とシリーズ新作を出す石崎幸二。そこに痺れ(ry そんなわけで、6年ぶりのユリ&ミリアシリーズ新作となる本著を読み終えたのですけれど、物凄くいつも通りの出来映え過ぎる。怖ろしいま...
小説

もう手遅れだ

デニス・ルヘイン『運命の日』は下巻を読み出して少しというところですが、相変わらず酷く重たい話を書きおる。シャッターアイランドは例外なのですが、この作家は『正義と法があてにならないなら、どう行動する?』ということがほぼ共通のテーマになっており...

文学少女の単語が出た時点でタブを閉じる日々

ここ数日はもう、ブログに文学少女の単語が出てきた時点でそのサイトのタブを閉じてます。最早生理反射といって差し支えないレベルです。 それならささりと読みなされと言われそうですが、私的にはデニス・ルヘインの新作が優先順位的に上なので仕方がないの...