他者は、異者である

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面白いと感じた作品について述べているときに、それつまらなかったとだけ言われるのは実に興ざめなのですが、その逆でつまらなかった作品について述べているときに、それ面白かったのにとだけ言われるのも大概、鼻白むものです。

これがきちんと言葉を尽くしての反論ならば逆に、諸手を挙げて歓迎するのですが。他者とのものの感じ方の違いを知ることができるのは、ほぼどんな場合であれ、興味深いものですから。例え、私が心から愛する作品を貶されたとしても、きちんと己の意見を述べているならば、私は『それも良し』と受け入れることができます。その逆も然り。

言葉を尽くすことが大事なんですよね。かくいう私も、特に気に入らなかった作品についてしばしば言葉を省略してしまうことがあるので、気をつけなければいけないと思っています。

仁木英之『胡蝶の失くしもの』読み終え。連作短編の割に一冊の中で全く纏まっていないのが前巻に引き続き少しばかり気になったのだけれど、飄々とした筆致で綴られる旅の光景や、僕僕を中心とする喋々喃々としたやり取りは相変わらず読んでいてとても楽しい。話の展開からすると、次巻は苗国が舞台になるのかな?

そして恥ずかしながら、苗国が現代でいうどこを差すのか分からなかったのでした。Google先生で調べてみても見つからないのだけれど、発音からしてミャンマーのことなのかしらん。

初めて魔理沙B装備でPhを打開出来た。しかしそれでも道中が安定しない。光速が速いと仮面の男さんはどうにも太刀打ちできない。そしておりんりんには切なる自重を促したい所存。

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コメント

  1. ひで山 より:

    拙著読んで下さってありがとうございます!
    僕僕シリーズに関しては、これからも茫洋とした旅を書き続けていけたらと思っていますが、もっとまとめんかいというご指摘もごもっとも。
    苗人が住んでいるのは湖南から貴州、雲南にかけてとイメージして下さると吉であります。

  2. 仮面の男 より:

    亀レス申し訳ありません!
    最近、表の日記を見る機会がなく今日まで見過ごしてました。ごめんなさい。

    日記にも書きましたが、僕僕先生のシリーズはとりとめもなく旅してる姿を見てるだけでとても楽しいんですよ。まとまりを求めるのは私がミステリ読みだからなのだと思います。良い癖なのか、悪い癖なのか……。

    あと、苗国についてのコメントありがとうございました。後から地図で確認してみます。

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