もっと撃てるようになりたい。
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そんなわけで現在、紅魔郷のHARDに挑戦する日々を続けています。一番難しい(とされている)紅をHARDで抜けられれば他作品でも概ね同難易度で抜けられるようになるだろうとの目論見を込めてのことですが、安易な考えからの挑戦であり、悲しいほど上手くいきません。一度だけ紅色の幻想郷までいけたのですが、ボムないところに紅い弾が避けられない密度で飛び込んできて終了です。レッドマジックといい紅弾がたまに、明らかに殺しに来る密度で迫ってくるのは本当に勘弁して欲しいものです。
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フランク・シェッツィング『黒のトイフィル(上・下)』をようやく読み終え。間に何冊か浮気したこと、上巻の立ち上がりが非常に遅くて読むのにかなり難儀したことを入れても、遅いにも程がある。
半分を超えたところでようやく話が動き出し、そこからは丹念に描かれた中世の町並みに蠢く、陰謀とサスペンスが面白くなっていくのだけれど、その後も語りのバランスが悪くて、中世史に無知なことを差し引いても上手く物語に没入できませんでした。情報の開陳、伏線の取捨選択などもやや甘目。Yrrが二倍近い尺にも関わらず、その辺が素晴らしく上手かったのに比べると。水準以上ではあるんですけどYrrと同等のものを求めるのは少し酷かもしれません。
続いて貴志祐介『新世界より』を読み始めたんですけど、これがべらぼうに面白くて読む手が止まらない状態。今日は何とか我慢するとして週末来る前に読み切ってしまいそうです。