ゲームをほぼ発売日に新品で買ったにも関わらず、エピソード1を終えて以降全く進展のなかったゼノサーガですが、数日前、エピソード2を某所にて動画学習しました。手を抜いたと言う莫れ、流石に幻水4とタメを張る作品に、素で手を出す気力はなかったのです。ごめんなさい……。
で、結論としてはそこまで言われているほど酷くはなかった……と信じ込みたい。邪神様を始めとするキャラ造詣の酷さ、梶浦曲以外のあまりにアレなメロディライン、シナリオの見せ方の拙さなど、突けば粗はいくらでも出てくるのですが、ストレスとまではいかなかった。もっとも、作品評価で一番問題視されているロード周りや移動周り、戦闘がなかったからかもしれない。
以下、ややネタバレ注意。
どう考えても、これは山ちゃんゲーでした。それくらいアルベド@山ちゃんの演技はガチだった。1のどうしようもない変態ぶりはわずかにしろなりを潜めていたものの、ダークヒーローとしての存在感を十分に発揮していました。
そしてラストで明らかになるアルベドの行動理念が何とも言えず侘しい。
多分、ウドゥに接触したにも関わらずあっさりとJrに倒されてしまったのは、元々アルベドがそれを望んでいたからなのでしょう。U.R.T.V.であるJrはウドゥに接触した存在に反応し滅ぼさざるを得ない、そのことを期待してアルベドはウドゥを求め焦がれてきた――半身に、死なぬ身を殺してもらうために。
切なくも、とんてもなく病んだ事情――でもそれがゆえ、ヴィルヘルムの言うとおり、彼の意志の輝きは素晴らしく、心を打ったのでしょう。
そんなJrとアルベドの物語を描ききったということについては、素直になれないにしても評価はできるなと思いました。
――。
さて、これでエピソード3『ツァラトゥストラはかく語りき』に進む準備が整いました。時期的にそろそろ廉価版で発売されそうな予感がするので、気を待ちつつ気を張りつつ、期が熟したら3もプレイしようと思います。
コメント
ほほう。
ゼノサーガは1しかプレイしていないので、なかなかに興味深いレビューでした。そうか、アルベドが……
2以降はモモたんが成長しているのであんま興味湧かなかったんです。モモたんはどうだったのか、スク水とかパンチラとかそのあたりはどうだったのか、非常に気になるところであります。
とりあえず他の評価を見る限りではゼノサーガは回を重ねるごとに主人公のクソメガネが腹立たしい存在になっていくというのを見たことがあり、1より腹立たしいんじゃとても耐えられないと躊躇している次第です。ウザイんだよあのメガネ。
アルベドは1だと本当に人格破綻者なんですけど、2になるとバックボーンが分かってきて破綻なりに共感できる人物だと分かるんですよ。あくまで破綻の上に気付きあげられているので、あのキャラについていけないという人には辛いかもしれませんが。
>モモ
育ち、かつ邪神の影響を受けてリアル化という局所事象変異に巻き込まれていました。1にも増して良い子なんですけどねえ、彼女は。
>クソメガネ
あー、それは概ね正解。
1のエンジニアらしからぬ直情思考も何気に鬱陶しいのですが、2では加えてTPOを弁えぬヒステリーに独善行動に……と、1より5割増で腹立たしかった。0083のニナ・パープルトンを彷彿とさせるウザさでした。
多分ゼノ2は、自分でプレイするとプレイを見るとじゃ不快感とか不愉快さとかが全然違ってくると思うんですよ。や、プレイ動画がどんなものかわからないんですが、遅いロードとシャバい戦闘画面&システムで、子供の悲鳴とともに始まるバトルを3時間延々とやらされる苦痛は、少しくらいは緩和されてると考えます。しかもその苦闘に待っているストーリーまでがアレなので、まさにファックです。僕も動画でのファイトにしとけばよかった……。羨ましいです、色々と。
僕は逆にアルベド関連は全然駄目だったんですよ。その理由の8割くらいはキルシュバッサーにも肯定されていることですけども。心根がいいからレイプOKてのは、もはやクラーザーさんに犯してもらうしかないな、とかなんとか思ってしまったのです。アルベド、それにしても趣味が悪すぎると思うのですよ。
ともあれアルベド関連の話は3でも続くので、僕としてはそっちをメインにしたいところです。仮面さんの2の評価できる部分がなくなってしまいそうなのがアレですけども。3はそれを含めバージル、メガネ、コスモスなどの面子にも決着がつくので、結構楽しめると思いますよ。あとメガネに関して、ちょっとは溜飲を下げられる場面があるはずなので、それもあわせてどうぞ。
もう毎回ですが、長文で失礼しました。しかも2回にわかれちゃって、本当にごめんなさい……。
>子供の悲鳴とともに始まるバトル
そんな仕様なのか……システムの悪さと加わると胸焼けを起こしそうだ……。
ちなみに私の観た動画は雑魚戦カットだったので、そのようなノイズは一切ありませんでした。それでもきつい部分は色々あったので、実際プレイされた相沢さんは本当に辛かったのだと察します。本当にお疲れ様でした。
>アルベド
確かに、あの人は過程がアレ過ぎたからなあ……山ちゃんマジ外道でしたからね。私はU.R.T.V.の過去話で少しぐっと来るものがあったから、最後で一応納得できるものはあったんですけど、やっぱ駄目っていいたくなるのも分かります。
続きです。
>3
あー、じゃあやっぱ最後に出てきた白い外套は……なんか凄いすっきり成仏した気がするのになあ(笑)
バージルが何で青い外套になったのかはEP1からずっと疑問だったので、決着が着くという話には安心です。赤い外套は……ヴィルヘルムとの絡みから凡その正体は察していますが、3のシオンはビッチという評判を聞いているので、アレン君カワイソスな展開になったりしないかちょっとだけ心配です。