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約一年ぶりの辻村分補給。作者のデビュー作『冷たい校舎の時は止まる』からのスピンオフということなんですけど、ラストに本編とのリンクが仄めかされているなとは分かるんですけど、実は殆ど覚えていなかったり。
でも何ら問題ないというか、独立した良質な三編として十分過ぎるほど通用する内容でした。特に表題作、大人子供双方の理由からなる二重の圧迫感を一気に打ち払う、彼の演説の場面が白眉。私は虐められて学生時代を過ごした人間だから、余計にクるものがありました。あんなことを言ってくれる友人を作ることができていたならばとしみじみ感じました。いや、本当ぶるっと胸が震えましたものね。
この話に限らず、十代の微妙で細やかな心理を描かせたらやはり抜群に上手いです。しかも悩み苦しむことの辛さだけでなく、いつかそこを抜けられるという希望をきちんと書いている辺りが良い意味で作者らしいなと思います。そのために非常に読後感良く、感慨深く本を閉じることのできる良作でした。
コメント
一月遅れのあけおめでございます。
何となく眺めにきました。お元気そうでなんとも言えず嬉しいです。
最近は教えていただいた東方ネタもそれなりに齧れるようにはなりました。とはいえ、実際に遊んだのはひそー天だけですが。シューティングは横専門なので。
まぁそんなこんなで、頑張れ超頑張れ。
挨拶以外これといって意図はないです。
激しくお邪魔しましたー。
返事が遅れてすいません。この記事を書いた段階では元気だったのですが、それから酷い風邪を引いてしまいまして。表のブログを回る気力すらありませんでした。そんなわけで非常に今更ですが、新年おめでとうございます。
東方系は撃てる人曰く、STGでは簡単なほうらしいので縦横問わずSTGをプレイしたことがあるなら、少し練習したらできるようになるようです。そうでなくても、Normalまでならばいずれクリアできると思います。STG音痴の私が言うのだから間違い在りません。
頑張るというのは……やっぱ創作系で色々と形に残す方向で頑張っていきたいですね。お互い、ぺちぺちとやっていきましょう。